2022/04/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にイスラさんが現れました。
イスラ > 城のテラス。
季節も巡りここ最近は。夜半ではあれすっかり肌寒さを感じなくなった。
そのお陰で長い事こうして、外に出ていても。体調を崩すような心配は無いのだが。

「 は――――ぁ …」

その半面。涼む、という事が出来なさそうである。
心身をきりりと研ぎ澄ませてくれるような涼気を、まるで感じられなくなってしまったから。気分を変える、落ち着く、というのも難しい。

――そう。落ち着かない。
数日前に、とある出先で薬を盛られた。
幸いその時には、直接の被害こそ免れたものの。其処から暫くずっと…緩やかに薬が残っている。
投薬直後程に激しくはないものの。その分じわじわと、内側から。腹の底を熱されているような実感は。何とももどかしくて堪らない。

「 ぁあ――前にも、有ったね…こういう事が」

熱くて、苦しい。そんな状況下で一人テラスへ逃げていた所を。
見つかり、誘われ、抱かれて――等という事が有ったのを思い出す。

あの時からめっきり、自身が女寄りになった…或いは。苛まれ躙られる興奮を覚えてしまった、気がする。
勿論、男のようにして。誰か女性を求めたい気持ちも有るのだが。今の気持ちがどちらかと言えば、男を求めてしまう側なのは――多分。
そうした思い出と。薬の種類が元々、其方向けだからなのだろう。

ぁぁ。と、小さく漏れる声は。この数日ずっと熱っぽい。
燻されて、炙られて、燻らされて――いつまで。この侭なのだろう。

イスラ > じくじくとした疼きはずっと。重く下腹に溜まっている。
あぁそうか、下腹…下胎なのか、と。こんな折に改めて再確認させられてしまい。小さく喉を揺らすようにして笑った。

「 そぅだね。本当に――笑ってしまうくらいしか、無いじゃないか」

どちらでもあるだとか、どちらでもないだとか。タイミング次第で実に都合良く使い分けているのに。
これは悪い事なのだと、悲劇の登場人物ぶってみせたりしているのに。
いざ片方に偏りを感じてしまうと…途端に、不安になった。
されるが侭になってしまうのだろう弱さを。同時に、其処に興奮を覚えているという被虐心を。何度でも再確認してしまうから。

――だからもう。誰かが解き放ってくれれば良いのに。
一気に加熱して、焼き尽くして暮れれば。跡形もなく滅茶苦茶にしてくれれば良いのに。

ほら。やっぱり、こういう風に考えてしまうのだ。
女側の自分がどれだけ偏った存在なのか。思い知らされてまた笑う。
何度目だろう…と、数える事すら億劫な程に。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にイアラスさんが現れました。
イアラス > 暫くぶりに貴族としての用向きの為に登城し、その用向きを終わらせて場内を歩いていると、ふと空気の動きを感じて立ち止まる。

「ふむ?どこからか風が入って来ているのか……こちら、か?」

このまま帰ってしまうのも退屈だと思えば、少しの興味が湧いて風の動きをたどっていき、辿り着いた先のテラスへの扉が開いており、そこから風が入って空気が動いているのだと分かる。
そして、そのテラスに少年とも少女とも、格好だけを見るならば少年に見える人物がいることに気付けば、興味深げに眼を細めてそちらへと歩み寄っていく

「そのようなところで何をしているのかな?
涼むにしては今日は暖かく、それには向かないと思うのだが。
それとも誰かと待ち合わせかな?
例えば、一夜、共に過ごす相手をなど」

歩み寄っていけば見えてくる相手の容姿、それでもまだ少年にも少女にも見える不思議さ。
それでも可愛らしく見えることにどこか嬉しげな、獲物を前にした狩人のような笑みを浮かべている。

イスラ > 「 ――――ぁ」

背後から掛かった声で始めて。誰かが近付いて来た事を、そして扉が開けっ放しだった事に気が付かされた。
声の主へと振り返りつつ、ほんのりと朱に染まる頬は。そうした無防備と不注意を恥じた物でもあるし…同時に。
ぽつぽつと漏れ続けていた独り言も、この調子だと誰にどれだけ聞かれていたやら分からない、という事を。思い知らされた為。
…勿論それだけではなく最初から。ほんのりと継続され続けている、熱を出しているかのような体調も。影響しているのは間違い無いが。

「 夜にもなれば多少は、マシかと思ったのですが。えぇ…残念ながら仰る通り。あまり、心地良くは感じない」

そうして見出した相手は。少なくとも目上の男性である。それを確認した所で、こほん、と一度咳払いし。口調と声色双方を整えて。
改めてまじまじと眺めた事で、もう一つ。違和感に気が付いたのだろう。二度、三度、瞬きを繰り返したのなら…嗚呼、と。
今度の声には何処か。納得めいた色を滲ませたなら。

「 先生――でしたね、確か。学院でお姿拝見した事が有りました。それとも、城勤めの間でしたら…卿とでもお呼びした方が?
…まぁボクも。その内抜け出すつもりでしたので、今日の所は。此方に相応しい様相など、していませんけれど」

苦笑して、くるり。回ってみせた。これが普段城に居る時ならば。ふわふわとしたドレスを揺らし躍らせる、画になったのかもしれないが。
先述通り今日の所は普段着…それこそ。男にも、女にも、見える代物である。

「 という事で改めて。…良い、とは言えない夜です。
――そう……そうですね。待ち合わせの心当たりなど有りませんが―― …気持ちとしては、近いのかもしれない。
誰かと一夜を過ごしたい、なんて気分になる事は…きっと。良く有る事ですから」

原因が外的な物ではあれ、否定はしない。結論だけみれば相手の言う通りなのだから。
何処か困ったように眼差しを緩め微笑んで。小さく頷いてみせた。

イアラス > 近づいて行けば頬をほんのり染めている様子に、獲物を狙うような目つきはますます鋭くなっていく。
扉が開いていたことでぽつぽつと風にちぎれて聞こえていた独り言は、良く意味は分からなかったのが残念である。

「日中は今よりもずっと暖かいからな。
ふむ、涼むには向かずとも、夜空や星を眺めるには良い気候だと思うがね。
ん?何かな、私の方をそんなにまじまじと見て……ああ、君も生徒だったのか」

こちらをまじまじと見て、瞬きをしてから相手の言う言葉になるほど、と言うようにこちらも見つめる。
もしかしたら廊下ですれ違う、などということはあったかも知れないものの、良くは覚えていなくて。

「卿、などと堅苦しい呼び方をされるのも余り好みではないな。
別に良いのではないか、そういう格好を好む者もおるだろうしな。
私も、そういうのは嫌いではないし」

少年とも少女とも分からないものの、どちらでも自分にとっては美味しい獲物であり、こちらからの問いかけに、良くあること、などと答えるのを聞けばにやりと人の悪い笑みを浮かべる。

「ほう、それなら今宵は私と一夜を過ごしてみないか?
期待外れにはならないと思うが、どうだ?」

言えばテラスの扉を背にするようにし、相手の方へと右腕を伸ばして腰に回して引き寄せようとし、左手を頬に添えて上を向かせ、瞳を覗くように見つめようとする。

イスラ > 「 一応は。まぁ――出席率というか。素行の方は正直、あまり良くないと思いますので。
直接担任をしていただいていないというのは、寧ろ有難いのですが」

つい苦笑めいてしまう口元に、難しい目付きで手をやって。誤魔化し加減に唇を押さえる掌。
もっとも出席率などについては。仕方のない所もあるだろう。貴族の子女という事はそれだけで、唯、勉学に励んでいれば良い訳ではないのである。
こうやって城に直参する事もあれば。パーティー等に参加する事が、権利というより義務めいていたりする。
世間一般で羨まれている程、好き勝手に愉しんでいる訳でもない。
…寧ろそういう意味では、学校生活に勤しめる時間の方が。非日常であり、救済のタイミングなのかもしれない。
其処で出会う可能性の有る相手へと。うん、と頷くようにしてみせてから。

「 では、どうしたものか――あぁ。宜しければ先生、とお呼びしても?
確かに其方の方が、些か砕けて感じられます。…こんなに、何時も通り気を遣わなくてすむかもしれない」

そういった非日常への憧憬。最初の入口として、学院での関係を思い浮かべた。
だからこそ貴族同士ではなく。教師と生徒、じみて呼んでみせながら。一先ずは手の届く程度の距離まで、相手の方へと歩み寄っていき…
それと。折から伸ばされた、先方の腕とが重なった。その侭腰を抱き寄せられる形で、相手の胸に囚われて。
ぅ、と思わず呆気に取られた吐息の零れる唇が。丸く見開いた瞳が。見上げる立ち位置を取らされたなら。

きっと沈黙も。困惑も。そう長くは続かなかっただろう。
触れられた頬に残る、明らかに、正常とは言い難い熱っぽさが。
迷う娘を後押ししてしまうのだから。

「 ――言ってくれる、ん…ですね。それって大人の余裕?という奴ですか、それとも――自信? …確信?
どちらだとしても―――― ふふ、ふ。
とても悪くない提案だ。今のボクにとってはとても……とても、魅力的なお誘いです、先生…」

ゆっくりと胸板へ凭れ、体重を預けていく。
とく。とくん、次第に早まる胸の音と。服越しであろうと分かる奇妙な熱さ。その二つを伝えるまま…

「 でしたら…此処から掠われたいと、思います。先生に。
…よかった。これで――――あ は、これでボクらしく…悪い娘に、戻れそうだ――」

イアラス > 「なるほど、貴族の責務を果たしているのなら良いが、ただのサボりでは説教か仕置きが必要だな」

相手の家の爵位までは分からないものの、貴族としての様々な付き合いというものがあり、自分もまたこうして登城しているのは貴族としての用向きであるので理解できる。
とはいえ、ただのサボりで授業を抜けているのであれば、説教、もしくは仕置きと言う名の淫行であるが。
そして、先生と呼んでも、と言われればもちろんと言うように鷹揚に頷ずいて見せる。

「もちろん、そう呼んで貰って構わない。
気を遣わなくて済むし、教師と生徒で肉体関係を持つ背徳も味わえると思わないか?
ふむ、こうして近くで見るとますます可愛らしく見えるな、そのぽかんとした驚いた顔つきなど本当に可愛らしい」

抱き寄せた相手の頬に触れれば妙に熱く、こちらへと体を預けてこられればその体も熱いことに気付いて首を傾げるものの、なるほど、というように頷く。
自分も良くやる、媚薬のようなものを使われているのだろうと。

「少なくとも年上で大人だからな。
自信でもあり確信でもある……それでは、今宵は私の相手をして貰おうか。
このままここで抱いてやろう、もしかしたら誰かに声を聞かれたり姿を見られたりするかも知れないが、それはそれで興奮するだろう?」

悪い娘に、という言葉に女だったか、と思いつつ、相手の頬に添えた手で顔を上げさせ、顔を近づけては唇に唇を重ね、ゆっくり擦り合わせるようにし、舌を出して唇の輪郭を舐めて。
徐々に舌の動きを大きくしては、咥内へと舌を挿入していき相手の舌を絡め取って舐めたり、咥内をねっとりと舐め回したりしていこうとする。

イスラ > 「 責務。…ぁぁ本当に、そうとしか言いようのないのが。煩雑ではある、かな――本当はやりたくないのにだなんて。屡々考えてしまいますから。
こんな事なら拾われなきゃぁ良かっただなんて――――ぉっと」

首を振り、愚痴にも似た言葉を飲み込んでおいた。どう考えても面白い話にはならない、そう確信出来てしまう事と。
目の前の相手はきちんとした貴族であり、その責務に対するきっぱりとした義務感を持って、日々勤め上げている可能性も有り。その場合不興に繋がりそうだと。
結局その辺りへの誤魔化しも含めて。学生寄りに、物事をシフトさせたがるのだろう。
サボりだの説教だのといった。実に教師から生徒へと向けられがちな単語が重なれば。それはそれで楽しそうだ、と言わんばかりに。くすくすと微笑んで。

「 それでは先生。…いえ、どうだろう。
我々というか、この国に関しては――教師と生徒の仲程度。差程の禁忌とも言い難いじゃないですか?…ねぇ?」

良く有る事だと。そう言い切ってみせよう。
学院という場所が聖域にならず、生徒と教師とであろうと、当たり前のように性が横行していると言うべきか。
というよりもそれを言ったなら。そもそも聖なると称されるべき国教の場に到るまでが、性を謳歌しているのだし。
だから教師である相手との間で、一晩の関係を持つという提案も。取り立てて憚る事なく頷いてみせた。
ましてや今現在は、盛られた薬が普段以上に、娘をその気にさせている。
しなだれかかってみせた体勢のまま。上から降ってくる口付けを受け容れて二度、三度…啄むように重ねては。
合間合間に零す吐息が、着実に熱を増し始める中で。

「 っ、ん、…んふ――は… …っふふ?年上で、大人で、男、を。どれだけ…ボクは感じさせて貰えるのか――――  って、 ぇ…?
っぇ、その、先生――此処? 此処――は、流石に――――」

ただ少々予想外だったのは。
相手と…彼と二人でひっそり。何処かへ姿をくらませてしまうつもりだったのに。相手がそれを待ってくれなかったという事だろうか。
このまま、ここで。そんな宣言に思わず睫毛を揺らしてしまうのだが。
抗議…にもなりきらない、弱い困惑にも似た声音ですらも。途中で堰き止められてしまう。
回を増す毎強く、深くなっていく口付けに、そのまま呆気なく口内までも踏み入られてしまったかと思えば。
口中の粘膜を掻き混ぜ舐られる、最初から深すぎる程に深い口付けで。まんまとその場に捕らえられてしまった。

「 っっぁ、ふ、ぁく――…ん、んんっん…!」

ぞくり。ぞくり。舌が這い回る都度、抱き寄せられた背や腰を戦慄かせ。
絡め取られる感触が、どうあっても快感になってしまうのだろう。力の入りきらない侭に、すっかり舌を受け容れしまう唇から。つ、と押し出された唾液が糸を引き垂れていく。
…くぐもった声は、それでも確かに心地良さげで。彼の言う通り誰かに聞かれてしまったのなら――どうなるか。

イアラス > 「なるほど、根っからの貴族、産まれが貴族という訳ではないのか。
それなら、貴族の責務が煩雑に感じるのも分からんでもないな。
はは、確かに教師と生徒くらいでは背徳、禁忌とは言えないか。
何せ、時には親子で交わるような禁忌を犯すような者もいれば、動物との交わりを楽しむような者もいるからな」


禁忌の中でも上位に入るようなことを愉しげに口にする。
他には王族を、や魔物と、と言うこともあるが、それは城で口にするには少々危険で。

「たっぷりと年上の男の手管を味わって貰おうか。
ふふ、どうした?ここでするのは怖いか……?
だが、それがまた快楽のトリガーになるだろう?
誰かに聞かれ、見られ、もしかしたら仲間に入ろうとしてくるかも知れない、後日、行為を見たと脅迫されて、体を許さざるを得なくなるとかな。
んっ、はぁ……お前の唇、柔らかくて気持ちいいぞ……?
ああ、ふふ、名前を聞いていなかったな、私はイアラスだ、一応名乗っておこう」

キスの合間にそう囁き、絡ませた舌を美味しそうに舐めて回し、舌同士を絡ませて唾液を送り込んでから唇を離し、垂れている唾液を指先で取っては相手の唇へと塗るようにする。
そして今度は首筋に顔を埋めてそこへとキスをし、舌を押し付けるようにして舐めていき、耳朶まで舐めて、耳穴に舌を入れて舐める音を聞かせるように舐め回していこうとする。

「感じてきたなら、遠慮なく声を上げるといい。
寧ろ聞かせてやるくらいのつもりでな……?」

抱き寄せた手を腰から下、尻へと這わしてショートパンツ越しにいやらしく指を蠢かして揉んで捏ねていき、反対の手を胸元に這わして白いシャツの上から胸を撫でまわし、揉んでいこうとする。