2018/07/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城会議室」にバルベリトさんが現れました。
バルベリト > 「だーかーらー!戦意自体折れてる騎士を置いといて、防衛できるか!?砦の防衛条件は3つ!十分な物資!十分な戦闘要員!優秀な指揮官!全部欠けてる状況で防衛できねーだろうが!」

表向きは今回の撤退についての報告所だが、なんのことはない。砦を放棄した事への糾弾が相次いでいた。
最期の一兵に至るまで防衛するのが騎士の務めだの、重要拠点を明け渡すとは何事だだの。
大変ありがたい貴族サマと王族サマのご高説を賜っていたが、ブチ切れるまで時間は必要なかった。

なんせ彼らの意見を要約すると「死ね。但し防衛は成功させろ。人数の減少は許さん」という素晴らしい理論だったからだ。

「大体戦の経験者っつーより大軍指揮出来る指揮官いねーだろ!出来るとすりゃ7師団の将軍か副将!最大戦力にして防衛の要を喪って防衛しろだぁ!?おーし判った、そんじゃシェンヤンのラインから海岸沿いの警備兵に至るまで総動員しろよ、玉砕しかねねーが防衛はできんじゃねーの!俺じゃなく優秀な指揮官みつけてこいよ!」

罵詈雑言も一通り浴びた。
ねっとりとした言葉責めも受けた。これらに晒されて尚沈黙を貫けたサロメには心から感嘆する。
机を激しく殴るが、その程度で怯むほど貴族も腑抜けばかりではない。

「砦なんつーわかりやすい目標に兵士並べて!そんで現状攻め込まれたら壊滅か全滅好きな方選べって状況だったろうが!いっそ放棄しちまった方がまだマシだね!!」

バルベリト > そもそもだ。師団に所属する騎士と指揮官の相性もある。
8師団の基本方針は生き延びる事を基本に組み立てていく。
7師団は対魔族に特化しつつ、軍としても統制が取れる上に相手を殲滅できるなら多少の損害は覚悟の上で相手を叩く。
仮に7師団の騎士が残されていたとしても、指揮官との相性不一致によりろくな戦果も上げられず、さらに騎士の数が減らされ、防衛どころではなくなる。

その為にも7師団副将軍のサロメは現場復帰させたい。
――ブチ切れたのは彼女の処遇を今さっき知った事も大きいだろう。
何が軟禁だ。心を殺してまで騎士の生存者を送り届け、責任まで背負い込んだ相手を何だとこいつらは思っているのか。

「そもそも7師団将軍討ち死にの報で戦意も落ちてる状況だろうが!今必要なのは再編だけじゃねぇだろ!戦死したアイツの傍にいたサロメの言葉だろ!」

人の言葉には幾つかの力が有るし、どういう力を持たせるかは人によって差異が出る。
例えば戦意高揚やケツをひっぱたく。背中を押していく戦意高揚タイプ。
例えば脱力させたり、緊張を解させるスットボケ型。
今必要なのは明らかに前者であり、それが出来る最適な人材を封じるとは何事だ。
目は血走るがギリギリ、踏みとどまって剣を手にしなかったのは状況が状況と言うのもある。

バルベリト > 「責任だかなんだかしらねーが、結果は出てる以上こっからどうするかが重要な場面だろ!そもそも敗戦の報を手早く行なった手腕を褒めるべきだろーが!全滅じゃなく、生き残りの精鋭を引き連れて撤退してきた手腕と判断を褒めるべきだろーが!」

つくづく責任と言うのは厄介な代物だ。向き合っていく、背負っていくには重過ぎる。
重要拠点1つと騎士の温存なら迷いなく後者を選びたくなる自分には、彼らの思う理想の指揮官としては不適格の烙印を押される。

「最低限、今ある戦力は維持。それから低下した士気の底上げの為にも7師団副将軍含め、今回の件に関して。あんたらが考えた処罰に関しちゃ軍功か戦果で相殺させりゃいいだろうが!それとも何か?あいつら以上に騎士の指揮が出来て鼓舞させられるって自信有る奴がいんのか?」

一旦言葉を切って――ぐるりと周囲を睨み通す。
不敬であるとの言葉も飛んでくるが知った事か。
数人の貴族、特に北方、或いはタナール近接地の貴族には嘆願書の同意は得ている。次は海岸警備兵を防衛兵に取り立てることを匂わせて沿岸地域の貴族にも協力を要請しよう。
――6師団長が協力を申し出てくれているので、極力頼りながらだが。

ご案内:「王都マグメール 王城会議室」にネームレスさんが現れました。
ネームレス > 「はぁい♪」

軽い言葉とともに入ってきた女が一人。
師団長礼装を羽織った黒髪の妖艶な美女は、ストンと自然に上座へと座る。
あれは誰だと皆が噂する中、一人の騎士が呟く。

『あれは第九師団長だ……ほら、名無しの……』
『嘘だろ、実在したのかよ……!?』

一瞬止まった議論に割って入るように、ネームレスは報告書を読み上げる

「第七師団の損害報告が出たわよ。
遠征軍4000のうち、帰還できたのは300。
うち200が歩兵隊、100が竜騎兵と輜重隊。
オーギュスト自慢の直衛隊は、1人残らず彼と運命を共にしたそうよ」

帰還率1割未満、目の眩むような大敗である。
それでも300が生き残ったのは、撤退を援護した第六師団長ゲイゼリク、そしてタナールを維持したサロメとバルベリトの功績だろう。

「邪魔したわねバルベリト第八師団長代理、続けてちょうだい」

バルベリト > 「7師団の200の歩兵が生きてるってのはな。対魔族の為に練られた戦術や戦闘方法が浸み込んだ200の知識と経験が生きてるって事なんだよ。あー、えっと。9師団長だっけ。サンキュ、数までまだ把握しきれてなかったからな。」

正確な数が把握できたのは大きい。何より、歩兵は戦場の基本にして要だ。何故なら最前線で戦う機も多く、防戦、攻め、攻城。いたる場面で働く必要がある。
知識と技量と習熟度。それらは何よりも大切なものだろう。
何より竜騎兵がいるならば奪還作戦自体も楽になる。

「―――今から新兵、騎士を臨時で徴発するくれーなら。7師団全員を釈放した上で、各師団から7師団に交代で兵を送る。疲労感は有るだろーが、サロメの軍略含めて7師団のノウハウを他騎士団の騎士に覚えこませる。」

7師団には過酷だが、正直手持ち無沙汰にさせてしまうわけにもいかない。
彼らの喪失感は想像すら出来ないが――ならば任務を与え、彼らが自暴自棄にならないように治療と心の平穏を取り戻させつつ、他師団の兵の錬度を高めるべきだろう。

今までは。7師団に頼りすぎていたという反省点とともに。

「そもそもこれ以上兵士を徴発しようもんなら、それこそテロの勃発にすらたえれねーぞ。それでも良い、関係ねーってんなら。7師団を封じ込め続けりゃ良い。だがな、ここにいる貴族連中は等しくテロの標的にすらなり得る。あんたらの命も守り、領地も守る最善の案は――わかるよな?」

勉強なんざ本来真っ平ごめんだ。俺は逃げるぞと言いたいがそこは我慢しよう。
先ずこの手詰まりから抜け出す為に必要なのは、今、謂れの無い処罰を受けている彼女や彼らなのだから。
目線を9師団長に送り、目礼を。彼女の助け舟のお陰で多少頭の沸騰も治まったのが大きい。

ネームレス >  
バルベリトの言う事は正しい。
対魔戦線は現状崩壊寸前であり、その再建に第七師団の生き残りを使うのは非常に合理的だ。
ただ、第九師団長として言わなければいけない事があるのもまた、確かだ。

「第七師団の生き残り、帰還兵300とサロメ直衛の1000に関しては、私もすぐに使う事に賛成するわ。
あれは半分オーギュストの私兵的な側面もあったし、任務も与えずに放っておくと暴発する可能性もあるから」

今は、何か任務を、少しでも気のまぎれる事をさせておいた方が良い。
身体を使わせておいた方が健全というものだ。
そうしなければ、第七師団の生き残りだけで魔族の国へ突っ込んだり、あるいは徒党を組んで王国内で煽動工作などをしかねない。
そうなれば、彼らは敗残兵どころか反逆者になってしまう。

「――けど、サロメは無理ね。あの子には今、魔族の手先ではないかという嫌疑がかかってるから」

本当は違う。
要は、オーギュストの独断専行に対する処罰だ。これ以上師団が暴走し、貴族や王族達の手を離れる事を防ぐ為の。
云わば、見せしめである。

「こればかりは貴方や私がいくら言っても難しいわよ。
貴族様にしてみれば、騎士同士、同じ穴の狢だから」

バルベリト > 「サロメが魔族の手先なら、そもそも生き残りの騎士すらいねーだろ。――むぅ。」

本質的に魔族の手先の嫌疑なら即座に跳ね除けられる。
状況証拠も多く、更に言えば彼女は布陣を見る限り後方にいたはずだ。

「魔族の手先説が事実であれば、オーギュスト本隊が城前で手をこまねいている際に背後から急襲するだけで簡単に壊滅できる。
っつーか俺ならそうする。」

幾らなんでもその嫌疑は雑に過ぎる。――なら、本質は別の所に有るというのを相手は知らせてくれている様な物か。
但し。但しだ。サロメこそ今一番身体を、頭を動かさせ、何かしらの任務を与えるべきだろう。
どれほど彼女が目の前の貴族連中に傷つけられたのかは、想像に難くない。今一番。外の空気に触れて何かに身を浸す事が必要なのは、彼女の方ではないのか。

「なぁ、えーと。ネームレスだっけ。そんじゃぁ、サロメが軍略を指南する間は代わりに俺が牢に入る。騎士同士。同じ穴の狢だっつーなら、ほぼ立場上は同じだろ。交換条件にはなんねーか。」

勉強サボれるし。

「そもそもだ。今回の7師団の行動とめらんなかった時点で俺はしりませーんなんていえねーんだよ。別に貴族様方が反対しないのが悪いっつってるんじゃねぇ。騎士団の師団…まぁ代理だが。TOPが、他師団のTOPを抑えられなかったのも一つの要因じゃねーのか。」

ネームレス > 「それはダメよ。信賞必罰、オーギュストの罪を背負えるのはサロメだけなの――あと、彼女、今外に出したらオーギュストの後を追ったり、独断で魔族の国に潜入したりしかねないから」

サロメも大分第七師団に染まったとの話を聞いた。それくらいの無茶はやりかねない。
彼女にもまだ、時間が必要なのだ。オーギュストの死を受け入れる時間が。

「あと貴方が代わりに入るのもダメ――第八師団長代理バルベリト。私は今回のタナールからの撤退戦を指揮した功績をもって、貴方を正式な第八師団長に推薦する予定なの。
受ける受けないは貴方の自由だけど、今の対魔戦線にとって、貴方は欠かせない将の一人であるという事を忘れないで欲しいわ」

有能な人間がサボることは許さない。どんどん働け、お国の為に。
ただ国体護持のみを目的とする第九師団長は、にっこりとバルベリトの方を見る。

「師団への最終決定権を持つのは国王陛下かその勅任を受けたもののみ。オーギュストの独断専行は、そのシステムの裏を突いたものよ、貴方や他の人間に責任は無いわ。
それに、それを言い出すと、王の選定とかそういう話になるから、やめておいた方が無難だと思うわね」

バルベリト > 「なら、まず1つ。信賞必罰の賞は少なくとも有る筈だ。……せめて太陽の光を浴びるなり、面会時間くれーはつけても良いだろ。…何もさせねーでいるより、牢に繋がれている間でもあれだ、軍略の座学は出来る。」

厳しい。正直その可能性を持ち出されると彼女の事を其処まで良く知っているわけではない為、100%無いと断言出来ないのだ。
使命感に強く、人一倍我慢強い。それの出所は判らないが――だからこそ、牢暮らしを長引かせるのは余りにも惜しい。
せめて牢に居る間でも、座学や面会者との会話くらいはさせても良いだろうと。

「尻尾巻いて逃げ帰っただけなんだけどな、俺……。」

ブッ、と変な声が噴出した。おいやめろ。師団長とか面倒臭い。
チクショウ無能なオッサンで一生を終えたかった。
ぐっばいサボり生活。グッバイ俺の領地のアダルトなグッズ。
はぁ、と溜息一つはどうしたものかという物はある。システムの裏を突いた発想力。多数の兵士の士気を高揚させ、魔の国ですらそこいらの魔族程度は圧倒した実力。軍略。
改めて抜けた穴が大きすぎる。

「流石にそこに踏み込むわけにはいかねーのは判る。ただ、いくらなんでも急造の師団長じゃ抜けた大穴の穴埋めなんて全然たりねーよ。つまり、欠かせないとまで評価してくれんなら。サロメを牢から出さないなら、せめて牢越しで良い。アイツの軍略くらいは学ばせてくれ。それならあいつが逃げることもねーだろ。」

ネームレス > 「そこは私ではなんとも出来ないから、貴族達と交渉してもらうしかないわね……」

確かにサロメの軍略が今必要なのは確かだ。座学くらいなら可能かもしれないが……そこは本人次第だ。

「逃げ帰るだけでも大変だったでしょ。まぁ、そこは貴方に任せるわ。
師団長になれば権限も裁量も大きくなる。自分の師団を育てるつもりでやってみて欲しいわ」

師団長を受ける代わりにサロメの軍略を学ばせろ、という条件なら受け入れてもらえるかもね、などとこっそり呟きながら。
今日の目的は彼を師団長にして、タナールへの抑えの一人とする事。
フォーコ、ゲイゼリク、バルベリトの率いる3師団で退魔戦線を再建、とまではいかなくても何とか機能する形までもっていく事だ。

「頼んだわよ、バルベリト。貴方だって英雄なの――生きて帰ってこれた兵士たちにしてみれば、ね」

死んだ英雄が役に立つのは情報戦のみ。
生きた英雄こそが今の王国には必要だ。
そう呟くと、忙しい第九師団長はバルベリトにウィンクをひとつして会議室を去った。

ご案内:「王都マグメール 王城会議室」からネームレスさんが去りました。
バルベリト > 幸い耳は良い。というより目の方か。唇の動きからある程度は呟いた内容は把握出来た。
――死ぬほど面倒な上に超肩こりそうだが引き受けよう。――牢で何もしないでいるには惜しい以上に。
彼女にとって、落ち着ける時間も必要だろうが――一人でい続ける、孤独と言うのは負の方面に心が陥りやすくなる条件の一つ。

「わーいやったーしだんちょうになったぞー。」

ものすっごい棒読みと共に師団長への推薦については先に受諾しておく。
それと――恐らくだが前もって他の連中の前で。数字と文字に弱いアピール、特に数字に弱いと言う事は確たる証人もいる。
…カウンセラーを同席させて座学を受けるくらいは出来るだろうか?
対サボリ魔の名目で。

「英雄ってガラじゃねーんだけどね。相応の見返りが有るなら受諾するわ。……って動きがはえーなおい。」

英雄と呼ばれるガラではない。
英雄と呼ばれるような実力もない。
ならば足りない物は後付なり、周囲の協力助力を得るしかない。
忙しそうな第九師団長だが。久々に手玉に取られた相手だった。…交換条件と言いつつ、配慮もにじませた相手には静かに静かに頭を下げる。

「っつーことで、だ。今の会話の流れに文句ある奴はいるか?」

相手の会話の纏め方も上手い。貴族の急所を踏まず、触れず。
ギリギリのラインでお互いの妥協点と着地点を一致させた手腕。
…アレはある意味、王国で一番面倒なんだろうなぁと去り際の姿を見ていた。

バルベリト > 「無いなら俺からは以上。」

開幕は大荒れだった会議所も。何時しか第9師団長の登場とともに落ち着いた方面に向っていった。
兵士を駆り立てる鼓舞ではなく、民を落ち着かせるという意味でならなるほど、彼女なのか?彼なのか?は正に適任と言う所か。

三々五々と散る貴族から数名捕まえ――こっそりとした裏工作は続く。
難しいからといって諦めるつもりは毛頭も無かった。

ご案内:「王都マグメール 王城会議室」からバルベリトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > ぽくぽくとコルク地のブーツが床を叩く音が廊下に響く。

「王城もだいぶ静かになってしまいましたわね…。」

地方領の貴族にもぐりこんだ少女。
今は祖父の代わりに地方を見回ったり、税が取りやすくなる様に発展のための会議をしたりとせわしなくなってきた。
その折りのこの事件。

「1師団が壊滅するまでのめり込むなんて…」

馬鹿馬鹿しくも思う。
その上、師団長及び、親衛隊は壊滅。
そこまで因縁があったのだろう事はなんとなく理解できるが…。

「はぁ… 税が上がるのは困りますわ…」

戦争は勝っても負けてもお金がかかる。
遺族達への補償もしっかりしなければ、徴兵に応じる者もいなくなっていく。

何よりも人がいなくなれば少女にとってはまさしく死活問題。

ご案内:「王都マグメール 王城」にユッカさんが現れました。
ユッカ > 一応貴族なんだから偶には王城に行って顔を繋いでおいてくれ。
そう母に言われて王城へと赴く。
まだはいったことの無い王城を興味深そうにキョロキョロと。

「へえ、ここが王城ですの…静かな所ですの」

聞いた話よりはずいぶん静かだ。
誰かいないかと周りを見渡し。
そして会ったことはないが知っている人が目について目を輝かせて近づいて行く。

「お母様!チューべーローズお母様ですわね!私です!ユッカです!」

大声を上げて嬉しそうに声をかけた。

チューベローズ > 気の重くなる話や、疲れる話が多いと小さくため息。

そんな事をぼんやり考えていたら聞こえてくる声。
声の主の方へと振り返れば、自分の名付けたこの名前を名乗る少女。
自分が最後に見たのは取り上げた時。

時の感覚は麻痺しているのは確か。もう十年にもなるのだろうかと一瞬考えたりもしたが…。
細かいことはさらっと流す。

「ユッカ? ふふ。 ずいぶん大きくなったわね…」

少女は柔らかい笑みを大声を上げながら近づいてくる少女に腕を広げる。
警戒心うすい理由あ自分譲りの銀髪に、もう一人の血の影響であろう 褐色の肌。
そして鼻を擽る匂い。

ユッカ > 「ベアトリスお母様ががんばって私を大きくしてくれましたの」

まあ性的にいろいろと我慢できなくなったのと自分が年なので焦ったから急速成長させた、が主な理由だったが、淫魔の血のおかげか予想以上にうまく成長した。
チューベローズに抱き付いてぎゅっと抱きしめる。

「ベアトリスお母様も元気ですわ、毎日おっぱいを出して飲ませてくれますの、妊娠体質もようやく収まりつつあるそうですわ」

妊娠しやすい体質はやはり少々不便だったのか、その体質解消に母が躍起になっている間にいろいろと教育と性教育を受けてようやく外に出ることができるまでになって。
いろんな場所を歩いてようやくもう1人の母に出合えたことがうれしかった。

「お母様…ちゃんと覚えてくれたんですね、嬉しいですの」

チューベローズ > 「まぁ… まぁ… そうなの…? ふふ。ベアトリスお姉様らしい」

相手の言葉にくすくすと微笑みながらぎゅぅと抱き付いてくる少女、ぎゅぅと抱きしめ返して頭を撫で撫で。

「ふふ。ベアトリスお姉様にもきちんと会いに行かないと駄目ね…。」

相手の言葉にくすくすと笑いながら、自分を覚えていてうれしいという言葉に優しい笑みを向け。
柔らかく頬を撫でる。

「ふふ。だって私とベアトリスの匂いがするもの…。いきなり大きくなっていても分かるわ?」

そう静かに囁くと、少女は優しく額にキスを落す。

「あぁ でも外ではお母様よりもお姉様と呼んでほしいわ…?
同じぐらいの身長ですしね…」

と、囁きかけ優しく何度も何度も銀糸を撫でていく。

ユッカ > 「ベアトリスお母様も最近忙しかったので…少し寂しがっておいででしたの」

頭を撫でられると嬉しそうに微笑む。
額にキスをされればお返しに頬にキスをする。

「はい、チューベローズお姉様…その、ユッカのわがままを聞いてほしいのですの」

髪を撫でられながらじっと見つめて顔を赤くして。

「その、ユッカを…抱いてほしいのですの、ベアトお母様には毎日していますけど、チューベローズお姉さまとはしたことありませんですの、だから…」

チューベローズ > 「ふふ。会える時が楽しみだわ…?」

お返しに受ける頬のキス。
少女は目を細め、
わがままをという言葉に少女は静かに耳を傾ける。

「初めてユッカとエッチをする時はベアトリス姉様と一緒にとも思っていたのだけど…」

子のわがままに困ったような笑みを見せつつ。
自分の子供でもあり、つい躊躇ってしまう…。
そして、白魚のような細い指先でユッカの頬から首筋を擽る様に撫でていく。

ユッカ > 「ベアとお母様は毎日愛するためにユッカをおっきくしましたの…チューベローズお姉様は私を愛してはくださらないの?」

目を潤ませて不安そうな声で言う。
チューベローズの細い指先が首筋を撫でるとピクリと震えて。

「子供だから抱いてくださらないの?私は平気です、チューベローズお姉様になら何をされたって平気ですから」

体から甘い花のような匂いを発する。
親譲りの催淫効果のある匂いが当たりを包みこんだ。

チューベローズ > 「えぇ 分かるわ…。 愛していますとも…。 私の可愛いユッカ…。」

少女は不安そうに瞳を潤ませながらこちらを見上げる相手に微笑みを向ける。

「もう…ユッカ…焦ってはだめよ?」

流石に似た匂いのせいか催淫の香りは少女にとって香水と変わらず…。
頬を包みこむ様に手を添えると、ゆっくりと顔を寄せ…、はむ、はむと甘く相手のぽってりとした唇を甘く啄み始める。

ユッカ > 「ああ…良かった、ユッカは愛されておりますの」

愛されているとわかれば安堵の頬笑みを浮かべ。
唇を合わせられればそのまま舌を絡めて。

「んん…ちゅ、れろ…お姉様、だめ、もうユッカは我慢できそうにありませんわ」

キスをしただけで愛液が太腿を濡らして床に垂れてしまう。
ペニスも勃起も止まらず、少し触れただけで達してしまいそうなぐらいピクピクと震えていた。

チューベローズ > あむ、あむと啄む唇程なくして舌を絡め合わせ初める。
廊下に響くのは二人の吐息と粘着質な水音。

「んっ… あむ… もう、ユッカ…辛抱のない子ね…」

押し上げられる黒のスカート。その上から手を添えると少女はその布越しにペニスを鷲掴み扱き始める。

「ベアトリス姉様にはどんなふうに愛してもらっているのかしら?」

かぷ、かぷと舌を甘噛みしながら舌を引き出す様に軽く顔を離しながら歯で挟まれた舌に自身の舌をねっとりと絡めとり吸い始める。

ご案内:「王都マグメール 王城」からユッカさんが去りました。
チューベローズ > 「でもだめよ ユッカ…
続きはおうちでね」
くすりと少女は悪戯っぽく囁くとペニスの根元に魔法のリングを付け、射精ができないようにしてからペニスを扱き相手と共に夜の城を歩きはじめた

ご案内:「王都マグメール 王城」からチューベローズさんが去りました。