2018/08/05 のログ
ゲイゼリク > 「……取り敢えず、お呼びが何時来るか分からない以上は即応出来るようにしとくかねぇ」

師団でも屈指の人員の少なさがこういう時は特に恨めしいが仕方ない。
凄腕の客将さんも加わってくれた事だし、後は空席の副官などが埋まれば、一応師団としてはやっていけるだろう。

(…うーん、人材確保は急務だけど平行して公務もこなすとなると…睡眠時間は削りたくないねぇ)

欄干に腰を落ち着けつつ、何となく夜空を眺めながら思う。人気が無いこの辺りは静かだ。
勿論、今日も王城のあちこちで陰謀やら駆け引きが蜘蛛の巣のように張り巡らされているのだろうけれど。

ゲイゼリク > しばらく、そんな感じでダラダラしていたが、やがて欠伸を嚙み殺しつつ、欄干から身を離してゆっくりと歩き出し…テラスを後にするのだった。
ご案内:「王都マグメール 王城/テラス」からゲイゼリクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (逃げる、逃げる、脱兎のごとく―――とかとか、節でもつけねばやっていられない。
己が「公爵令嬢」だと知ってか知らずか、知っている可能性がある、というのがなんとも切ないが、
とにかく、己に首輪を巻き、リードを着けて地下から引きずり出した相手が、
手枷をはめる時、身体の前で両手首を戒めてくれたのが、不幸中の幸いだったかもしれない。

イヤになるほど豪奢な寝室で、ドレスどころか下着までなかば引き裂かれたけれど、
とりあえず、相手がその作業に熱中している隙をついて、思い切り振りかぶった両手―――についた金属の枷で、
相手の後頭部に渾身の一撃を見舞うことができた、のだから。)

…ったくもう、信じらんない、信じらんない、信じらんないぞ畜生っ!
あんの、くっそロリコンがあ、っ……!

(盛大なブーメランになっている自覚はあるが、知ったことではなかった。
一応は逃亡中の身として声量は落とし、ぶつぶつと悪態を吐きながら、
いま、己が居る場所はどこかの部屋の、つくりつけのクロゼットの中。
飛びこんで、人の姿が見えないのを良いことに隠れ場所と決め、
念には念を入れて、クロゼットに潜りこんで扉を閉め、ひと安心―――

―――――と思ったら、足もとになぜだか隙間が。
首輪ごと引きずってきたリードの先が、扉の下に挟まっている。
令嬢らしからぬ舌打ちをひとつしてから、そろり、そろり、
はみ出したリードを中へ引きこもうと。
無駄に長かったそれは、ずずず、ずずず―――心臓に悪い音を低く響かせて、
どこかの部屋の床を這いずっている。) 

ご案内:「王都マグメール 王城」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > 「今日はお仕事終了っと……流石にこう毎日だと、身がもたんな」

(ややと気だるげに、廊下を歩く男が一人。
仕立ての良いスーツとオールバックの髪型が、それなりに、それなり程度の地位がある人物――の様に見えはするのだが。
実際のところは、スポンサー様に雇われた調教師の一人としてここにきている、というだけの話だった。
金持ち共の欲は中々と果てる事はなく、色々な趣向を凝らすハメに。自分が楽しむなら兎も角、他人を楽しませるのは中々骨の折れる話である。
明日もまた朝から―、という事で、宛がわれた一室へと向かっている最中だったの、だが)

「……妙に静かだな」

(他の使用中の部屋からは、嬌声やら悲鳴やら、おおよそ室内が予想出来る声が聞こえてくるのだが。
足を止めた一室からは、それが聞こえてこない。寝ている、という訳でもないだろう。
気配を押し殺して扉に張り付き耳を寄せると、何やら引きずるような音が微かに)

「ふむ……」

(まぁ、迂闊な貴族が返り討ち、なんて事もこの騒ぎだと稀に起こる。
様子を伺う為にそーっと扉を開いてみれば、まず目に付くのはぶっ倒れている男。恐らく死んでは、いないだろうが。暫く目もさめなそうである。
そしてもう一つ。クローゼットから不自然に伸びる紐が、中へと取り込まれていく。
はぁんと予想をつければ、片手で紐を追いかけて。
握ると同時に、此方側へと思いっきり引っ張ってやろうとする)

リュシー > (ずずず、ずずず―――――扉の外の気配や音には、いちおう気をつけていたつもりだった。
けれど、なにしろ己は男であったころから、隠密行動の分野ではずぶの素人である。
音を立てずに行動することに長けた相手が本気になったら、とても察知できるものではなく―――)

なっ、がいなぁ、もう……どこまで、――――― っ、わあ、あ!!

(リードをつけた張本人は完全にのびていたから、どこかに油断もあったかもしれない。
とにかく、そっと引っ張っていたリードが、扉の向こう側から男の力で思い切り引かれ―――
ついでにそのリードの先には己の首、と首輪があるのだから、ひとたまりもなかった。
ばたん、と開く扉と、勢い良く転がり出る下着姿の小娘。
ドレスなんか引きちぎられて、多分どこかそのへんに散らかっている。
―――つまりはたいそう無防備な姿で、暗がりのご対面、と相成るわけで。)

い、たたたた、ぁ、……っくしょ、なにしやが、―――――…

(膝とか肘とかおでことか、何しろ両手を前で戒められているものだから、
あちこちぶつけて痛い思いをした。
涙目になりながら、もはや少女とは思えない口を利いて――――はた、と。
見上げた先にイヤというほど見覚えのある人物、しかも、見慣れぬ格好、
を認めて、思わずひと言。)

…………その格好、ひそかな趣味?

(こすちゅーむぷれい、とかなんとかいうヤツだろうか。
―――なんて、時と場合をわきまえない考えが、ちらりと過ぎる。)

アシュトン > 「まったく悪い子だな、大人しく諦め――……おや?」

(引っ張ってみたところ、手ごたえあり。何か居ると目星がついた状態なので、当然ではあるが。
咄嗟に襲い掛かられる事を警戒してやや身構えた状態で、クローゼットから転がり出てきた下着姿の人物を見据えていた、のだが。
微かに間を置いてから、首を横に傾げてしまった)

「よう、なんだまた捕まってるのか。趣味なの?それとも特技なの?
……仕事だよ仕事、なんだ密かな趣味って。正装で来いって言われてんだから仕方ないだろ」

(お互いのセリフがお互いに、なんだか気の抜けたやり取りである。
場所が場所だけに、ちゃんとした格好来いとの条件付き。正直狭苦しい。
まぁ普段の恰好を知っている人物からすれば、何となく違和感を感じるのは確かである。
さておき、気絶している男性と、下着姿の少女を交互に見た後。口の端を僅かに上げて)

「しかし、随分といい恰好してるじゃないか。
犯される寸前で殴り倒したって感じかなぁ」

(動きを奪うよう、適度にリードを引いて首を軽く絞めつつ。
悠々と彼女の方へと近づいてゆく。
ところでこの、ぶっ倒れている貴族らしき男はどうしよう。
起しても面倒なことになりそうだしなぁ、多分自分が楽しめなくなる。
リードを引いて軽く首を絞め動きを制限しつつ、まずは男の傍にしゃがみ込み。
口元へぐいぐいとハンカチを押し付ける。しみこませているのは、睡眠薬の類。気絶中に追い打ちをかけて、とりあえず朝日が昇るまでお休みしておいて頂こう)

リュシー > (我ながら、べちゃ、という擬音がしっくりくる、たいへん格好悪い転げかただった。
だから、狼藉者の正体を見極めるべく仰ぎ見た際にも、恐怖より怒りのほうが強かったのだ。
まして、相手が見知った人物、しかも見慣れぬなりをしている、となれば、
感情の天秤は完全に、怒りのほうへ振り切れた。)

ヒトゴトだと思って、勝手なこと言わないでくれる?
おとなしく諦めてたら、ドレスよりずったぼろにされちゃうだろ、ていうか、
捕まるのが趣味なわけあるか、ばか!

(ぽんぽんと、よくぞここまで、というテンポの良さで、悪態ばかりが口をつく。
やはり恐怖のかけらがどこか、心に重しをしているせいもあるかもしれない。
引っ張られたリードに繋がる首輪を、とっさに掴んで首が絞まるのを防ごうとするも、
代わりに身体はしどけない姿のまま、ずず、と男のほうへ引きずられてしまい)

ちょっ、……犬猫みたいな扱い、しないでくれ、る……?
仕事だ、っていうんなら、とっとと、仕事に戻れよ、っ……、
―――――…て、あんた、何して……。

(ずず、と引きずられた至近距離で、相手がなにやら怪しげなハンカチを、
己が打ち倒した男に嗅がせているのが見えた。
アレはもしかして、己も以前に嗅がされたモノと同種だろうか。
―――――ぞく、と背筋に悪寒が走る。
質問の答えはもう、わかっているような、わかりたくないような。)

アシュトン > 「見る度見る度捕まってるような気がしてな……あぁ、そうか、俺が捕まえてるから余計にか。
おや違ったのかい?俺はてっきり、捕まえられて犯されるのが好みなんだと、てっきり思ってたけど」

(わざとらしく、くくくっと喉が笑い声を奏でる。
捕らえられて無理やり犯されるのが好きだなんて、余程のドMでもなければそう居ないだろう。
首輪が繋がっている限り、そう簡単とは逃げられないだろうが。体勢をもちなおした所を再び押し倒すのも面倒である。
バランスを崩すように強弱を加えつつ、此方からも一歩一歩と近づいていって)

「ちょうど仕事はさっき終わった所でね、今は自由時間だ。
そんな恰好していたら、犬猫と大差ないだろう――っと、起きたら邪魔なんでな。眠らせただけさ。お楽しみの最中に、邪魔されても困るんでね」

(ここまで言ってしまえば、これからどうする心算なのか、想像するのも容易いだろう。
間近までやってくれば、それこそ犬猫でも捕まえるように、首根っこへと掴みかかり。
床へと押し付けるようにしながら背後まで回ってゆけば、お尻の側から、したぎに包まれた少女の割れ目をリードを巻き付けた手、そのゆびでなぞり上げてやろうとする)

リュシー > う、っるさい、捕まえてんのはあんたもだろ!
ひとをどんな変態だと思ってるのさ、いい加減に、んぐ、っ……!

(相手はリードの扱いに慣れているのかもしれないが、己のほうは、
リードに繋がれたままの移動には当然慣れていない。
食ってかかったと同じタイミングで強く引かれ、首が絞まって苦悶の声を洩らす羽目に。
戒められた両手で首輪を掴んでいるために、バランスがとれず前のめりに再び転び)

っ………もう、痛いっ、てば、離せよ、この、ドSが……、
――――― 冗談、じゃな、ぼくは、楽しみたくなん、か、……―――――いっ、たぁ!

(こんなことなら、そこで倒れている男におとなしく犯されていたほうが、
もしかするとずっとマシだったのではなかろうか。
いく度かの邂逅の記憶をたどれば、知らず、青ざめてもくるというもの。
逃れようにもリードは掴まれているし、首根っこを掴まれ押さえこまれてしまえば、
暴れるといってもたかが知れている。
膝をついて座った体勢から、上体を前のめりに伏せたような格好で、
下着一枚で無防備に晒された双丘のあわいへ、男の指が忍びこむのを阻む術もなく)

っ―――…や、さ、わんな、ばか、ヘンタ…イ、………あっち、行けってば、ぁ…!

(下着越しとはいえ、ソコ、に触れられれば反射的に腰が跳ね、
弄られることに慣れてしまった秘部は、ヒクン、と微かな反応を返す。
目の前が羞恥で真っ赤に染まり、考えなしに脚を背後へ滑らせて蹴りつけようとしたが、
素足、しかも不安定な姿勢からの一撃に、どれほどの威力があるものか。
最悪、己だけがますます体勢を崩して終わるもの、と)