2016/06/23 のログ
ヴィール > 親の目を盗んではしばしば貧民地区を訪れたりしているが、時々思いもよらぬ場所を見つけたりもする。
たまたま目に付いた路地を辿ってみれば、何やら薄暗い一角に足を踏み入れた。
辺りを見渡すも人影無く、酒場や何某かの店の明かりが路上を照らし出しているだけで。

「………物騒なとこだな」

小さく呟いてからもう少し先へと足を運ぶ。
今の所は見えないが、破落戸が潜んでいないとも限らないので警戒は怠らず。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクルツさんが現れました。
クルツ > この頃昼間の仕事が振るわず、いい加減懐事情が厳しくなってきた。
なので時間の空いた今、ちょっとした小遣い稼ぎ感覚で女装して売春に。
こういった周囲から目立たない場所は半ば暗黙の了解で野良の売春に使われるものなのである。
無論それらを狙って破落戸や物取りが押しかけてくる事もあるが。

「あら?お客さん……、じゃあなさそうね。どうしたの?迷子?」

やってくる気配に僅かに身構えながら、相手の姿を確認すると思わず力が抜けた。
警戒していた破落戸や物取りではなかったが客でもなさそう。
身なりからしてこの辺りの住人という感じでもないし、迷子か何かか。
ともかく完全に子供相手の口調で、怖がらせないように優しく、自然な女口調で話しかけた。

ヴィール > 声をかけられれば、鋭い眼差しが前方のクルツを捉える。
見た感じでは女性、口調も女性のそれ。
一瞬瞬いて、しかし子供相手の口調に少しイラついたのかムッとした表情を隠さず。

「……別に。ぶらついてただけだから、迷子じゃねぇよ」

ぶっきらぼうな口調で返しながら、改めて相手を頭のてっぺんからつま先まで眺め回す。

「……アンタは、こんなとこで何してんの。…客、ってことはそういう?」

クルツ > 客、という単語を耳ざとく聞かれていたようだ。
完全に子供だと思って気を抜きすぎていた。
誤魔化すかどうか、少し迷う。

「迷子じゃなくってもこんなところぶらついてたら危ないよ?」

一歩近づき、少しかがんで少年に目線を合わせる。
具体的な言葉は伏せながら、もう少し反応を様子見。

「ふふっ、そういう事知ってるんだ?おませさんね」

ヴィール > 「危ないだろうけど……慣れてっから別に。大丈夫」

かがんで目線を合わせてくれるという動作に、普通ならばありがたく思うところだが。
少年は更にムッとした表情で返した。

「…‥フン。別に、買ったことがないわけじゃねーし」

男娼をしている幼なじみの腐れ縁を思い出しつつ、呟いた。

クルツ > せいぜいませた男の子が背伸びしてやってきただけかと思っていたが、ちょっと意外。
本当ならよっぽど荒んだ生活をしているのか、もしくは逆に結構なお金持ちで甘やかされているのか。
だが見栄を張っているだけ、という事も十分に考えられる。
なぜなら自分もよくやるから。
だがクルツの中で少年の評価はただの通りすがりの迷子からお客候補に修正された。

「ふぅん……。じゃあ今日もそういうの期待して?」

まだ具体的な言葉は口にはしないものの、お互いに意味は通じていると思う。

ヴィール > 結構なお金持ちではあるが、好き勝手使えるわけではない。
ましてや甘やかされてもいないのだが――
相手の瞳から何かを感じ取ったのか、表情の険がやや弱まった。

「…‥ぶらついてただけだっつーの」

言いながらふと、クルツの顔を見る。瞳が細められた。

「…で、アンタは女? それとも男?」

クルツ > 直球な問いかけにほんの一瞬動きを止めるが、すぐに曖昧な笑みを浮かべ。

「そうねぇ……。お客さんになら教えてあげてもいいケド」

否定も肯定もしない。
そして仕事の交渉をする方向に話しを誘導していき。

「お金さえ払ってくれるなら、私は坊やが相手でもいいけど、坊やはどうしたい?」

ヴィール > 「…‥ふん」

直球な問いかけに動じず、曖昧に答えを返されたことに瞬いた。
そして仕事の話へと、誘導される。

「…‥いいぜ。お金なら払えるし…‥じゃあ今から、俺はアンタの客」

しかし坊や呼ばわりが気に障ったのか、ポン、と自分の頭を叩く。
すると背丈が伸びて、クルツと目線が変わらぬ程になった。

クルツ > 即決したのは若いからか資金が豊富だからか。
何にしてもこれで客と決まった。

「じゃあどうして欲しいか、なっ……」

具体的な値段とプレイの交渉に移ろうとしたところで、少年が突然妙な仕草を。
疑問に思う間もなく少年の背が自分と同程度にまで伸びると、流石にポーカーフェイスが崩れる。

「ええっと……。お客さん、人間?」

相手の質問に答える前に、思わずそんな質問を。

ヴィール > 崩れたポーカーフェイスを、ニヤニヤと笑いながら見つめる意地の悪さ。
意表を衝けたのが心地良い。

「ちゃんとした人間だよ。まぁ今のは…‥魔法」

指先でトン、とこめかみ辺りを突く。今度は変化しなかったが。

「背ぇ低いこと、あんま言われたくねーから。だから身につけただけ」
「で、何の質問だっけか」

クルツ > 「……そ、そう。気にしてたんだ、ごめんね」

背の事は自分も大いに気持ちが分かるので、思わず謝ってしまう。
だが気を取り直して今度こそ仕事の交渉である。

「さっきの質問だけど……、まずは前金貰ってからかな。内容にもよるだろうけどどのぐらい払える?」

この期に及んでまだ焦らすのだが、まあこれも商売道具の一つである。

ヴィール > 「…‥ま。別にいいぜ。からかったりとか、そういうんじゃねぇなら別に」

謝られれば緩く片手を振って返す。
さておき、仕事の交渉に持ち込まれた。話を聞きながら懐を確認。

「前金な…‥内容にもよる、だろーがそれなりには持ってる」

別に焦らされるのは嫌じゃない。ポン、とポケットを片手で叩き、割合高額でも対応できるだろうと。

クルツ > 金払いはそれなりに期待してもよさそう。
なら少しふっかけてみようか。

「じゃあまずは前金がわりにお口で100ゴルド、っていうのはどう?」

自分の感覚では100ゴルドでフェラだけ、というのは割高。
値切られたり次の交渉に繋げたりのとっかかりみたいなものではあるが、すんなり払ってくれるというのならありがたく頂いておくという腹づもり。

ヴィール > 此方としては未だ男娼の料金感覚についてよく知らない為、100ゴルド、と言われても違和感は覚えない。

「口で、か。別にイイけど‥‥俺としては、それじゃ物足りなくなんじゃねーかな」

フェラのみならず、その後の行為にも繋げていきたいという腹積もり。
どう、と首を傾ぎ問うた。

クルツ > 期待はしていたがすんなり払ってくれるようで少しだけ拍子抜け。
まあ楽に稼がせてくれるというのだからありがたく頂くとしよう。

「若いんだから1回ぐらいじゃ物足りないよね?ふふっ。いいよ料金次第で何でもしてあげるから。でもまずはお口でね」

跪くとヴィールの腰の高さに顔をあわせる。
そのまま彼のズボンを脱がしにかかった。

ヴィール > 相手が拍子抜けしていることなどいざ知らず。
跪くクルツを、やや高くなった視点から見下ろした。

「ふぅん‥‥ならまぁ、遠慮することもねぇよな」

ズボンが脱がされれば、未だ反応はしていない少年らしい大きさの逸物がクルツの眼前に晒される。

クルツ > 「あはっ、でてきたでてきた♪これから可愛がってあげるからね」

まろび出てくる逸物の先端に軽く口付けると、勃起を促すべく優しく竿を揉んでいく。

「まずはおしゃぶりしやすいように大きくしちゃいましょうねー」

ヴィール > 逸物の先端に落ちる口づけ、そして竿を揉まれれば早くも反応を示し始める。

「っ…‥っ、ん‥‥はは、言いやがる‥‥」

徐々に首を擡げ始める竿をクルツの唇に押し付けるようにしながら。
片手は彼の頭に添えるようにして、小さな掌で撫で回す。

クルツ > こうして撫でられると悪い気はしない、というよりむしろ好きである。
奉仕しながら頭を撫でられていると段々気分も乗ってくるが、がっつかずに少し焦らしていく。

「はむっ……。れろ…れろ…、あむっ……」

勃起してきた逸物を唇で食みながら、舌先は軽く亀頭をつつくようにしてまだ本格的に咥えたりしない。
手は陰嚢を軽く揉みながら暫くはそうやって緩やかな責めを続ける。

ヴィール > がっつかれず、むしろ焦らされるような緩慢さにもどかしさを覚えるも。
しかし此方もがっつき求めることはせず。

「ん‥‥っ、っく‥‥、‥‥は」

緩やかに逸物を、竿を刺激される悦に、鼻に抜けるような声を漏らす。
陰嚢も揉まれれば漸く肉棒ははっきりとした芯を持ち始めて。

クルツ > 自分の愛撫で勃起していく逸物は愛おしい。
少年の切なげな声が耳に届くと焦らすのはここまでにして、そろそろ自分も楽しんでしまおう。

「あはぁ…、それじゃあ、いただきまぁす……♪」

勃起した逸物を中ほどまで咥えると、焦らしていた先ほどまでとは打って変わって直接的な、明確に射精を促すためのフェラチオを開始して。

「ンッグ…ジュジュブッ…んっ……」

わざと、下品な音を立てながら激しく首を前後させていく。

ヴィール > やがて焦らすような唇の動きが止まれば、すっかり勃ち上がったそれを無意識の内にクルツの口元へ擦り付けて。

「っ…‥ぁ、んんっ…‥ッ、く…‥」

わざとらしく下品な水音と共に、口淫が始まれば腰の動きも大きくなっていく。
射精を導くように唇で扱かれる快楽を求め、彼の頭を抱えこんでしまって。

クルツ > 頭を固定されると無理に動かそうとはせず、軽くバキュームしながら舌先で尿道をほじくる。
そのまま上目遣いにヴィールへ視線を向けると、見ている余裕があるかは知らないが目だけで微笑みかける。
この調子ならもうじき射精してしまうだろう。
全て受け止めるつもりで、徐々にバキュームを強くしていく。

ヴィール > 首の動きが緩まれば、代わりに舌先で先端を刺激される。
見下ろしていればクルツと目が合って、微笑まれれば此方も口角が持ち上がった。

「ん‥‥んんっ、く…‥‥っ、ッ」

強まるバキュームに耐えられず、やがてくッと腰を突き出した。
彼の喉奥に浴びせかけるように絶頂し、濃い精を注ぎ込んでいく。

クルツ > 突かれた喉奥に遠慮無く精液を注がれていく。
抵抗する事なく、むしろ喜んで喉を鳴らしそれを嚥下していくと精液の生臭さが鼻に抜けてますます興奮してきてしまう。
射精が治まるまでそのままぴったりと口をつけていて、治まると少しだけ引いて尿道の精液を吸い出す。
その間も一度も口を離す事はない。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクルツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からヴィールさんが去りました。