2018/03/20 のログ
オウカ > 「……ん……スイッチいれたのはサマベル殿ですよぅ……」

こうなっちゃうからスイッチいれたくないのにぃ、と小さくうめいてから。
もう一度キスを返してから連れ添って。

部屋に招くなりに押し倒しては襲いかかり。
自身の精力獣欲尽きるまで種付を続け、むせ返るような性臭にまみれるまで交わりを続けた……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地」からオウカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にフラニエータさんが現れました。
フラニエータ > 貧民地区のとある酒場。女は今日もカウンター席でお一人様。
赤ワインの入ったグラスを傾けながら、レーズンを口に運ぶ。
この店はカウンター席6脚とテーブルが1つ、椅子が二つの小さな店。
お世辞にも料理が美味しいとは言えないこの店を、女が選んだ理由は一つ。他の店が空いていないから。

「…あんまり良い店じゃないけれど…お酒は美味しいのね…。」

その言葉に黙って眉を八の字にし、おどけて見せる主人。
酒の味は満足できる。客も少なく静か。主人も煩くない。女はこの店を結構気に入っているのだ。
女はカウンターに両肘を乗せ、頬を両手で包んで、じっとワインのグラスを見て、ゆっくりと流れる時間を愉しむ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にグライドさんが現れました。
グライド > (からりと、音を響かせて新たな客が入室する。
店の中の雰囲気を壊さない程度に、控えめながらも芯の在る声が響き
酒の注文を承った主人が其れに応じて、酒瓶を一度取りに向かった

普段ならば、もう少し騒がしい酒場辺りを好むが、生憎今宵は何処も満席
この店まで脚を運んだのは、他でもない、何よりも酒が気に入っているからだ。)

――――………?

(まぁ、雰囲気が静かだからこそ、何時もの様に騒いだりは出来ないが
其の辺りをぶち壊さない程度の配慮くらいは出来る。
さて、何処の席にと、何気なくカウンターへ視線を投げた時
僅か眉尻を跳ね上げさせるのは、見た覚えの在る背中が見えたからだ
背負っていた盾を、店の入り口付近、壁際へと立てかけたなら
カウンターへ、女の隣へと、ゆっくりと歩みを進めて。)

……よう、隣は開いてるかい?

フラニエータ > 扉の開く音がすれば、女はふぅ、と溜息を一つ落とした。
少しばかりの静かな時間、女にとって大事な時間を奪われるかもしれないからだ。
女は不機嫌そうに、扉を開けた人物をちらりと見る。その客は重そうな荷を降ろしていた。

「…――?…ぁ…」

その人物が誰かわかった瞬間、女は小さな小さな驚き声を出してしまった。同時に不機嫌そうな顔が一気に綻ぶ。

「…ええ、どうぞ?…お腹が減っているのなら他の店の方がお勧めだけれど、ね…」

女は両肘をカウンターに残したまま、両手の指を組んで顎を支え、彼が座るのをじっと見つめていた。

グライド > (女の顔が此方を向き、其処に笑みの花が咲く
同席の了承を得られれば、口端吊り上げて椅子へと腰を下ろし
そして、其れに合わせて店主が持って来た酒瓶を、己が前へと
最初の一杯は、店主がグラスに注いでくれる、以前もそうだった
己が飲むと判っているからか、なみなみと注がれる酒精を眺めては。)

生憎、何処の店も今夜は大繫盛らしくてなぁ、せめて酒でも美味く飲もうと、だ。

(モノ足りているとは言えないまでも、多少は腹に入れている
ならば、今の己が求めるものは、コッチ、と言う事だ。
店主が、まだ残っている酒瓶をテーブルへと置けば、グラスを片手に持ち上げて)

乾杯の気分かい? それとも、静かに愉しみたいってなら、邪魔はしねぇがな。

(女へと向けて、軽く触れさせる程度の乾杯を求めてみる、か。
と言っても、所詮は酒を飲む前の儀式みたいなものだ
もし応えられなくとも、気にせず酒を口へと運ぶだろう)。

フラニエータ > 女の目に入ったのは、なみなみと注がれた液体。女の鼻を突いたのは、鋭いまでのアルコール臭。
これを彼は飲むのだろうか、酔ったらどんなになるのだろう、きっと酒豪なんだろうな…
…そんな事を思う女の顔は笑顔のままで。

「確かにお酒は美味しいわよね…お酒は。
フフ…乾杯…しましょ?」

女は少し身を乗り出すと、彼のグラスに己のグラスを近づける。チン、と小さな音が鳴った。。
乾杯が終われば女もワインを…口にしなかった。彼がその酒を呷る姿をうっとりと、じっと見ていた。

グライド > (――酒は良い、酔う酔わないの問題ではなく、だ。
女の前に置いてあるグラスワインよりも、間違い無く度数の高い其れを
乾杯を済ませた後で、ぐい、と煽る。 咽頭が臓腑が酒精によって熱を持ち
身体に血が巡る様な感覚を覚えて、そうして――己が生きているのだと、実感出来る

ふと、隣を見れば、己を見ている女と視線が合ったか。
ワインが減った様子は無く、さて、如何しているのだろうと首傾げつつ)

―――……随分と御機嫌だな、フラン。 ……何か良い事でも在ったか?

(ふ、と、笑いながらそう問いかけよう。
何か仕事でも上手く行ったのか、なんて戯言めいて声掛ければ
中身を減らさないワインを指摘するよう、己の持つグラスの角で示して見せ)。

フラニエータ > 女は彼が酒を飲み、喉を蠢かせるのを満足げにじっと見続けていた。
度数の高い酒をいとも簡単に呷り、平然と構えているその男、その目が女視線に触れれば、

「…もう、人前じゃ名前、呼ばないでよ…。」

と小さく声を漏らす。他に客は居ないのだが、一応酒場の主人の前だから、と付け加える。
しかしその顔は怒りを一切表していなかった。
飲め、と催促されれば目を伏せて、グラスを傾けて。

「…ん…少しだけ…あったかも、ね…フフ…おいし…」

ほんの一口だけ口に含む。女の唇を塗らしたワインは、その喉を一度うねらせた。

グライド > おっと、悪い悪い。 うっかり、が早速出ちまったなぁ。

(そういえば、人前では呼んで欲しくないのだったか
うっかり呼んだら謝る、だとか自分も言っていた事を思い出しては
其処は微苦笑と共に謝ろう。 何せ、己は女の事情は其処まで知らぬ。
一度だけ、ただ一度だけ、「狙われた」事で知り合ったのだ。
其れ以上を問い詰めはしないし、興味も持たない。
何せこんなご時勢、誰もが秘密を抱えて生きているのだ。)

……は、そうかい、なら酒も美味く飲めるってもんだ。
御前と俺とじゃ、飲み方は流石に違うだろうがな?

(どちらかと言えば、上品に酒を煽るタイプに見える女。
対照的に、己はと言えば酒場でエールを煽り、グラスの底で机を叩く類だ
現に、なみなみと注がれた筈のグラスの中身だって、もう残り少なと為って居る
ぐい、と残りを一気に煽っては、酒瓶を持ち上げて再び注ぐ。
再び溢れんばかりに注いだグラスを掴み、今度は誰にともなく掲げては
それもまた、半ば程までぐいと煽って――漸く、気分が満たされたのだろう
其処からは少しだけ、煽り方が緩やかと為った。 純粋に酒の味を愉しむ様に)。

フラニエータ > 「本当にもう…業と呼んだんじゃ無いでしょうね?…次、口を滑らせたら唇を抓ってやるわ…」

彼が口を滑らせる事はまずないだろう。拷問にも耐えるだろう。己の名を呼ぶ可能性は極めて低い。
その辺りは安心できるのだが、底意地が悪い彼が業と呼んだ可能性もある。
ほんの少しむっとした女は、その手を彼の口付近に伸ばし、親指と中指で摘み、捻る仕草をしてみせた。

「私、貴方程うわばみじゃないのよ?弱いほうなんだから…」

女は彼にそう返答すると、またワインをちびりと飲む。その視線は酒を飲む彼に注がれていた。
彼が酒を傾ければその量に目を丸くし、また傾ければ今度は微笑み…
美味しそうに酒を味わうその唇、その喉。じっと見詰めながら、はぁ、と息を落とす女。

グライド > はっは、抓る位で済むんなら、偶に意地悪してやるのも悪かないか?
抓った位じゃこの口は閉じねぇさ、開きもしねぇがな。

(黙れと言われて黙る口でも無い。
けれど、吐けと言われて吐くような口でも無い。
本当に呼んでは為らぬ時、女の名を呼ぶ事は恐らく無いだろう。
抓る仕草からは、ひょい、と避ける動作みせておどけつつ。)

なぁに、ウワバミほどじゃなくても、飲むのを愉しめるんなら其れで十分だ。
酔い潰れたんなら、其の時は其の時で持ち帰ってやるぜ?

(けらり、また戯言めいてそんな事を口にすれば。
相変わらず、其の視線が己へと注がれた儘なのに気付いて
暫くの間、女の様子を今一度横目に伺っていただろう
其れから、くい、とグラスの中身が無くなるだろう頃に
店主を招いて、酒瓶の残りを確保して置いてくれと一つ要求し。)

―――……よう、そんなに長居する心算は無くてな、俺はもう御暇するぜ。

(一言、女へと向けて、そんな風に告げるだろう。
今宵はもう、店を後にすると言う宣言。
腰の革袋から代金を店主へと支払えば、ゆっくりと席を立ち上がる
壁際に立て掛けていた己が盾を取りに行き、再び背中へと背負ったならば
ふと、店を後にする其の前に、女の方へと振り返り。)

―――……今夜も、何時もの宿に居る。

(――まるで、意味深に。 そう告げて口元に弧を描けば。
先に、店を後にする、だろうか。
其れを如何受け取るかは、きっと女次第だ。
けれど、其の一言で予感させるのは――何時かの、夜だろうか)。

フラニエータ > 「ほんと、口も減らないんだから…私、酔い潰れる程飲まないの…残念ね…フフ…」

下らないやり取りをしながらも、その目はグラスを持つ手、酒を飲む唇をうっとりと眺め続ける女。
肴の代わりに彼を見ているのだろう。時折ちびちびと、満足げにワインを傾ける。

―そうして暫く眺めていると、彼はどうやら帰る様子。小さく開かれた女の唇が、「…ぁ」と小さく声を押し出す。
それでも帰り支度をする彼をじっと見詰めながら、

「ん…また、ね?」

その声を落とした。その時、彼の別れ際の言葉が女に届く。――胸が跳ねた。
全身を駆け巡る血液が一瞬女の視界を奪い、胸を高鳴らせ、下腹部を熱くさせる。

女は彼が去った後、残ったワインを一気に飲み干した。そして手早く帰り支度をし、乱雑に代金を置く。
そして足早に酒場の扉を潜り…女の姿はあっという間に、貧民地区の闇に紛れて行った。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からグライドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からフラニエータさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にカインさんが現れました。
カイン > 宵の口、活気に満ち始めた貧民地区の一角。
娼館や露店の立ち並ぶ一角の路地裏の壁に寄りかかり娼館の前を行き交う人々と、
その人々への呼び込みを行う娼婦たちの様子を眺めている男の姿があった。

「今日は引っかかる割合が多い事多い事。忙しさで色々溜まってた連中が多いのかねえ」

呆れたように漏らしてまた一人娼婦に連れられ娼館に入っていく人影を見て肩を竦める。
男の仕事はその路上に立つ娼婦たちの護衛、早い話が用心棒だった。
とはいえ朝方から特に仲介に入る様な事態が起きるでもなく、
退屈な時間が過ぎるまま残った女性たちも最早片手で数えるほど。
はっきり言って手持無沙汰気味でぼんやり人波を眺めている。

カイン > 「ほかにやることといえば…ほれ、そういうのは他所でやれ」

言葉を継げようとした直後、路地を走り抜ける小さな影が男にぶつかっていくのを押し止め、
その手に持った皮財布を後ろから取り上げて懐に仕舞い直す。
男が億劫さにかまけ、大して叱ったりしないせいでどうやら度胸試しの相手にされているらしい。
悔しがる小さな人影…悔しがる少年を尻目に、物陰からくすくすと聞こえる複数の笑い声に、
ジロリと気配のほうに視線を向けると蜘蛛の子を散らしたように去っていくのを眺めて肩をすくめ。

「ガキの暇つぶしの相手ってのもしまらんなあ」

かといって腕を振るうとなると刃傷沙汰である。
切ったはったを嫌う理由はどこにもないが、
街中は恨みを買いやすいのである。

カイン > 「おっと、仕事の方は終わったか。
 終わったからと言って逆に何やるって当てもないが…
 案外趣味らしい趣味がないな、我ながら」

隙を狙う連中を適当にあしらいながら、視線を道に向けていると、
合図を向けてくる護衛対象の姿に手を挙げて応じる。
晴れて自由の身、と気こそ軽くなったものの考えてみれば、
酒を飲む位しか趣味らしい趣味がない己の身。顧みて微妙な表情になり。

「何か手を出してみたほうがいいのかね、長く生きるとこの辺頓着がなくなるのが問題だな」