2023/06/23 のログ
エリシエール > 幼少時より外部のみならず、自らの肉親が他をあらゆる手で貶め闇に葬らんとしている様を見れば、
誰かから教わるまでもなく自らの住まう王宮が魔境であると幼心ながらにも理解せざるを得ない。

王族の心得として、常に頭上には宙吊りとなった剣がぶら下がっているものと思え……―――
その教えを説いた父母は既に王族の宿命をその身で体現し、鬼籍に入った。
そして自らを狙わんとする者には、同じヴァエルフィード王家の血族もいる。
奔放なれど心の目が死角を生んだ時、自らの運命が終わる……王女はそれを理解していない筈がなかった。

「卿も察しの通り、通常の入浴であれば専用の使用人が我々の身を清め、湯加減の世話を務めます。
 ですが、この時間に呼び起こすなど酷な話でしょう」

戸惑う少年には理解を示しつつ、全力で首を横に向ける少年には鼻で笑った後に、一度手を離し。

「……今、この場には卿しか居ません。……王女エリシエールが命じます。
 さあ……」

首を横に向ける少年の頬を両手で包み込むように触れれば、そっと未だドレスに隠されていながらも
豊かに育った乳房の丸みが目立つドレス姿を直視させる。

「脱がせてくださいませ。……繊細な生地ですので優しく、ですよ♡」

少年を見つめる王女の笑顔は暖かく慈愛に満ちているが、その青い瞳からどこか獲物を捉えた
魔物のような迫力すら感じるだろう。

タムリン > 「むぐっ」

全力で顔を横に向けていた少年にとって死角から王女の手が伸びて来る。
あくまでたおやかに顔が、女王を直視させる方向に持っていかれてしまう。
現在の少年は命令と言われたら断れない。
王族に帯同するなら、線引きをしっかりしないと、いざという時護衛対象が責任を問われることになるからだ。

しかたなく、態度を決めかねたまま正面を向く。
王女の肢体が目の前にある。ごくり、と喉が上下に動いた。
正直、相手の地位が地位だけに、女性的魅力という点に意識を向けている精神的余裕がなかった──
が、この状況で、この距離で見詰めると、
幾ら女性経験どころか付き合ったことすらない年頃の少年でも、妙な気持にならざるをえず。
邪念よ去れ、と首を左右にぶるんとふるが、まあ、それでどうにかなれば苦労はなく。

「じゃあ──その、うう、失礼して」

どこまでが計算でそうでないのか、さっぱりわからない相手だ。政争の中で生き抜いてきた王家の女性はやはり恐ろしい。
妙なところで畏怖せざるをえないのは、ドレスを脱がせろと言われれば王女の肢体を凝視せざるを得ないという状況に持っていかれたからだ。
正直に言えば、いわゆる“お年頃”だから見たくないかと言えばそんなことはない。
しかし、任務中だぞ? と自分に言い聞かせながら、手を伸ばして、震える手でドレスを脱がしていこうと試みる。
異性の服の上に王族の纏うドレスだ。ぶっちゃけ、構造がよくわからない。ああでもないこうでもない、と苦心。

エリシエール > 互いの性別が逆であれば、悲しいかな王城ではよくある話として片づけられるだろう。
政における女性の立場ともなれば貴族や王族であっても男性ありきのモノとして扱われる事はままある。

だが、この王女はまるで自らが男であり少年を抵抗出来ない女子に見立て、
無理矢理言う事を聞かせようとするような所業に出た。
どうすればよいのか分からぬ困惑に狼狽える少年の姿を見るだけで王女は楽しくて仕方がない。
だが、あまり悪趣味と思われぬよう微笑を取り繕いじっと向き合う。

「ふふふ……どうぞ、私で”勉強”なさってくださ…………ぁあ…ん♡」

震える手でドレスの胸元のボタンが外れ、汗ばんだデコルテが明らかとなる。
すぅ と冷たい空気が白くツヤツヤの肌を伝う感触に、とても心地よさそうに艶めかしい声をあげた。

「……このドレスは、前のボタンを全て外せばアクセサリーごと脱ぐ事が出来ますから。
 ああ……ですが、早く湯浴みを始めたいですね。ふふふ……あまり焦らされると……
 日々美しくあろうと努めた私の肌が、かぶれてしまいます……」

少年をフォローするように、どこを外せば脱げるのかを知らせるが、逆にこちらが
焦燥を煽るように、遠回しな催促をする。

早く脱がしてほしい。汗ばんだ身体に冷たい空気が触れる感触を全身で味わいたい―――
少年を怒る事も褒める事もせず裸になるのをただ心待ちに微笑みを絶やさない姿は、
かえってプレッシャーと不気味さを与えるかもしれない。

タムリン > 元から悪意は感じないが、何か腹案を隠している微笑みに見える。
しかし、生き馬の眼を抜く政争の中で生きてきたわけではない少年にわかるのはそこまで。
勉強とは言うが、役に立つ日が来るのだろうか?
そこをポジティブにとらえて、よーしやるぞ! となれるくらいポジティブになれたら幸せかも知れない。

「…………。」

何とも形容しがたい声がかすかに聴こえると、手が止まりかける。
いや、手元が狂いそうな声、と新しい表現をしてもいいかもしれない。

「せ、急かさないでください。えーと……」

嗜めるというより懇願するような調子で言って、少年はボタン、ボタン、と手元を動かす。
王家の人間は望むと望まざるに関わらず、身綺麗にするのも仕事のうち──自分もやりとげねば、という意識になる。焦らしていると言われると、また指がすべりそうになったが。

一体、どういう精神でこう堂々としていられるのだろう、と半ば感心すらしながら、
元から手先が器用なほうの少年は、ようやくドレスを脱ぎ落させるのに成功する。
ぱあっと顔を明るくして、まるで一仕事終えた様な表情になるのはいたしかたないこと。

「ハイ、出来ました……!」

一糸まとわぬ王女の前で、その場に屈みこんで、ドレスがしわにならないよう拾い上げて胸の前で畳み始める。
自分の服を畳む時と同じ畳み方だが、くしゃくしゃにしておくよりマシだろう。

エリシエール > 護衛に現れた少年は頼もしく心強かった。
まさに忠義を全うする騎士としてのあるべき姿を体現した模範的な振舞い。
非の打ち所がなかった。

それが、浴場を前にすればすっかり年頃の少年相応の狼狽え方を見せ、
そのギャップを王女は今まさに楽しんでいる最中なのである。

「ふふふ……卿の本職ではありませんから、そうですね……。
 もう少し、気長に待ちましょう。…………」

にこりと微笑みながら、少年に任せて待ち続けてようやく。するり と肩口から
袖が滑り落ち、そのまま上体が露わになり涼しさを覚える。

乳房には何も身に着けておらず、ドレスが脱げれば桃色の瑞々しい乳首を丸出しの
爆乳がぷるぅん と軽く揺れながら露わとなるだろう。

下半身に穿いた薄いピンクのレース生地の下着は、ほぼスケスケで丈も非常に短い。
年頃の少年の性癖が歪みかねない煽情的で刺激的な、”オトナ”の下着だ。


ドレスを丁重に受け取り、たたむ少年には嬉しそうに満面の笑顔を向ける。

出来ました と元気よく報告する少年をにっこりと見つめた王女は

「ええ、見事な手際でした。ふふふ……次は”下着”を脱がせてもらいましょう。
 ……入浴は”裸”で行うものですから……。」

胸の下でそっと腕を組み、両腕でそっときゅ と支えて乳房を上向かせてにっこりと。
秘所も透けて見える、極薄の下着は王女の尻肉や肉付きにぴったり吸着しているように
フィットしており、指を引っ掛けてするすると下ろせばあっという間に脱がせてしまえるだろう。

ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からエリシエールさんが去りました。
タムリン > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 王城2【イベント開催中】」からタムリンさんが去りました。