2020/07/17 のログ
エレイ > その後何があったかは、当人たちだけが知ることで──。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にジーゴ(番号215642)さんが現れました。
ジーゴ(番号215642) > 人影の少ない日の暮れた裏通り。廃墟にみえる建物が並ぶその場所をふらついている少年。廃墟にみえる建物でも、そのなかに息を潜めて暮らしているヒトたちがいることは多いから、できるだけ目立たないように。
それでも、壁に身を預けてようやく立っているその姿はどうしても人目を引くだろう。

「きもちわる…」
世界が回っているのか、自分が回っているのか定かではない。なんで自分がここにいるのかもわからないし、ここがどこかもよくわからない。
ただ、壁に全身を預けて立っているのだけが精一杯だった。

ジーゴ(番号215642) > 酒?クスリ?媚薬?
それとも何かの病気?
暑い?寒い?

「なにこれ…」
寒くてガタガタと体が震えるような
暑くて服を脱ぎ捨ててしまいたいような
矛盾する感覚に襲われる。

たまりかねて、貧民街の石畳の上にへたりこむ。
平衡感覚がおかしくて、地面にめり込みそうな感覚を覚える。
石畳の冷たさが痛い。
肩で息をして、体の違和感をなんとか整えようと思うけれど。
頭はやけに重く、重心はぐらつくばかりだ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にジーゴ(番号215642)さんが現れました。
ジーゴ(番号215642) > 「はッ…はッ……」
あつい…あつい…
襲ってくるたくさんの感覚の中でも、体が最終的に受けとることにしたのは快感らしい。
徐々に息が上がることが自分でもわかる。
暑い…というよりも熱い。
体の中の血がたぎるようだ。

「ひやんッ」
自分の膝を抱いて座り込んでいたはずなのに
自分が自分に触れている刺激さえ、敏感に快楽を感じ取ってしまって。
熱が体の中心に集まってくる感覚を覚える。
外だからという躊躇いと、高ぶる躯との間で、素直に欲望に従って。
ズボンの前ボタンを外すと、昂ぶりを手に上下を始めて。
呼吸の合間に漏らす息は小さくも甘い。