2015/10/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエルレストベーネさんが現れました。
■エルレストベーネ > (貧民街裏通り
要するに、掃き溜めのようなところだ
表通りでは出来ないようなことを大げさに言えないところで隠してやる
それがあまりにも多すぎて、いまはもう、隠す必要もないほどだ
そんな掃き溜めに鶴がいればいやが応にも目立つ
白い少女はそういったことを気にする風でもなくおもしろそうに軽い足取りで歩く
別に周りがどうだろうと、どうだっていいのだ
欲しいものがあるならどこへだって出向く
とりわけ、こういうところは色んな感情が渦巻いている
……感じることは出来ないが、理解は出来る
そうした視線を向けられるのは悪いことではない
……少なくとも、この人形にはそうだった)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にルーキさんが現れました。
■エルレストベーネ > ……すいませんね、邪魔するのであれば相応に対応させていただきます
(もっとも、いるだけで目立つ
そもそもこの辺りで娼婦以上に目立つ美しさなどめだって当然ではあるのだが
当然ながら狙われていたりもするため、わざと因縁をつけてきた男を
その水晶の剣で容赦なく斬って落とす
水晶の剣も装備も極めて高価でありそう言う意味でも狙いところではあるのだろうが
その少女の剣技は眼を見張るほど美しく強い
このようなところを通る以上、強いか世間知らずかどちらかだ
そのリスクを測れないのならば当然と言える
返り血の一切を浴びることもなく、その剣を鞘に収めた)
■ルーキ > 戦場より帰り着き、その足で王都を歩く。
依頼を受けた者の元に赴き、改めて調査をすると告げた帰路―――
「………ん?」
前方で何やら小競り合いの音がした。
貧民地区ゆえ、何が起こっても別段おかしくはない。
面倒ごとに巻き込まれるのを覚悟しながら、足を進めればそこには。
「―――キミ、は」
思わず声が落ちる。
以前相対し、剣を交えて破れた少女を見つけて思わず目を瞠った。
■エルレストベーネ > おや……お久しぶりですね?
ご機嫌はいかがですか
また珍しいところで会うものです、縁でしょうか
(見ればこの間抱いた娘だ
己の過去に苦しんでいた様子も多少あったようだったが、あれから変化はあったのだろうか?
何にせよ、知らない仲でもない
倒した男には一瞥もくれずに会釈をする人形は相変わらず美しい)
■ルーキ > 「あぁ……久しぶり、かな。まぁぼちぼちさ」
倒した男には、此方が一瞥をくれた。
倣うように一礼して、腰に手を当てる。
「縁、なのかな。珍しいところでとは此方の台詞でもあるんだが――」
「キミは何故此処に?…また、何かを知ろうと?」
抱かれた時のことを思い出し、無意識にか目尻が薄く染まる。
かぶりを振って記憶を洗い流すようにしながら――怪訝な表情で問うた。
■エルレストベーネ > はい、こういうところには、話し相手になる方が多くいますので
色んな感情を持った方がいるでしょう?
……ルーキさんにはぜひいろいろと教わりたいですね
(ふふ、と微笑しつつ楽しそうに距離を詰める
誘うような、包まれるような、あどけないような……そんな表情で)
■ルーキ > 「なるほどな。……まぁ、誰もが相手になれるわけではないようだが」
倒れた男を再び見遣る。
と、その間に距離が詰められていた。
「……わたしに何を? 境遇については既に話した心算だがね」
怖がるでもなく、笑み浮かべて近づいてくる彼女を迎え入れる。
剣に手をかけるでもなし、まるで警戒していないかのような。そんな風。
■エルレストベーネ > なんでも……言ったでしょう、嬉しい、以外はわからないって
悲しんだり怒ったりももちろんそうなのですが
苦しいのに原因を排除しなかったり、期待しているのに言い出せなかったり
求めているのにそうでないふりをしたり、愛しているのに嫌ったり
……そういうの理解は出来てもよくはわかりませんから
(逆に言えばそれにしか興味が持てない、とも言える
楽しいを通してしかわからない
理解は出来ても感じることが出来ないのだから
そして、挨拶代わり、とでも言うかのように唇を寄せる)
■ルーキ > 「――なるほどね。とはいえ……一口で説明が出来るものでもないな」
葛藤、躊躇、虚栄、云々。
様々に入り乱れる感情は、語り尽くすことはとても出来ないだろうと。
そう思いながら、寄せられる唇を受け入れる。
「……わたしに答えられる自信はないが……相手がわたしで良いのなら」
■エルレストベーネ > はい、ぜひ教えていただけるなら
ルーキさんをすべてください
(唇を受け入れるなら、触れるだけでは飽きたらず、再び唇を寄せ、少々念入りに唇を吸い舌を絡める
受け入れるなら、たっぷりと味わうだろう
欲しいといえば欲しい
感情も苦しさも愛も虚栄も
そういうものを理解は出来ても何も知らないのだから)
■ルーキ > 「……随分と、物好きなんだな…」
苦笑混じりにそんな言葉を呟いた。
が、再び唇が重なったことでそれはくぐもった声に変わる。舌が、互いの唾液が絡まり合う。
拒絶はしない。寧ろ、いつの間にか此方からも積極的に求めてしまっていた。
「――…っん、ん。……わたしをあげるのは構わないが……ここで、か?」
唇を味わう合間、囁くようなトーンで問う。
■エルレストベーネ > ん……ふふ、ここでも、そうじゃなくても?
貴女が望むなら……
(その頬を優しく指でなぞり、その体を抱き寄せる
城でもいいし此処でもいいし宿でもいい
人形は、こういう行為を通して何かを学びたいだけなのだ
そうした意図はわかるかもしれない
好きなわけでも愛しているわけでもない
快楽的行為は回答に近い、と考えているからに過ぎない)
■ルーキ > 「――……そうか。…っん、……なら、もう一度……前の所に――」
抱き寄せられれば、おずおずと両手を彼女の背に回した。
口にするは城、前に己が抱かれた場所。
抱きしめながら、その柔らかく心地好い肌の感触を存分に味わう。
学びたいという意図は確かに伝わってくる。
快楽行為はむしろ此方としても求めるところなのだ。
ならば彼女の願うままに、己を曝け出すことさえ吝かではない。
■エルレストベーネ > ……なら、そこで
いい声で啼いてくださいね?
(微笑しつつ、唇に指を這わせ、その妖艶な瞳で誘う
快楽人形としても優秀な人形は、そうした行為はむしろ好むところだ
相手が答えを教えてくれる、というなら尚更そうだ
であれば……暗がりの路地にゲートを開くと、そこへ彼女を誘った)
■ルーキ > 「……さて。キミが満足するような声で啼けるかな…?」
指が這う感触に唇を歪ませ、笑う。
彼女の快楽人形としての優秀さは、既に一度抱かれた身ゆえよくわかる。
だからこそ、妖艶な誘いにも躊躇うことなく応じた。
開かれたゲートに、誘われるままに足を踏み入れる。
■エルレストベーネ > ……くすくす、随分と素直になったみたいで嬉しいです
魔族にかどわかされる娘として、それはどうなんです?
(わざといじわるを言って見せつつ唇を交わしながらお姫様抱っこで城に連れて行くだろう)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエルレストベーネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルーキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にパトリックさんが現れました。
■パトリック > はーあ、絞られたなあ…
(ため息をつきながら歩くその姿は、しょぼしょぼとした雰囲気に満ちあふれている。
調査対象に洗いざらい情報を吐いてしまったことは、上司にとっても強く叱責された。
気が付くとぺたんと垂れて来る耳を、よいしょと持ち上げるのもこれで何度目か。
自分の身体に施された処置については語ろうとしても語る事ができず、
おそらく一種のセーフティがかかっているものと考えられる、それはそれとして。)
たまには気分転換でもするかあ。 なんかワーッと食べて、ワーッと遊ぶとか…
(下っ端の給料は決して高くはない。 そんな自分が遊びに来るのは、
貧民地区の大通りだ。 常に人でごった返しており、海千山千な品々が、
所狭しと並べられている。 ぶらぶらとその辺を歩きながら、気に入った店の前で足を止めて。)
おっちゃん、このショートソードはどこのやつ? ふうん、隣国のねえ……
それ、柄のところにうちの騎士団のマーク入ってるから今すぐ手放した方がいいよ。
(おそらく騎士団のものがなくしたか、あるいは盗まれたか。
流れ流れてここに来たのであろう剣を売る店主に優しく忠告してから、
ぶらぶら別の店へ。 何か食べるもよし、お姉ちゃんを買うもよし。
今日はストレス解消の日だ。)
■パトリック > ふーむ…これはなんだい。 見たところ宝石かなんかに見えるけど…。
(別の店で立ち止まり、指輪のようなものを見つけて店主に問いかける。
リングに据え付けられた小さな石は、あまり見ないものだ。)
”待ち人来る指輪”? ああ、異民族のお守りなのね。
僕らもそういうのを持たないわけじゃないけど…いいや。ありがとね。
(はい、と店主に指輪を返す。 残念そうな顔をする相手に手を振ってから、
また別の店。 なんだかわからない焼いた肉を買うと、ぶらぶらと散策しつつかじる。)
しかし、人が多いね。 はいよ、通してねー。
(目の前の人混みの中に人間や魔族、ミレーがいるかはわからない。
財布を盗まれないようにしながら器用に人混みを避ける。ついでに肉をかじる。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > 「困ります、離してください!」
群衆が行きかう通りの端にそこだけ人だかりができている。
その中心には修道士とおぼしき年若い少年と、その細い腕を無理やりつかんでいるガラの悪い男とその仲間たちがにやにやと笑っている。
なにやら面倒事に巻き込まれているか、なんらかの因縁をつけられているようだ。
少年は明らかに嫌がってつかまれた腕を離そうとしているが、いかんせん大人と子供の体格差ではどうしようもない。
周りの人々も遠巻きに見ているだけで誰も助けようとはしていない。
こんないざこざ日常茶飯事なのだろう。
■パトリック > 腹も膨れたし、あっとっはー… お、なんだなんだ…?
(短い尻尾を振りながらご満悦の表情。
お姉ちゃんでも買って自分へのご褒美しちゃおうかなと思っていたところに、
まだ若い声が響く。 大きな三角形の獣耳をぴくんと動かすと、
その方向へと駈け出した。 人混みからひょいと顔を出すと、少年がチンピラに絡まれている。
ふむんと小さく声を上げて、頭のなかのマニュアルを思い起こす。
周囲が自分に注目していないことを確認してから、大声で騒ぎ始めた。)
おい、聞いたか!この騒ぎが騎士団の連中に伝わったらしいぞ!
ここにいると俺たちまでまとめて捕まっちまう! 罰を受けるのはごめんだ!
ああ、本当だって! 俺の耳を信じてくれよ。 あの重たい鎧と、幾つもの蹄の音…
ありゃあ間違いないぜ。 さっき向こうから来た時に聞いたんだ!
(何事かと此方を見る群衆に熱弁を振るい、混乱を煽る。 波が伝わるように、
ざわつきが自分から周りに広まっていくのに対して時間はかからない。
人間は自分に不利益があるとわかるとすぐに逃げ出すものだ。
混乱する群衆をすり抜けるようにして、少年のところに駆け寄る。)
君、逃げるなら手を貸すぜ。 ここはもうじき大騒ぎだ。
(やれゴロツキを捕まえろだの、あいつらを先に突き出しちまおうだの、
関わりあいになるのはゴメンだだのと群衆が騒ぎはじめる。
一部の気の早い群衆は、少年に絡んでいた連中に詰め寄りはじめた。)
■ツァリエル > パトリックの扇動に群衆もチンピラたちも顔色を変えた。
明らかに動揺した男たちの隙をついて乱暴に腕を振り払った少年が
パトリックの傍へと寄った。
じっと相手の表情と様子を伺っていたが信用に足る相手だとわかったのか
逃げるのに手を貸すという言葉に何度もうなずいた。
そっとパトリックの袖口をつかむと、騒ぐ群衆の中からするすると抜け出てさっさとその場を後にした。
しばらく走って先ほどの場所よりもずっと静かな裏路地に身を隠す。
追ってくるものもいないようだ。
はぁはぁと息を切らし、額の汗をぬぐうと改めてパトリックに向きなおって頭を下げる。
「ありがとうございました、助かりました。
どこのどなたかは存じませんが、このご親切は決して忘れません」
■パトリック > 君が決断出来る人物でよかった。 よし、こっちだよ。
(袖口を掴む彼に答え、誘導するように人混みの中をするりと抜けていく。
相手に追跡されないようにいくつも場所を変えながら、少し離れた場所へ。
静かな路地裏にたどり着き、周囲を警戒するように獣耳を立てる。
さすがに少年よりは鍛えているのか、息が上がりきるということもない。)
気まぐれだよ。 今日は、ちょっとぐらいいい格好をしたい日だったんだ。
お礼はナシでいい。 それより……君はどうしてここに?
あんまり治安がいい場所じゃないし、差支えなければ教えてもらってもいいかな。
(どうにも彼は貧民という様子もない。 狡猾さがどうにも薄い気がする。
誰かとはぐれたか、あるいは何かを探しているのか。
興味半分といったようすで尋ねて。)
■ツァリエル > 「僕はヤルダバオートの教会から来た修道士で
今日はこの地区で教会主催の奉仕活動の日だったのです。
炊き出しや病人のお世話などをしていたのですが、
持ってきた物資が足りなくてお使いに出されたのです。
その時、あの人たちに絡まれてしまって……
あなたの勇気がなければ大変なことになっていました。
ありがとうございます」
深々と頭を下げ、神に祈りをささげるように両手を組む。
嘘をついている様子はない。純真そうな瞳がパトリックを見つめた。
「あなたはここに詳しいのでしょうか?
見たところ兵隊さんかなにかのようにもお見受けしますが……」
おそるおそるそう尋ねてみる。
■パトリック > ああ、ヤルダバオートのか。 どこかで見た服だと思ったんだ。
いつも施しをしてくれて、ここの連中は助かっているよ。
…とはいえ、そのありがたみをわからない連中も少しいるんだ。
ほとんどの人間は、神様と君たちの慈悲に感謝しているよ。
(話を聞けば合点がいった。 宗教都市であるヤルダバオートは、
定期的にマグ・メールの貧民に施しを行っているのだ。
その連中であるということがわかって一安心。
なるほど、と頷いて見せる。)
ああ、だからお礼は良いって! 恥ずかしいな…自分のためにやっただけなんだ。
いい格好をしたくてね。 兵隊の下っ端だよ。直接戦闘はほとんどしないけどね。
ココらへんは良く来る。 庭…ってほどじゃないけど、まあまあ詳しい。
(純真な瞳に射抜かれて、なんとも言えない表情で視線を外す。
問いかけにはぼちぼち答える。斥候であることを明かして、
へたに警戒されてしまうのもなんだし。)
■ツァリエル > 「いえ、僕たちは感謝されたくて行っているわけではないのです。
それに、施しを受けるという立場だと何かと矜持を怪我されたと怒られる方もいらっしゃいますから……
その気持ちはわからないでもないのです。
でもありがとうございます、あなたの言葉に救われました」
緊張がほどけてきたのか徐々に表情も緩み、パトリックへ微笑みを向ける。
「自分のためでも感謝されたくてしたわけではないのなら、
僕たちのする奉仕活動と変わらないですね。
本当に兵士の方だったのですね。民を助けるのがあなたがたのお仕事なのですから
どうか誇ってください。
あの、さらにお世話になるようで申し訳ありませんがこのあたりで包帯や薬品を揃えられる場所はあるでしょうか?」
■パトリック > まあね、でもいいじゃないか。 それだけ感謝されてるってことさ。
施しができるからといって君が金持ちというわけではないんだけど、
それがわからなかったり気に入らない連中もいるんだよね。
(微笑む彼ににっこりと笑顔を向ける。 彼もなんだかんだで大変だ。
遠路…といってもまあ近いけど、ヤルダバオートからここまで来てるわけだし。)
たしかにそうだね、奉仕活動か。 まあ君と似たようなことをしたってことになるね。
君みたいな人を助けてよかったって本当に思うよ。 ああ、包帯に医薬品?
案内するよ。 ガイドがいたほうがいいだろうし、万が一の時にはまた一緒に逃げよう。
(彼の物言いが面白くて、少し笑う。 問いかけには簡単に頷いてみせ、
大通りのほとぼりがさめたのを確認してから、OKだとばかりに親指を立てた。)
■ツァリエル > パトリックの慰めに少しだけ苦笑した。
否定も肯定もせずただ、はいと頷いて返事をする。
パトリックが案内を買って出てくれたことに感謝をしながら
大通りの様子を伺う。OKの合図に頷いてともに表へ出ると並んで歩き始めた。
そういえばと気づいて声を上げた。
「まだ名前も名乗っておりませんでしたね。
僕はツァリエルと申します、ツァーリとお呼びください。
もしよろしければあなたのお名前も伺ってよろしいでしょうか?」
■パトリック > ああ、そうだったね。 すまない。 ツァーリ…いい名前じゃないか。
僕はパトリックだ。 よろしくね。 さて、と。 じゃあ案内するよ、っと。
うん、あいつらもいないし、これなら問題無いだろう。
五分も歩けばすぐだよ。この辺は店が密集してるからね。
(大通りは普段通りの喧騒を取り戻した。 よし、とつぶやき、
彼と一緒に歩きながら、医薬品を扱う店へ向かう。)
■ツァリエル > 「パトリックさん、ですね。はい、ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします」
恩人の名前をしっかりと覚えると、小走りで相手についてゆく。
道中の店の並びや喧騒を珍しげに眺めながらパトリックの迷いない歩みに感心する。
5分ほどで着くと言われた通り、すぐに薬屋らしき古びた建物と看板を見つける。
貧民地区にあるのだから若干薄汚れていてそうとはわかりづらい店並みだった。
「ありがとうございます、パトリックさんのおかげで無事にたどり着くことが出来ました。
急いで品物を買って帰らないと仲間たちが困ってしまいます。
何もお礼できるものもありませんが、もしヤルダバオートにお出での際は是非教会へお顔を見せてください。
ささやかなおもてなしぐらいは僕たちにもできるでしょうから」
しっかりと、頭を下げてお礼を述べる。
パトリックにもきっとこれから用事があるだろうし、あまり自分に時間を割いてもらっては申し訳ない。
やんわりと、もう大丈夫ということを伝える。
■パトリック > うん、よろしく。 いやあ、思わぬ出会いだったな…実はちょっとへこんでたんだけど、
大分元気出たよ。 ありがとうね、ツァーリ。 って、危ない危ない、ここだ。
看板がわかりにくくてね、気をつけないとすぐ見過ごすんだよ。
(古びた建物の前で慌てて止まる。 古ぼけたエンブレムが、
医薬品を扱う店であることを示していて。)
どういたしまして。 もしなにかあったらすぐに言ってね。
お礼なんていいよ、お互い様ってやつさ。
ヤルダバオートへは近々いく予定があるから、その時は是非会おう。
おみやげも持っていくからさ。 それじゃあ…またね、ツァーリ。
(礼儀正しい少年は、育ちの良さが見て取れる。
ただ修道院で暮らしているだけではなさそうだ。
大丈夫だという回答に、にっこりと笑って手を上げた。
薬屋に入ったのを見届け、そのままぶらぶらと散策に赴いて。)
■ツァリエル > 落ち込んでいたという相手に元気づけるように
「何に落ち込んでいらしたかはわかりませんが
パトリックさんは勇気も優しさもある方です。
今、うまくゆかずとも神は今日の行いを、日々のパトリックさんの行いをきっと見ていらっしゃいます。
どうぞ自信を持ってくださいね」
是非また逢いましょうと笑顔でうなずくとそれではと手を振って店の中に入る。
歩き去っていく彼の背中を遠目に見送っていたがやがて目的の品を買うため商品棚へと視線を向けた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からパトリックさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からツァリエルさんが去りました。