2021/03/21 のログ
トランプ > 「おや、お砂糖が必要でしたか?」

苦いと呟く相手に男は小さく笑い、四角く固められたカラフルな砂糖や、花の形を模した砂糖の入った入れ物を相手の前で開け、少女の反応を見るために瞳を見詰める。
その瞳は赤く、爬虫類を思わせる瞳。
其れでなんとなく形が見えてくる。

ソラム > 「......ありがと」

小さくお礼を言うと砂糖を紅茶に放り込むと再び口に流し込む。
ほんのりと甘くなったのを感じると少しだけ驚く。
男を警戒しつつも、少しだけ警戒を緩める。

トランプ > 「紅茶もお酒もなれると手放せなくなりますからね。」
等と笑うと、男は空になったカップに紅茶を注ぎ、ブランデーを継ぎ足し一口。

「さて、ソラムさんは夜のお散歩ですか? それとも何か探し物で?」

等と問いかけながら少し警戒を緩める相手をほほえましく見つめる。

ソラム > 「......少し、ね」

自身の持つ紅茶のカップを置き、男を見る。

「...貴方って、人じゃない、よね?」

興味深そうな視線を向けていたであろう男へそう問いかける。

トランプ > 「えぇ 貴女と同じようにただの人ではありませんね。」

問いかけられた言葉に男は楽しげに笑いながら言葉を返し。

「人でないことをしったらどうしますか?」

ご案内:「王都マグメール 王城【庭園】」からトランプさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にリーアンさんが現れました。
リーアン > 「公主様、…――――公主様、何方に居られますか」

公主たる異母妹に宛がわれた客間の周辺から、少しずつ捜索範囲を広げ、
今はもう、幼い少女の足で移動したとは思えない程遠く。
瀟洒な装飾の施された廊下ではあるが、もう数分は擦れ違う人も無く、
左右にぽつぽつと並ぶ扉が開け閉てされ、人が現れることも無い。
お茶の時間になっても現れない異母妹を探すのが目的だったが、
もしかすると、探すべき方角を間違えたかと思い始めていた。

「公主様、……… メイ、メイホア。
 姉様よ、―――――― かくれんぼはもう、終わり。
 出て来て頂戴、………メイ?」

ふと思いついて、声のかけ方を変えてみたが。
此れでも応えが無かったなら、別の方へ行ってみる心算だった。

ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にディコック・フクシチさんが現れました。
ディコック・フクシチ > (屈強な従者を二人ほど後ろに引き連れて、所用を終えて城内を歩いていると聞こえてくる声に首を傾げて。
こんなところに誰がいるのだろうかと、声のする方へと脚を向けて歩いていく)

「このような城の中でも人気のないところに誰がいるのやら……ほう?
珍しいな、迷子にでもなったのか」

(声が近いと感じれば誰かを探しているような声、どうやら迷子になっただれかを探しているような様子に、何かを思いついたように人の悪い笑みを浮かべる。
そして声の主である女性へと近づいていき、人当たりの良い笑みを浮かべて声を掛ける)

「どうされましたかな、何方かを探していらしゃるようだが……良ければどのような方を探しているのか教えて頂ければ我らも探すのを手伝いますぞ?」

(にこにこと好々爺然とした笑顔を浮かべながらも、相手の身体つきをチェックするかのように視線を這わして。
後の従者達は無言で、主のすることを見ているだけで)

リーアン > ―――――靴音がひとつ、否、二つ、三つ。
其れを聞き止めて己が振り返るのと、背後から声がかかるのはほぼ同時だった。

身形良く、供を連れ、歩み寄る男の何かが、己の脳裏に警鐘を鳴らす。
形ばかりは礼節を保ち、飽くまでも公主の随行者として、深く頭を垂れ、

「此れは失礼致しました、通行の邪魔をしておりましたね。
 ――――… わたしは、公主メイホア様にお仕えしている者で御座います」

異母妹の名は口にしたが、単なる随行に過ぎない己の名は名乗らなかった。
相手の風体、表情、眼差し―――――従者たちの態度。
幾許か、胸をざわつかせるものは在れど、再び唇を開いて。

「失礼ついでに伺いますが、……メイホア様を、
 ……帝国風の衣装を身に着けた姫君を、此の辺りで御覧になりませんでしたか?
 黒髪で、黒い瞳の……此の位の背丈の、小さな姫君なのですが」

問い掛けながら、此の位、というところで、己の鳩尾付近を掌で示す。
其の掌の示す直ぐ上に、ぶかっとした衣でも隠し切れない、豊かな膨らみが在る。
男の眼はもしかすると、其方に惹きつけられるだけかも知れない。

ディコック・フクシチ > <<場所を移動致します>>
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からディコック・フクシチさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からリーアンさんが去りました。