2015/10/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・人目のつかぬ場所」にアーヴァイン・ルグゼンブルグさんが現れました。
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (今日は宿を従業員に任せ、人探しに出歩いていた。この貧民地区に点在する暗がりは、身を潜めるには絶好の場所だ。たまに逃げ出した奴隷やら、追いかけられたミレー族やらがいることもある。)……(裏路地の突き当り、木箱に囲まれた一角だが、よく探せば人一人隠れるに十分な場所がある。明かりをつけず、静かに歩きまわり、目当ての存在がいるかどうか確かめていく)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (そんな木箱の積まれた奥の片隅に痕跡を見つける、ボロボロになった布の切れ端。そして僅かな血の跡だ。ゆっくりとしゃがみ込むと、腰から下げていたランタンに明かりを灯し、確かめていく)……服、だな(麻袋のような生地ではない、安っぽいが服に使われるような布地だった。それに千切れたような切り口は、引っ掛けたか千切ったか、そんなところだろう。血は乾きつつあり、つい先程までそこに何かが居たという証拠だ。静かに立ち上がると明かりを地面へとかざす。赤い点がどこに向かっていくか。点々と続くそれを見つければ、跡を追い、それほど離れていない袋小路へと向かっていく)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (「この血の量なら大怪我とは思えないが」と、心の中で呟く。赤はひたひたと、一滴毎に跡が続いている。出血量が多ければもっとこの飛沫の楕円は大きくなる。しかし、小さいからといっても良いとはいえない、もしかしたら自身で焼き塞いだかもしれないのだから。)……(貧民地区の区画は中央に比べれば酷い有様で、グチャグチャに乱立した建物の密集で迷路のような裏路地が出来上がっている。しかし、この先に進もうが出口はない。最後は建物や壁に阻まれ、わからなくなった道を戻るしか無いのだ。そんな危うい場所をチョークで印を残しながら進む。奥へ奥へ、まるで何かを誘うかのようにも思える痕跡をたどり続ける)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (奥へとひたすらに進んでいくと、ふと血の跡が消えてしまう。明かりを近づけ、見落としていないか確かめるも、たしかにそこで血の跡は途切れている)……どうしたものか(足跡が途切れては追跡はできない。落胆のため息が溢れるも、まだその辺に誰か居るかもしれないと思いなし、頭を振れば気配を探る。とはいえ、これほど入り組んだ迷路の様な場所に広い範囲と、感知するには中々に難しい。さりさりと静かな足音が、吹き抜ける風に交じる)
アーヴァイン・ルグゼンブルグ > (今夜はこうして迷い猫探しを続け、夜を過ごすのだろう。途中で何気なく見た国境沿いの警備要員募集の張り紙に、数日前のことを思い出しながら。その思い出話は、また別の時、場所で語られる)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・人目のつかぬ場所」からアーヴァイン・ルグゼンブルグさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレナ=ミリイさんが現れました。
レナ=ミリイ > 壊れかけの木箱の上に座る少女。
膝の上にクロスボウを乗せてパーツを分解しては汚れた布で大きなゴミを取り除いていく作業に集中している様子で。

「やっぱりかなり傷んできてる……この間お金の代わりに買ってもらって正解だった」

小さく呟きながら自身が初めて妊娠するきっかけとなった男に身体の報酬の代わりに手に入れた部品を壊れた部品と交換していき。
時折道をいく人間が武器を扱うミレー族の少女に懐疑の目を向けることにも気にしていない様子で。