2018/10/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」にディーンさんが現れました。
■ディーン > 夜中こそ賑わう安酒場。調子を外した歌やら、ちょっとしたケンカやら……貧民地区なら、どこででも見られる光景だ。
ふと、開かれた入り口に視線が集まった……灯りをさえぎるほどの大男。大きな荷物を抱えて、のし、のし、とカウンターへ向かって行く。
中には、その顔に気づくものもいるかもしれない。獣殺しの異名を取る、若き傭兵だ。
「あー……酒を売ってくれ。いや……瓶で欲しい。その、なんだ。……持って帰るから」
ところが、口を開けばのろのろとしたしゃべり方に、話す内容もどこかのんびりしたもの。
……本人からすれば、これでも精一杯感情が波立たないように話しているつもりだ。
ただでさえ呪いで感情的になりやすいのに、酒が入ろうものなら自分で自分がどうなるやらわかったものではない。
だから、飲むときは必ずひとりで、と決めているのである。
「ああ。……いや、そんなには……しない、だろう。もっと……安いはずだ」
ところが、有名人と見た酒場の店主は、ふっかけようとしているらしい。
たまの買い出しを終えたところで、懐は心許ない。ふだん通りの値段で売ってくれ、と伝えるのにも、この男にとっては苦労が伴うようだ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」にチヅルさんが現れました。
■チヅル > 普段のそれとはまた違うざわつきを見せる酒場。
たまたま通りがかり、一杯ひっかけようかと店に入れば聞こえたのは口論の様子。
どうやら、不当な値上げをする店主とそれに抗議する客のようだ。
(阿漕な真似をするなぁ、定価の倍はするじゃないか・・・)
面倒ごとになるのは御免と空気を決め込もうとした矢先に聞こえた金額は、
確かに男が抗議するのも無理もない――下手をすればもう1、2ランク上の酒のような、そんな金額。
気が付けば立ち上がり、男と店主の間に割って入るような立ち位置に居た。
しまった、とは思ったが開き直り。
「おじさん、流石にその値段は酷過ぎるんじゃないかな。素人でもそんなにしないのは分かるよ。
あんまり客を粗末に扱ったら罰が当たると思うんだけど?」
落ち着いた、しかし重みのある声音で店主を見遣る。
人形のような大きな瞳、その双眸が射抜くように見つめる。
■ディーン > 「いや、しかし……」
腕力に物を言わせるなり、力を込めてすごむなり……普通の男なら、なんとでもできたのだろうけど。
自分の場合、そんなことをすれば手が着けられないことになりかねない。かといってカネがあるわけでもなし、困り果てていたところ。
横手から思いがけず入った救いの声。店主はその迫力に圧されたのか、もとよりからかうだけのつもりだったのか、とにかくすぐに値下げに応じてくれた。
「あー……その。ありがとう」
背が高いが、女性……だろう。長い髪を眺めて、しばらく驚いたような、呆けたような表情を向けていたが、ふと気づいたように礼の言葉を述べる。
押しつけられるように渡された酒瓶を手にしながら、体ごと向き直る。
農夫か木こりのような、土汚れが目立つ服の大男が、ぺこり、と頭を下げた。
……それでさっさと店を出れば良かったのだが。
「きれいな髪だ」
感謝を告げたいきおいか。別の言葉が口を突いて出る。
自分でも、意識しないうちに……淡い色の髪に触れようと、大きな手を伸ばしていた。
■チヅル > 「どういたしまして。礼には及ばな――ん」
礼を言われて振り向けば男の手は既に目の前までゆっくりと伸びていた。
少し驚いているとその手はやがて頭へ――髪を撫でるように、梳くように触れる。
自然と目を伏せ、そのまま為すがまま。
「綺麗な髪、か。ありがとう、髪を褒められるのはあんまりないからさ、ちょっと嬉しいよ。
しかし、大きな手だね。男の――戦士の、掌だ」
そのままにこりと微笑みながら感謝を返す。
■ディーン > 「あ……いや、これは……その」
触るつもりはなかった、と言おうとしても、明らかに変だ。
それに、彼女の側も受け入れてくれている……と、感じると、髪を撫でる手はゆっくりと下っていく。
ごつごつした太い指は明らかに武器の扱いに慣れた硬いもの。つ、っと、細い顎にも滑っていく。
「あ、ああ。……たいしたものじゃないけど……」
戸惑うように、低く抑えた声。何かをこらえるように動きを止める……が。
向き合った体勢。女性にしては高い身長。その顔がはっきりと見える。
「これは、礼だと思ってくれ」
先ほどまでよりずっとなめらかな口調で告げると同時。
アゴに触れた手がその顔を引き寄せ……そのまま。噛みつくように唇を重ねようとする。
■チヅル > 男の雰囲気が変わった。
そう理解したときには顎を引き寄せられ、薄い唇を貪るように奪われていた。
周りから歓声や口笛が上がるのがどこか遠くのように聞こえるのは、このやり取りに追いついていないからか。
咬みつくような、野生的な接吻。
舌は潜り込んではこない押し付けるだけのキス。
しかしそれ故に“男”を、“女”を意識させる。
「もう、いきなりとは乱暴だね。他の人だったら引っ叩かれてるよ」
やがて唇が離れて最初に放つのは抗議のようで、それでいて拒絶には聞こえないもの。
困ったように笑いながら「どうしたんだい」と見上げ首を傾げる。
■ディーン > 「ん……っ、っ……」
ぐ、っと、アゴに触れた手に力がこもり、勝手に逃げるのを許さない、というように。
そうして、唇の感触を確かめ……今度は、慌てたように唇を離した。
「あ……その、なんだ。つい……我慢、できなくて」
子どものような、とっさの言い訳を口にしながら。すんでのところで、理性が働いた。
……ただし、そのまま引き返そう、という考えは、もうわいてこなかった。
「荷物……が、多いから。その瓶を……うちまで、運んでくれないか」
カウンターの上に置いたままの瓶を示しつつ。……当然に、危険な誘いなのは、端から見てもわかるだろう。
断られれば、それまで。なんとか身につけた、呪いとの付き合い方だ。
■チヅル > 「つい、て・・・・・・礼代わりじゃなかったのかい」
先程とは打って変わって。最初のときのようにまた途切れ途切れな喋り方と雰囲気に戻る男に呆れ半分に溜息を吐く。
我慢出来なかったといわれて思わずほくそ笑むのは、その後の“見え透いた”誘いからしても自分を求められていると感じたからだろうか。
「そうだね・・・・・・“そのまま”じゃあ“大変”だろうからね。
いいよ、僕でよければ手伝うよ」
胡散臭そうな目の店主をよそにカウンターの酒瓶を手に取り、見上げ微笑み。
促すように尋ねる。
「それで、どこなんだい?――案内しておくれよ」
■ディーン > 「……いいのか?」
自分で聞いておきながら、意外な答えを聞くと、驚いたように顔を見返して。
だというのに、相手の気が変わらないうちに、ときびすを返す。
「ああ。こっちだ……ついて、きてくれ」
のそりとした足取りで、歩き始める。
……が、酒場の出入り口をくぐり、数歩の距離で唐突に手を伸ばし……
「っふ、っ……」
女の手首を掴み、さきほどよりもさらに強い力で抱きあげる。せっかく買ったばかりの酒瓶のことなど、もう頭になかった。
酒場の裏手の物陰に連れ込み、強引に唇を奪って。
パンツの上から尻を掴み、唇に分厚い舌を潜り込ませていく。荒い息は、酒場の喧噪がなければ通りにまで聞こえそうなくらいだ。
■チヅル > 「うわ――!?」
店を出て数歩。距離にして三メートルも離れてもない。
唐突に振り向き手を伸ばし――手首を掴む。
驚きの間に一気に抱き上げられては問答などする間もなくそのまま物陰へ連れ攫われて――かしゃん、と遠くの方で硝子の割れるような音が響く。
「まったくどうしたん――んっ!?」
今度はより強く。まるで歯をぶつける様に唇を押し当てられる。
焦るような、半ば暴走した猛りをそのままぶち中てたような感触はお世辞にも快とはほど遠く、思わず抗議の声が上がるがそれも唇を割り分厚い――熱く湿った舌が潜り込んで黙殺する。
麻のパンツ越しにごつい掌が薄い尻肉を掴み、こねる様に揉む。
貧相な体つきではところどころ骨に当たりごつごつとした触感を相手に与えるだろう。
外のガやつきはいまだ覚めやらぬ様で、この物音もしばらくは気付くものも居そうにない。
■ディーン > 「ん……っふ、ぅ……っふ、っ……!」
荒い鼻息とともに、貪るような口づけ。牛のような厚い舌が、女の口の中をこじ開け、どろりとした唾液を流し込んでいく。
細い体を自分の分厚い筋肉に押し当てるように抱きながら、大きな手が服を乱していく……
布を破らないように、最低限の理性は残っているようだが。ぐい、と裾をまくり上げ、帯を強引にほどき……肌を露わにさせていく。
「肌も、きれいだ」
うなるような声で囁く。女の髪のにおいを嗅ぐように鼻を押しつけながら……ぐ、っ、と細い腰に押しつける体。
張り詰めた逸物が服の内側からでもわかるほどに大きく膨らみ、分厚い感触が腰をぐりぐりと押し上げて。
むっと香り立つほどに濃いお酢のにおいを立ちのぼらせていた。
■チヅル > 野生的というよりは野性そのもののような接吻。
しかして最低限の配慮を以って衣服を剥ぐ姿は何とも言えないギャップのようなものを感じさせる。
裾をまくられ乱雑に片方だけ抜き外した袖と、中途半端にずり下ろされたズボン。下着の類はつけていなかったのか真白な肌が月光に晒される。ところどころ血の集中するべきポイントは、まさに血の様な赤に彩られている。
「僕の肌は真っ白で、綺麗とは言えないと思うけどな」
囁く声に、複雑な声音で返す。
髪どころか頭皮にまで押し付けられた鼻。すん、と匂いを嗅ぐ音まで聞こえそうな羞恥に思わず頬に主が差す。
抱きとめる腕に一層の力が籠められ軋みそうなほどの強さに静かに掠れた息が漏れる。
そして相手の薄布一枚越しに伝わる、熱い膨らみ。
焼けた鉄針のように熱く、破裂寸前の風船の様に張り詰めたそれがぐり・・・ぐり・・・と押し付けられ、その度に噎せ返るような牡の性臭が立ち込める。
「ぅあ・・・っく・・・すごい匂いだな、溜まっていたのかい」
くら、とよろめきながら率直な感想を疑問を添えて送る。
■ディーン > 「抑えられなく……なった」
細く、弱々しい体。傷つけないように、とは思うが、掴む手の力は強く、肌に跡がついてしまいそうなほど。
桃の下まで下ろしたパンツの中、何も着けていないのを見れば、ふ、ぅっ……! と、ますます荒く息を漏らす。
「きれいだ。こらえられない」
壁に押しつけるようにしながら、自分の帯をほどく。
ぶるん、と勢いよく跳ね上がる逸物は鈍器のように野太く、湯気を上げそうなほどに熱く張り詰めている。
暗がりの中でも浮かび上がるような女の肌を抱き留め、腿の間にねじ込むように。
雄汁をどろどろとこぼす逸物をなすりつけるような素股……逸物の反り返りだけでも、女の体を持ち上げそうなほどにこわばったもので、ずりゅ、ずりゅ……粘着質な音を立て、荒くれどもが騒いでいる壁一枚隔てた場所で、女の体を揺さぶっていく。