2018/05/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 王城/来賓室」にベルナデットさんが現れました。
■ベルナデット > 部屋の中央に設えられた天蓋付きのベッドは4.5人が寝ても十分余裕がある程に大きく、少し豪華すぎるようにも感じる。
大きなガラス戸の向こうにはバルコニーが広がり、街の風景や遠くに山なども見え、祖国とはまた違う風情を感じるその景色も嫌いではなかった。
ひとりで使うには少々広すぎる……が、程よく品のある調度品は割と気に入っていた。
ひとり……では、広いが、ひとりではないことも多い。
外交官の”仕事”は相手の部屋へと出向くことのほうが多いが、今晩は相手がこちらへとやってくる手筈になっていた。
誰が来るかは知らされていない……が、自分がやるべきことはわかっている。
しっかりとメイクされたベッドへとちらりと視線を向け、そして、ガラス戸を開けてバルコニーへと歩み出る。
故郷はまだ少し肌寒いだろう。
しかし、バルコニーを吹き抜ける風は生温く、すでに夏に差し掛かっていることを感じさせた。
ご案内:「王都マグメール 王城/来賓室」にザイヴァーさんが現れました。
■ザイヴァー > 王城の廊下、そこを歩く若い青年がいた……だが将軍職のみが着る礼服を着ているのは、少し不釣り合いに見えるかも。
この青年の名は、ザイヴァー・グランフォード・カイゼルという。
今回、彼が指揮する部隊の魔族領への遠征で一定の成果が上がったため、ザイヴァーに、褒美が与えられることになって……
青年が向かう先は、ロマルティア国外交官の部屋……
「……まったく、褒美に外交官との「仕事」とはな……」
そう軽く溜息を吐く……かの外交官へは、一定の憐みの感情などは持っている。だが、自分は一介の将軍。彼女の身の上へはどうする事もできないのだ。
そして、部屋に入室すれば、外交官殿は、バルコニーへ出ているようだ。
軽く、ドアをノックする。
「……ロマルティア国外交官殿。初めまして。俺はザイヴァーという。どうやら、君の今日の「仕事」相手は俺らしい」
そう、少しの苦笑交じりに挨拶をして……
■ベルナデット > ノックの音が聞こえると上半身だけ振り返りドアへと空色の視線を向ける。
そこにいたのは20歳そこそこの男性。
着ている礼服から、軍の関係者であり、年若い身ですでに将軍職にあることが伺い知れる。
夜風に靡く純白の髪を片手で抑えながら微笑みを浮かべ、部屋の中へと粛々とした足取りで戻り、優雅にスカートを持ち上げ頭を下げる。
『ロマルティア聖教国外交官ベルナデット・クェルハでございます。お見知り置きを、閣下。』
右手の指を伸ばし虚空へと踊らせるとその軌跡が光の文字となり少女の前へと浮かぶ。
少女にとっては異国の文字であり、相手へと見せる為には鏡面文字で描く必要があるが、まったく淀みなく舞った指先が、少女にとってその行為が慣れ親しんだものであることが伺い知れるだろう。
自己紹介を終えると将軍の傍へと歩み寄り、甲斐甲斐しく上着を脱がせ、ハンガーへと掛けて吊るす。
■ザイヴァー > 相手から、空中へ書かれた文字で挨拶があって。
どうやら、話に聞いていた通り、言葉は発声できないようで……
この、言葉を出せない、無垢そうな娘を、一体何人の人間が穢し、犯したのか…
そう考えると、心が陰るが……やめておこう。
そんな人間の一人に、自分も加わることになるのだし。それに…それが、この外交官殿の「仕事」なのだから……
だが少し、ザイヴァーの目が細まったのは気のせいではないかもしれず…
「ベルナデット・クェルハ殿…か。良い響きの名だ」
当然、異国の名前なので、その由来などは知らぬが、響きについては良いと素直に言って。
そして、将軍職としての勲章などが付いた上着が脱がされ、吊るされれば、口を開こうか…
「さて、ベルナデット殿……それとも、クェルハ殿呼びの方が正しいのかな?……まあいい。
君は今夜、俺が満足するまで「仕事」をこなしてもらう……まあ、他の者がどうかは知らんが。俺との仕事の内容次第で戦争になることはないと約束しよう…」
そう言いながら、純白の髪を、サラリ、さらりと撫でてやって……
その手は頬を撫でるようになり……
だんだんと、ザイヴァーの顔は、ベルナデットの顔へと、近づくだろうか……
■ベルナデット > 呼び方はお好きに、そう告げるよう微笑みを浮かべ小首を傾げて見せる。
長い純白の髪がさらりと揺れ細い肩へと掛かる。
頬へと触れられ将軍の顔が近づいてくると長い睫毛に飾られた瞳をそっと閉じ、まるで恋人のように唇を重ねる。
わずかに唇が開いているのはいつもそう求められるからか、それとも濃厚な口付けを求めるが故か。
清楚で上品な、まるで性的なことなど知らないと言った佇まいながら、先程虚空に文字を描いた手は将軍の下半身へと伸び、ズボンの前を寛げ始める。