2019/10/07 のログ
■ゴッツ > 「お、おお、ゆっくり、ゆっくりでいいから、話してみな」
男も平静を装っているけれど…どうにも頭に靄がかかったような心地だ。
なんとか女が言葉を発そうとするのを待っている状況だったが。
「――――っ!、ぶっ壊れるかもしれねーぞ。こんな場所で、そんなこと、言ったらな」
女の言葉に、一瞬息が止まる。
心臓が先程よりも早鐘を打ち、とろん、と蕩けた女の垂れ眼と見つめあってしまい。
男の手が、自分のものではないように、その女の豊かな乳に伸びていき。
力仕事ばかりしているせいか、非常に厳つく、大きな手で…加減などできず、強くその胸を揉む。
「こんな、身体で、自分でシて、男を、待ってたのか…!」
優しい性格とはいえ、彼も男である。
魅了の魔力に深く囚われれば、最早目の前の女体を貪ることしか考えられず。
お返しとばかりに、未だ片手で胸を揉みながら、空いた手で自分のズボンを降ろし、下着も脱ぎ捨てて。
体格と見合い、仕事を終えたばかりでむわりと雄臭漂うその象徴を見せつけてしまう。
■イルミ > 「あッ……!ぁ、ぁあっ……!」
今は本能が勝っているとはいえ、本来は臆病でしかも男性恐怖症。相手のいかにも男らしい大きな手に捕まってしまい、悲鳴とまではいかないまでも、怯えた声が漏れてしまった。
……が、そこまでだった。飢えたサキュバスの身体は、すぐにその「男らしさ」を歓迎して、強く揉まれた乳房からは衝撃のように全身に快感が伝播する。
「ふぁぁあっ、あ、あっ……はぃ、私っ……私、あなたみたいな人を、待ってたんです、私っ……」
このオスは自分を犯してくれる。その期待から、媚びるようにねっとりとした視線で見つめる。両手が、一瞬だけためらってから雄々しい彼のモノに添えられて、煽り立てるようにしごき始める。その先端を、失禁したかのように濡れてしまっている秘所に導こうとするように。
■ゴッツ > 「――――――!」
一瞬だけ、怖がるような相手に優しい性根が刺激されるが…
それもすぐにまた、かき消される。
びきびきとモノを反り返らせ、男の息が荒くなっていく。
人間としてはかなり大きく、娼婦も怖がるようなソレだが、相手が怖がる様子もなく。
「怖くねえのか、っ、もう、どうなっても、知らね、ぞ…っ」
待っていたと、言葉を肯定され。
更に、扱かれながら秘所に誘導されれば。
ここでこのメスを食わなければオスの名折れだと本能が叫び。
メスの腰を片手で掴み、片手で男根の角度を調整する。
焦りによって何度か秘所を掠めながら滑りつつも、ようやく先端が入り込み。
「―――――ォ…っ」
小さな叫びをあげながら、そのまま一気に腰を押し進める。
自分の中に湧き上がってきた欲望を解消するための、いたわりも何もない挿入。
耐えられず、そのまま一度引き抜き、また押し込み。相手がどうなっているかも意識せず、ピストンを始めてしまう。
■イルミ > 「はぁっ、はぁ……来て……くださいっ……」
彼のそれの大きさに、『もしかしたら痛いかも』くらいの考えはよぎっていたのだけど、もはやそれで躊躇うような段階ではなかった……たぶん、お互いに。だから、それを受け入れないという選択はもはやありえなくて、
「はあっ、ぁ……んっ……くぅ、ん、ぁぁぁあっ……!」
体の中を全部占領されるような、そんな感覚を覚えるほど大きなモノが、中に入ってくる。子供のように目をまんまるく開いて、しかし瞳はとろけたまま、
「ひっ、ひゃあぅ、ぁ、あっ、あっ、あ……」
小刻みに息を吐くような奇妙な喘ぎは、もはや全く余裕がなく、快感と衝撃に支配されてしまっていることの証だった。
■ゴッツ > 相手の艶やかな声に、彼ももう我慢できず。
脈打つモノをそのまま押し込み、引き抜いていく。
高い段差となったカリ首は膣内を削り、長大なモノは容易に小さな女の奥まで届くだろう。
「っ、ぁ…、ダメ、だ。もたねぇ…、ぐっ…!」
彼の意識としては初めての性交。
それに、仕事続きで溜まっていたこともあり。
限界は早い。血管が男根に浮き上がり、膨らんで。
まずは一度…脈動のようにどくん、っと…女の中に注ぎ込み始める。
「くっそ、出てんのに、止まれねえ…っ。なんだ、お前…!」
ただ、魅了に支配されている故、一度注ぎ込んだ程度では止まらない。
ピストンは続けたまま、出した精を女の中に塗り付けるように動きが大きく、早くなっていく。
段々と、男は膂力を利用して、段々と女を持ち上げていく。より深く、より自分の思い通りに性交するために。
■イルミ > 「あっ、あっ、ぁ……ふぁぁぁあっ……!」
サキュバスの本能として……普通の人間の女でもある程度はそうかもしれないけれど……相手の欲望が強ければ強いほど、つまり、求められれば求められるほど、より興奮し、より艶かしく、より多くの精を吐き出させようとする。膣内は、既に限界近くまで拡張されつつあるように見えるのに、それでもなお彼のモノに絡み付き、締め付けて、
「んんんぅっ!ぁ、はぁっ、ぁ、あっ……好きっ、好き……もっと、もっと、してぇ……!」
与えられる快感が好きなのか、雄々しく子宮を叩くペニスが好きなのか、注ぎ込まれる精液が好きなのか、目の前の男を愛しているのか。サキュバスにとってはどれでも同じことと言うように、がむしゃらに求愛し、快感を与え、また受け取っていく。
■ゴッツ > 「っ、う、ぉ…、絡みついて…っ、腰が、勝手に…!」
息を荒げながら、絡みついてくる膣肉を押し返すように腰を打ち付ける。
その声に、魅了の魔法に、サキュバスらしい、貪欲な膣内に囚われ。
腰を基点に、女の体を持ち上げれば…壁に押し付けながら、好き勝手に女の体を揺らし始める。
与えられた快楽は大きく、もっと欲しくなる甘美さで。
寄越せ寄越せと、強請るように女の体を上下させ、快感を貪る。
「ああ、く、…っ、もっとしてやる…、後で文句言うなよ…!……っ」
最早道具のように女を使い始め。
持ち上げたことによって近くに来たその蕩けた顔に、自分の口を近づけていく。
ねっとりとした、興奮の吐息を浴びせかけながら、女の唇を奪おうとし。
上下の口をどちらも塞ぎながら…二発目。
先程よりも多いのではないかと思うほどの、どろりとした精を女の奥底にぶちまける。
■イルミ > 「ふうっ、ん、んんっ、ん、ぅ……!」
キスをされながら、イルミは以前から抱いていた考えを思い出した。『もし娼婦をやれたらどんなに楽か』、と。それは、男性恐怖症で口下手な自分にはそんな仕事ができるわけがない、と遠ざけていた願望でもあったのだが、娼婦ではなく肉人形というなら自分にとっても天職なのかもしれない……と、まるでモノのように扱われて、しかしその快感と居心地のよさを感じながら、そう思った。しかし、
「ぁぁあっ!ぁ、あっ、んっ、ぁ……!!」
二度目の、大量の射精を受け止めながら、ビクビクと全身を快楽に震わせてみせるその姿は、おそらく人形には出来ないものだろう。大袈裟にすら見える痙攣に、大きな乳房がプルンプルンとはずむ。
■ゴッツ > 二度も出したというのに、未だ萎えない男根。
いくら注ぎ込んでも、その声と、震える乳房が、男を惑わせる。
「そりゃ、そうか。こんな、乳してたら…男を誘いたくもなるよな…っ、娼婦か?
娼婦にしても、淫乱すぎるだろ…!」
二度目の射精を終えた後、壁から離れ…
貧民地区の地面に、女を寝かせつつ、覆いかぶさろう。
こうなったら、収まるまで責任を取ってもらおうと。
繋がったまま…先程から視界で揺れる二つの乳房を寄せ、柔らかく潰す。
大きな手で包むようにぐにぐにと揉み、指が沈む感触を楽しみ。
「ほ、らよ…っ、こうして欲しかったんだろ。ただの道具みたいに、よぉ…!」
口が勝手に乱暴な言葉を紡ぐ。
サキュバスを喜ばせるため、ひたすらに腰を打ち付け続ける。
ぬるぬると絡みついてくる膣肉を堪能し…時折ぴたりと動きを止め、最奥を亀頭でこね回す。
■イルミ > 「はぁっ、ぁぁ、あっ、あぅ、あ……あんっ!」
地面に押し倒され、押さえつけられて、身動きがとれないことに不安を覚えたのは一瞬だけ。すぐに、全身をオスと密着させられている状況に高ぶりさえ覚えるようになる。自分から抱きついたり、頬擦りしたくなるのを我慢したのは、それでは彼が腰を振りづらいだろうと思ったからで、
「あんっ!あっ、あっ、ぁ、はいっ……いっぱい、使ってくださいっ……私の体、おもちゃ、みたいに……~~~っ……!!!」
強く締め付けても、絡み付いても力強く押し戻してくれる固いモノが、グリグリと一番奥に押し当てられると、ますます快感と愛情が掻き立てられる。ずっとセックスしていたい、と心から思ってしまうほど、イルミは彼のペニスに『恋』をしていた。
■ゴッツ > 彼自身も知らないが、その血には魔獣の血が混ざっている。
その荒々しさを少し解放したように腰を振り続ける。
動きの中で、彼は気づいていく。少し我慢した方が、より気持ちよくなれる、と。
「――――っ、ぐ…、この…っ、こんだけヤっても、ねだってきやがる…!奥が、好きなのか…!」
いくら押し返しても、また強く絡みつき、締め付けてくる膣肉に、彼も翻弄され、虜になっていく。
そのおねだりに負けないよう、自身の体重で押しつぶす勢いで抽挿を繰り返しつつも。
下腹部に力を入れ、最大限、その精を溜めこむ。
彼の精力が、どんどんとペニスに集まり。最高の射精をしようとその濃さを増していく。
「は、ぁ…、はあ…!、でけぇの、来てんな…、っ、ぶちまけるぞ…!」
彼自身もそれを自覚し…我慢していることによって更に太さと力強さを増した男根を押し付け。
そのまま、胸から手を放し。代わりに、更に強く密着する。女の体の前面が男臭さに包まれ。
女が懸念した通り、腰は細かにしか動けなくなるが。
奥を小突く間隔は短くなる。反応が良かったその最奥を、ひたすら虐め。
抱きしめる力も強くなり…このメスを自分のものにする、というオスの欲望を叩きつけていく。
■イルミ > 「ぁああっ!好きっ!好きです、奥っ、ん、んんんっ……!!」
サキュバスの子宮には、精を魔力に変換する器官がある。だから、ペニスや精液を奥に奥にと誘導する本能があるのはごく当然の道理なのだけど、あまりにも飢えていた時に、あまりに激しいセックスをして、しかも快感と愛情がないまぜになっている今、この落ちこぼれのサキュバスは、自分が栄養としての精を求めているのか、快感を求めているのか、愛情を……子供を求めているのか、自分でもわからなくなっていて、
「ぁぁっ!あっ、あっ、ぁ、ぁ……きてっ!お願い、お願いしますっ、いちばん、一番奥にきてくださぃいっ……!」
三種類の本能が重なりあっている子宮は、三倍の締め付けと、三倍の快感で、射精を待ち受けるように吸い付き続けていた。
■ゴッツ > 「ここまで、受け入れられたのは、初めて、だ…っ、っ――、もう、我慢できねえ…!」
どれだけ乱暴に押し込み、子宮を潰す感覚があっても。
最初以外、苦しそうな顔や、嫌がるような顔を浮かべない相手。
細かい動きが、更に間隔を短くしていき、溜まった精を放出するタイミングが近いことを知らせ。
再び、男の顔が近づき…その艶のある鳴き声も自分のものにしようと、自分の体で女を地面に縫い留めつつ、深いキスを落とす。
そんな中与えられる三倍の快楽に、最早耐えられるはずもなく。
…男根がぶくりと膨らみ、一瞬だけ、奥を小突き上げていた動きが止まり、最奥に密着して…
「―――――――――――っ!!」
強く体を押し付けながらの、ため込んだ精の放出。
出しながらももっと奥へと注ぎ込みたがっているように腰を打ち付け。
二度目までとはまた味わいの違う、濃厚な精をたっぷりと注ぎ込んでいく。
「―――……、は、は…ぁ……、ふ、ぅ…ぅ…―――っ」
脈動はしばらく収まることなく…サキュバスの子宮へと精を飲み込ませていく。
その間も、強く抱きしめたまま…絶対に逃がさないと、力強く、言外に宣言し続けている。
■イルミ > 「ふぁあぅ、ぁ、あ、あっ……ぁ……ん……」
もはや、キスをされるのにも抵抗がないどころか、自分からその唇を迎え入れすらする。曲がりなりにも、最初は怖がっていたのに……というより、そこで彼の性根の優しさを見たからこそ、こうしてここまで全面的に受け入れられたのかもしれないけれど、
「ん、んん、んっ、ん……っ、ふ、ぅ……っ……!!!!」
自分にも、相手にも、三倍の快感が伝わっていく。キスはその『欲望の混同』をますます助長して、子宮に暑いものが直接注ぎ込まれるのを、膣内は、まるで搾り上げるようにして助けていく。まさに、サキュバスの身体は『男を喜ばせる』という本懐を余すことなく達成していて、
「……はぁっ、ぁ、はあ、はあっ、ぁ……」
それが済んだあとの、イルミの吐息は、もう『サキュバス』ではなく『引っ込み思案な魔女』のそれに戻っていた。……が、しかし、膣内も、両腕も、離すまいと彼の身体(モノ)にしがみついたままだった。
■ゴッツ > 口づけをしたまま、オスの本能を十分に満たす射精。
それを一滴も逃さず、逃させず…互いに快楽を貪りあう。
男を喜ばせるための体を、そうとは知らず、男は堪能していく。
「っ…そうか。まだ、足りないか。けど…」
離すまいと、体の内と外で抱きしめられる。
放精直後の…少し冷めた頭で考えるも。下半身は未だ、女の膣内に楔を打ったまま…
硬さも変わらず、存在感を示している。
「俺の家、来い、よ…、俺もまだ…足りないからよ…」
名前も知らず、ただ偶然会っただけだが。
彼もまた、この女を放したくないという本能に駆られ。
その口から、答えを求めるように、少し強く男根を打ち付ける。
それはまだ、このメスを味わいきっていないと。もっと食わせろという欲望の発露。
大きく達したにも関わらず…未だその男根からは、見た目や感覚上の硬さだけではなく。
サキュバスが好む、オスの濃厚な精もまた、衰えを見せずに蓄えられている気配を放ち。
■イルミ > 「はぁっ、ぁは、ぁ、ぁぁ……」
もうとっくに、『飢え』は収まっている。これ以上この男についていく理由はない。……そう考えるのが普通だ、と頭の中では思う。しかし、どうしても今のイルミにはそうは思えない。
『別についていかなくてもいい』のに、『どうしてもついていきたい』としか思えない。もっと彼のことが知りたい。もっと彼に触れていたい。もっと彼とセックスしたい。なぜそう思うのかもわからないまま、しかし、
「ふぁぁぁんっ……!……は、ぃ……行きます……もっと……いろいろ、教えてください……」
子宮を叩かれると、それでスイッチが入ったように目がとろけて、甘えるように彼に媚びた。
今の自分がサキュバスなのか娼婦なのか魔女なのか、自分でも全く見当がつかなくて、しかし、『別にいいや』とイルミは思った。
■ゴッツ > 「ああ。…なんでか、まだまだ足りなくて、な。
体力には自信があるからよ。…もっとその体、食わせてくれ」
言った男は、赤子を抱くように女の体を繋がったまま抱き上げ。
脚を自分の体にひっかけるように指示しながら、服を拾い…
一瞬たりとも、その魅惑の膣内から男根を抜きたくないと言わんばかりに。
繋がったまま、歩き出す。貧民地区の端、誰にも邪魔されない自分の家へと。
優しく、そして激しく。
互いを求めあう夜は、まだ始まったばかり。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイルミさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からゴッツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」に紫さんが現れました。
■紫 > (王都の貧民地区のとある酒場の一角・・・一つの机を5人程の集団が囲んでいた。一人は顔に傷を作った筋肉質の男。一人は眼鏡をかけた魔術師風の男。一人は仕事帰りの大工という風体でもう一人は頭にバンダナを巻いた船乗り、という風体。そして、最後の一人は、そんな男達に混じって紅一点としてその卓に混じっていた。肩で切りそろえられたサラサラと揺れる紫色の髪に着崩した着物から覗く桃色の肌。幼い顔つきながら、盃を傾け酒を嗜む様子はそれが当然のように馴染んでいる・・・そんな少女だ。
誰も彼もが真面目な顔つきで一触即発という空気で卓を囲んでいて)
・・・5。
(少女のその一言を皮切りに他の男達も叫ぶ。 7! 10! 4! 9! と、それぞれがてんでばらばらの数字を叫んだ後、卓の中央に置かれていた筒が酒場の主人の手によって取り除かれる。その中より現れたは2つの賽。 そして示す数字は・・・5、である。)
ふふ、紫の勝ちやね?
(そう宣言し、他の男達はうなだれる。 ・・・真面目な顔をしていたが、要は賭け事だ。
今行っていたのはマスターが振った賽の目がいくつであるか予想し、最も近い数字を言い当てたものが勝ち、という単純なもの。 チップ代わりに机に置かれたメダルをそそそ、と自分の近くに寄せていれば、周囲からは嘆きの声が聞こえる。
「んだよ、また紫か。マスター、イカサマとかしてるんじゃねぇだろうな?」 「やべぇ、やべぇ・・・紫のやつ、すっげぇ飲むんだよな・・・」 「次だ!次こそ勝つ・・・!」 という声が。
――ルールは単純。今夜一番負けた人が今晩の酒代奢り、というルールである。 それから、それだけだとつまらないのでおまけにもうひとつ・・・)
そうやねぇ、3番、服一枚脱ご?
(そんな、命令を下す。そうすれば、男の脱衣とか誰得だよ・・・、というぼやきを男達がするが 紫が得する、と答えにまにまと笑みを浮かべながら男達が抽選をするのを見守ろう。 ・・・要するに賭けで王様を決める王様ゲームだ。
・・・なお、3番は魔術師風の男で、紫はぶすー、とつまらなそうに唇を尖らせたという。
そんなこんなで賭けは続いていく。最初は3人で始めたゲームであるが、今はなぜか5人に増えた。飛び入りも歓迎の様子でゲームを続けていく・・・。)
■紫 > (男共の集団の中に女一人で混じり、危機感はないのか。そう問う輩もいるだろう。 けれど、そう問われたのならばこう返そう。 ・・・それも一興やない? と。
別に、そういう展開であったって嫌いじゃないし、酒の席だ。そういう間違いも笑って許せる器もある。それに・・・男共があわよくば、を狙って必死に挑むその姿は愛らしい。それをのらりくらいと躱しても楽しいし、うっかり負けてしまったとしてもまぁ・・・そういう展開も好きやよ、紫は。
盃を傾け、再び賭けに興じる酒飲みの鬼が一匹、遊興にたわむれる。ふわぁ、と吐き出される酒気は酒の匂いと女の匂いが混ざり合って、男共を惑わしていくだろう。)
どうせなら紫は、あんたはんの裸見たかったわぁ。
くるり、くるりと手元に置いた煙管を手の中で回して、ぴ、と筋肉質の男を指差す。 服を剥いでおいてひどい言い草だ・・・ と男達は言うけれど、少女はからからと笑うだけである。 ・・・男の裸を見るならば、やっぱり筋肉質な男の方が目の保養になる。美少年もいいけれど、残念ながら魔術師の彼はそういうタイプではない。
・・・さぁさ、剥ぐも一興。剥がれるも一興。観客、乱入おおいに歓迎。心ゆくまでこの賭けを楽しみましょう? )
ご案内:「王都マグメール 貧民地区酒場」にリアさんが現れました。