2019/05/14 のログ
リシェ > (特に何も無い部屋。だが。裏を返すなら、余分な道具やら何やらが、必要無いと。彼女が言っているような物。
そんな物に頼らなくとも、嬲り犯す、責め崩す、手段が。存分に有るのだと。
寝台へと連れられたなら。押し倒されるのではなく、最初は腰掛けさせられて。
並んだ二人。背を摩る掌は、形ばかりは優しげで。けれど、触れられる側の背中が、どうしようもなく震えてしまう。
撫でられるというだけですら、焼け付く程、気持ちよかったから。きゅと眉根を寄せて。唇を噛み締める。
…それでも。口を開けば、声は背中以上に。随分、震えてしまいそうな物。)

「代わりって…そう、言われると。その通りでは、あります、けれど。
もう少し…皆様は。…私の知る、貴族さま、方は。…もっと油断がならなくて。常々、策を巡らせていて…
決して。同じ貴族達に。王族に。隙を見せる事なく、過ごしておられるものなのか、とばかり…」

(だから、付け入る隙というか、有らぬ疑惑を掛けられる、可能性というか。
そういう物に、無頓着を思わせる、彼女の返答に。少しだけ、困ったように。手持ちぶたさに、前髪を弄くって。
流石に、毛髪くらいは。神経の通っている物でもないから。其処くらいしか、自分で自分を、触れなかった…という。可能性も、無いでもないが。
開き直り。確かに、そうとも言える。けれど、ペットであれ道具であれ、溢れている事は、間違いない。
とりわけ今は。余所の公主様だとか、大量に。流入している訳で。
少女も少女で、困惑半分。…だが。直ぐに、思い知る事になる。)

「それは、いえ、それこそ、開き直りでは。…レジネスさま。
けれど……って。……ぁ…ぁ。それは………確かに、そう、かもしれません。殿方ともなれば、尚更。
以前の時も。良い見せ物だと、皆様、仰っておいででした。…そう、あくまで、見世物。
当事者になるのは、皆、避けたかった……のでしょう。あの場の、人外が。無力な、私だけであったなら、兎も角。」

(あぁそうだった。と。彼女は、こうだ。
これも、一種の開き直り、かもしれないけれど。彼女は…彼女だ。どこまでも。どうしようもなく。何一つ譲らずに。
如何に誹りを受けようと。疑われ、恐れられるとしても。綽々と笑って、構わず、放埒なままでいるのだろう。
無力を自覚している、少女と違って。彼女には、力が有るのだから。
…何となく、眉を顰めたのは。大概、使う側、犯す側、そんな男達が。彼女に、貫かれて、掻き回されて…を。欠片だけでも、思い浮かべたから、らしい。
が、それは最初だけ。おぞましげだった顰め方が、悩ましげに、苦しげに、すげ替えられていく。
掌だけでなく。何時しか、伸びていた触手が。内側から、掻き回して。悲鳴を上げさせて。…構わず、断末魔にすら導いていく。
ドレスを。唯一、少女を包んでいた物を。瞬く間に、裂けてしまえば。残る肌身は、既に、熱っぽく色を帯びながら。其処彼処、ずるずる、触手に這いずられて。)

「……………、っ、…っ。それは。………それ、は……」

(今度は。少女の方が、返答に窮する番。
実際に、彼女の言う通りになる事を。他の王侯貴族達が、赦すかどうか。そんな事は、置いておいて。
まずは、少女自身が。反論出来なかった。
正しいかどうか、ではない。強い命令に。逆らう術を、知らないから。
細い触手の先、その一本でも、握り込むように。剥き出しになった、膝の上で。ぎゅ。指先が、強く握られて。)

レイン・レジネス > 手の中に握り込んだ細い先端の、人の体温より高い脈打つ粘膜。
これに肌を這いずり回られて、胎内を掻き回される感触は――もう知っているだろう。
あの時は衆目に晒されて嬲り者にされた。今、その様を見るのは一人。
邪魔立てする者もいなければ、助けに来る者もいない。
陵辱者が飽きるか満ち足りるまで、この穏やかな檻が少女の居場所だ。

「重ねて言おう、命令だ。
 脚を開いて――お前の穴の奥まで、自分の手で広げてみせなさい」

手や触手で強引に姿勢を変えさせる事も出来たが、今はそういう気分ではない。
少女を動かす操り糸は、言葉。上から一方的に下される命令が、玩具を躍らせるに相応しい。
その身を包む衣服は全て引き裂かれ、覆い隠すものも無くなった少女の隣で、女は愉しげに笑う。
こんな命令もきっと、彼女は粛々と従うのだろうと思っているから。
両脚に絡みつくもの、腹部に巻き付いて胸へ這い上がるもの、触手は既に多量。
あたかも魔の物に襲われたが如き様となる少女へ、与えられるのは待ち望んだ快楽だ。
熱と疼きを宥めて満たしてくれる繊細な感触。
だが、快楽の火を消すのではなく、寧ろ風を送り込み、一層激しく燃え上がらせるような。

「……〝それは〟、なんだって、リシェ。
 お前は私の言葉が聞けないのか……躾けのなっていない事だ。
 私はこう言ったんだ。〝私を満たす玩具として、何処へなりと付き従え〟と。
 城内だろうが、街だろうが、山中だろうが――その淫らな身体を用いて私を満足させろ、とね。
 貴族達だけじゃない、平民に奴隷に異国人、野良犬だろうが魔物だろうが竜だろうが――
 その全てと交わるお前の姿をね、私は見てみたいんだ」

いつしか呼び方が、〝君〟から〝お前〟に変わっていた。
強い言葉を使うのは、芝居じみた愉しみの一つ。尤も吐き出す言葉については、本心のものであるが。
この雌を城の内で飼い殺すのは惜しい。外の世界に触れさせれば、化ける事もあるやも知れぬ。
だからこそ、自分の首輪を繋ぎたい。それは或る面では、指輪を贈る告白に似ていない事も無いだろうが。
少女へ求める姿は伴侶ではない。より深くまで落ちて、堕ちることだった。

リシェ > (容易に、握れてしまう程。その先端は細いのに。脈打つそれが、実際には。ドレスを一瞬で破り裂く程の、力を秘めていて。
その力に、縛り上げられて。内側全部、ぐちゃぐちゃに。滅茶苦茶に。掻き回されると、どうなるか。…知っているどころか。骨の随まで、思い知らされて、刻み込まれている。
一度、其処まで行ってしまえば。もう、それこそ。誰が見ていようとも。何処だろうと、関係なく。文字通り、狂わされるだろう。
ますます、力の篭もってしまう、手の中で。だけれど、押さえ込む事の出来ない触手。にちゃり。粘液が糸を引いて、指の中でくねる動きに。
あぁ、と微かに零れる、少女の声には。紛れもなく困惑と……抑えきれない、過日への期待とが。見え隠れして。)

「ふ …ふ、ぅ、…はぃ……」

(…寧ろ。命令である、という事は。少女にとっては、救いだった、かもしれない。
命令だから。薬のせいだから。触手に抗えないから。等々。口実めいた、理由を抱けるのだから。
怖ず怖ず、といった按配で。だが同時に、淀みなく。両脚が、膝を立てる形で、寝台の上へと、引き上げられる。
片手を背後に、身体を支えて、後方に体重を傾けながら。立てた両脚を拡げれば。さらけ出していく、下肢の狭間は。
視線を感じて、ひくり、蠢く。触手を離した指先を、火照った花弁に触れさせて、ぱくりと…拡げた動きに合わせて、にちゃり。響いた音は。
触手の粘液と…うっすら、滲み始める、少女の蜜と。どちらの音色でもあるのだろう。
手に。脚に。勿論身体に。腹から胸へ、首筋から背中へ、足の指に到るまで。其処等中を這いずる触手達。
太い物、細い物、歪な物、硬い物、ぬめる物…露骨な性器を模した物、獰猛めいた口を有した物、等々。
どれもこれもが、這いずり、あちこち、べっとりと粘付かせる度に。肌を染めていく、更なる熱さ。心地良さ。
腕の下から、解放された胸。尖りに尖った、乳首の先端は。それこそ、前回のように、強く苛まれる事すら、待ち望む。
ただ。其処まで、熱く狂わされても。精神は別。まだ、まだ。彼女の言葉を聞ける状態を、維持されて…それは、逆に。
言葉でも。責められてしまう、という事になるような。)

「わたしは。……わたし、は、…っ……お城の。…この城の、道具です。家畜で、道具で、っ……けれど…
だからこそ、そう在れと……あなた様に、従えと。あなた様を、喜ばせる、玩具としてと………レジネスさまが…仰るの、でし、たら…っ…」

(かちかち。浮いた歯の根が、音を立てている。かたかた、身体が震えている。
半分か…それ以上の、自らを否定されてしまう、彼女の物言いに。残りを、肯定されているからこそ。ますます、落差が際立って。
籠の鳥と、飼い犬と。どれだけ、違いが有るのか、はっきりとは、判らなかった。勿論、どちらが良いのか、等も。
ただ、自分自身の事よりも、はっきり、分かるのは。他の誰にも、止められないのだ、まして少女が、彼女を制止出来るなど。まず、在り得ないという事。
それは命令。だから、逆らえなかった。ぽつぽつ、気持ち良さに震える声が、せめて、言い訳じみて。
他の人達にも逆らえない分、どっちつかずに、妥協案を探すものの。それも…きっと。形には、出来そうになく。)

「…家畜には、きっと、なれません。…何処までも…玩具として、お使い、下さい。…玩具ですから、気にせず、好きに……なさって、下さいませ。レジネスさま…」

(それこそ。首輪で引き摺り回すも、外の誰かや何かと交わらせるも。…そうやって、再び、人目にさらすも。
過程は違う。思惑も、少しずつずれている。それでも、結論だけは同じ。奇妙な同意を以て、肯く素振りは。
どちらかといえば、奴隷として、主従としての契約の方が、近そうだから。堕ちるという意味では…相応しいのかもしれず。)

レイン・レジネス > 「リシェ――それで良い。今は、ね」

肯定の言葉もまた刃。逃げ道を削り取って、望む方向への道だけを示す術の一つ。
自分に従う玩具となって何処へでも赴く、その在り方を良しと、女は言った。
首輪で家の柱に繋ぐのはまだ難しかろう。が、何時かそうまで堕とすことが不可能だとは思わない。
故に今は、自分の思惑の全てが通らずとも、女は満足したように頷いて――

「――これは、ご褒美。手はそのまま、離しちゃ駄目だよ」

そう囁いた唇が一度、少女の唇へと近付く。
だがそれは触れられる一寸手前で止まり、そのまま下方へと降りて行く。
柔肌に触れぬまま吐息だけを吐きかけて、喉を過ぎ、胸を過ぎ、腹を過ぎ――
そうして至る先は両脚の合間、少女自らの指先に広げられて蜜を滲ませる淫肉。
赤い粘膜がひしゃげて口を開き、その奥への道を曝け出す様は、雌を辱めることに愉悦を覚える女には快事だった。
そして、唇が触れる。触手が暴き立てる強引な接触ではなく、恋人同士の交わりが如き口付け。
濡れ綻ぶ花へと唇が触れ、割開かれた肉の合間へ舌が滑り込む。
指や触手ほど自由には動かぬが、熱く柔らかい肉は、蜜を啜りながら内側を掻き回す。
その舌もまた雌の身体を良く知り、熱を煽るものだった。

ぴちゃ、ぴちゃ……皿の上のミルクを飲むような水音を殊更に立てながら。舌だけの愛撫には留まらない。
少女が流す蜜と、舌を伝って落ちる唾液を、触手事態が纏う粘液に絡めて。
もう一つ残された穴、肛孔へと触手が一つ、頭を突き入れる。
雄の根を象り表面に血管までも浮き上がらせるそれは、太さもまた十分に――それこそ廊下で少女の喉を穿っていた物よりは大きかろう。
長さは果て無し。だから滑りに任せて少しずつ、やがて結腸までも届くような突き上げと。
そこから一息に疑似排泄で肉輪を責め苛み、外へ引きずり出す帰路とで、ぐちゃぐちゃと粘性の音を響かせる。
秘所へ与えられる甘やかすような舌奉仕と裏腹の、陵辱を想起させる激しい抽送。
その二つを与えながら、女自身の両手はまだ空いていて、それは乳房の先端へと伸びていく。
左右それぞれに屹立する肉突起を、人差し指と親指が挟み込んで押し潰し、乳房の形を変えるように引く。
痛みをも快楽に変える身体だと、もう十分に知っているかだ。

「ふ、ぅ……リシェ、ねえ、リシェ」

息継ぎの為に舌を止めて、その合間に女は口を開く。

「君が欲しいものは、なあに?」

問いは抽象的で、答えは幾らでも選びようがある。そういう問いを投げかけながら。
愈々後孔を穿つ触手は、粘液と腸液をも纏って。ぐぼっ、と粘ついた音で腹腔を掻き回す。
人の指や性器では叶わない長尺のストロークは、焦らすつもりなど無い、幾度でも絶頂へ引きずり込む人外の責め苦だった。

リシェ > 「………はい。…ありがとう、ございます…」

(もちろん。此方も、解っている。妥協と折衷案とが。”今は”、”今回は”、なのだと。
貴族と呼ばれる者達の、欲望は、果てが無い。肉欲に限った事ではなく。あらゆる意味で。
手に入れようというのなら、その為には、何でもされてしまうのだろう。
…今からこうして。薬に燃え上がる肉体を、触手漬けに、彼女の物に、されてしまうのも。その一環。
考えてしまうと。どくり。大きく、胸が高鳴った。緩く視線を伏せたまま、紡いだ言葉は、きっと酷く震えてしまう。)

「でしたら、レジネスさま…後は、あなた様に…全て、委ねて宜し…ぃの、でっ、…っんんっ!?」

(近付く唇に。軽く戦慄く唇で、応え…られなかった。
触れ合う事なく、掠めすらもしない、吐息の熱さ程度を感じさせる一方通行は。酷い焦らし、と思えてしまう物。
擽られて、くは、と荒い息が零れてしまえば。撓むように跳ねる胸も、腹も通り過ぎた、彼女の唇が。
股座に潜り、花弁に近付いて…押し付けられた。口と口。そう呼ぶにも、矢張りいささかずれた形の、接吻。
ぴくんと力が入り、震え、それでも離す事のない、指の合間。音を立てて、吸い付かれる。蜜と快感を、吸い出されて、ひくつきうねる膣襞に、柔らかな舌が、擦り付けられる。
思わず仰け反る、喉元も。また、触手が絡み突いて。猫のように、擽られる。心地良さで、堪らず、全身の力が抜ける程に。
そうやって、弛緩してしまえば。手の中から逃れた物か…それとも、別の物だろうか。いずれにしても、酷く粘液にぬめる上、更に唾液や蜜を交えて。びちゃりと音を立てる、触手が。
呆気なく、と言っても良いスムーズな動きで、菊座をこじ開け、潜り込んで。
息の詰まった、くぐもるような、悲鳴。また、跳ね上がる乳房を。彼女の両手が、押さえ込んでしまうから。まるで逃げられなくなった。
すっかり押さえ付けられてしまい、下手に藻掻けば…藻掻かなくとも、乳房を先端で引き摺り回すように、手綱代わりに摘まれて。
痛みすら覚える、手荒い弄び方も。矢張り、快感にしか、なりそうにない。)

「っぃ゛、っひぁ、あ、ひゃぅっぅ゛ぅ゛っ…!?
はぁ゛っ、ぁ、お…奥っっも…もぅ、入っ……っぎ、ひぎ っぅ゛…!!
ぁ゛………れじね、っ、れじ、……ネス、さま……」

(小刻みに、跳ねる腰。ひくつく其処を、舌が、触手が、掻き回す。
浅いものの、柔く滑らかな舌粘膜が、濡れた膣内を舐り回せば。きゅんと収縮を繰り返す度、蜜が滲んで止まらない。
舌遣いに、更に強い、圧迫で応え始めるのは。下側から、触手の質量が、肉壁を押し上げて。膣側も圧するから、だろうか。
実際。太く、拡げられて。秘部を歪め、尻肉を割る、触手のうねり。
此方は深く、何処までも深く、腸内を奥へ奥へ這い進んで…一気に、引き摺り出される。
菊座が、一気に捲れ上がってしまう程の、強い摩擦と、疑似排泄感とが。頭の中を焼かれるような、強烈な快感になって。
ストロークが二度、三度、辺りまで来る頃には。呆気なく、昂ぶる身体は、尻孔での絶頂へ。
乳首で、膣で、直腸で、快感が弾け、混じり合う。支えていた片手は、あっさり、力を失って…それでも。寝台に、倒れ込まなかったのは。
絡みついた触手で、支えられている…というより。絡め取られているから、だろうか。
そのままの体勢。自ら、舐り上げられる秘部を、触手が暴れ回る尻を、たっぷりと見せ付けられて。竦む目元に、羞恥…以上の、快感を。熱っぽさとして浮かべながら。)

「もぅ…言いました、っ゛…レジネスさま…に…相応しく…!っひ、ぁ、っひぃ゛ぃぃっ…!?
使って、ぃ……いただく、事っ……っぁふ、ぁ、あ、あっは……ぁぁっ…!?んっぅ、ぁ、あ゛…玩具みたいに、っ、使って下さい、グチャグチャにして、 くださいませぇ゛っ……!!」

(…それこそ。狂わされる事を、最初は拒んだ精神すら。薬ではなく快楽で、ぐずぐずに、蕩かして欲しいと。
一度到ってしまえば、もう、何度も何度も繰り返される、直腸での快楽と絶頂に。見る間に溺れさせられていきながら…泣いて、鳴いて。)

レイン・レジネス > 捉えた乳房を起点に身悶えする少女の身体を御しながら、舌が躍り、触手が蠢く。
舌愛撫の合間、秘肉を割り開く指をも、称賛するように口付けて、ちっ、と短い音を鳴らしながら。
縄が如くに絡みつく触手群は喉と言わず背と言わず、もはや新たな衣の如くに少女の身体を包む。
先の媚薬により鋭敏になった皮膚を撫でる、粘液に塗れた触手の表面、柔突起。
無数の舌が同時に肌の上を滑るような、痛みも苦痛も無い、ただ甘やかすような快楽漬けの拘束――

「入らない……? そんなこと無いさ、無いだろう、ねえ……!」

――裏腹の、尻孔へ施される快楽拷問。
薄壁一枚を隔てた腹側は舌で甘やかされているというのに、背中側の孔は太い触手に広げられ、攪拌されている。
それこそ拡張された肉輪の変形に押されて、秘部の形まで歪む程に。
僅か数度のストロークで一度達して、だが触手は止まる事も、休む暇を与える事もせず。
それどころか絶頂に身体が緩むのを良い事に、一層深く激しくその身をのたうち回らせるのだ。
腸壁を抉り回し、幾度も幾度も頂へと導きながら、触手は決して萎え衰えない。
一度吐き出せば力を失うような男根と違い、限界も果ても無い陵辱者。それが少女の恥ずべき孔を、女好みの玩具へ作り替えて行く。

「私に相応しく――か。っは、ははっ、はははっ……!?
 それはいい、素敵な案だ! ああ、望む通りにしてあげようさ!」

――もし。もし解放を望むなら、それでも良かった。何処かへ連れ出せと言うのなら、応じてもいただろう。
だが、少女が望んだのは快楽だ。自分自身を道具として消費される、被虐的な快楽に狂う事。
それも――また良い。そういう雌は自分好みだと、女は雌花を前にして笑った。

再びの口付けは、少しばかり苛烈になった。女の歯が上下から、少女の陰核を噛み挟みながら吸い上げていた。
噛み千切らぬように下限はすれども、硬質の物体に押し潰される痛みは免れまい。
その一方、舌と唇の熱いぬめりが、張り詰める女芯を扱き立てる快楽も同時に与えられるのだ。
胸を苛むのは指ばかりでなく。背の側から胴に巻き付いた触手が、乳房を付け根から絞り上げる。
力の加減は波のように、強く、弱くを一定の周期で繰り替えし、肉の奥へ疼きを揉み込むように。
また別の触手は脇腹を、また別の触手が内股を――もう少女の身体で、触れられぬ箇所は唇だけだ。
唇だけが何も与えられぬまま、言葉にて主を愉しませる義務を背負わされている。

「リシェ――その胎を借りるよ。存分に鳴いておくれ……!」

どぐん、と。尻孔を貫く触手が、一度大きく脈動したかと思いきや――その直径を増した。
これまでが長大な肉棒程。脈打ちながら肥大した果ては、少女の腕周りほどにもなろうか。
ギチギチと孔を広げ内蔵をも押しのけるまでに化した触手は、少女の中で〝口〟を開いた。
途端、腹腔に注がれる二つの感触。
一つは熱を帯びた多量の粘液。
一つは硬く、丸く、幾つも連なって雪崩れ込む。触手の直径と同等の球体。
卵だ。
複数の触手の卵が少女の腸内へと産み落とされ、疑似精液を浴びているのだ。
玩具として、と少女は言った。故に女が望んだ形がこれだ。
触手の卵を産み落とす様を観賞する為の人形。そう成り果てる為の用意が調えられて行く。

リシェ > 「だ、って、っ奥……っふぁ、ぁあぎ、っぎっ、ぃ゛ぃ゛っ……!!
深っ……ぃ゛っっ、お…ぉ゛、お尻、っぃ、ど…こ、まで、入って……ぉな、おなか、っ、膨れちゃ…あひ、っ、ひぃぃ゛っ!?」

(引かれて、伸ばされて。赤く腫れた乳首は、当然、痛みに苛まれているのに。今となっては、それも、快楽。
薬の効き目、触手に犯される異常性、だけでなく…被虐という、元よりの性質を。存分に、引き出されて。
より多くの、触手に包まれて、すっかり飲み込まれていなければ。更に悶えて、自ら暴れて。痛みと快感、双方に。ますます、溺れてしまう筈。
…藻掻く事すら、侭成らない分。与えられる、一方的な快感の波。
ざわざわ、ぞわぞわ、全てを包むかのような触手達に。這いずられて、粘液につけ込まれる肌身は。何処も彼処も、性器に等しい、快感で。
喘ぐ為の唇も。直に触れられてこそいないものの。望んで堕ちていく、自分で自分を貶めていく、そんな言葉達に酔わされるから。
結局は、自らを追い詰めていく事に、変わりはない。
限界を感じたかと思えば、あっさり、それ以上を注ぎ込まれて。更にくねる、触手の深みが。ずるずる、腸内をどこまでも。
男根に等しい熱さと、太さを備えつつも。指よりも柔軟に、玩具よりも荒々しく、何より…際限無く、延々、暴れ回る征服者に。
何度でも達してしまわざるを得ない。ずるずる、一度引き摺り出されていく度に、絶頂を強いられる。其処まで追い上げられきった辺りで。
引き攣った悲鳴混じり、そんな、少女の返答…もとい、哀願が。彼女を大きく哄笑させる。
ますます。自分で、自分を堕としてしまうと。彼女の声に自覚して…だからこそ。痛い程、胸が鳴る。きゅんとひくつく膣孔が。彼女の眼前で、濁った蜜を押し出して。)

「それ、以外……望むなど、思わな……っ、で…下さ…っぁ゛…ん゛んぅっ、っぁあ、ひ…っぎ、ぎぁ゛ぅ!?ぁ゛、ぁ、ひぅ゛ぅっ…!!」

(がくん。大きく大きく、跳ねる。とっくに剥き出されて、指の隙間から、押し上げられたような肉眼に。きつく、きつく食い付かれて。
千切り潰される、という程ではないとしても、噛まれている、そうとしか言えない位には。強さも、硬さも、ハッキリと。
蜜と唾液で、べとべとに濡れた指先が、拡げた花弁の両脇で、痙攣めいて震え上がる。それでも、彼女の唇は止まらない。
身体中触手に呑まれて、余す所なく、快楽漬けの身体は。噛み付かれる痛みも、矢張り、もう、快楽にしか。
歯先と舌先。硬い。痛い。柔らかい。熱い。気持ち良い。気持ち良い。気持ち良い…もうそればかり。
未だ、舐り尽くされているかのように。淡く開いた膣口が、とろとろ、更に蜜を垂れ流す。滴るぬめりを、尻孔で蠢く触手が受け止めて…
更に濡れた音を奏でながら、ひっきりなしの抽挿を。疑似排泄を。少女の尻孔絶頂を繰り返させる中。)

「……………!!?ひぐ、っぅ゛ふぁ…ぅぉ゛、ぉっぐ、ぐっぅぅ゛ぅ゛っ!?
っぃ、ひぃ゛っ、ぃ、い゛………!な…に、何これ、っ、 ごり、ごり、っ苦し…っひは、あぎ、っぎ、ぐぅ゛ぅぅっ!?」

(苦しい?その言葉も、矢張り、半々。
一気に太さを増す、腕程にも、腸内を拡げる触手に。其処から一気に雪崩れ込んで、ともすれば、口まで逆流しかねない、濁流に。
何より、幾つもの拳で、ごりごりと腹腔を掻き混ぜられるかのような、異物の注入に。
外から見ても解る程。丸い物体達が、皮膚を押し上げては、歪な凹凸を生じさせる、その腹が。苦しい事も確かだが。
同時に、快感もまた、確かに存在している。寧ろ、きっと。其方の方が、比率が大きい。
次々、連なって吐き出される、丸い何かは。太すぎる玩具で、尻孔を拡張される、そんな行為を思い出すものの。
実際には、別物の筈。では、何なのか…快楽に、茹だった頭が。それでも、一つの可能性を見出して。思わず、絶頂に溺れていた瞳が、見開かれる。
触手。異物。それが意味する物を。…思いつけてしまったから。)

「っれ、じ、……さま、これ……ぇ゛っ………これ、まさか……んっ、んう゛っっ…!
中から…出っ……ぅ、そ、嘘、違うの……に、…っ、こっちは、違う孔な…のにっぃ゛………」

ご案内:「王都マグメール 王城 廊下の片隅【イベント開催中】」からリシェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城 廊下の片隅【イベント開催中】」からレイン・レジネスさんが去りました。