2020/05/02 のログ
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にネメシスさんが現れました。
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にビョルンさんが現れました。
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にアカサギさんが現れました。
ネメシス > 【PL注:本日は5/8開催予定の戦闘イベントに向けての戦力会議イベントです。 同時開催中の公式イベントの話題などもOKですが、メインはこちらでお願いします。 また、戦闘員・非戦闘員など関わらず飛び入り、途中抜オールOKです。】
ネメシス > 【詳細はhttp://mag-mell.undo.jp/BBS/c-board.cgi?cmd=one;no=94;id=marebito#94を参照願います。】
ネメシス > 先日、王国軍、聖バルバロ騎士団、血盟家の合同で異国の軍隊と対峙する事件が発生。
その前後で、異国がマグメール制圧に向けての大規模な部隊を招集していることが判明する。

さる王族の発案で、それらに向けての緊急戦略会議が招集される。
また、現在城塞都市の対応中でもあることから、王国側は人手不足が深刻化しており、
私設軍隊、冒険者、はては後方支援のできる民間人に至るまで、有志を募ると言う異例の事態となった。

「…とまあ、こう聞いてやってきたけど。
どうなることやら。」

今回も末席に腰掛けるネメシスは、一番奥の席に座る王族に向かって笑みを浮かべる。
本日、ネメシスの周囲を警護する団員達は皆女性。
おまけに半分がミレー族であった。

「ああ、彼女たちのことなら心配しないで。
私の親衛隊なの。 皆ちゃんと言うことを聞いてくれるわ。」

王国兵の中には、ミレー族が大挙して押し寄せたとざわつく声もあった。
だが、聖バルバロ騎士団のネメシスの前にあっては、面と向かって抗議する者は出てこない。

「で、まさかの二方面作戦状態だけど。
城塞としてはまだまだ長引くでしょうし、こっちをサクっと終わらせましょう。」

アップルジュースを飲みながら、気楽に構えている。

ビョルン > ハデグで妙なゴーレム隊と一戦交えてからというものの、身辺慌ただしく息をつく暇もない。
本日も諸々と画策し、既にこの王城周辺には子飼いの兵隊を集めている。

中でも別格なウサギミレーの護衛を引き連れて王城へ踏み入る。
護衛に手を伸ばそうとするような衛兵には機嫌悪そうな視線を向けるのみ。

会議室のドアは蹴り開けたが如き勢いで潜り。

「血盟本家、罷り越した次第である」

仏頂面で名乗れば許可の前に空席へ陣取る。
席次はバルバロ騎士団ネメシスのやや上座、豪商あたりに向けた席のあたり。

「水持ってこい」

気軽に平和を語る会議、とはいかなさそうだ。
自分の護衛に申し付け、見知った女へ視線を向ける。状況を考えれば呼ばれぬ筈がないと、納得顔。

ネメシス > 「あら、こんばんは。
この間はありがとうね。」

空になったグラスを団員に渡しつつ、ビョルンへとひらひらと手を振るネメシス。

「「血盟家だ。」」

「「この間の遭遇戦にも居たそうだし、参戦するんだろうな。」

周囲では王城の兵たちが勝手に話し始める。
何せこの異例の事態。
若い兵たちは興奮が収まらないのだろう。

アカサギ > そもそもの発端について、アタシは知らない。
けど、ちょっと聞いた話では。
なんとも、とんでもないことが起きる予兆があったということで。

「……」

二度目の王城。アタシは護衛としてアニキに同行。
あくまで護衛なので。以前と同じで目立たぬように、と。

「……若様、どうぞ」

アニキの注文にすぐさま応え、水を差し出す。
視界の端にはネメシスの姿。
なんというか、自らの立ち位置に非常に困るところがある。
護衛なんだけど、見知った人間がいるという。
いかんいかん、気を緩めちゃダメです。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にナィアさんが現れました。
ネメシス > 【PL様向け:掲示板の内容を抜粋
・ダイス戦闘ロールイベントに向けた会議イベント
・本戦ではダイス連打禁止
・リョナグロ禁止
・特定とのみ絡むの禁止
・途中出入り自由】

ナィア > 非戦闘員の極み?な猫 どこからかの隙間から入り込んでやってきた。
とってももふもふでまるくてふわふわな猫はとてとてと歩み寄ってから
しゅるんすとん、と空いている椅子に飛び上がりお座り状態になると
顔半分だけ出た覗いている状態できょろきょろとし、その都度鈴がちりちりと鳴る。

ビョルン > 「あれから、何かわかったか」

手を振る向きへ視線を遣り、問いかける。
ゴーレムらしき物のの残骸から出てきた部品には異国の文字が書かれていたようだった。
それを調べると、ネメシスは言っていたはずだ。

「……応、」

小さく頷いて受け取ったグラスの水を飲み干して空グラスを差し出す。
ふう、と一息ついて。

会議の本題にまはだ若干の時間があるようだ。この場に招聘された面子を観察している。

ネメシス > ネメシスは、アカサギの心中を慮り、あえて口には出さなかった。

その代わり、隙間から入り込んだ猫に声をかける。

「あら猫ちゃん? 何か食べる?
貴女もこの会議に来たのかな?」

団員に声を掛け、ミルクを取ってくるように命じる。
暫くしたらミルクが入った皿が盛って来られるか。

「う~ん、なんて言うか…。」

ビョルンに声を掛けられたネメシスは茶色い髪をぽりぽりと掻いて。

「よくわかんないんだけど、与えるダメージが不安定になるようね。
製造レベルがまだまだ未完成なんでしょうね…試作品なのかしら。」

ネメシス > 【告知では21時開始と記載いたしましたが、少し早いですがお手隙の方は宜しければご参加下さい。】
アカサギ > 「……」

基本的には、護衛であるアタシは発言などはしない。
アニキに危険が及ばぬよう、周囲警戒・集中。
これがお仕事である。

「……猫?」

どこから入ってきたのかは分からないけど。猫がいた。
怪しい、と思ったけど。とりあえずは注意しておくに留める。

「……はっ」

アニキが水を一気に飲んだので、あらためて注ぎ、差し出す。
二人の会話を聞きつつ、自分なりに情報を整理。
まぁ、アタシが発言を求められることはないだろうけど。
いろいろと考えるのは損にはならない。

ナィア > 『なぁう。なぁー にゃうにゃにゃあ』

灰色と黒という縞模様を持つわりと綺麗な野生…首輪付きに野生も何もない。
どこかで飼われているという様な猫であり、騒ぎもしないでその猫は
ネメシスに問われると鳴き声を発して会話?みたいなあいづちをうつ。
ミルク入りの皿が目の前のテーブル上に置かれると チロチロと舐めるように飲み始める。

『…なぁう』

何か用かという低めの鳴き声でアカサギを見上げる様に見つつチロチロとミルク舐めてた。

肝心の会議そのものは猫なので聞いていないようでざっくりと聞いているようなそんな感じ。

ビョルン > スプリングコートは護衛を介して預ける。
猫へと気を取られる女2人には視線を注ぐだけで。

調査の結果を聞けば顎へと手を当てて暫く考える様子を見せる。

「たとえば」

中空を指で指して続けて曰く、

「異邦の術式が、ハデグの地では不安定であった。
 ならば、ハデグを超えて王都へ迫ればあれよりもより脅威を見せたやもしれぬ──とも、否定できない」と。

2杯目の水は己の前へ。
今日はまだミルクプディングを食べていないので機嫌が悪い。

ネメシス > 「どうかしらね?
とりあえず、王都にまで来られたらその途中の集落も含めて大問題よ。
ハテグで止めるべきでしょうね。」

ビョルンの推測はその場ではなんとも言えなかった。
止めを刺しておいてなんだが、回収した残骸は破損が酷かったのである。

「まあ、さっきも言ったけど城塞都市の対応で王国軍は手がふさがっているわ。
もう少し味方が増えるといいんだけど。」

アカサギ > 「……チッチッ」

自分を見上げる猫に対して、軽く舌打ちをして。
静かにしておきなさい、と意思を伝えようとしてみる。
まぁ、通じなくても止む無しだし、猫の鳴き声程度なら問題にもならないだろうけれど。

「……っ」

ネメシスの発言に、思わず声を出しそうになるけれども。
そこは、一度飲み込む。
興味本位で自分の領分を逸するなど、忍者としては三流以下。
ただ……気にはなる。
未知の敵との戦い。……不謹慎ではあるが。
わくわくしないハズもない。

ビョルン > ネメシスの言葉には一瞬ながら、悩まし気に目を眇めるがすぐに平素の鉄面皮に戻る。

「──うちの領分外だ。
 ……そっちはどうする。
 有効策もないが、戦ってみるというのか」

確かこの女、運も含め強くはある。
どのくらいの戦力が在るかはっきりした数字は知らぬが、数で勝るのであれば勝てる戦やも知れず。

ナィア > 『シャー!!』

完全に威嚇の様な顔と威嚇の鳴き声をアカサギへと向ける猫。
何かが気に障…舌打ちに対しての応酬としての威嚇だったとしか。
鋭い牙を見せるような口の開きと共にシャーシャー鳴いてる。

と、時々 猫はミルク皿をチロチロ舐めている。
なくなれば おかわりもっと、とずいずいとネメシスさんちの団員にもふもふの前脚で要求。

ネメシス > 「まあ、うちは戦うわよ。
この間私掠許可を貰った事だし、少しは居候先に恩返しするのも大事でしょう?」

私掠許可はあれど、未だ法的な後ろ盾はないネメシス。
この辺りで一般の支持を集めたいと言う思惑も浮かんでいて。

「ああ、会議中に喧嘩をしたら駄目よ?」

団員は替えのミルクを持ってきて、ミレー族の一人が猫ちゃんの頭を撫でる。

アカサギ > 「むっ……!」

会議中だから静かにしろ、と伝えたつもりなのに。
いきなり威嚇されれば、アタシとしてもイラッとくる。
とはいえ、謎の猫と本気でケンカしても仕方ないので。
とりあえずは無視しておくことにしよう。

「若様。失礼致します。
 ……全面的に協力、というのは我々としては難しいでしょうが。
 多少なりとも助力しておけば、それなりの見返りはあるかと……」

そこでアニキの耳元で小声で囁く。
まぁ、もちろんアニキのことだ。
その程度のことは考えているのだろうが。
『あえて周囲にかすかに聞こえる程度の小声』で囁くことにより。
周囲に対してポーズを見せることが出来る。
すなわち……。

(アニキがどっちの決断を下しても。
 血盟家の若頭は感情や無鉄砲さだけで行動するタイプではない。
 そう印象付けることができる)

……まぁ、効果があるかは不明だけど。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「失礼。少し遅れたかな?」

会議、というには少し穏やかな空間。
そこに、一人の男が現れる。
堂々とした振る舞いながら、その正体はただの冒険者。

「悪いんだけど、今日は少し汗をかいちまってね。
 冷たい飲み物をいただけるかな?」

しかしてその冒険者は、自分が場違いな存在だとは思っていないらしく。
まったくもって自然に。
勝手に、空いている席へと座る。
そのまま室内に視線を向ければ。

「……いつぞやの会議の時の様な面々だな?」

と。それだけを口にした。

ナィア > 『シャー!!…ナァー!なぅ なぁあ』

威嚇していたがミレー族のネメシス団員により頭を撫でられると
仕方ないにゃぁといわんばかりに威嚇が終わった。
撫でられている最中はされるがままになでなでされてる。

お代わりも来たようでアカサギの方は見ない様にミルクをちろちろ舐めてる。
無視されればこちらも目線合わせない意識もしないで猫も猫で意識しなくなった。

ビョルン > ネメシスの言葉を受けて己へと囁きかける護衛。
その声に深く長い吐息。

「血盟<ウチ>にはもう決定事項だ。
 ──代紋もないのに偉そうな口叩くんじゃないよ」

兎耳へと届くような、独り言ちる音量でぽつり。
幹部会にすれば己は伝令役とも言えた今日の出席である。
己の英断など見せられるわけはない、が。

遅れて到着した冒険者の年長男にはちらりと片手を上げる。
こちらは席次中程に在ろうか。

ネメシス > 「いいえ、丁度良いタイミングよ。
今は丁度先日やってきた部隊の迎撃について話をしようとしてたところ。」

王国のメイドの一人が、セインの手元へ良く冷えたワインを持っていく。
上等のスパークリングワインが、シュワシュワと泡を放っており、香りも良く。

「まあ、自然とこうなるってことよね。」

肩を竦めるネメシス。

猫ちゃんが静かになると、今度はビョルンに視線を向ける。

「もう決まってるの?」

アカサギ > 「……失礼いたしました」

アニキの言葉に、アタシはそれだけ言い、一歩下がる。
……今のやりとりで、アニキの考えとか立場は理解できた。
アニキがアタシの発言の意図を理解してくれているかどうか……については。
まぁ、アタシの考えそうなこととかは読んでいるだろうから。
そこは信頼するしか、っていうか。信頼するまでもない。

「むっ……」

続いて現れた男。……名前はなんだっけか。
とりあえず、以前の会議でも
ずいぶんと……自信満々というか、物怖じしない様子だったのは覚えてるけど。
逆に言うと。ただの冒険者っていう噂なのに。
やたら堂々としてるのは、正直気に喰わない感じだ。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にヴィルアさんが現れました。
セイン=ディバン > 「そりゃあ良かった。
 実は今回の会議について、ついさっき知ったんでね。
 金儲けの匂いを感じたんで参加させてもらおうかと、ね」

男は、へらへらと笑いながらそういいつつ。
運ばれてきたワインを飲み、知人たる男性にも笑みを見せ。

「……この感じだと、騎士団と血盟家を軸に、協力者を募ってる、って感じか。
 ……ぶっちゃけ、現状での戦力差とかは把握できてるのかい?」

男はワインを味わいながらも、情報を集めようと口を開く。
血盟家の幹部の傍に立つミレーの少女から、刺すような視線を感じるが特には気にしない。

ヴィルア > 「ああ、すまない。少し遅れてしまった」

時間を少し超過し、現れたのは…
2人の護衛を付けた貴族の男だ。
主に後方支援として、物流に噛むつもり。

いつの時代も戦いは金を生む。
そこに商人と揶揄される貴族である彼が関わりを持とうとしないはずがなかった。

「…ふむ。私は戦闘についてはからきしだ。何か欲しい物資があれば言ってくれ」

鷹揚に椅子に座って…こういった場には慣れているのかのんびりと議場を。
知り合いが居れば、軽く目配せもして。

ナィア > 会議に集うメンツを眺めていた撫でられまくりの猫。
ミレー族の団員は大人しくなった猫の様子を見てはくれていたが
大人しくなって椅子の上で丸くなった猫を暫く眺めていた。
うとうと目をつぶってまどろんでいる猫はもはや何の役にも立たない。

暫くして最も猫に手慣れた感じのミレー族の団員の腕に抱えられながら猫は退出されてしまった…。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からナィアさんが去りました。
ネメシス > 「お金はですわよ?
何せ、王国の危機の一つですからね。」

上座の王族も苦笑いを浮かべる。

「本当は師団の一つくらい送って欲しい処だけどね。
現状での戦力は…正直まだ未知数よ。
でも、貴方なら攪乱とかできるんじゃない?」

セインの問いかけに笑みを見せるネメシス。
正直、こちらの戦力が未確定な以上、戦力差の話はし辛い。

「初めまして。私は聖バルバロ騎士団の副団長のネメシス。
それで、こっちの席から…。」

ネメシスが出席者の簡単な紹介をしたところで、王族が口を開く。

「「貴方には医薬品の類を手配願えるか?」」

ビョルン > 「決まり──そうだな、王城のハンバーグが食べてみたい」

ネメシスの言葉を受けて何か言いかけるが。王城のメイドがいればそちらへ流し目しながらぽつり。

冒険者の男には黙礼するようなタイミングで目を伏せて。

「滅相もない──手前共は巻き込まれたようなものです。
 ……戦力差も、向こうの正体も不明──危うい戦ですよ?」

やれやれと言いたげに首を振りながら言う。

アカサギ > 「……っ」

続いて入ってきた貴族の男性。
その姿を見て、アタシは微かに息を飲んでしまう。
その男性は、アタシが一度仕事を引き受けたことのある依頼人だったからで。

「……お久しぶりです。ヴィルア様。
 その後は、お仕事は順調でございますか?」

とはいえ、相手もこの会議の参加者。
馴れ馴れしくするも、無視するも違うだろう、と。
小声で挨拶しつつ。それとなく、ヴィルアさんがどういった人物か。
自己紹介しやすいように誘導。

(……ネメちゃん。
 相変わらず仕切りが上手いなぁ。
 会議が淀まないように、全体をしっかり見てる)

そんな中でアタシが思うのは。
友人であるネメシス……ネメちゃんの仕切りの上手さだ。
ともすれば前回同様、我の強いメンバーが集まるだろうに。
会議が脱線しないように、実に見事にコントロールしている。

ネメシス > 「「ハンバーグは、会議が終わってからでも大丈夫でしょうか?」」

兵の一人が恐る恐る、ビョルンに声を掛ける。
肉汁の飛び散る絶妙のハンバーグが王城にあると一部界隈では有名なのだが、
会議中に食べられると匂いが凄いことになるのも有名で。

ヴィルア > 「ああ。バルバロ騎士団の噂はかねがね。非常に派手に動いているが、刺されないように。
医薬品、ね…食料は?鎧や武器の損耗を加味しているかな。
未知の軍勢に対抗するなら、それなりに備えはあった方がいいと思うが…」

簡単に思考を巡らせつつ。
王族相手にも物怖じせず。
何せ、この国の王族は既に腐っている。
権威など名ばかりなものが多いだろう。

「私のところに任せてくれるなら、値段はこの程度だ。検討してくれ。
ん?ああ、そうか。済まない。気を使わせたね、アカサギ。
私はヴィルア・リルアール。この紋を見たことがある者には周知かと思うが…まあ、商売人の貴族、とでも思ってくれ」

誘導してくれたミレーの少女にお礼を言いつつ。
この流れは予想していたのか、医薬品と装備のリストと値段を配布してもらおうと。
値段は少し、市場よりも高いが。量はかなり用意できるようだ。

ネメシス > 「それ、み~~~~んな言うのよね。」

ヴィルアの指摘に、唇を尖らせるネメシス。
周囲の護衛はなんとも微妙な顔をするものや、よくぞ言ってくれたと喜んでいる者も居る。

「「おお、食料も手配してくれるか。
それはありがたい。流石はリルアール家。
武器や防具についてはこちらの方々が手配してくれることだろう。」」

王族は、ヴィルアの提案に賛同しつつ、ネメシスやビョルン、そしてセインに視線を向ける。

セイン=ディバン > 「そいつぁ重畳。
 俺は所詮冒険者なんでね。金さえ貰えりゃ仕事はキッチリこなすさ」

話が早くて助かる、と。男は笑いつつ。

「……なるほどね。詰まるところ。
 現状は戦力差不明。その上戦線に立てるのは今のところは騎士団がメインってことか。
 ……撹乱も持久戦も得意だがね。まぁ、そこの貴族さんから物資を貰うとして……」

男は、議題である未知の敵との戦いに対して思考しつつ。
いつのまにやら、ニヤニヤ笑いは消えていた。

「……知人の冒険者たちにも声はかけるが。
 それでも、師団クラスの人数は集まらんだろうね。
 そうなると、やっぱりバルバロ騎士団の皆さんに頼ることにはなると思う」

ハッキリとした物言い。この男は、勝算が無いのに、勝てる、だの。
楽勝だ、だのとは言わない。
だが、今この場において、勝てない、とも口にはしない。

ビョルン > 「ちょっぱやで頼みたいが、今は駄目か、そうか……」

兵士の進言には憂鬱げに前髪を掻き揚げて恨めし気に吐息。

そうして会議の流れが物流へと至るならば指先と視線を鋭くヴィルアと名乗った男へ向ける。

「──卿、前線へと送る物資はどこから調達するつもりであるのか、ひとつお聞かせ願おう。
 ……申し遅れた、手前は血盟家本家若頭。ビョルン・ビストカインと申す」

言葉も険のある調子は隠せずであった。

ヴィルア > 「ははは。騎士団が活躍している妬みだよ。きっとね。
装備についてはあって困る、ということはあるまい。
余ったら市井の冒険者にも流せばいい」

と。
紹介を受けた冒険者…セインの方にも意識を向け。
自分の商品をも、売り込むつもり。
断固拒否されるなら、それはそれで軋轢を生むため、引き下がるだろう。

ヴィルア > 「これはどうもご丁寧に。
ビョルン殿。王国の危機だ。共に力を合わせよう」

などと、敬称をつけつつも、白々しく言いながら。

「もちろん、私が管理する領地から。
後は私の傘下の商会にも生産を急がせよう。
決戦がいつになるか次第だが…できる限りの数は用意しよう」

ネメシス > 「別にいいんだけど、ウチがメインを張るのって大丈夫なの?」

普段は強気のネメシスであるが、今回ばかりは周囲に視線を送り。

「あと、今回は王族さんの仲介を得て、
戦闘の様子を記録しちゃうそうよ。
異国との防衛戦なんて、またとない国威掲揚でしょうし。」

奥に座る王族も頷いていて。

「で、取れた内容は後日一般にも上映しちゃうらしいわ。
その際はこの場に居合わせた全員が勇者になっちゃうわね。」

アカサギ > 「……僭越ながら。私も多少は腕に覚えがあります。
 最前線で戦う、とまではいかずとも。物資運搬や斥候くらいはできるかと」

改めて話を整理すると。
なるほど、確かに現状ではネメちゃんの騎士団。
そのメンバーが一番負担が大きくなる可能性が高い。
なので、アタシは多少でしゃばっているとも思うが。そう発言しつつ。

「いえ、ヴィルアさまのご助力はこの難局を乗り切るのに必要不可欠かと存じます。
 なので、この場で皆様にヴィルアさまのことを知っていただこう、と思っただけでございますので」

お礼を言われるようなことでもない。これは当然のことである。
今この会議の空間において。参加者はある種の仲間で、運命共同体。
誰かが痛い目を見る、だけならともかく。敵は未知の存在らしい。
足並みを揃えるためなら、この程度は朝飯前である。

(アニキもヴィルアさんと面識を持てたみたいだし。
 よかったよかった、だな。
 ……でもアニキ、ハンバーグはもうちょっとガマンして……!)

アニキの可愛らしい一面は、この場ではちょっと、いや。
逆に緊張を解すことになるかな……?

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にロロさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……ヴィルアさん、か。
 ありがとう。実に見易いリストだ」

物資の補給が安定するのは助かる、と。
男は笑みを浮かべつつも、この貴族さん、やり手だな、と値踏みをする。

「大丈夫も何も。
 それが現状での最善策だろ。
 それに、バルバロ騎士団が一番功績を手にする代わりに、リスクも大きいんだぜ?」

男はネメシス嬢にそう言いつつ、ニヤリ、と笑う。
それは、信頼や仲間意識からくる笑みではない。
露骨なまでの、『騎士団のお手並み拝見』という。
ある種の挑発にも似た笑みであった。

ロロ > 右に同じく。
此方は此方で――動くとしても。補給線の確保とか、兵站の護衛とか。
其方がメインになりそうです が。

(ミレーの少女が、どうやら支援を表明したらしい所で。
同じく片手を上げてみせたのは、ヴィルアが連れてきた護衛の一人。
これまたミレー族、但し犬の特徴を持った。
…差し出がましいとは。此方は、考えていないのか。
上司を含め、周囲から是非が下るのをじっと待つ)

ネメシス > 「それはそうだけど、うちは規模だけなら今日の出席者の中で最大だからね。
うちから手配するのは当然のことよね。」

露骨な徴発には乗らない…と言うより、尤もな指摘なので頷いていた。

「あらあら、可愛い護衛を連れているのねえ。」

ミレー族の少女の存在に気が付くと、主であるヴィルアの顔と見比べて。
審美眼が自分と同じ相手であることを知り、思わず口元が緩んでしまう。

ヴィルア > 「ああ、ロロは…出るのは構わないが…裏方側であれば助かるね。
大事な護衛だ。無暗に命を散らすのは避けてくれるかな」

短くそう言って。
戦えないというわけではないことは知っている。
けれどやはり、言葉通り大事な護衛だ。

「はは。ありがとう。愛らしいうえに…良く働いてくれるから、褒められるのは素直にうれしいね」

ネメシスの褒め言葉にも頷いて。

ビョルン > セインの方へと首を向ければ、

「それでも本家へカチコミがあったとなれば話は別ですが。
 敵はまだハデグにあります。
 ──ああ、そうだ。聖バルバロ騎士団から一分隊借りて、用兵でもしてみれば如何か」

と。
困ったときには何でも貸す、とここなる副団長の言っていたことを思い出せばあながち冗談でもなく。

そうしてヴィルアには、城下の若者が言うなればガン見と表現するような遠慮のない視線を浴びせる。そうして聞いた返答。
ひとつ、頷いて。

「──富める者と結託する気はない。
 ですが、富みながら尚商機を嗅ぎつけるその心意気や良し」

己に注目を向けるべく立ち上がり、視線を上げる。

「手前共は、どれほど続く戦乱になるやも知れぬ現状を鑑み、安易に戦力の提供は致しかねる。
 代わりに平民地区、および平民以下の暮らしの者の生活が続くよう取りはからせてもらいたい次第だ。
 食うや食わずの生活をしている者の頬を札束で張って、食い物や薬を取っていくことはまかりならぬ。
 富裕地区と、王族は知らん。
 だが、平民地区や貧困地区の市場へ足を踏み入れようものなら──ご無事でないお帰りを頂くことになるが宜しいか」

少々機械的になれど淡々と幹部会での決定事項を伝える。
『下町の平穏』などと聞こえは好かろうが、己らの飯の種だ。

宜しいか、と繰り返して会議室内を見渡した。

ネメシス > 「う~~~ん、そこまで言うのなら。」

「「おい、血盟は参加しないのか?」」

「「聞いてないぞ。」」

諦め気味のネメシス、そして周囲の王国兵は一斉にざわつく。
彼らの中には先日の遣り取りを目撃している者もおり。
今回もアテにしていたりした。
中には貴族に無条件で従うと思い込んでいる者も居るだろう。

「「血盟家の不参加は大変不味いが、そういうのなら仕方あるまい。」」

主催者の王族は険しい顔をしつつ、頷いていた。

アカサギ > 「……むっ?」

アタシの言葉に続き、ヴィルアさんの護衛の少女が名乗りを上げる形。
……なんというか。この場でわざわざこんなことをするってことは。
この子も、ある程度実力者なんだろうか?
思わずアタシは、そのロロって子を見つめてしまうが。

「……っ」

アニキの突然の言葉に、アタシは直立不動の姿勢になり。
真っ直ぐに、アニキの背中を見る。
この発言こそ、今回のアタシたち……いや、正確には。
アニキがここに来た理由の一つである。
ともすれば、反発が生じるかもしれない言葉。
アタシは、最大級の警戒モードでもって、周囲へと気を配る。

ネメシス > 「まあ、うちで兵や資材を貸し出すことについては全く異論はないわ。
ただ、ヴィルアさんやセインさんの足を引っ張らない範囲にするけど。」

ビョルンがしたように、周囲を見渡す。
血盟家が抜けた以上、現時点で再規模戦力は騎士団のみとなるか。

ネメシス > 【PL注:兵を借りての別動隊的なロールもOKですので、
個人の冒険者の方や後方支援希望の方もお気軽にご参加下さい】

ヴィルア > 「どうやらビョルン殿には私が悪鬼に見えているのかもしれないな」

ふ、ふ、と笑いつつ。

「もちろん、私も私の領民と傘下の商会に苦難を強いるつもりはないさ。
ビョルン殿の『大切なもの』にも迷惑はかけない。
用意できる限りで、用意させてもらうだけだ」

この時勢に、何とも堅気なことだと笑みを浮かべつつ。

「…ふむ。なら、依頼と言う形で冒険者にも依頼を出せばどうかな。
敵陣の調査依頼、傭兵としての戦闘依頼…として分ければ冒険者も集いやすいのではないかな」

一つ、意見を出してみる。

ロロ > (此方に気付いた相手には。小さく目礼。
ただ流石に私語は慎みがちなので、直接声での返答は無い。
先日花見で顔を合わせた、ネメシス含めバルバロ騎士団の面々や。
前の飼い主が没落した後、初めて会った人間であるセインやらとは。
話したい事も有りそうだが――それは。別の機会に置いておくとして)

 ―――― 。

(む、と。こちらは初めて見る青年の宣言に。少し眉を欹てる。
自分の今の飼い主は。少なくとも物流面では真っ当に商売を行っている。
平民相手であれ無理な暴利を吹っ掛けたりはしていない。
いっそ商売の範囲を拡げる、安定を図る為には。取引相手の支援すら行う訳で。

…じろり。と言っても良いような眼差しを、飼い主へと向けるのは。
同じミレーの少女が危惧する通り。
『あんな事言わせて良いんですか』と、そう問う為の物であり)

ビョルン > 【PL:ビョルンPCは戦線には居ませんが当日はダイスバトルの管理を致しますので、参加者が減ったというわけでは御座いません。当日の飛び入り参加なども大歓迎のイベントです】
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にナィアさんが現れました。
ネメシス > 「その辺はヴィルアさんから手配してもらえる?
うちでやるよりはいいと思うけど。」

ヴィルアに笑みを浮かべ、舌を出して笑う。
聖バルバロ騎士団がどのような印象を持たれているか、よくよく分かっている顔である。

セイン=ディバン > 「なるほどね。ビョルンも大変だなぁ」

うんうん、とうなずきつつ笑う男。
ビョルンにはビョルンの立場もあるのだろう、と理解しているつもりだが。

「悪いが、俺は指揮官としての能力は無いぜ。
 やるとすれば、冒険者たちで遊撃隊を作ってそれを指揮するくらいか」

個としての能力はあれど、指揮官などやったこと無い、と嘯く男。
ちら、とネメシス嬢を窺う視線は、単純に申し訳無さそうなもの。
協力はするが、指揮ができる程有能なわけではないのだ、ゴメン、といった所か。

「……そもそも血盟家ってのは、荒事を主にしてる組織ではないだろ?
 なら適材適所役割分担。
 不参加もやむ無し、だろうねぇ。
 ふむ。ヴィルアさんの提案はいいな。
 俺が声をかけられる仲間の数なんてたかが知れてるからな」

報酬の額によっては、冒険者はかなり集まるだろう。
単純に、未知の敵との戦闘を楽しみたい、なんてやつも集まるかもしれない。

ヴィルア > (ロロ。ありがとう。その気持ちは嬉しいが…
商売相手の、気持ちの『核』を大切にしながら…利用することも大事だよ)

笑みを浮かべながら。
護衛に聞こえる声で囁く。
ここで、ビョルンと言う相手の情報を知れたのは大きい。
今後、使うこともあるだろうと。

「ああ、すまない。ネメシス殿。言い出した者の法則、だな
では依頼は私名義で出しておこう。ただ費用は…いくらかは王族の方々にも持ってもらいましょう」

くつくつと。
ネメシスの笑みに応える。
国のためですよ?と愛国心を煽ることを言って。
後日、冒険者向けの依頼が張り出されることだろう。

ネメシス > 「冒険者の遊撃隊、大いにアリじゃないかしら。
正面切ってのドンパチはうちでなんとかするから、
側面から攻めてもらえる?」

先日はゴーレムの軍団。
次に来るときは指揮する人間の部隊も居るだろう。

セインたち冒険者が掻きまわすことによるメリットは大いにあるだろう。

「いいんじゃない? 好きなだけむしり取ってやりましょう。
私たちは救国の英雄なんですし。」

ヴィルアの提案に、にやりと口角を上げるネメシス。

「「お、おお、そうじゃのう。」

王族が突如、胃の辺りを抑え始め、メイドが胃薬を持ってくる。
相当、堪えた様だ。

ナィア > ネメシスの足元から延びる影が波面を立てる。
じゅるりと音も立てなかったが出てきた謎の存在。

護衛でもなさそうだが、人の陰から出てきた謎の存在Xみたいな奴。
腰に差している魔剣の様な揺らぐ武器を帯剣してネメシスの後ろ付近に佇む存在は
会議に集うメンツを眺め見守っている風にした、否新たな牽制みたいな現れた方をしたようなもの。

アカサギ > 「……っ……」

緊張で胃がひっくり返りそうになる。
本当にかすかに、一触即発かくや、という空気になるものの。
ネメちゃんとヴィルアさんのおかげで、その空気が弛緩してくれた。

(……でもこれで、アニキは役目を果たせたわけだし。
 ふぅぅぅぅ、肩の荷が下りたよぉ……)

この場の空気を収めてくれた、ネメちゃんとヴィルアさんに感謝、である。
そして。アタシに目礼を返してくれたロロという少女をまた観察してしまう。
……う~む。かわいい子だ。なんていうか、真っ直ぐに美少女、って感じだ。
……アタシとはちがって。

ネメシス > 「え~っと、新しい団員の子かしら?」

突如として現れた謎の人物。
不思議そうな顔をするネメシスに対し、周囲の護衛が険しい顔をする。

「「お前、副団長から離れろ!」」

ロロ > ――――うぃ。

(同じ程に小さく。少なくとも、席の離れた王族等には聞こえない程度。
そんな声で、飼い主へと答えて。頷きを返すと。
不満気な目を向けてしまったビョルンから、視線を戻した。

…平民地区含め、一般方面での商売っ気を出す貴族という物に。
良くない顔をする王侯貴族というのは。割と存在する。
此処であまり金回りの話ばかりすると――胃薬の量が倍増しかねないので)

 ……うぇ゛ぇ…?

(が。ひょっとすると、同じく。胃薬か…眠剤でも必要になるかもしれない。
ちょっとネメシス側から目を離した隙に。誰か一人増えていた。
この段階で既に、常人ならざる事が良く解るが…加えて。間違い無く、強いと。
そういう所が見て取れるのも。…思わず、身構えそうになる理由)

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にミリーディアさんが現れました。
ヴィルア > 「ああ、それと…邪魔にならない程度なら彼女と話しても構わない。
彼女…アカサギも私と関わったことが…」

と言ったところで、謎の存在がネメシスの後ろに。

「…と。少し、私を守ってくれるかな。ロロ。
この国は全く…」

はぁ、と息を吐きながら。
いつでも逃げれるようにはしつつ、様子をうかがう。

セイン=ディバン > 「……なんていうか。前の会議の時から思ってたんだが、意外だなぁ。
 アンタみたいなタイプは、冒険者を見下してるかと思ったんだけど」

騎兵隊の役目、果たしましょう?
そう言いつつ、ネメシス嬢を興味深いという様子で見る男。
しかして次の瞬間。

「ーーッ!!」

男は、ネメシス嬢の背後に現れた存在を確認するなり、席を立ち上がり、思わず銃を構えてしまう。

「ネメシスさん、そいつはお知り合い……じゃなさそうだな?」

場に満ちる緊張感。
男は謎の人物を狙いながら、状況を把握しようとする。

ビョルン > まだ席から立ち上がっている己。
知己や、今日会った者やら招集主の王族やら、それぞれに声が上がる。

「……宜しいか、宜しいんだな。
 ならば、そうさせて貰おう」

会議室中に、異議のひとかけらもないことを確かめる。声の上がらない者にはねめつけるような視線を向けて頷かせれば。
口へと指先を入れて、ピィと済んだ音を立てた。指笛だ。

会議室ドアの方からドタドタと乱れた足音が上がり、姿を見せるのは年の頃はやはりハイティーン程の、肝の座った目つきの青年たちだ。
手に手に、球技用の道具を持っているが、通常の物とは違っていた。

「──どうしても手前どもの要求が通らなければ、この者たちがここで打球練習をするところだった」

その言葉を合図にしたようにゴロツキ予備軍たちは会議室の床へと道具を置いていく。
球技用に削られた硬い木材の道具に建築用釘をそれぞれ数十本ずつ打ち付けてあるものだ。

「では、そのように」

再びぎょろりと、会議室見渡すのだ。

ネメシス > 「あ、そう見える?
私は自分の味方には誰かれ構わず迎え入れてるわよ?
なんせ敵だらけですからね。」

セインの言葉には、楽しそうに肩を竦めるネメシス。
今日の護衛も半数がミレー族である。

「う~ん、知り合いではないわね。
こんな会議だから誰が来てもいいんだけど。」

今日はまさかの丸腰。
襲われたらどうしようもない。

ミリーディア > 音も立てず扉を開き静かに会議室へと現れた小さな影。
会話を続ける先客達を一瞥すれば、静かに王族達の座る席の横へと腰を下ろした。

王城関係者為らば良く知った顔か、其の行為に何か云う王族達は居ない。
寧ろ、何処か恐縮した様な印象を受けるだろう。

其の人物は其の侭に耳を傾ける姿勢を取る。

ロロ > そういえば、そうでしたっけ。
彼方の仕事は――確かに。プロに任せた方が、良いんでしょうし。

(一応ある程度。情報が伝わっている…という事で。
自分の飼い主が、仕事を依頼した人物である。その程度なのだろうが。
飼い主の言が有った為。こちらからも、アカサギへ。向き直ろうとした――のだが。
時ならぬ乱入者が有った以上。それは後回しとなりそうだ)

 アカサギ ね。…そっちはそっちで。自分の主の方宜しく。
アタシも…アタシで、やっとくんで。

(正直同族と話せるのなら、ちょっぴり楽しみではあったのだが。
どうやら今は、仕事モードを続行だ。
ちらりと。銃まで持ち込んでいたらしいセインの方も確認しつつ)

ナィア > 「否」

言葉少なげにネメシスに対して返答をする存在。
真面目な顔をして答えつつも団員が離れろと強くいってきたので
戦闘行為はしないが 殺気そのものをその団員個人だけに発す!
びくん、と蛇に睨まれた蛙ではないが視線が反れ青くなって異常をきたすその団員。

団員は黙らせたが、見知らぬ冒険者セイン=ディバンを筆頭に、
どこかの貴族当主とその護衛、諸々その他から銃なりなんなりを構えられると。

「正当防衛を発すれば死人が出るが如何なものか
 手出しは汝らの命で馳走になろう?」

さて、いかがかものか?と金色の瞳で急に殺伐しだす会議室の中を見つめる侵入者。

ネメシス > 「あら?」

見かけない顔が増えたことに気づき、口を動かす。

「初めまして、私は聖バルバロ騎士団のネメシスよ。
今は異国から来る部隊の迎撃に向けての会議中よ。
貴方もいい知恵貸してくれるかしら?」


「「おい、あの人はミリーディア様じゃないのか?」」

王国の兵の一部に近況が走る。
それだけで、大物の到来であることが場の全員に知れ渡るか。

アカサギ > (……ほんと、そうならなくって良かったよね)

この場での打球練習が何を意味するのか。
それが実演されなくて本当に良かった。
……そう思っていた次の瞬間。ソイツは現れた。

「若様!」

アタシにできるのは、それが精一杯だった。
アニキの前に立って、謎の人物からアニキをかばう様に。
もしも何かあっても、最悪アタシが身代わりになれるように、と。

(……なんだ、なんだよアレぇ!?
 気持ち悪い……人でも、ミレーでも、魔物でもない気配……!)

相対するだけで嫌悪するということがあるのだと、初めて知った。

「ろ、ロロちゃん、だっけか。
 お互い、仕事に真面目ってのは、大変だよねぇ」

お互いがお互い。護衛対象を守る。
それはすなわち、最悪アレと闘うってことで……。
あぁでも、このロロちゃんって子は。うん、いい子だ。
話しかけてくれたしね!

ネメシス > 「「すまんが、今日は皆大人しく会議に参加してくれんかのう…。」」

胃薬が効いてきた王族が、弱弱しい声をあげる。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ビョルン > 【PL:拾い漏れ多々ですが次でPCは退室となります。ロールで提供しましたように非戦闘民向けの武器も御座いますので本日参加できなかった方も是非ご参加検討ください】
セイン=ディバン > 「……とはいえ、来るもの拒まずも限度はあるようだな?」

ネメシス嬢の背後の人物を睨みつつ、軽口叩く男。
その存在の言葉を聞けば、ため息を吐き。

「いきなり現れたら不審に思われて当然だろうに。
 この場で行われてる会議がどんなものか知っての事か?
 敵対の意思が無いなら言葉は慎重に選べよ」

死人、と聞けば男のこめかみに青筋が浮かぶ。
無論、いきなり攻撃したりはしないが。
どうやら、かなり苛立っている……いや、謎の人物を警戒しているようだ。

ロロ > (そして。取り敢えず先に起きていた問題の方は…何とかなりそうだ。
要は領分というか、領域というか。それを護れと言いたかったのだろうが。
踏み入るか否かも決まっていない内から、勝手に敵性認識されるのは困り物。
…まぁ飼い主の手前引き下がるが、機会があれば。誤解を解く為のお話カッコ物理カッコ閉じは。考えておくかと)

 ――ていうか。…ちょっと、兵士仕事しろよな…ぁ。

(思わず盛大に溜息をつく。
湧いて出た、としか言い様のない謎の女性に関しては、どうしようもないのかもしれないが。
銃持ち冒険者のボディチェックやら、釘バット少年野球チームの入場制限やら。その辺くらいは、仕事としてちゃんとやれと。
此処には王族も居る。貴族も居る。…この国の魔術方面を牽引する、重要人物も。たった今訪れたようなのだし)

ミリーディア > 「第二師団補佐ミリーディア、其れだけの存在さ、話を続けてくれ給え。
内容が内容だからね、誰か師団の者が居た方が良いだろうとの事情さ。
後は、余計な事をする者が現れない様な釘打ちの意味も在ると思ってくれて良い」

どちらかと云えば監視の様な意味合いが強い事を伝えれば、此方へと声を掛けていた相手へとそう返す。
そして、其の視線は自分の来る僅か前に現れた異質な存在へと向けられていた。

ヴィルア > 軽く、ミリーディアと名乗った相手に会釈だけしてから。
現状一番危険であろう相手の言葉を聞く。

「ロロ。…手を出す必要はないみたいだ。警戒だけして、そのまま待機」

一瞬で団員一人を黙らせてはいるが。
言葉を信じるのなら、こちらから手出しをした方が危ない。

「…何もしないというのなら、このまま話を続けた方がいいとは思うが、どうかな。
君も、そんな言葉を出すということは、誰かを暗殺しに来たわけではないのだろう?」

力がない分、弁は自分の領分だ。
相手から言質を引き出し、この場をなだめようと。
それこそ、未確認の相手とここで戦うことになりかねない。
立ち上がれるように足に力を込めながら…謎の存在に話しかけよう

ロロ > アレだ。せーとーぼーえーってのは。殴ってくる奴は殴り返せってコト だろ?
…アンタは殴りに来たタチな訳?
そうでないんなら、まぁアレだ。お付き合いの始めは自己紹介から。 おっけー?

(余念無く身構えつつ。謎の女性――明らかに人ではない…へ。
騎士団に、第二師団のかの人物に、冒険者に、同族の少女に。
これだけ大勢居るのだから、万が一…というのは。考えたくないが。
アカサギと並ぶような形で、互いの主人を後ろにしつつ)

ネメシス > 意識を失った団員は、ネメシスの手で治癒の魔法が掛けられる。
程なくして意識を取り戻すと、不審な女を睨みつけて。

「貴女も、妙な事したら退室してもらうわよ。」

隣に居る謎の存在に口をとがらせて叱るネメシス。

ビョルン > 「然様ならば手前はこれにて辞去させて頂きます──嗚呼、腹が減った」

物騒な球技団が会議室を出れば、一同へ向けて深く一礼する。
責務を果たし、空腹や、次の仕事やで気が散り始めれば聞き漏らす言葉の多かりきことはやはり、只の若者であった。

第二師団補佐と入違うように会議室を出て食堂へ。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からビョルンさんが去りました。
ネメシス > 「ミリーディアさんね、師団の方の協力が得られるのは嬉しいわ。
正直、うちだけの参加だと少し厳しい物ね。
あ、皆さん映画出演は大丈夫?
この話、後日国威掲揚に使われるわよ。」

ミリーディアの助け舟に縋るような視線を向けつつも、皆にも視線を巡らして。

異国からの脅威に立ち向かった英雄として、暫くは名をはせることになってしまうようで。

ロロ > …いざという時は。全力疾走、お願いします よ。
ご主人サマの背中に追い付かせるコトはしないんで。

(というコトで。飼い主の命を受け、脚を上げるコトなく。一旦は半歩だけ身を退きながら)

 …だよな ァ。出来たら今度、美味いモンでも喰いながら。愚痴ろうぜぃ。

(ちょっと苦笑したような顔で、アカサギへ。…どうやら彼女の主人の方は。無事、此処から遠離るコトが出来そうだが。

…この場を切り抜けたら云々、などという発言は。
何だか妙なフラグ成立を思わせる――というのには。知らぬ存ぜぬ)

ミリーディア > 「ああ、罷り間違っても此処では何ら問題も起こらんから、皆は安心してくれ。
其れは、此のミリーディアの名に於いて執り行おう。
話を留められて時間を掛けられても面倒だからね、さっさと終わらせて、のんびりと寛がせてくれ」

各々警戒の色を強める周囲の者達へと、はっきりとした口調でそう伝えよう。
只、椅子の上に座る其の姿が威厳在る其れではなく、寛ぐ様な其れでは在るが。

入れ違いに為った青年に対しては静かに手を振って送ろうか。

アカサギ > 「……ろ、ロロちゃん。よくビビらないでそれ言えるねぇ……」

謎の存在に啖呵を切るロロちゃんに、ちょっと憧れつつ。
アタシは、アニキをかばいながらじりじりと下がり……。

「……そだね。アタシ、美味しいお酒とおつまみのある酒場知ってるよ」

ぜひともそこでお食事しようね、などと言いつつ。
無事に、部屋からの脱出を果たすことができた。
……いや、マジ死ぬかと思ったよぉっ!!!

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からアカサギさんが去りました。
ナィア > 「貴様は気が短そう少し煽っただけで飛び回る羽虫は羽を閉じよ
 喚くな騒ぐな そこに居られる王族の顔を立てよ。
 結論が支離滅裂気味になる名物会議の一つであろう?」

ディバン氏に向けて相当きつい一言を返す謎の侵入者たる存在。
手出ししたら我も貴様も問題に問われるがな、とわざと振舞う。

「…会議の内容が気になって来ただけなのだが、
 暗殺 誰を。実入りもないのにそんな面倒なこと誰が依頼をして誰が得をする?
 突っ立っているのがアレならば座る それでいいだろう。」

貴族当主、その護衛 ネメシスとその他に対して一方的に告げると、
最もネメシス団員がいるというかそこに座れと指定されたので座った。

「貴様から名乗る事だ 自己紹介とは問う物から名乗るもの。
 間違っておるまい?去る者は追わない、気にしない」

ロロに対して言葉をかけ返す得体のしれない気配を持つ存在。
背凭れに寄りかかる事はなく背筋を伸ばして―ビョルン氏とその護衛を視線で追うことなく去って行ったのを気配で知る。

ネメシス > 「「ううむ、血盟家は文字通り、血の気がおおいのう。」」

王族の弱弱しい声が響き渡る。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 会議の後はまた会議。軽く首を振ればコキコキと鳴り響く様な疲労感を伴いながら、喧々囂々騒めく室内へ。

「……何というか、王城らしからぬというか…随分と賑やかな事だな」

己とすれ違う様に退室した美丈夫を見送りつつ、部屋を見回して不思議そうに首を傾げる。
とはいえ、そう言う事もあるのだろう、くらいに肩を竦めると近くの空いた席に着席。
戦費負担をどれ程吹っ掛けられるのか、と深く腰掛けながら溜息を一つ。

ミリーディア > 「協力をするのは一部の者だけだがね。
儂は此処から動けないんだ、其の程度はしてやろう。
大々的な人員は送れんが、君達前線を張る者達の支援程度には為るだろう」

師団の中でも団員の多さを誇る第二師団だが、其れも国全体を見てのもの。
映像に映されるとの話も在れば他国に戦力を知られる事も懸念した上での判断を伝えて。

ヴィルア > 「ああ。もちろんだ。信頼しているよ」

短くそう告げて。
ただ…

「ということらしい。…ミリーディア殿は、私も名前を聞くほどの御仁だ。
その人物がそういうのであれば、信は置けると思うが、どうか」

そう言って、会議を続けようとはして…

「それと、ロロ。煽られても気にはしないように。たまにああいった輩はいる。
我慢できたら休暇を調整してあげるから、アカサギと遊びにでも行くといい」

どうどう、と宥めるように。
同族であるから、それくらいは関わりがあってもいいだろうと。

ネメシス > 「とりあえず、私の自己紹介をしておくわね?
私は、聖バルバロ騎士団のネメシス。
今日は防衛会議の最中。
みんな、ここはオーケー?」

王族から進行役のフォローを頼まれているネメシスは、隣の見知らぬ人を制しつつ。
初対面の人や久しぶりに会う人にも向けて自己紹介を。

ああ、今日も混とんとしてきた。

セイン=ディバン > 「……おいおい、またずいぶんと」

混乱の最中、新たに部屋に入ってきた人物たちを見ながら、男は汗を流す。
そもそもこの男は王城への不法侵入の常習者。
これ以上ここにいても良くないか。
そう判断し、男は部屋を後にしようとするのだが。

「……?
 え、なにこれ。
 何ですかね、この人を殴ることに特化した物体」

そこで男は、床に転がる物騒な木材を見て、ひきつり笑いを溢す。

「……新しい武器ですかね?」

誰に問うでもなく、そうささやいた男は。
その奇抜な木材を一本拾うと、部屋を後にした。
なお、その武器……? は。
男のコレクション部屋に飾られることになったとか。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からセイン=ディバンさんが去りました。
ネメシス > 「ありがとう、ミリーディアさん。
そう言ってくれる人は本当に助かるわ。」

今回は数も必要だっただけに、第二師団の協力の表明にほうっと息を吐き出す。

「あ、ヴィルアさん…。
私もロロちゃんと仲良くできる?」

そうっと手を伸ばし、ヴィルアに声を掛ける。
ネメシスの気狂いのような好色ぶりは知っている人なら知っている話であった。

と、去り行くセインに目を向ける。


「「皆、今日は登城ありがとう。」」

王族は場の収集を諦めた様だ。

ミリーディア > 「君は君で勘違いをしている様だが。
礼儀と云うものは、礼儀を持った者にこそ向けられるもの。
無礼に対し、礼儀を問う事こそ間違いだろう。
進行役が困っているんだ、興味本位でやって来ただけ為らば相応の態度で居るものさ」

進行役を任されているだろう相手の言葉と、各々で交わす会話に耳を傾けた結論。
現状、一番に場を乱しているだろう相手へとそう伝えた。

ロロ > ん、おぉ……おぉぅ…?

(アカサギの言葉に。かくん。少し首を傾げた。
ぶっちゃけると、魔力がどうだの、人外の気配だの。そういうのがさっぱり解らないだけである。
やべーやつというコトは認識しているが、それ以上までは。認識能力の低さが。この場合多分、幸運。
理解力が高かったならきっと。先の兵士達のように、一時的狂気に陥るのだろうし。

というコトで、無知なるコトは幸いかな。言葉を発した謎の女性に、頷くのだ)

 おぅし。 ――ロロ。それだけだ よ、名前はね。此方の貴族の護衛。
…だからまァ偉そうなコトは言えないんだけど。
ビックリドッキリは宴会でやるコトだぜ、今日の所は…こう。ご勘弁。

(うん、と女性へ頷いた。飼い主に諫められたのと。間違い無く強力極まるミリーディアの存在で。少し、落ち着いたという所。

後は…ネメシスの檄で、改めて会議が再会されそうならば。
黙って飼い主の側に控え直すコトとなるだろうか。

狂気と凶器が散乱しているわ、色目や喧噪が飛び交うわ、で。
明日あたりこの少女も、王家のお方と同様に。胃薬を飲むコトとなりそうだ――)

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からロロさんが去りました。
ヴィルア > 「ふむ。ロロ。ネメシス殿とは、話す程度は構わないが…、深い関係は止めておいた方がいい。
身体が壊れてしまうかもしれないからね。ネメシス殿も済まない。やはり、大切な護衛でね…」

などと言いながら。
派手な行為はやはり、市場に手を広げる彼にも届いているようだ。

「さて、しかし、これ以上話すことが無いのなら私も失礼しますか。
他に擦り合わすことは?」

無いのであればそのまま去っていき。
あれば、そのまま話を続けていくつもり。
どちらにしても、頑張ってくれた護衛を労い、護衛同士の仲を取り持とうとするのだろう――

ネメシス > 「あ、そうなのね。」

ヴィルアの答えに、微妙な笑みを浮かべ、大人しく従っている。
この様子だと、こっちの評判も知っているんだろうなと言った様子。


「「すまんな、ヴィルア殿。
手配の方は宜しく頼むぞ。」」

王族が寂しそうにヴィルアに声をかける。
この場の貴族が減ることに少し不安なようであった。

ミリーディア > 「取り敢えず、話の流れは君達に後で聞こう。
今回の件に於いての情報については君達に聞かせて貰う。
支援を送ると云っても、其れ等の情報が無いと正しい者達を送れないからね」

先の言葉は隣に座る王族達に、後の言葉は進行役で在る者に向けて。
出遅れたのも在ってか会議の終わりが見えている状況。
困ったものだと云わんばかりに肩を竦めてみせるのだった。

ヴィルア > 「…だが、護衛の意思は優先だ。
もしロロがいいというのなら、そこに干渉する意思はないよ。
もちろん、命を害さない限りだが。そこを縛るつもりはない」

そう言ってから、護衛と共に議場を去っていく。
何か追加の依頼があれば、彼宛の投書はいつでも受け付けられていて。
後日、彼の名前で…冒険者ギルドへの依頼が張り出されている。

ナィア > 「…謎。」

ミリーディアに対して言葉少なげに返す。
何が謎なんだか。名乗りはしろと言われた気がする。
少し考えたような謎の存在はかたりと背筋を伸ばすと
会釈の様な作法をし 淡々と自己紹介をするのだ。

「我はナイアルラトホテップ。人でも魔族でもない。
 告、興味ありし事に顔を出したが目的は果たされた。
 告、我は長居をし過ぎた 場を乱し過ぎた故下がる。」

と淡々と告げると席を立ち普通に会議室を歩いて去って行ったという。

ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からナィアさんが去りました。
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」からヴィルアさんが去りました。
ご案内:「王城【戦略会議イベント開催中】」にナインさんが現れました。
ナイン >  ――失礼。随分と遅れてしまったか。

(ストレスを蓄積する一方の王族にとって。幸か不幸か。貴族側の人間が一名追加された。
遅ればせに会議室へと入れば。手を上げて皆にいらえつつ席に着く。
幸、と言い切る事をしないのは。此の少女は些かエキセントリックというべきか。偏った主義というべきか。
王族の為ではない、あくまでも王国の為に動く人間である為に。)

ネメシス > 「「おお、ナイン殿にギュンター殿。」」

貴族の参加者の増加に、王族の顔に活気がみなぎる。
師団関係者の登場もあいまって、漸く城側が主導権を握る流れになってきたか。

ミリーディア > 「場を考えぬ行動を起こす、力在る者は困るものだ。
力の揮い処を認識出来ない存在は、何処に居ても歓迎はされんものさ。
人で在れ、魔族で在れ、他の種族で在れだ。
覚えておいて損は無いんだ、覚えておくと良いよ」

其の謎が何なのかを理解する事もきっとする気も無いのだろう。
去り際にそう伝えれば、危険は去ったと判断し気を緩める。

ネメシス > 「あらナインさん。
この間貰った許可証、役に立ってるわよ。」

登場したナインに手を振るネメシス。
先日貰った許可証一枚で騎士団は大きく前進をした。

ネメシス > 【PL注:本イベントは5/8に本戦のバトルイベントを予定しております。詳細は掲示板を確認願います。】
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 出遅れ組故進行状況の把握を今一つ把握出来ていなかったものの、大まかな流れは定まっているのだろう。
特段私有軍を出兵する予定も無ければ、肩入れする師団も持たない一族の総意としては、金を出して恩を売る、程度のものでしか無いのだろうが。

「御無沙汰しております。此度は父の代理故、若輩者ですが御容赦頂ければ幸いです」

此方に声を掛けた王族に挨拶を返しつつ、その王族が纏わせている疲労感に僅かに首を傾げるだろうか。

ミリーディア > 「其れにしても増えたり減ったりもするわ、進行妨害はされるわ、君も大変だね。
こうしたものを見ていると、矢張りそうした役柄はしたくないと考えてしまうよ」

人の出入りに意識し、会話の流れにも集中しなければ為らない。
そんな彼女の姿に溜息を吐き乍、そう素直な感想を述べるのだった。

ネメシス > 「今日は特に凄いわよ。
まさかこの場に暴力を持ち出す人たちが居るのだもの。
私なんて丸腰よ?」

両手を広げ、ミリーディアの言葉に疲れた表情を見せる。

まさか王城の会議でこんなことになるとは。

回を重ねるごとに混沌具合に拍車がかかっているような気がした。

ナイン >  レーヴェナイン=カルネテル=グリューブルム。貴族院より参じました。
 …申し訳無いながら、彼方の件が長引いてしまいまして。
 此の分だと、大方決めるべき所は決まってしまった――と考えても?

(進行役が、前回同様。聖バルバロ騎士団の面々であるのなら。
勝手知ったると言わんばかりの手前勝手な素振りにて。団員の一人を手招きし。此処迄の議事録を持って来させようか。
…ざっと。既に決定された事案。物資云々だの傭兵募集だのに目を通しつつ。)

 っは。そうでなくては困るというものさ。是非とも余所様を削って遣ってくれ。
 ――船を作ったというのは聞いているよ。残念ながら今回は、ハデグの奥地になりそうだが。

(ネメシスの言葉に。くく、と笑って頷いた。
実際己も。役立つ物は利用したい人間であり。それが優秀である事は、これ以上なく助かるのだから。)

ミリーディア > 「成る程ね。
そうした者達が多く為るなら、今度からは其の対策程度ならしておくが?
此れから先、毎回の様に儂が差し向けられたら堪ったものじゃない」

丸腰と云う為らば今回の自分もそうでは在る訳だが。
此方の場合は魔術師なのだから影響も大きく出る訳でも無いか。
其れは親切と云う依りも、自分の面倒事を避けさせたい為で在るとの様子がありありと見えるかもしれない。

ネメシス > 「えっと、改めて説明するわね。」

先日、現場に居合わせたネメシスが口を動かす。

「先日、異国の部隊と鉢合わせて。
その本隊が後日こちらに来るみたいなの。
今は城塞都市の件もあって王国は大変でしょう?

だから集まったメンバーで話し合いをしてるとこだったんだけど。
丁度メンバーが入れ変わったわね。

今の所、主力はうちの団員になりそうってとこね。
あと、この話は後日派手に宣伝されるから。
皆、暫くは有名人になることは覚悟しておいてね。

まあ、皆さんとっくに有名人なんですけど。」

名のある貴族の集まりである。
ネメシスは、一人だけこの国での地位が何もないことに少し寂しさを感じてしまう。

ナイン >  ――――その分だと、亦ぞろごたつく事が有ったようで。
 …良く良く承知しておりますが。えぇ、改めて――受け止めさせていただきますとも。

(次いで。ミリーディアの言葉に。軽く目を伏せようか。
己が訪れる直前、何が有ったか迄は。詳しく聞く機会も無さそうだが。
どうせ此の国の事だ。何が有ったとしてもおかしくない。

己も亦。貴族という、一種の力を持つ立場。だからこそ彼女の言葉に同意しつつ。

それから、ギュンターをちょいちょいと手招きしては。議事録片手に彼の隣席へと移動した。
端から見れば、教科書を忘れた同級生と、その隣の生徒…と言わんばかりだが。
己としては、此の場で最も親交の有るのが彼である為に。
…口には出さないが。一応己も、後参の身として。不安が無いでもない訳で。)

ネメシス > 「「ネメシスから説明があった通り、
聖バルバロ騎士団から兵力を、他の皆はその支援をしてもらうよう
話していた所じゃ。
各々方、他に提案があれば挙手願えるかの。」」

王族が皆に視線を向ける。
落ち着いた面々になってきたことで、彼は普段の元気ぶりを取り戻しつつある。

「「なければ、近況報告でも構わんぞ。
このように皆が集まる機会などそうなかろうからの。」」

ナイン > (そうして、議事録の斜め読みと。ネメシスの要点を押さえた説明とで。
だいたいわかった。そう言わんばかりの頷きを見せ…ふむ、と。)

 …前に後に面倒だな。――此方のごたつきを知っていて、漁夫の利を得に来た輩なら未だ良いが。
 城砦占拠している連中だの、魔族の国と呼応などされていたら。正直泣きたくなるな。

(願わくば、タイミングが重なった――それだけで有ると思いたい。
此迄、幾つもの国々と、勢力と敵対してきた此の国だが。今迄は敵の敵を味方として、複数勢力が結託する事など。無かったのだから。

…以前の、魔導機械兵を思わすという事が。不安と言えば不安ではあるが。)

 心得ました。
 では我々は――マグ・メールからヤルダバオート方面への、海路による兵員の移動許可を。早急に議会承認させましょう。
 今の状況で、まれびとの道を移動するのは――ゾス村辺りを占拠している旅団と、かち合う可能性が有る。

(そして最悪、挟撃される事になりかねないのだ、と。
此方の戦に参加する者は、海路による速やか且つ安全な、戦端への移動を。約束するか。)

ミリーディア > 礼儀を語り乍も礼儀を全うせんが如く、新たに入って来ていた相手には挨拶代わりに手を挙げておこう。
此の少女が其れを語る時は、其れを持たぬ者だけだからだ。

改めて行われる説明に耳を傾け、王国の現状を考える。
自分からすればどちらも人間同士の争いなのだから、本格的な参戦はするつもりはないのだ。
只、立場的なものが在る為に今回の様な最低限の支援は行う訳で在る。

「……面白いものも見せて貰った事だし、個人的にもう少しだけ手を加えてあげよう。
今回の件は君達に任せる形にも為ってしまっているんだしね。
儂自身は出れないが、儂の知る者にも声を掛けてみようか。
性格に難在りだが、出てくれるなら確実に戦力に為るだろう」

述べる王族に向けて小さく笑えば、続けてそう伝えて。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 進行役の副団長の言葉に耳を傾け、入室した際のメンバーの多種多様さにも納得がいく。
正規軍は城塞都市で手一杯。主力を聖バルバロ騎士団が務めるとなれば、遊撃隊として冒険者なりアングラな組織との一時的な協力体制もさもありなんと言ったところなのだろう。

「議題と目的は理解した。遅参の身故、大まかな説明を貰えたのは有難い。……とは言っても、ホーレルヴァッハ家として兵を出す事は此度は予定していない。戦費や物資面のみの協力になるだろうが」

ふむ、と納得した様に頷きながらネメシスに応える。
個人的に戦場に視察に行く事はあっても、一族の私有軍まで勝手に動かす訳にはいかない。基本的なスタンスは金は出すがある程度口を出す。それだけだ。

と、見慣れた同胞の貴族たる少女が隣に腰掛ければ、軽く手を上げて歓迎の意を示す。
遅参の身である事は此方も同じ事。不安、というよりも小さな苦笑いを浮かべて――

「中々に賑やかな会議だった様だ。最初から眺めていれば、幾分楽しかったかも知れんな」

と、軽く肩を竦めた。

ネメシス > 「「ううむ、こうもタイミングが良すぎると胃が痛くなる。

ナイン殿、宜しく頼むぞ。」」

王族は日ごろ顔を合わす貴族との方が話がやりやすい。
何せ、前半のようなアクシデントを産まないだろうから。

ナインの指摘通り、現在の王国はあちこちで危険な要因を抱えている。
兵員や物資の移動、全てにおいて用心を重ねる必要があるだろう。

ネメシス > 「「こっちは心臓か胃が壊れそうな思いだよ。
うむ、ミリーディア殿の知己ならば儂も安心できる。」」

王族にしてみれば、やはり戦力の要が王城外の戦力であることに不安を感じていたようで。
ミリーディアの協力に安堵している。

ネメシス > 「まあ、お金を出してあげるだけでも喜ぶと思うわ。
さっきはお金を散々ふんだくられる話をされてて、死にそうだったし。」

ギュンターの言葉に笑みを見せるネメシス。
言われた王族は、苦笑を見せる。


「「ともあれ、今日の所はこれでまとまったかの。
これ以上の提案が無ければ、今日はこの位にしておくか。
皆、多忙の中すまんの。」」

混沌とした会議がなんとか収まり、迎撃の具体的な方策が見えてきた。
王族は顔から滲み出た汗を拭いてもらいながら、メイドが持ってきた水を一息で飲み干してしまう。

ナイン >  えぇ、えぇ。お陰様で。…何時にも増して会議会議、彼方で此方で遣り合っているもので。
 お目通りする度、私の面の皮が厚くなっているのではないか。そんな不安を抱いてしまいます。

(王族――勿論、末席たる少女と比べれば遙かに格上だ。その相手の言葉に。苦笑半分で頷いた。

第二師団…その中核たる女性の進言に対しては。少々離れた席から己も、頭を下げてみせただろうか。
常々、貴族と軍閥の対立に頭を痛ませる己だが。現状、未だ未だ…全ての師団と縁を持つには至っていないので。

そして隣席となった少年貴族へは。…少々気安く、彼に対しては素面にて。)

 会議は踊ると言うけれど。見るに済ませておかなければ…同じく踊ると、何処迄も巻き込まれるぞ?
 …私としては、此方の問題は。なるたけ早く片付けたいな。

(もう一件、アスピダ方面云々と。会議のハシゴをしてきた身としては。
苦笑混じりに肩を竦めてみせただろうか。)

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 此方に視線を向ける王族の言葉と、それに応える面々の言葉に耳を傾ける。
此度の会議を取りまとめるのは、今回の戦の主力を務める騎士団の副団長。其処に名だたる王国軍第二師団補佐が列席しているとなれば、素人が軍略に口を出すのも野暮というものだ。此方が口を出すとすれば寧ろ――

「とはいえ、戦費などと言うものは幾ら注ぎ込もうと何も生産せぬ。まして今回の様に、勝利したところで領地等を得られる算段が少なくては、戦費だけではなくその後の補償褒賞の方が頭が痛いな。
勝って当然の戦だ。寧ろ、勝った後の事に留意して欲しいものだな。我等とて、言えば金を出す便利な道具では無い」

己の一族を含め、戦費を出資する王侯貴族達の意見として。注ぎ込んだ戦費の見返り。或いは、国内治安の安定を。
実戦に関しては絶対的な信頼を参加した面々に置いているからこそ"その後"の話をネメシスに振るだろうか。

そうして、用意されたグラスの水で喉を潤せば隣席の同胞から投げかけられる言葉に溜息を一つ。

「踊る相手が多過ぎるのも些か考え物だがな。まあ、今回の一件は深く憂慮する必要も無いとは思うがな。楽観論やも知れぬが、連なる面々は戦力として十分信頼足り得るだろう」

周囲に気取られぬ様な小声ではあるものの、彼女と同じく堅苦しさの無い素面にて、肩を竦めながら応えるだろうか。

ミリーディア > 「ああ、そうそう、彼女は特徴的な外見をしている。
シェンヤン出の変わったミレー族と覚えておけば良いよ。
若し其の場で会う事が在ったら、例の件は頼む、序でにそう伝えておいてくれると助かるね」

進行役の相手に伝言役を任せつつ、残った面子にも目を向ける。

「折角こうして、誰もと直接前にする機会では在るのだが…
もう此れ以上は何か問題も起こりそうも無いし、そろそろ持ち場に戻らないとね。
儂は常に研究施設に居る、王城内に在る施設だが誰でも気軽に入れる、来たら歓迎しよう。
……そうそう、もしそんな機会が在れば甘味を持って来てくれると尚良いな」

最後の最後で場にそぐわぬ申し出をすれば、席を立ち上がる。
去り際に、もう一度だけ今居る者達を確かめる様に見渡して。

ナイン > (ダイラスに縁が有る己だから、航路だの海運だのには、少しばかり口を挟める。
先代先々代からのコネという奴と。後は口八丁を存分に。後日の議会で活用させて貰うとしよう。

…後は、此の場のギュンターはともあれ、退席済みのリルアール家の方に。
これこれこういう訳で、物資輸送は此方の船を使ってくれという旨を。連絡しておかねばならないだろう。

そして…残念ながら資産という方面では。それこそホーレルヴァッハ家などとは比べ物にならない弱小家であり。
己に出来るのは、前準備の段階に於ける、根回しその他という奴に限られていた。
ネメシスの金銭話は…出来たら、聞かなかった事にしておきたいと。
あくまでも会議の進行についてで、触れる事としておくか。)

 ――それでは。此処迄となるのでしょうか?
 えぇ。願わくば速やかな後慮の解決が為されますように。
 …彼方は帝国の方とぶつかる最前線。連中も、何時までもこの侭という訳ではないでしょうし。

 …ネメシス嬢、改めて感謝するよ。
 本日の事も――此の先、戦場に立って貰える事にもな?

ネメシス > 「勝って当然ね。」

ギュンターの言葉に、苦笑いを浮かべる。

「それを私に言うのは酷ってものじゃない?
私、王城に出入りはしてるけど全部私兵よ?
アスピダで忙しいのは分かるけど、もう少し王城の厚いサポートがあると期待してたのに。」

護衛の団員に慰められつつ、めそめそと泣き真似なんぞしてみせる。

ここにて、ナインの追撃である。

「じゃあ、次は爵位を貰えるかしら?」

これには流石に、報酬のお代わりを要求する。

ネメシス > 「「皆、アスピダの件で忙しい中時間を割いてくれて感謝する。
今後とも平和に過ごしたいものだ。」」

王族は皆に目礼をすると、会議場を後にする。