2022/10/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム街」にルコルスさんが現れました。
■ルコルス > 「ここも変わんねぇなぁ、臭くて汚くて。
住んでるやつらは陰気と来てる。
俺みたいに抜け出すきっかけがないとずるずるここに居続けることになっから、早く抜け出せて良かったぜ」
(貧民地区でも特に治安の悪いスラム街。
たまに迷い込む平民がいたり、極ごく稀に富裕地区の貴族が迷い込む場所を、腰にショートソードを差しただけの軽装で歩いている。
目的はここにいる浮浪児達への食糧の差し入れで、その理由はもちろん慈善事業ではない。
自分が行う犯罪行為の手伝いをさせるために餌付けをしているだけのことで)
「じろじろ見てるんじゃねーよ、お前らにやるもんはねぇんだからな」
(背負っている袋を卑しい目で見てくる住民には腰に差したショートソードを見せつけて脅し、目的地である浮浪児達が根城にしている廃屋へと進んでいく。
スラム街に住む浮浪児達だけに、そのバイタリティは強く、自分の手足として使うには便利な為、それなりに大事にしてはいる。
ただし、切り捨てるときはいつでも切り捨てるつもりだが)
■ルコルス > 「もう少し、っと……着いた着いた。
おーい、ガキども、飯を持ってきてやったぞー」
(ぼろぼろながらも雨露を凌げる程度には原型の残っている廃屋、その中へ声を掛けながら入る。
中にはぼろ布をまとった男児が十人程度いて、わらわらと腹減ったと言いながら近づいてくる)
「ほら、配るから並べ。
俺に感謝しながら食べるんだぞ。
食い終わったらこれに着替えろよ」
(背負い袋から硬いパン、干し肉、綺麗な水を取り出して配る。
配り終え、食べているのを横目にぼろくなってはいるものの、浮浪児達が着ているものよりマシな服や下着を出していき、食べ終えたら着替えるように指示をする)
■ルコルス > 「それじゃあ、俺は帰るけど仕事があるときに呼び出したらちゃんと来るんだぞ?
そしたら、また水と食料と着るものを持ってきてやるからな。
死ぬんじゃないぞー」
(食事を終え、服を着替えたのを確認してから自分は今日は帰ると伝える。
自分の言うことを聞いてる限りはこうして食料や服、綺麗な水を持ってきてやる、と言って、そしていつ死んでもおかしくないスラムで頑張って生きろと言う意味を込めて死ぬなと。
そして軽くなった背負い袋を肩にかけ、スラム街を勝手知ったる若庭とばかりに歩いて立ち去っていった。
取り敢えず匂いを落としに大衆浴場なりに行ってから、宿に戻ることにして貧民地区を抜けていく)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム街」からルコルスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にロイスさんが現れました。
■ロイス > 貧民地区の街中を、緑のマントを着た冒険者が歩いている。
周囲に視線を巡らせながらも、しかし隙のない歩き方。
貧民地区に慣れた人間の、歩き方だ。
「(理由なく人を疑うのは気分良くないけど、此処に来るときばかりは持論を棚上げにすべきだからね)」
定期的にギルドに出てくる、貧民地区の行方不明者の捜索依頼。
今日はその為の聞き込み調査だ。
今回は、情報の質はとりあえず置いといて、量を稼ぐつもりだ。
「さて、誰に聞き込みをしようか……?」
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアイバーニアさんが現れました。
■アイバーニア > 「……」
(辺りをキョロキョロしながら、背中に豪奢な杖を背負って、両手に分厚い本を抱えて歩く小柄な少女の姿。)
「………たまには街を眺めるのもね……人間の街は十年とかですぐ様変わりするから……」
(ポツリとこぼす独り言。基本的にこの国に来てからさっさと郊外に家を買って引きこもって魔導書の解析やらをしているせいか、いまいち道がわかってなくて迷ったとか独りなのに認めない)