2018/10/21 のログ
アムネシア > 子供たちは知らないはずだ。
孤児院を、そして、子供たちを守るためにこうして身と心に羞恥と屈辱と快楽を刻みこまれていることを。
ならば、かつての少年が孤児院の真実を知ったのは己の力によるものだろう。
何も持たなかった少年がそこまで辿り着くには並々ならぬ努力が必要だったはずだ。

「……え?」

掛けられた言葉に驚きを隠せず瞳を見開く。
その顔をまじまじと見つめれば、はるか昔に孤児院を飛び出した少年の面影が残っていた。

「……虎坊?」

口から出たのはかつての年端もいかない少年の愛称。
懐かしさと共に湧き上がる羞恥にみるみる顔が真っ赤に染まる。
孤児院を飛び出してしまったきかん坊がこんなに立派に……。
あの頃と変わらない自分の姿を不気味に思ったりはしないだろうか。
そして、夜な夜な子守唄を聞かせていた口で快楽を叫び男に媚びていたなどと知って幻滅したりしていないだろうか……。

「げ、元気そう……ね?」

取り繕うような笑みを浮かべ、掛けられたマントで身体を隠す。
子供たちにはひた隠しにしてきた姿を見られるというのは覚悟していた以上に羞恥心と恐怖心を煽り、しかし、後ろの孔に差し込まれたアナルパールがそんな心と関係なく身体を疼かせ続ける。

虎燕 > 先生の姿が全く変わっていない事には驚いたが。
帝国の道士の中には、房中術を使い不老の者もいる。
おそらくは、そういう類の魔術なのだろう、と当たりをつける。

だが、そんな詮索をめぐらせるよりも。
かつての師を見た事で、胸が一杯になってしまった。
陵辱と快楽に染まった姿でさえも、変わる事なく。
あの日、精一杯背伸びをして、自分達を護ってくれた、優しい先生の姿が。

「――ごめんなさい」

ぽたぽたと涙が流れる。
周りの男どもはと言えば、なにやら愁嘆場が始まったと少ししらけた様子で。
けれども後ろの、その光景が見えない後方では、野次が続いているだろうか。

「俺、先生がこんな事までしてるなんて、知らなくて、勝手な事ばかり――」

思わず子供の頃の口調に戻ってしまったが。
そういえば、ここはそういう店だった。
慌てて繕うように涙を拭き、頭を下げる。

アムネシア > 「うぇえ!?」

かつての少年が突然泣き始めると慌ててしまう。
泣く子をあやすのには慣れているが、いい年した男が泣くのをどうしたらいいかなど悠久と思えるほどの生の中でも果たして経験があるかどうか……少なくとも記憶の中には残っていない。

「あー、もう。気にしなくていいから。」

仕方なく子供たちにするように頭を胸へと優しく抱きしめる。
柔らかな膨らみは昔と同じように大きな子供を包み込み、しかし、尖ったままの先端が女を感じさせる。
そんな様子を眺める客たちからは『ママのおっぱいが恋しくなったのか?』『ヤらねーなら代われ!』などと罵声が浴びせられる。

「虎坊が立派に育ってくれて、それだけで私は満足だから。」

罵声を気にせず優しく優しく子供の頭を撫でる。
なぜ身体を売るような真似をしているのか……誓約に関することは口外出来ない為、落ち着くまで抱きしめ続ける。

虎燕 > 「――失礼しました」

抱きしめられればとたんに真っ赤になる。
いい年して何をやっているのだ、自分は。

――ここは大人の対応をしなければ。
決意すると、虎燕は顔をあげ、周りの男達に向かって宣言する。

「――俺は今夜、この金で少女を一晩買う。文句のある奴はいるか」

ずっしりとシェンヤンの銀貨の詰まった袋を劇場の主に向かって放る。
コツコツ貯めた金だが、構うものか。

劇場の支配人は目を丸くする。
少女の一日の稼ぎに匹敵する額だ。
周囲を見ても、それだけの銀貨を出せる客は他にいないだろう。

「…………」

冷静になって考える。
先生を買うとか、俺はとんでもない事を言ったのではないか?

アムネシア > 男が投げた袋はカウンターの上へと落ち重たげな音を立てる。
明らかに相場を大きく超える額に支配人と客たち、そして、少女の目が一様に丸くなる。
野次を飛ばしていた客たちは言葉を失い、常に喧騒に包まれるこの店が始まって以来と言っても過言ではない静寂が訪れた。

「……虎坊が私を……買うの?」

静寂を破ったのは少女の困惑の声。

「えっと、さすがに私にそこまでの価値はないと思うの。
 お金は大事にしないとダメよ?」

口から出たのは昔と変わらない子供に言い聞かせるような落ち着いた声。
じっと見上げる顔は昔と何ら変わらない。
ただ、見下ろしていた顔が見上げているだけだ。
一晩買われたことはある。
が、死にたくなるようなを羞恥を与えられた時も、致死量のクスリを打たれ屈辱的な行為に溺れた時も、これほどの額ではなかった。

虎燕 > 「――価値は俺が決めます」

きっぱりと言い切る。
構うものか。
幼い自分を育てることが、どれだけ大変か。
どれだけの金が必要になるのか。
自分で自活村を経営してみて、ようやく分かった。
都尉の安月給ではとてもではないがクビが回らなくなるくらいだったのだ。

「それとも、先生は俺が相手じゃイヤですか?」

まぁ、別に本当に抱くつもりはない。一応はない。
一晩買って、それで落ち着いた場所へ行って話せばいい。
そんな算段だった。

アムネシア > あまりにも男らしい言葉に周囲がざわめく。

「そ、そこまで言われたら断れないじゃない……。」

子供を見上げる少女は拗ねたように唇を尖らせる。
男の匂いのするマントを握りしめ、少し思案した後にひとつため息を漏らす。

「買うのはいいけど別の日のほうがよくない?
 ほら、今日は他のヒトのが……入ってるし……。
 あ、お尻だったら綺麗にしてるけど……。」

優しく厳しかった院長先生が後ろの孔が貫通済みな上にいつでも挿れられるよう準備している変態だった……そんな子供に取ってはショッキングな告白がさりげなく行われた。

虎燕 > 「――あー、その、なんですか」

院長先生の、お尻の――
と、そこまで考えた所で。
今まで押さえ込んでいたモノが頭の中に溢れかえる。

多くの男の前で腰を振り、乱れ、慰み者になっていた姿。
厳しく、優しく、みなの大好きだった先生。
その先生が、あんな姿で乱れ、男を求め――

「ハイ、別の日にしまショウカ……」

ガチガチに固くなりながらそれだけを言う。
ヤバい。背徳感に生々しい映像まで思い出してしまい。
ちょっと体が熱くなってきてしまった。
もう盛りなど過ぎているはずなのに。

アムネシア > 「まあ、普通は他のヒトのが溢れてきたりとかお尻とか、嫌よね。」

それが当たり前なのだと子供の腕の中でうんうんと頷く。
しかし、こうしている間も子供が妄想したお尻の中には絶え間なく媚薬が注ぎ続けられ、マントの下に隠れた処女孔から固く熱く太いモノを求めよだれが溢れる。

「じゃあ、身体綺麗にして……るから。」

一瞬言葉が詰まり、子供の頭を再び胸へと抱きしめる。
そして、優しく髪を梳るように撫でながら……耳元でぴちゃぴちゃと音が響く。
少女が貸し切られるのは今日ではない、そう判断した客のひとりが肉棒を突きつけ、少女はそれに舌を這わせていた。
それが少女に与えられた役割だから。

虎燕 > 今宵は去るしかないだろう。
あれもまた、先生の選んだ道なら――無理にやめさせる事は、難しい。
そう判断できるくらいには、『大人』になってしまった。
かつての自分なら、ここで腕を引っつかんで、帝都まで連れて逃げていただろうに。

「――――」

『女』に戻った先生の方は振り向かず、一礼する。
多分、先生は見られたくないだろうから。
そして、自分も――他の男に抱かれる先生など、見たくはなかった。

アムネシア > 子供を抱きしめたのは見られたくない……ではなく見せたくなかったから。
親であり姉であり教師であった自分の女の顔を見せることがどれだけ子供にショックを与えるかよくわかっているが故に。
その意図を察してくれた子供が振り返らず去っていく背中を肉棒をしゃぶりながら感慨深げに見送る。
そして……。

「おっ!うお゛っ♪んおお―――♡」

去っていく子供の耳に届いてしまった嬌声は先程までよりも獣染み、違う孔を責められていることを伝えてしまうのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/劇場」から虎燕さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/劇場」からアムネシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 昼間だと言うのに活気に満ちた貧民地区の一角。
娼館や露店の立ち並ぶ一角の路地裏の壁に寄りかかり娼館の前を行き交う人々と、
その人々への呼び込みを行う娼婦たちの様子を眺めている男の姿があった。

「今日は引っかかる割合が多い事多い事。忙しさで色々溜まってた連中が多いのかねえ」

呆れたように漏らしてまた一人娼婦に連れられ娼館に入っていく人影を見て肩を竦める。
男の仕事はその路上に立つ娼婦たちの護衛、早い話が用心棒だった。
とはいえ今のところ特に仲介に入る様な事態が起きるでもなく、
退屈な時間が過ぎるまま残った女性たちも最早片手で数えるほど。
はっきり言って手持無沙汰気味でぼんやり人波を眺めている。

カイン > 「用心棒が必要になるような事態なんてないに越したことはないんだけどな。
 出張るとそれだけ恨みを買うのも難儀なもんだ」

トラブルの解決といえば聞こえはいいが、
凡そその対処は腕力によるものになる。
となると当然、恨みを買う事もままあるのがこの稼業。
道行く人々の中でも時折男に気が付く者が居る物の、
その中でも反応するのは大体が一悶着あった相手である。
丁度視線が合った大男が苦々し気に睨みつけてくるのを手を振って追い払うようにして応じ、
そのまま去っていく後姿を見送って肩をすくめ。

「ま、そういうやつらがいるから俺の商売は成り立ってるんだから仕方ないが」

カイン > 「おっと、仕事の方は終わったか。
 終わったからと言って逆に何やるって当てもないが…
 案外趣味らしい趣味がないな、我ながら」

隙を狙う連中を適当にあしらいながら、視線を道に向けていると、
合図を向けてくる護衛対象の姿に手を挙げて応じる。
晴れて自由の身、と気こそ軽くなったものの考えてみれば、
酒を飲む位しか趣味らしい趣味がない己の身。顧みて微妙な表情になり。

「何か手を出してみたほうがいいのかね、長く生きるとこの辺頓着がなくなるのが問題だな」

カイン > 「…ま、とりあえず今ある趣味の欲求だけでも満たしておくか」

肩をすくめて息を吐き出せば客引きに混じって聞こえてくる酒宴の響き。
どこかに混ざって酒の一つ二つ飲み干せば、綺麗に眠れそうな気がした。
そのまま繁華街の街並みに身を躍らせて人混みに紛れて行くのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/繁華街」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアムネシアさんが現れました。
アムネシア > 日が落ちてより数刻、良い子は寝る時間。
しかし、貧民地区の酒場はまさに今これからと言った熱気に包まれていた。
すでに満席近い店内には笑い声や話し声、そして、怒号があちらこちらから響き渡る。
そんな店に裏口から入ってきたのは修道服姿の年端もいかない少女。
もっとも見た目は幼くとも近郊の孤児院の院長であり、子供たちを寝かせつけた後にやって来たのだった。
そして、それから数分後……ステージの上には黒髪をツインテールにまとめたミレー族の少女の姿があった。
笑みを浮かべポールを片手で握り回って魅せる姿は熟練のもの。
幼くも女らしい身体を見せ付けるようポールを中心に卑猥に踊る。
口笛や卑猥な罵声を浴びせられながら踊る少女は長い脚の間にポールを挟み込み、股間を支点に回りながら上下屈伸を繰り返す。
そうしているうちにポールには粘つく光る雫が纏わりつき、手で触れるとにちゃっと音を立てて糸を引く。
少女は熱に浮かされたような視線を客席へと向け、柔らかな胸の谷間に粘液塗れのポールを挟み込み身体全体を擦り付けるよう上下動を繰り返す。
その胸の頂点にははっきりと膨らんで腫れ上がった先端が浮かび上がっていた。

アムネシア > ポールに股間を擦り付けていると全身が熱く火照り吐息が甘く荒くなっていく。
明らかな発情、ポールに擦り付けられる淫蜜も量を増し、糸を引いて垂れていく。
その様はすでにダンスと言うより自慰。
無数の視線に晒されながら自らの淫蜜で汚したポールを股間で磨き、さらに汚し続け……。

「く、ふぅぅぅ♡」

びくんと背中を震わせると大きく仰け反り絶頂を迎え、客たちの口笛と野次を受ける。

「はぁ、はぁ、はぁ……♡」

荒い吐息を紡ぎながら肩を揺らし、ポールを支えにお尻を突き出す。
客の前に晒された股間はべっとりと粘度の高い蜜で濡れ、レオタードの生地が食い込み肉厚な大陰唇が晒されてしまっていた。

アムネシア > ミレー族とは斯くあるべき。
そう意識付けるよう少女は男達の欲望をその身に受ける慰み者となる。
何度も何度も処女を散らされ、後ろの孔を掘り返され、屈辱と羞恥、そして……。

「あ、あふぅ♡あっ、んん♡」

快楽による堕落。
二束三文の玩具として扱われるかつての英雄は一晩中肉の悦びに沈められるのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアムネシアさんが去りました。