2017/05/25 のログ
■ルーク > 「……っ…っ…いえ、あの…しかし、動きにくいですし…。」
はくはくと、唇が音にならずに動く。
まさか女性らしい格好を求められるとは、夢にも思っていなかったようで、困惑が強く滲む。
スカートでは、戦闘になった場合下着が見えてしまうのも含めて動きづらいし、なにより女らしい格好というものをしたことがない。
明らかに困ったような表情を浮かべて、動きにくいと訴えるが聞き入れられるかどうか…。
「いい香りがします…。はい…。」
とろりとした液体が鼻の下にくっつけられると、秘部に塗り込められた香水とはまた違った花の甘い香りが鼻腔を擽る。
じわりと熱を持つように感じるそれに、鼻に指先で触れながらコルクのシートが並べられるのを眺め。
促されてその上にうつぶせになると、とろりとしたローションが臀部に垂らされぴくっと体を小さく緊張に強ばらせ。
「ん…ふ……ぁ……んっ、んっ…」
彼の手が臀部に触れて、濡れた音を響かせながら柔肉を揉み込んでいく。
ぬるぬると、石鹸水よりも粘度のある液体を纏った手がじっくりとした動きで肌を撫で回すのに、ぬるついた感触で快楽を感じていた肌は再び強く快感を感じてぴくっぴくっと体が小さく戦慄いていく。
漏れる声に、唇に拳をあてながらじんわりと熱くなっていく肌の感覚に次第に緊張が解れて行く、熱く甘い吐息が溢れる。
■アーヴァイン > 「あぁ、動きにくい。だから言っただろう?程々にな と」
唇が蠢き、困惑した様子に薄っすらと微笑みかける。
そこまで驚くとは思いもしなかったが、どうやら女性らしい服飾について考えたこともなかったのだろう。
そして告げる言葉は先程と同じ、程々に。
動きづらくなるのだから、そうせざるを得ないといいたいのだろう。
「あまり深く考えず、気持ちよくなってくれ……なるべく苦しくならないようにしていく…」
洗浄する時は少し腹痛を覚えるだろうが、それすらも甘い感覚にさせてしまおうと、今は体をもみほぐしていく。
何度も掌にローションを落とし、彼女の臀部に刷り込んでいく中、じわじわと菊座の方へもそれを塗り広げていく。
にゅる、くにゅと柔らかな水音を響かせながら指が何度も這い回っていくと、ローションの成分を吸った肌に熱を与えて、薄っすらと赤みを帯びるだろう。
そして、つんつんと、ぬるぬるの中指の腹で菊座を押し込み、彼女の反応を見ながら挿入していく。
緊張し、押し返そうとすれば引き、口を開いて受け入れるなら押し込んでと、少しずつ侵入深度を広げていく。
押し返せば、凹んだ分だけ左右に掻き乱す様に指を踊らせ、ゆっくりとした動きでローションを穴の皺の奥まで染み込ませるだろう。
にちゃっと重ための水音に変わる度、たっぷりとローションを垂らして温め、押し込み、根本まで埋没するように繰り返していく。
■ルーク > 「……あ、ぅ…その、スカートなどは着用したことがない、ので…似合うかどうか分かりません。見苦しいようであれば、今の格好に戻していただきたく、思います…。」
うっすらとした笑で、もう一度告げられる程々にとの言葉にまた唇が数度動いて、視線がそらされる。
着用した事がないものは、似合うかどうかすらわからない為、似合いませんと言い切る事もできない。
だから、着用した姿が彼の気に入るものでなければ現状の格好にしてほしいと願い出て。
「はぃ…っんぅっ――っ…ん゛っ…んっ…ぁ…」
臀部を撫で回されるのに頬を染め、恥ずかしそうにしながらもぬるつく手が揉みほぐすように何度も肌の上を這い回る快感に体が戦慄く。
今感じている感覚を、感じるままに感じるようにとの言葉に頷きじんわりと熱を帯びる心地よさに意識を向ける。
じわじわと菊門の方へと向かう指に、最初は緊張を示し何度も繰り返すうちに少しずつ緊張は解れて行く。
しかし、指の腹が菊門を押し上げればびくっと体が再び緊張に強張り、ルークはぎゅっと瞳を瞑る。
ルークの様子を見ながら、呼吸に合わせるようにして徐々に菊門を解すように指が蠢けば次第に強張りが緩んでいく。
無理強いをせずに、気遣うように時間をかけて解されていくと菊門は綻んで彼の指を受け入れ始めていく。
にちゃ、と肌とアーヴァインの掌でこねられたローションが重い音を響かせる頃、菊門もほてるような熱さに包まれながら指を根元まで飲み込むようになっていく。
異物感にこわばっていた体も、ぬるついた指を押し込まれ、引き抜かれていくのに時折ぞくりとしたものが走るようになり、ルークから溢れる吐息が熱いものに変わっていくのに気づくだろう。
■アーヴァイン > 「なるほど……そういうのは無かったのか。大丈夫だ、ルークは美人だからな、綺麗で愛らしいご令嬢の様になるだろう」
言葉を返せば更に狼狽え、そして視線がそらされていく。
未知の領域に戸惑う仕草もやはり可愛らしく、無遠慮に本心を語りかける。
ドレスを纏ったなら、細くスタイルの良い体付きに、整った顔立ちも相成って、育ちの良い令嬢の用になりそうだと微笑む。
「いい感じだ……気持ちいいなら、自分から強請るといい。気持ちも傾いてもっと楽に気持ちよくなれる」
徐々に徐々に強張りを抜いていくような愛撫の結果は良好で、根本まで埋没した指は、自由に腸内をかき回せるほどに入り込んでいく。
にゅるんと抜け落ちていく指の感触に、吐息が甘ったるくなるなら、更にローションを増やして滑りをつけて、二本指で解す。
入れる時はゆっくりと、菊座の粘膜が裂けないように気遣いながらも、きちきちと限界まで広げるようにしながら可愛がり、抜く時は、指の節を引っ掛け、抵抗を強めながら抜いていく。
――…ずぼっ、――…ぐぶっ、と節がかかって広がっていくような間を与え、抜ける瞬間の刺激を強めてしまう。
二本指が入れば、三本に増やし、指自体もお互いに絡み合うように蠢かせて刺激を強めれば、快楽はどんどん膨らんでいくだろう。
■ルーク > 「…女としての在り方は、必要とされませんでしたので…。……っ…ご期待にそえるかは、着てみないと、分かりません、ので」
第二次性徴が訪れる前に、魔法具であるチョーカーを渡され着用し続けてきた。
女扱いをされた事がないことに、疑問も不満もなかったが、そういった扱いを受けたことがないから余計に女として扱われる事に戸惑ってしまう。
褒める言葉に、頬が更に熱くなっていくのが分かる。
快楽に沈める羞恥とはまた違った羞恥の感覚に、どう言葉を返していいのか分からなくなってしまう。
「…っふ…ぅぅっ…んぅっっ…あ、の段々と、ぞわぞわした感覚が腰骨あたりに伝わってきて、ずるって指が抜ける瞬間が…っぁっ…ひっっく…んんっ」
ローションにまみれた指が二本に増えても、丁寧に解された菊門は痛みをほとんど感じさせずに受け入れていく。
異物感と圧迫感はやはりあるため、ぎゅっと膣よりも強い力で指を締め付けながらも腸内を掻き回されるのに、強張るばかりではなくひくっひくっと腰が戦慄く。
感じる感覚に気持ちを傾けて、強請るようにと囁きながらずぼっ、ぐぶっと腸壁をひっかけるようにして引き抜かれるのにぞくんとした感覚を、抜け落ちる開放感にびくんと体が緊張ではなく快感に強張る。
その証拠に強ばったあとに、菊門は緩み指の受け入れがスムーズになっていく。
三本に増えた指も飲み込むようになれば、表情からも緊張が消え失せて中で指が蠢くのに甘く吐息を溢し秘裂がひくっひくっと菊門の動きに合わせてひくつき愛液が滴り落ちていく。
■アーヴァイン > 「これからは俺が必要とする。大丈夫だ、ルークなら問題ない」
どうやら想像したのか、一気に頬を真っ赤に染め上げながら恥じらう様子に楽しげに微笑む。
相変わらず同様した時に出てしまう口癖はそのままで、よほど羞恥を煽ったのだと分かる。
そして、菊座への愛撫もまた同様だった。
「要は気持ちいいわけだ……自分からお強請りの言葉を口にするのは、まだ恥ずかしいか?」
理屈っぽい説明をする彼女の菊座を穿っていくと、抜ける瞬間に甘ったるい悲鳴溢れる。
恥じらい故か、それとも本当にまだ曖昧なのか?
それは彼女に委ねるとして、指の動きを繰り返し続けた。
二本が三本に変わり、ぐっと左右に広がっていく指は菊座をギリギリまで広げ、とろとろのローションがそのままとぷとぷと伝って腸内へ入り込んでいく感触を伝える。
暖かく蜜のような粘りのある液体が、敏感な腸壁を伝い落ちていく。
その感触を更に指で広げながら可愛がると、割れ目から滴り落ちる蜜に口角を上げた。
「気持ちいいみたいだな…? じゃあそろそろ洗浄するとしよう」
そういうとローションを改めて菊座に大量に塗り込んでから指を引き抜き、道具を準備していく。
盥を二つ、大きめの盥には緑色の液体が入った瓶を開け、さらにぬるま湯と透明な薬を二つ混ぜていき、薄緑の液体を作っていく。
液体からは薄っすらと薬品の匂いが漂い、それを甘い香りが打ち消していく。
「所謂浣腸という奴だ、少しだけ下腹部が痛むかもしれないが…もしかしたら、それが気持ちよくなっているかもしれない」
意味深な言葉を囁きながら彼女の腰を掴むと、ぐいっと上へ上げさせる。
うつ伏せのまま尻だけ突き出す卑猥な格好を取らせると、ガラスシリンダーの嘴を液体に付け、ピストンを引いていく。
ずずずっと液体をいっぱいに吸い込んだシリンダーを持ち上げれば、先端を彼女の菊座へ。
つぷっと刺さっていく感触も、先程までの愛撫ですんなりと行くはずだ。
扠されば、行くぞと一言かけてからピストンを押し込む。
ぐぶっと音を立てながら液体が入り込んでいけば、腸内へ広がっていく液体がじわじわと粘膜を刺激する。
排泄を促す液体が彼女の下腹部にじわりとした鈍痛を齎すはずだが……腸をこねくり回されて、快楽に蕩けている今は、痛みと刺激を快楽と錯覚するかは、定かではない。
■ルーク > 「……はい…。」
今まで必要とされなかった人としてのあり方、女としてのあり方。
それを必要とされるのは、とても嬉しいことなのだと彼が教えてくれた。
女の格好をする事に対して、似合う似合わないという不安よりも必要とすると言葉にされる事が嬉しくて、ルークは結局は素直に頷く事になった。
「…んっ…ぁ…っ恥ずかしい、のもありますが…その…んっ、お強請りに、なっていない、でしょうか…――んぅぅっ…ぁぁ…」
羞恥は確かに強いし、強請る事への躊躇いも大きいけれどルークとしては、精一杯強請ったつもりだったようで、指の動きにひくっひくっと体を震わせながら、快楽に潤んだ琥珀がアーヴァインを振り返った。
相手に求めるといった行為にまだ慣れていなくて、上手く伝えられないようで。
ぎちぎちと痛みを与えないながらも、菊門を拡張されローションが腸の中へと流れ込んでくるのは今までに感じたことのない感覚。
彼の体温に温められた蜜のような液体が、腸壁に絡みつくようにして直腸の中を指とは違う感触で伝っていくのにぎゅっと菊門が指を締め付けていく。
「んっ…ぁ…はい、気持ちいい、です…――ぁっ」
ちゅぽん、とローションの蜜でぬかるむようになった菊門から、それが絡みついた指が引き抜かれて秘裂から滴る愛液に伝い落ちたローションが絡まりマットの上へと落ちていく。
上手く強請れないなら、気持ちいいと感じている事はきちんと伝えたほうがいいのだろうかと、頬を赤らめながら頷き。
「んっ…気持ちよく、ですか…?――っん、ぁ…ぁあっ…ふっ、ぅ…く…」
腰を掴まれ、彼に向けて尻を突き出すような格好になるとひくひくとひくつく秘裂も菊門の様子も丸見えになってしまう。
薬液をシリンダーへと吸い上げる間、とろとろと菊門から漏れ出るローションは、愛液と絡まりながら糸を引くように滴り、卑猥な光景を彼に見せて。
ちゅぷ、とシリンダーの先端を指を三本受け入れられるようになった菊門は、ほどんと抵抗なく受け入れるが指とは違う冷たく硬い感触に少しだけ体が強張りを見せる。
声かけとともに、ぐぷりとシリンダーの中身が押し出されルークの腸内に薬液が入り込み満たされていく。
指ともローションが伝うのとも違う、圧迫されるような直腸から結腸へと薬液が流れ込んでいく感触にぎゅっとシリンダーの先端を締まる菊門が締め付ける。
きゅるきゅる…くるる…と薬液が入ったことで腸管が刺激されて、ルークの腹部から蠢く腸の音が響き始めれば鈍い痛みが齎される。
「――ふ…ぅ…ぁ…ふ…お腹が、くるしいのに、ぞわぞわして…ぁ…っ」
急激に襲い来る強烈な排泄の欲求とともに、腰骨に響くように感じる快感が走り体が震える。
力が抜ければ、一気に決壊してしまいそうなのを菊門を締め付けて必死に堪えれば、腹痛は次第に強くなりぎゅるる、ぎゅる、と腹部から響く音も大きくなっていく。
■アーヴァイン > 恥じらいや戸惑いが落ち着き、素直に頷くならそれでいいと微笑みかける。
ずっと閉じ込められていた女性らしさが開花したら、きっと綺麗な姿になるだろうと期待しながら。
「ん? あぁ……すまない、オネダリと気づけなかったか。そうだな、もっと直接的に言っていい、さっきのキスのように」
彼女なりに頑張ったオネダリの仕方だったらしく、快楽に蕩けた瞳が此方を見つめるなら、苦笑いで謝罪を素直に紡ぐ。
そして、次からの強請り方を、あのキスのときのようにとわかりやすく伝えれば、ローションの感触に菊座が締まり、指にかかる圧に少し驚くものの、蜜が流れ込んでいくさまを見れば、嗚呼と納得した様子で笑う。
「いい子だ、それでいい……その顔もとても可愛い」
素直な感想に恥らう様が見えれば、愛撫に没頭する合間に熱が抜けた肉棒に再び欲が灯る。
びくりと項垂れていた茎がはね、じわじわと硬さを取り戻して亀頭が上へと向かい始める。
「あぁ、大分お腹の中をかき回したからな。感覚が快楽に狂ってるかもしれない」
小さく頷きながら肯定すると、腰を上げあせた瞬間に蕩けた下肢の様子に視線が釘付けになった。
卑猥に口を開いて収縮する菊座もそうだが、愛撫に蜜を滴らせ、口を開く谷間と、男の欲望をそそる卑猥な映像が脳を揺さぶる。
生唾を飲み込みながらも、シリンダーを彼女の菊座にあてがい、薬を注入すると、少しずつ蠕動運動の鈍い響きがシャワールームの中に広がり始めていた。
「マッサージのおかげで気持ちよくなっているんだな、さて……それも全て癖になるようにさせるとしよう」
もう一つの盥を手に取ると、彼女の股の間へと差し込んでいく。
楕円形の深底のそれは勢いよく中にぶちまけても、飛沫が飛び出すことも無さそうだ。
前のめりに倒れていた体に手を添え、ゆっくりと上体を起こしていけば、所謂膝立ちの上体へと変わるだろう。
向かい合うようにして抱きしめると、ふっと耳元に息を吹きかけてから囁きかける。
「ギリギリまで我慢して……全部出すんだ」
いつまで、どこまでとは言わず、彼女が耐えられるだけとタイミングを預けたのはこれから合図を出せないからだ。
抱きしめたまま、顔を近づけて唇を奪うと、唇を啄むようにして重ね合わせ、何度も擽っていく。
少しでも隙間が生まれれば、そこへ舌を滑り込ませ、奥へ奥へと押し込もうとしながら甘く、激しい口吻を交わすだろう。
心を蕩けさせながら、快楽で感覚の狂った腸内の痛みを快楽に変えてしまおうとする。
今度から自身で準備をするにしても、彼にされるにしても、望んでしまうほどに狂わせるために。
ご案内:「王都マグメール 王城」からアーヴァインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からルークさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城のホール」にウィルバーさんが現れました。
■ウィルバー > 闇の眷属が力を発揮する時刻。 王城の一角では誰が主催かは忘れたが、国内の著名人や重鎮たちを集めてのパーティーが開かれ、学院に在籍していると言うだけで呼び出された。
あまり目立ったことがしたくなかったので、着飾った貴婦人や貴族達が楽しげに談笑しているのを遠巻きで眺めていた。
「う~ん、どれもこれもおいしそうではあるんだけどなあ。」
最初に手渡されたワイングラスを手に持ち、それらしい恰好で立った状態で目に焼き付けている。
勿論、おいしそうに見えているのはテーブルに並ぶ料理のことでも、渡された酒のことでもない。
あそこで楽しそうに語らっている女性たちのことだ。
■ウィルバー > 「あの娘なんてすっげーよなあ。 どうみてもたわわだもんなぁ。」
両目、両耳で周囲を確かめつつ、せめての慰めに本日ご出席の貴婦人型のお姿を脳裏に焼き付けて帰ろうと思った。
狩るにしても、お友達になるにしてもこんな目立つ場所でアクションを起こすだけで危険だ。
命もそうだが、社会的に死を迎えさせられそうだ。
「そもそも、なんで俺なんかに声かかったんだ? 別に面白いことできるわけでもないんだけどなあ。」
大きな御山をゆさゆさと揺らしている貴婦人の姿を視界の中心に据えた状態で、ワインで喉を湿らせる。
■ウィルバー > たわわな女性を狙う狼は周囲にぞろぞろ居た。
おまけにたわわさんも満更ではないようだ。
「あ、無理。 これ以上見せられると俺死ぬわ。」
十字架よりも見たくない物を見ることになりそうなので、闇に紛れて消えることにした。
ご案内:「王都マグメール 王城のホール」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城/執務室」にステファンさんが現れました。
■ステファン > 野外での演習を終えれば後片付けのある部下を置いて一足先に城へと戻ってくる途中、雨に振られて
すっかりずぶ濡れになり執務室まで、濡れた足跡を廊下に残して戻ってくれば、上着を脱いで
当然、着替えなど用意するほど周到でもなかったから、暖炉に薪を焚べれば火を灯して、その傍に脱いだ衣服を
並べて制服を乾かす
城内もひっそりと静まる時刻に訪ねて来るものもいないだろう、と濡れた制服をすべて暖炉の傍に並び終えれば、
執務室に寝泊まりする際に使う毛布で身を包む
「…流石に冷える…」
何かあったはず、と室内を探せば前任者が残していった蒸留酒の瓶が棚にぽん、と置いてあり
これはいい、とグラスに酒を注げば暖炉の側に毛布を纏ったまま座り込み、火にあたりながらグラスを傾ける
こんな姿、部下には見せられんなあ…と苦笑を浮かべグラスを空ければ手酌でグラスにもう一杯、酒を注いだ
ご案内:「王都マグメール 王城/執務室」にエレアノーラさんが現れました。