2017/05/06 のログ
■ゼノビア > 正直言うと誰も此方を見ていない、会話する相手が居ない状況であっても公共の場での勝手な飲食は執事的にはNGである。
しかし、何時誰と会話しても不快感を与えないように口臭をより良いものへ変える事は大事であり、唇や喉が渇いていては咄嗟に言葉が出ない、口付けを交わした際に良い感触を与えることができない、と言う意味では肯定であり問題は無い、と思うことにする。
誰も居ない通路で一人で散策する事自体があまり楽しいものではなく、会話する相手を持たなければ口寂しくもなる。
………カリッ
と鬱憤を込めて奥歯で林檎味の飴玉を噛み砕くと、汚れているわけではないが、無意識に両手でスラックスの膝を叩いて、お尻で寄りかかっていた壁を軽く押し、その反動でとんっと一歩前に出る。
さて散策の再開である。
よく見えれば幾つか扉が半開きになっている客室もある。
其処をいくつか覗いて内装をチェックしようと再び歩き出す足取りは軽い。
ベッドが乱れていれば整えて、もし片付けの終えてない部屋があれば片付けてしまおうかな?と少しだけ表情を華やげながら、赤い絨毯の敷かれた廊下を歩く……。
帰宅するにしてもまだ眠気は遠い、なのでもう少しだけ散策を続ける心算だ。
■ゼノビア > 歩けど歩けど誰かに遭遇する事は無く、大きな溜息を吐き出すとトボトボと多少頼りない足取りで帰路に着く事となる。
一応最後にお城に求人がないか、執事を探している貴族や騎士の方はいないか、確認をしたがそちらも空振りで……。
正式な主従関係を結べないまま時間だけが過ぎていく。
しかし、たとえ候補が見つかったとしても時間を重ねて
主従に相応しいか確認しなくてはならない、そう考えると別に慌てる必要も無いんだなと思い、一先ず今夜は寝ることにして……。
足取り重く、されど希望を失ったわけでもなく、少年は一人歩いて夜の街に消えるのだった。
ご案内:「王都マグメール 王城2」からゼノビアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城2」にルゥさんが現れました。
■ルゥ > 自分にあてがわれた部屋、とりあえずの仕事だけする場所
城内は、いろいろと…面倒事が表にも裏にもあって一見の見た目はただの一般人に見えるほどの普通さ
目を通すべきものには目を通し、一通りの書物関係も済ませた
呼び出しもこない、出番となる戦闘ごとは今はないのだろう
大きめの扉を開き、外へとでてくる
部屋の外なのに、なんだか城内は重苦しい空気。眉間にシワをよせながら歩き出した…
出てきたのは中庭、月夜の明かりが薄ら周囲を照らしてるから、なにがあるかくらいはわかる
中庭にあるベンチに何気なく腰を下ろし
ご案内:「王都マグメール 王城2」にキニスさんが現れました。
■キニス > 王都の北部にある富裕地区、そして王城。
高名な貴族や役人、そして王都直属の騎士団の活動拠点と言われている。
そんな場所に、一介の冒険者である自分が足を踏み入れられたのは役人となった古い友人のお陰だ。
『王城の事を知りたい』と言ったら快く王城の見学をさせて貰う事となった。
施設の説明なども彼がしてくれたが、何故だろうか。すべての説明に彼自身の出世の自慢が入っていた。
未だに冒険者である自分の事を、陰では下に見て馬鹿にしているのかもしれない。
そんなことは気にせずに見学を続けていれば、急に役人に用事が入ったと言われた。
『適当に回って、帰れ』といい加減に言われつつ、王城の中庭へとやって来た。
「…綺麗だな」
流石は王国最大都市の王城。
花は綺麗に咲き誇り、木々はよく手入れされている。
街灯に照らされる中庭を眺めていれば、ふと、ベンチに座っている少女に気が付く。
■ルゥ > 城内でも自分がココに在籍する理由を知る人は一部のみ、ほとんどの者は理由もしらず
疑問を抱いたままとりあえず、頭を下げてるくらいだろう
そんなことも興味なくて…いろいろ自由そうで、自由のない生き方にもウンザリしてきてた
夜も更けて…部屋で休むも外の屋敷へと足を向けるも
今はどちらも選びたくないというように、中庭に一人静かに座ってるだけ
時々足音がして、誰かが通りがかってるんだろうけど
足を止めるものなどいなかったのに…1人の足音が止まった
誰かしらない、背中をむけたまま城内であるということに、警戒もうすく…
■キニス > ベンチに座る少女に、騎士団の団員だろうかとふと疑問が過る。
彼女の魔力の流れを見て、普通の人間でないことを理解すれば近づいていく。
少しばかり、彼女の事が気になったのだ。
しかし、その動機は彼女の内に潜む謎の魔力ではなく、単純に背中からでも美しそうな出で立ちをしてたからだ。
「どうも、隣…失礼してもいいか?」
彼女の背後から声を掛ける。
少し不純な理由で接触したことを悟られないように、紳士的な振舞いでそう問いかける。
彼女の許可が貰えれば座り、断られれば立ちながら、中庭を見渡す。
「いやはや、王城自体は綺麗で良い設計をしているが、やはり広すぎて徒歩での移動は足にくるな」
自身の足をマッサージしながら、世間話のようにそう切り出す。
彼女を横目で見て、柔らかい表情をして、出来るだけ警戒心を薄めるように。
■ルゥ > 「…どうぞ?」
珍しい…自分に声をかけてくる者がいることに意外そうに驚きながら
近づくことには気づいてた、足音が向いてたから
「あなたは、城の外の人?…たしかに無駄にも広いから疲れてしまいそうね」
あまり城内の作りには興味がなくとも、広大な敷地でどこに何があることは把握してる
背もたれに背中をつけて、隣に座る人のことを今初めて視線をむけては…小さく笑みを浮かべて
■キニス > 「ありがとう」
意外そうに驚く彼女に礼を言いながら座る。
彼女と同じように背もたれに寄りかかれば、脚を伸ばしてリラックスする。
「あぁ、キニス・スタフティ。最近この街に来た冒険者だ。
この王城に知り合いが居てね。ちょっとばかり、見学をさせて貰ったんだ。」
実際、王城内を歩き回って足が疲れたというのは事実だ。
仕事や旅で土を踏むことには慣れているが、整備された石の煉瓦を踏むのは少し足にくる。
小さく笑みを浮かべる彼女に警戒していないと思えば、こちらも帽子の下から小さく笑う。
「そういう君はこの城の者かい?」
柔らかい言葉遣いで彼女にそう問いかける。
自分の予想では騎士団の団員、なのだが、如何せん服装とかが自由過ぎる。
では、貴族の娘とか?
考えれば考えるほどわからなくなっていき、彼女に直接聞いた方が早いと判断した。