2018/07/08 のログ
カイン > 「もっと涼しくなってくれればいいんだがな。
 ないものねだりをしても仕方ないとはいえ、
 こんなときばかりは器用に魔法を使える奴らを羨ましくも感じるな」

世の中自由自在に温度を操って自分の過ごしやすい環境を作り出す輩などもいると聞く。
残念ながらそんな小器用な真似は自分自身には到底できそうにないのだが。
その代わりにと渡されたエールを手に取り軽く煽れば体の冷えていく感覚に人心地つき。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にヴァルブルガさんが現れました。
ヴァルブルガ > 「ふぅ……。」

貧民街の店に現れたのは、仕立てのいい服を着た一人の女。顔に疵をもつこわもての女だが、表情は柔和で。
服装からして、少々記事がくたびれているものの仕立てのいいものを着ており
傭兵というよりは騎士、の類とわかるかもしれない。
その手は銀色に輝いており、鎧を付けているようにも見える。暑さに参った
徒ばかりに胸元を指先でつまんで風を入れながらカインのそばに座る。
汗にぬれた髪を掻き揚げながら笑顔で会釈し、そのあと店主に向き直りエールを注文する。

「……暑いですね、ほんとに」

カイン > 暫しの間のんびりとした、時折店主に文句をつけるだけの時間を過ごしていた所、
現れた人影の声に応じてジョッキを持ち上げながら視線を向ける。
身形がずいぶんと良いこの辺りには見合わぬ風体に興味を惹かれて軽く笑い。

「ああ、この所雨が降るわ温度が上がるわ散々だ。
 あまり見ない風体だが、何でまたこんな所に?」

エールを煽りながら興味深そうに相手を見やり。

ヴァルブルガ > カインに向き直る女は、ズボンだけやや新しく、かなりのローライズで
覗き込めそうなほど。
シャツの丈が足りずわずかに腹部がのぞいている。

「ええ、ちょっと旅先からの帰りで……部屋も借りてはいるのですがちょっと面倒で」

門限みたいなものがあるんですよ、と城内に借りている部屋のことを思い出す。

距離もあるし、それなら貧民街で安宿でも、と探しているのだ、と。

「ついでに古着も買ってみたんですがちょっと下品すぎますかね」

と少し恥ずかしそうに。そういうのが流行りだと下着までセットで買わされたと笑う。

カイン > 「そりゃご苦労さん。なるほど、確かにこっちのあたりなら誰が混ざっていても何も言われないからな」

隠れ家としては最高だろうと笑い飛ばしてどうやら訳アリらしい相手の様子にはそれ以上深くは追及せず、
ただ相手の続いた言葉を聞けば少し驚いた様子を見せる。
なるほどと納得した様子で言い返しながらも顎に手を当て、ジョッキを置き。

「俺としては、中々セクシーでいいんじゃないかと思うがね。良く似合ってると思う」

軽い調子で笑って言い返しながらも、エールを一口煽って改めて相手に向き直り。

「部屋がないってんなら俺の部屋にでも来るかい?
 勿論それなりの宿賃は頂きたいところだけどな」

おどけた様子で明らかに半分冗談と判るような誘いをかけて見せる。
からかうような笑みを隠しもせずに相手の反応を伺い。

ヴァルブルガ > 「治安は少々不安ですが、むかーし心得は少しありましたからね。」

もうさび付いていますが、と早々に一杯目を飲み干す。よほど喉が渇いていたのだろう。

こういうのを着ても注意をひかないというのも、いいとこですね、と笑う。相手の続く言葉には少し考える風をして

「本当に部屋に連れて行ってくれます?怖い人たちがいるところに連れていかれて…
なんて話もこの辺りなら結構あるんじゃないですか?」

余裕のある様子で慌てる風でもなく、そんな噂ありますよね、と話を続けて。

カイン > 「昔?今もじゃないのかい」

相手の風体を上から下まで見ながらも、
良い飲みっぷりに思わず軽く手を打って笑って見せる。

「勿論、俺は女を正面から口説く時は余計な手は使わないと決めてる。
 犯すときは別だがそんな状況でもないさ」

とりあえず酒にでも誓うかと冗談めかして笑い。

ヴァルブルガ > 実年齢5代というのは基本言わない。引かれると傷つく。

「まぁ、激しいのも嫌いじゃないですけどね」

頬杖を突きながら薄く笑う。犯される、という雰囲気も悪くない。あくまで雰囲気、だけれど、と。お代わりのエールのジョッキ
乾杯をする。

えっと、お名前は?私はヴァルブルガと申します……ふふ、遊んでそうですよね?

自信たっぷりって感じです、とこちらも相手をじっくり見ながら

カイン > 「激しくするのは吝かじゃないが、な。
 まあそれはおいおい――でいいんじゃないかと思う」

ニヤッと笑って言い返しながら、右手を差し出して見せ。

「俺はカイン、よろしくヴァルブルガ。
 何、見た目より長く生きてるもんでね」

嗜みってやつさと飄々とした様子で嘯いて見せる。

ヴァルブルガ > あくまで余裕を崩さない様子だったヴァルブルガだったが、カインの言葉には少し驚いた
ような顔をして、何か言おうとした様子だったが結局笑顔になり、握手をして。

今夜は……本当に泊めてもらうかもしれない。

カイン > 驚いた様子の相手にしてやったりといった塩梅の表情を浮かべて返しながら、
どこか楽しげな様子を隠しもせずに手を取り立ち上がる。
そのまま、二人で連れ立ち酒場から出て夜の雑踏に消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からヴァルブルガさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 賑やかな通り」にアラミルさんが現れました。
アラミル > ふぅ、と少し息を吐く
それだけで周りがじ、とこっちを見ているが…見られるだけならば関係ない
何故みられるのか、と言えば貧民地区に似つかわしくない豪奢な格好を彼女がしているから

「………」

実際には何も考えていないが、何かを憂うような表情で何かの店の壁に背を預け、佇む美女
喧騒から取り残されたような姿。声をかけようとごろつきが近寄るも一瞥されただけで恐縮し、去ってしまう
彼女には、豪奢で無防備なだけではない…何か恐怖を感じるような雰囲気が滲み出ており、誰もまともには近づけず

「……」

彼女自身は、ここの淀んだ空気が昔を思い出して安心するだけなのだが…
彼女以外にとっては異様な光景だろう
貧民地区の賑やかな通りには…彼女を中心にぽっかりと穴が開いている

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 賑やかな通り」に黒須さんが現れました。
黒須 > 「ひっさしぶりに来たな…ここ」

(周りを見れば変わらずの貧民地区。
ボロイ建物に娯楽店。はたまた、怪しい店なども立ち並んでいる。
見慣れている風景を眺めながらも歩いていると人混みを見つける)

「ん…?なんだありゃ?」

(変な人の群れに気付き、そちらへ向かうと、中心には少女が一人。
しかも、貴族のような姿だと見る。
一番後ろであるが、身長や体がでかいため、遠くからでも目立っている。
そのまま、少女を中心に群がっているヤジになんとなく混ざりこむ)

アラミル > 遠巻きに眺め、進んでいくだけの人の群れ
その中心の彼女は、ぼんやりとそれらを眺めていたが

「……」

何か珍しいのがいる、と野次馬の中の巨大な相手を見やる
どこか興味の色が強く、自分が見られたのか、と思った野次馬がどいていき
必然的に目が合い薄青の瞳がその姿を捉えて、そのまま無言でじぃ、と見つめ続け

黒須 > (少女を観察すればこちらを見ていることに気付く。
何か用か?っと言いたげに片眉を上げると、めんどくさそうに頭を掻いて、野次馬を避けてアラミルに近づく)

「…どうも、こんな貧民地区に…何か用か?」

(まるで、この地区のトップでもあるかのような口調でアラミルの前で話し出す獣人。
狼らしい頭にふさふさの体毛。割れた腹筋が特徴的な、正しく人狼と言うような人物である)

アラミル > 片眉を上げるだけでは、彼女には伝わらない
近づいてきたところで辺りが少しざわつくが、それもすぐに治まり、いつもの騒がしい貧民地区へと戻っていく

「…その頭は初めて見た、かも。…ううん、少し懐かしくなってた、だけ」

富裕地区などであればもっと貴族然とした喋り方をするのだが
この場所でそんな演技は必要ないといつものぼそぼそとした少し聞こえづらい話し方で
怯えることもなく、自分よりはるかに大きな人狼に言葉を返す
貴族然とした女性がここを懐かしいというのは何とも奇妙だろう

黒須 > (いつも通りになる周りに少し違和感を覚えるもま、良いかで収める)

「懐かしくか?そりゃ驚きだな…まさか、貴族にそんなのが居るとはな?」

(そのまま大きな腕をアラミルの横の壁に当てて顔を近づける。
しかし、それでも違和感があるため少し気になるためか、質問を出す)

「…ところで…久しぶりの里帰り以外に…なんか目的でもあるんじゃねぇのか?」

アラミル > もう一つ、彼女が話しかけられなかった理由があるのだがそれはおいておいて

「私は、貴族じゃない。…ただの…」

その先の言葉は、壁に充てられた腕に遮られる
質問をされれば…

「……くす。隠してたのに…。うん、ある。それが…?」

急激に雰囲気が変わる。にぃ、と唇が歪み、貴族などというレッテルはあっという間に剥がれ
相手より数段低い場所からくすくす、と笑い続ける

黒須 > 「…なるほど…お前、魔族とかそう言う部類のあれか?」

(アラミルの対応を見てはすぐに分かった。
普通の人間ではなく、何かしたの魔力を持った者であるとわかった。
そうなると…こちらも都合がいい)

「多分だが…お前の目的は人間だろう?だけどよ…ここは俺の親父の縄張りでもあったわけだがら、ちょいと暴れられると少々困るって話だ。」

(一時期は父親が面倒を見ていた地区でもあるため、流石に問題があると少々めんどうである。
そのため、自分が変わりになる事を提案する)

「俺も魔力のあるやつに用があったからな…。どうだ?俺じゃ…お前の目的にあわねぇか?」

アラミル > 「そう、みたい。自覚したのは…最近、だけど」

漏れ出るような強い魔力(モノ)はない
それほど力のあるものではないが
遠慮をしなくてよくなった途端、じわりと滲み出る様に魔力が漏れ出る

「暴れるなんて、心外…。暴れたことなんて、ない……。私、来た人を食べてるだけ…」

言葉通り…積極的に襲っているならこの場に彼女はおらず、貧民地区のそこかしこで悲鳴が上がっていることだろう
彼女はあくまで声をかけてくる餌を待っているだけなのだ、と相手に告げて

「…そっち、は…私みたいなの、を食べるんだ。……いいよ。食べられるから、食べさせて…?」

そっと腹筋に体を寄せ、寄り添いながら囁いて
元より腹は満たされておらず、つまり彼女にとっては…餌は誰でもいいのだ

黒須 > 「なるほどな…どちらにせよ。あれだがな?」

(暴れる気配がなくとも来た人間を食べる事はするため、どちらにせよめんどうだと思う。
そのまま、自分の体にすり寄る少女に手をかける)

「条件はあった用か…なら、行くか…」

(そのまま近くの宿へと向かい、一部屋借りてはそのまま、部屋へと向かう)

「言っておくが…俺は並みの人間とは違うからな…そこだけは覚えとけよ…?」

(部屋に着いた瞬間、少女をベットに座らせては着ていた革ジャンを近くのコートかけにかける)

アラミル > 「ひどい…、ふふ…」

その噂が立っているからこそ阿呆以外は貧民地区の住民でも話しかけないのだが
手をかけられれば怯える様子もなくついていく

「むしろ、その姿、で…人間より…お腹が満たされなかったら…ざんねん」

笑いながら宿の一室まで
コートをかける相手の横を通りベッドに座って

「食べたいなら、あげる……、私の、これ…」

じわりじわりと部屋の床を汚すように彼女の魔力が漏れる
同時に、発情している女特有の匂いが、狼の鼻をくすぐるだろうか