2020/09/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にフローレンスさんが現れました。
■フローレンス > ヒトの視線を避け、喧騒を避けるのが常である『王女』にとって、
早朝の庭園は自室以外の、数少ない安寧の地だった。
夜半過ぎまで杯を交わし、娼婦や奴隷を組み敷き、
あるいは王族、貴族同士でも淫らな遊戯に耽る人々ならば、
今頃はまだ眠りの淵に沈み込んでいる筈。
昨夜、とうとう戻らなかった己付きの侍女も、その中の一人なのだろう。
寝間着にしている白いローブの上からストールを羽織り、髪を結いもせず、
保管場所の判らなかった靴だけは昨晩脱ぎ捨てたものを履いて、
―――――こんな格好で外へ出ることを、さもなくば許されている筈が無かった。
「はぁ、………風、気持ち良い、な」
勿論昼日中ともなれば、まだ夏の名残に苦しめられるが、
この時間であれば、柔らかく庭園を吹き流れる風は心地良く。
けれど、木陰に佇む東屋に近づきかけた時、ぎくりと足が止まる。
「――――…ぁ」
何か、居る。
ゆらゆらと風に揺れる、何かが東屋の中に。
夜通しそこで淫戯に興じた誰かの着衣か、それとも『中身』もまだそこに居るのか。
あるいは―――――と、それ以上の可能性は思い至らず、ただ息を呑み身を竦ませて、
羽衣のように揺れる何か、を凝視した。
声を掛けるべきか、それとも今直ぐ立ち去るべきか。
まだ、判断はつかなかった。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にネメシスさんが現れました。
■ネメシス > 『王女』が見つけた揺れる何かとは、間違いなく人であった。
開けた赤いガウンを着ている人物、それは最近になって王城を出入りするようになった成り上がり者である。
そして、近づけば鼻につくような臭いがしたことだろう。
東屋の椅子に腰かけていた成り上がり者の足の間で『王女』にとって見覚えのある相手…昨夜戻らなかった侍女が
成り上がり者の巨大なマラを一生懸命に口腔奉仕しているのであった。
先に成り上がり者の方が『王女』の存在に気づき、口を動かす。
「ほら、さっき言ってた貴女の主さんが出てきたわよ。」
侍女は声を掛けられたことで漸く『王女』の存在に気付いたのか。
一瞥し、一度王女に頭を下げてから奉仕を中断する。
「貴女、フローレンス様よね。
私はネメシス、ちょっとこっちに来ない?」
赤いガウンの成り上がり者はネメシスと名乗り、開けた格好のまま手招きしている。
『王女』と同じふたなりの身体ながら、胸も、そしてマラが異様に大きかった。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にルインさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にルインさんが現れました。
■フローレンス > 先刻まで薔薇の香りが強かった風に、別の匂いが混じり始める。
視界に揺れる鮮やかな紅の色、半歩歩み寄った時に、それが誰かのガウンで、
その誰かがまだ、ガウンを纏ったままであることが判った。
己には見覚えのない顔、魅惑的な曲線を描く肢体、しかし良く見れば、
『彼女』は、一人ではなかった。
微かに響いてくる水音、『彼女』の足の間へ跪く別の誰か。
それが誰であるか、何をしているのか、―――――こちらに背を向けていた人物が振り返ったことで、
全部が一気に露見し、己は大きく目を見開いた。
「え、―――――え、………!?」
まず第一に、振り返ったのが己の侍女であったこと。
そして、彼女が今まさに、口許をだらしなく濡らして口淫の真っ最中だったこと。
けれども一番驚いたのは、赤いガウンの『彼女』の足の間に―――――今まで見たことも無い、
大きくて、猛々しく反り返る逸物が備わっていたこと、だった。
「………ど、どう、して、―――――ぁ、でも、っ、
わたし、……わた、し、――――――――」
名前を知られているのは、きっと侍女が喋ったからだ。
けれどこんな場面で、第三者を手招きする『彼女』のことが、己には判らない。
逃げた方が良いと思う、見なかったことにした方が良いと思う。
それなのに足は自然、ふらふらと引き寄せられるように、彼女の方へ向かっていた。
おどおどと揺れ動く視線は、『彼女』の下腹部に釘付けのまま。
■ネメシス > ガウンの成り上がり者は庭園の主然と振舞い、出会ったばかりの侍女を己の所有物の様に扱っていた。
長い淫蕩の時間を過ごしていた侍女は、今頃になって…自らの本来の主の登場に羞恥が込み上げたのか、慌てて身づくろいをしている。
「あなたも私と同じような身体らしいわね。
この子に聞いたわ。
どう? 私も貴女と同じものがついてるんだけど。
興味ある?」
ふらふらと、引き寄せられるように近づいてくる王女。
腕が届く範囲にまで来たところで抱き寄せる。
そして、王女の手首を掴めば。
侍女の唾液と己の精液で濡れたままのモノへと触れさせる。
ネメシスの一物は人の腕に比肩する規格外の大業物。
拳ほどある亀頭からは精液が涎の様に滲みだしていた。
■フローレンス > どこか人を見下したような、冷ややかな表情でいることの多い侍女が、
上気した頬を、蕩けた眼差しを、ガウン姿の『彼女』にちらちらと向ける。
着衣の乱れを直したところで、二人が何をしていたかなんて、
いくら己がそうしたことに無縁の存在でも、判らない筈が無かった。
ひみつの恋人なのだろうか、と、ぼんやり思う―――――けれども。
「お、……同じ、って、なに、―――――どう、いう、
――――――――ひ、っ!」
己の身体のことは、それこそ、絶対の秘密、である筈だった。
それなのに、あっさり情人である(らしい)彼女にバラしてしまったらしい侍女へ、
反射的に詰るような眼差しを向けかけたが、
―――――引き寄せられて、右手を『彼女』の股間へ宛がわれる。
侍女の唾液と、白く濁った蜜液とに塗れ、どくどくと脈打つ熱い肉竿。
己の小さな掌ひとつでは、とても握り込めない大きさに、禍々しいその姿に、
触れた手指が、腕が、肩が、全身がカタカタと震え始める。
立っていられずにその場へ膝をつき、絡めた手指をとろとろと濡らす液体に、
知らず、こくりと喉を鳴らしながら。
「き、……興、味、なん、て………、
こん、……こん、な、………違う、わたし、同じ、じゃ、」
上擦った声は途切れ途切れに、拒絶というにはあまりにも弱々しく。
傍らで、まだ情欲の名残を顔に貼り付けた侍女が、忍び笑う気配がした。
■ネメシス > 「同じは同じよ。
こう見えて私、お城の事は結構調べているのよ。」
それ以上は言わずともわかるだろうとばかりに、緩やかな笑みを浮かべ。
王女の右手が下腹部の剛剣に当たると、未だ欲情しきっているのか新たなザーメンを噴き出す。
あまりのことに王女がそのばで崩れると、ネメシスもまた床に膝をついて。
「どうやらあまり経験もないみたいだし。
今日は優しく可愛がってあげるわね。」
傍らにいる侍女にめくばせをすると、王女の背後に侍女が回る。
淫蕩な笑みを湛えたまま、王女の衣服に手を伸ばし、それを剥ぎ取ろうと。
その間、ネメシスは王女を抱き寄せ。
あろうことか唇を奪おうとする。
あわよくば、舌を入れ、絡み合う様な濃厚なキスを。
■フローレンス > 「しら、べ、――――――ひ、ッきゃあ、っ……!!」
どくん、と大きく、掌が、指が弾かれるほどの拍動が伝わり、
噴き上がった白濁が己の手をしとどに濡らした。
思わず悲鳴を上げてしまった己とは真逆に、侍女の方は手を叩いて歓声を上げる。
ネメシス様、素敵、などと、うっとり呟く声が聞こえた。
「け、……経験、なん、て、……い、要りませ、ん、そん、な、わたし、
―――――いや、……さ、触ら、な、………ッんん、ん……!」
あまりのことに動転し切って、おろおろするばかりの己を尻目に、
二人の行動は恐ろしいほど素早かった。
背後に回り込んだ侍女の手で、羽織っていたストールごと、
寝間着にしていたローブがはだけられる。
露わになるのは『彼女』とは似ても似つかない、どこもかしこも貧相な身体。
自由の利く左手で、引き降ろされた着衣を戻そうとするも、
卵の殻でも剥くように、引き剥がされて『彼女』の腕の中に。
震える唇を『彼女』のそれで塞がれ、僅かな隙間に舌先が潜り込む。
怯え竦んだ舌肉をあっさりと絡め取られ、いきなりの濃厚な口づけに、
己の頭も、身体も、当然対応し切れなかった。
「ンぅ、んっ、ん、はぅ、ッ………ぁ、ふ、ぅう、ん、」
蕩け落ちるような吐息、口端から滴る唾液、ぐにゃりと力の抜けた身体を、
『彼女』の腕に委ねてしまうまで、ほとんど時間は掛からない。
緩く伏せた瞼の奥、濡れた瞳も熱に翳んで。
■ネメシス > ネメシスの舌は数多の経験から、蛇のように滑らかに柔軟に動いていた。
王女の口の中を這い回り、舌と絡み合い、歯肉を擦り、溢れる唾液を喉を鳴らして啜る。
力の抜けた彼女の身体を抱き寄せると、脱がしたローブやストールを簡易の褥に変え。
その場に王女を仰向けに寝かせる。
唇がふやけたころ、漸くキスを中断し。
王女の身体に覆いかぶされば、控えめな胸を指で触れる。
蕾を指先で摩り、快楽を刺激してから。
唾液で濡れた舌先で王女の胸に口づけ、リップ音を鳴らしては体中に赤い跡を作っていく。
もう片方の手は、王女の股の間に伸びて。
「一人の時にこことか触ったことある?」
人差し指を秘所に入れ、解すように掻きまわしていく。
侍女は二人の隣に腰掛け、王女の変化を楽しそうに眺めていた。
■フローレンス > こんなのは知らない、こんなのは、きっと悪い夢だ。
口づけひとつで処理能力を超えた頭は、既に現実逃避に走っていた。
擦れ合う唇の柔らかさが、絡み合う舌肉の熱さが、溢れ返り、撹拌される唾液の甘さが、
性的な経験値など、ゼロ以下とも呼ぶべき己を翻弄し続ける。
くたりと脱力した身体を、脱がされた着衣の上へ寝かされて。
こんな場所で素肌を晒すことに羞恥を覚える間もなく、手慣れた指先が、唇が、
膨らみなどほぼ皆無の胸元へ滑り、小さな肉粒を玩び始めるや、
びくん、びくん、と、華奢な肢体がひとりでに弾み。
「ゃ、……やぁ、っ、……だめ、だめ、やめ、て、―――――ひゃあ、ん、
待っ、て、……止め、――――――ぁん、んっ、はぅ、う……!」
白く滑らかなばかりで面白みの無い裸身に、紅の色がひとつ、またひとつと。
つんと尖った胸の先端が、物欲しげに色づき、彼女の唾液に濡れ光る。
だめ、待って、やめて、と、言葉ばかりはまだ抵抗を試みていたが、
伸ばした手に触れる『彼女』の柔らかな肢体に魅了されて、その技巧に踊らされて、
容易く、より恥ずかしいところへの侵攻を許してしまう。
一拍遅れて足を閉じ合わせたけれど、『彼女』の手を挟み込むばかりに終わり。
「きゃう、んっ、だめ、そこ、そんな、とこ、だめ……ぇ、っ、
そん、な、そんな、恥ずかし、と、こ、………おね、が、たすけて………、
ひぁ、っ、やぁ、やぁああ、んっ………!」
ふるふると頭を振って、『彼女』の狼藉から逃れようと藻掻くも、
ひたと閉ざされていた割れ目に細い指が潜り込み、絡みつく肉襞を搔き乱し始めると、
弓形に背が撓り、僅かに浮いた腰が切なげに跳ね上がる。
くちゅ、くちゅ、―――――ぐじゅ、じゅぷ、っ。
『彼女』の指使いに導き出される水音は、どんどん派手に、艶めかしく変わる。
ぎちゅ、と『彼女』の指を濡れた肉孔できつく締め付けるごと、
触れられてもいない華奢な男性器が、緩く勃ち上がって紅く充血し始め―――――
くすくすと笑っている侍女に、縋るような眼差しを向けるも。
侍女も、一夜の情人であるらしい『彼女』も、己を許してくれる気は無さそうだった。
射精、という明確な終わりは無いけれど、―――――限界は、きっと直ぐに訪れる。
■ネメシス > 「駄目と言ってもしっかり女の子してるのね。
ちゃんと濡れてるじゃない。」
被りを振っている王女を見下ろす瞳は細くなり。
見透かしたかのような笑みを浮かべている。
王女の愛液で濡れた指を抜き取ってから侍女に再度の目配せをする。
指示を受けた侍女は嗜虐的な表情を浮かべてから王女の状態を両の手で押さえつける。
日頃雑事をこなしている侍女は部屋に籠り気味の王女よりは力強い事だろう。
その間、ネメシスは王女に跨ったまま足元の方へとにじり寄り。
華奢な両足を広げさせ、王女の性器を露にする。
人の指程の小さな男性器がピンと立っている。
ネメシスはソレを指先で軽く弾いてから、自らの業物に手を添える。
「それじゃ、そろそろ貴方にもこの気持ちよさを教えてあげるわね。」
両手で王女の太腿を広げさせたまま、剛直の先を今しがた迄解していた秘所へと宛がい。
何事も無ければ、巨大な生殖器が未だ異物の侵入を受けたことのない聖域に侵入することだろう。
■フローレンス > 『女の子』とは呼べない、かといって『男の子』でもない。
自ら慰めるどころか、洗い清める以外の目的で触れることすら忌避してきたそこは、
刺激に対して、あまりにも無防備だった。
『彼女』が指を抜き去る頃には、己はもう息も絶え絶えで、
押さえ付けようとする侍女の腕に抗う余力も無く。
誰も来なければ、なんの邪魔も入らなければ、己はここで、
名前しか知らない『彼女』の規格外の逸物に、処女を捧げることになっていただろう。
―――――けれども。
不意に、己ではなく、侍女の名を呼ぶ声が、程近いところから聞こえた。
それは大叔父の許に居る従者の一人で、恐らくは朝から姿の見えない厄介者の『姫』について、
行方を知らないか、一緒に探してはくれないか、と呼ぶ声であったろう。
『姫』当人を玩弄するのはなんとも思わない侍女だが、大叔父の機嫌を損ねるのは別問題だ。
侍女は『彼女』に、そう伝えて事態の収束を図るだろう。
―――――慌しく動き始めた事態をよそに、緊張の糸が切れた己の意識は遠のく。
大叔父が絡む以上、この結末は己にとって、決して『救い』とは呼べないだろうけれど―――――。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からフローレンスさんが去りました。
■ネメシス > 中断が入ってしまい、興が覚めてしまった。
ガウンを一人で着なおすと、何処へかと。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からネメシスさんが去りました。