2021/09/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 大通り~裏通り」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 大通り~裏通り」にトリステラさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > 富裕地区 服飾店の一つにて
「……ん、と。」
富裕地区の中の服を扱う店の中で 王城や貴族の邸宅へと直接訪問し、サイズを測り生地から仕立てる
それで取り立ててもらえるのならば、どんな職人も誉れになるのだろう
しかしメイラ自身は、行動による脚の軽さからか、注文や試着 完成品を着るに至るまで王都の店自体へ赴く
此処に不思議はなかった
長い黒髪はいつものこと 黒生地一色に身を染める姿
唯一白のネクタイとピンだけが胸元で縦に違う色を描いている
ロングスカートスタイルと手足の先に身に着ける装甲がカチリカチリと時折音を鳴らすだろうか
ギチリと音を鳴らすのは、腹部と胸部下半を支えるコルセットガード
黒革の音は力が掛かるほど鳴るもので、それは耳障りではない
飛び掛かる獣の動作を表すように思えて、メイラの好きな音だ。
後ろでは職人が確かめているメイラの動向を見守り、供についてきたステラが眺めている
メイラは鏡の前で、手首まで包まれた肌を見せなくなった時期寄りの姿を確かめて。
「どう、ステラ 可笑しなところはなくって?」
後ろで眺めている、愛称呼びの知己へと声をかける
姿は喪服どころか黒で身を費やした、生地と革に金をかけても派手さはない
別のところに愛用の巨剣と鉈双剣を置いているものだから、メイラは背中と腰の透く感じが
どこか軽く感じている。
■トリステラ > ピンからキリまで、それこそ金銭に糸目をつけなければ、何処までも際限なく選べるのが富裕地区という場所である。
もっともただ高いだけではなく、腕前もしっかりと見定めることができなければ、高額のわりに中身はということもあるだろう。
そういった意味ではどの地区でもちゃんと自分の目で見定め。
それを見抜ける目を養うというのは、自分で身を守れるのと同じくらい、この街では重要なのかもしれない。
今日も人で賑わい、色々な感情が渦巻く中。
慣れた様子で女は連れだって一つの店の中に訪れていれば、あたりを見回しながらも何か積極的に探ることはなく。
少し辺りを見てからは、その視線は一緒に訪れた彼女へと向けられていくことになったようだ。
「相変わらずこういうところは…余念がないな」
地位に限らず自分の足で歩き。
自分の目で見て、場合によっては手に取って人に任せず自分である程度決める。
行動的な彼女らしい、といった様子で女は一つ着替えを終えていく様子を見ていけば、そんなことをポツリと零していく。
パッと見れば、どこかちゃんとした式典などにも出られそうにまとまった姿である。
けれども、黒色をメインに包んでおり。
その優雅さに合わさる様に、ちゃんと装備として整う場所は整って装甲が合わせられている。
そんな下手に近づけば、食われそうなどう猛さも同時に秘めているとも感じられる姿に、目を細めていくが。
女自身はあまり衣服の細かさに目を自分では向けていないのだろう。
そういった意味でも余念がないという言葉には、しっかりと感心そうな声色が込められていたようだ。
「派手ではないけど…まとまってると思う。
パっと見ただけだと、普段の強さに気づかず声をかける者でもいそうなくらいだと思うぞ」
気軽に声を掛けたり、それこそナンパでも仕掛ける者がいたらどうなるか。
彼女を知らない者であれば、夜道でも一人で歩いていれば声を掛けられそう。
それは素直な女の感想なのだろう。
特に退屈そうにしているでもなく。
本を読んで待っているということもなく。
女は着替えを終えた彼女のつま先から頭まで、しっかりと視線を滑らせてからそう言葉を零していく。
変なところで真面目に返すのは、相変わらずの性質というところか。
■メイラ・ダンタリオ > 夏の時期を過ぎ、肌寒さが肌を撫でる
それは時折爪を立てようとさえするのだから、周りの肌の露出も少なくなることだろう
平民地区で呼び込みをする酒場の女や、立ちんぼのように誘い魅せる必要もないのだから。
そうして新たな生地 新たな革を身に纏い、その強さを確かめながら腕廻りを動かす素振り
ただ静々と動いて回っていればいいだけではない
振り回し、駆けあがりをする者が袖を通しているのだから 些細なことで孔が開いても困るのだ
職人も、裏地の強さ 生地の張り 黒一張羅でまとめるセンスよりも実戦用で選んでいそうな
それこそ好みの色であっても返り血を気にしなくていい色だろうと妄想している
ダンタリオという物騒一家の一人が袖を通せばそんなものだろうか
ヤクザが襟を閉め真っ直ぐな生地に身を包めばそれだけで成り立つように
メイラも同じような線で描かれた姿を鏡で確認しては、知己の回答にはやや不満げにする。
「あら、魅力があると言っているのか 弱そうに見えると言っているのか
どちらでしょうね?」
褒めているのだろう
けれども、メイラ・ダンタリオへの誉め言葉としてはどちらか次第では微妙にも聞こえてしまう
普段本とばかり向き合っているだけに、その肉付きの良い身体で勉強してこなかったか
クスクスと笑うだけで済ませるのは、王城を含め顔を合わせることが多い相手だからだろう
「まぁいいですわ。
またしばらく肌を見せる季節とはお別れですわね。」
鎧で全身を覆うか 生地で全身を覆うかの違いでしかなくなる
他の者らに、大剣と鉈双剣を持ってこさせれば、ベルトを通し、背中と腰にそれが収まるだろうか。
腰を廻しながら、不自由の無さを確かめ、ゴルドの詰まった革袋
片手でズシリとくるそれを差し伸べたトレイにボンッと載せ。
「これで出かけの際の暴れも、撚り磨きがかかるというものですわね。」
そう言ってから、ふとステラの方をジーっと眺める
普段の豊満に過ぎる乳房や服装を眺めては、上から下へと眺め。
「ステラもなにか衣替えしたらいかが?奢りますわよ?」
ここならその規格外の胸元にも合わせられるだろうと
この機会を使ったらどうかと誘ってみる
女二人が揃えば、買い物の時間も弾むものなのだろう。
■トリステラ > 外に視線を向ければ、長袖から半袖、衣服の長さがまちまちな人が多く。
個人の寒さへの強さが伺える、衣替えの季節であることは、より実感をもって感じられる時期である。
寒さの足が速ければ、あとひと月少しもすれば、厚着を来た人々で溢れることにもなるかもしれないが。
実際に触れてみないとわからない作りの強さ。
丁寧な仕事の細かなところまでは、見ただけでは女ではわからない部分もあったのだろう。
それ故に女なりにしっかりと考えたうえでの、感想であり誉め言葉だったようではあるのだが。
少しだけ不満そうな様子が伺えれば、珍しく少々困ったような苦笑交じりの表情を浮かべることになったようだ。
もっとも家などではなく相手個人を見て言葉を零す女だからこそ、変にお世辞などを言わないというところもあるのだろうが。
「この場合は…前者のつもりだったのだが…」
彼女の言う通り、頭でっかちというべきかもしれない。
気の利いた言葉や、口説き文句染みたしゃれた言葉などは零し慣れておらず。
基本は本の虫ともいうべき仕事と趣味を兼ねて、奥に引っ込んだ生活をしている女なのだ。
彼女の内なる部分、戦いとしての特徴を抑え込み。
女性的な魅力をパっと見引き立てている、といったつもりではあったのだろう。
よくみれば、戦いに向いてそうな作りだということを、差し引いてものようだ。
「冷え込むときはとことん冷え込むものだからな…。
お互い早々風邪を引いたりはしなさそうなものだけど…」
混ざりもの、それはいい意味でのお互いの体質であれば、人よりは病気にはずっと強いのだろう。
体力が落ちたりすることでかかりやすく、風邪と言われる分類の軽度な病気ならそれは尚更である。
着込んだうえで武具をちゃんと装着すれば、先ほどよりもより戦の似合う令嬢そのもの感はましたようであり。
改めてしっくりとくるその姿に、女は視線を滑らせていく。
彼女が豪快に支払いをするのは、ある程度見慣れているのか。
特に驚く様子を見せないのは、立てに富裕地区住ではないからというのもありそうだが。
「とはいえ怪我には注意だぞ…っというのは、野暮かな。
って、私か…?」
お説教染みた所の多い女である。
暴れすぎての怪我を注意するようにとばかりの言葉を途中まで紡ぐが。
彼女の性質や仕事を知っていれば、途中でその言葉は切り上げることにしたようだ。
もっとも、買い物終わりと思っていたのだろう。
不意に視線を返されるままに、零されていく言葉には予想外とばかりに一つ目を瞬かせて首を傾げかける様子を見せていく。
「別に奢りとまでいかなくても…。
別段まだ寒くはないが…そろそろ変えるのもいい機会か?」
そこらのお店に飛び込んだとしても、ぴったり合う衣服がそうそうあるとは限らず。
身だしなみに無頓着、とまではいかずとも細かく衣服を買い込むことはないのだろう。
奢りという言葉には、対等に見ているからこそか、少し悩むように首を振る様子を見せるが。
何か一着くらいいい場所で仕立ててもらうことには、なんだかんだと肯定的であり。
一着くらいならと、彼女の話に女は乗っていく返事を返していくことにしたようだ。
■メイラ・ダンタリオ > 生地を選び 服を仕立て 袖を通し 確かめる
ドレスは女の鎧というものの、メイラにとっては鎧もコレも、どちらも暴れる為のものであることが第一か
例外なんていうものは、社交の場くらいなものだろう
武器を背中と腰に感じる重さ
革のギチギチと感じる捻り
身体も、この黒い一張羅で満足している様子だ
新しい布地の感触も身体に息を吹き込むかのように思える
そうして、ステラが難しい貌をしている
歯に衣は着せぬものの、うまく整えることができずにいるらしい
風邪をひかないように 怪我をしないように
メイラの行動の割合がわかっているからこそ言える台詞
廻りのスタッフが二人ほどクスクスと笑っている
まるで母親か忙しない隣人に注意を促す者のような様子にだろうか
メイラも肩を竦めて見せる様子は、ステラらしい と身に着けるものへの言葉には
これ以上求めるものはないようにしている
ステラへの、プレゼント発言にはほぼメイラの私事に付き合っていただけの様子
付き添い、このまま店を出れば食事か、王城のいつもの場所に戻るのも構わないようにしていただろう
それが自身の衣を選ぶという展開になると戸惑っている様子
メイラの口に出している、身に着ける衣に制限があるだろうからと
選べる幅がありそうなこの店で試したらどうかというもの
生地はともかく、胸元は大きいだけで下着を限らせるし 腹部にまで届く生地の量は
普通の平や控えめな同性よりも必要としている
どこか無頓着なところがある、王城資料室管理官はメイラの誘いでようやく動いたらしい
再び採寸をしてもらう頃には 100 63 95
ウエストが少し大きいだけで他は大きい 大きすぎるくらいだ
メイラも口元に、ガントレットの掌で まっ と表現するかのように覆い隠す素振りを見せ
「相変わらず大きい御胸ですこと
シェンヤン産のドレスとかだとピチパツになりそうですわね」
所謂大陸のドレス 一枚着のロングスリットや留め具が印象的なあれを思い出し
ワンピーススタイルやシェンヤンドレスなどを進めるのは、胸元の自由度や敢えて逆を見たいからか。
■トリステラ > 装備を付けるとよりしっくりと、引き締まって似合う出で立ちである。
戦場で勇猛に武器を振るいながら、布が舞うことを想像すれば、彼女の気質とあって似合う。
という想像は素直に浮かぶのだろう。
それが言葉に上手く出てこなかったり、何処か相変わらず説教や年下を心配する様な気づかい。
といった様子になってしまうのは、やはり相変わらずのようであった。
様々にお土産などをもって訪れてきている。
ということは日々あっても、やはり高級すぎるものは突然プレゼントと言われても、戸惑うのだろう。
とりあえず値段を見て、できることならほとんど自分で払う気でいるようだが。
其処まで金銭を多く持ち歩かない女である。
善意を受け取って払える範囲で払うということになりそうなのは、気のせいではないかもしれない。
「大きすぎても…これは肩が凝るだけだぞ?
出来合いの物だと中々ないし…」
これ以上育つか、このあたりで胸の成長は止まるのか。
混ざりものということもあり、本人にも未知数なところはあるのだろう。
けれども実際に、大きいことで既にできているような衣服では、選べる範囲が少ないというのは事実であり。
色々と面倒と零していくの、大きいサイズを持ってしまっている者ゆえの視点だからかもしれない。
この場に、少なくとも彼女がサイズを気にしているタイプでなかったことは、幸いだったかもしれないが
激しい運動を普段からしていない、本に囲まれた生活。
とはいえ、体系が崩れ過ぎておらず、腰回りが締まっているのもまた、純粋なヒトではない部分の一つだろう。
ちゃんと考えて衣服を選べば見栄えする組み合わせもできるはずだが。
書物での知識だけであり。
実際には無頓着なところが多ければ、そこは彼女の切っ掛けはいい機会となったようだ。
ピッチリと思想でありながら、胸を見たうえでよさそうと彼女が言うものであれば、大きな間違いはない。
そんなある種の信頼感もあり。
その言葉に踏むっと頷けば、少し考えるようにして再び口を開けていく様子を見せていく。
「それなら…まずは、というか。
そのおすすめのドレスに、してみようか?
お試し用のあればいいんだが…」
オーダーメイドをしている、とはいえ試着に、似た雰囲気のものはこれだけのお店だからあることもあるだろう。
流石にその方向性の衣服を着てみることもなく注文。
という勢いのいい無鉄砲ぶりはもっていなければ、あたりを見回したうえで、彼女とそして店員へと向けてそんな言葉を零すことにしたらしい。
適したものがあれば当然のように受け取り。
早速試着へと入っていくだろうが。
当然着慣れていないような衣服である。
着込んだり、ちゃんと着れているかというチェックには、彼女に声をかけることになりそうだが。
シェンヤンスタイルのドレスは彼女の予想通り。
各部が見事に強調されることになりそうだ。
■メイラ・ダンタリオ > そうしてシェンヤンドレスを試着しようとするステラ
形状もどんなものかもわかっている割には、外で出歩くには貴婦人か高級娼婦の出で立ちと同じ
メイラの実戦仕様を含んだ黒に比べ、ステラのは実践仕様と言えるかもしれない
上から緩めて被るだけで着こなせる型 胸元を整え、腰の位置が正しいか
シェンヤンドレスの場合、腹部が痩せすぎて皴だらけになるなどの弊害もある為か
サイズ合わせに余念はない
試着室で着替えてできた、靴も揃えて見せた姿は髪を上に結わえているとはいえ
学者というよりは堕としにかかる魔性
メイラからしてみれば、季節的に言えば上からストールの一枚を付けさせただろうか。
肌に感じる風を軽減させながらも、ある意味好ましい
「うんうん、胸元が抜かれているのもいいアクセントですわね。
とはいえどこのまま王城に行けば養豚貴族共をわたくしはハンバーグに変えなければいけませんわ。」
翻訳するなら、メイラの知己に手出す豚貴族は全員ハンバーグにしてみせるという
処刑宣告 バストサイズの暴力がより磨きがかかった姿に、後々に生地と色 柄などを決めさせれば仕立て直しを含めたうえでボンッとまたゴルドを支払っておくだろうか
後日調整し直したドレスをお持ちするという運びになり
普段のややお堅い服装に比べると後々で着こなす姿を見る楽しみもできたというものだった
「使いどころは限られますがまぁいいでしょう。
どちらにしろ、その体を生かす一つや二つがあってもいいですわ。」
そう言って支払いを済ませ、元の姿に戻るのならば場所を移動し始めるだろうか
■トリステラ > 試着室で響く音は、スルスルと肌触りがよさそうな音であり。
それだけでもよい生地というのが伺えるかもしれない。
元も衣服が無難であり。
作業しやすいしっかりとした生地であれば、少々繊細さを感じることになりそうだが。
髪型を調節しただけではなく。
出てきたところでストールも併せてもらえれば、多少は初めてでも様になったようだ。
「ひらひらしているようにみえて…意外に動きやすそうだな…。
胸元は確かに通気性はいいが…気軽にトマト祭りはするんじゃない」
着慣れない衣服には多少試行錯誤がある。
けれども奇抜な衣服というわけでもなく。
ちょっと迷ったとしても聞く人は、店員に彼女と問題もないのだから、早々苦労することもなかったようだ。
しっかりと着崩れていないか細かなところも、整えてもらえばそれなりに様になった様だ。
まだまだ着こなしているかといえば、そこは甘いかもしれないが。
しっかりと体型に合わせてあれば、似合わないということはなかったようである。
もっとも女自身は胸元の生地が抜いてあることには、あまり気になる部分はなく。
逆にその無防備さが、彼女の言うように扇情的なものとなりそうである。
ただ、それでも彼女の言葉の意味はなんとなく理解したようであり。
多少窘めるように言葉を紡ぐことにはなった様だ。
女としても行きずりに使い捨てのように手を出す貴族に、なびくこともなく。
きっぱりと言葉を返すだろうし、多少の相手なら身を守ることに苦労しないのだろうが。
「そういう感じなら…何かしらのパーティか。
一緒に出掛ける時とかくらいが主な使い道になりそうなきがするが…」
むやみやたらに着あるくようなものではない。
という様子であれば、限られた使い道で思いつくのはその辺りだろう。
少なくとも彼女がきてほしいというのであれば、着てくるということを迷うこともなく。
調整もされたドレスであれば、ある程度気こなすのにそう時間がかかることも恐らくないはずである。
そんな言葉を交わしつつ、支払いとなれば全部払ってもらうつもりはやはりなく。
ある程度、最低でも半分くらいは女自身の金銭で払ってから、連れ立って移動していったようだ。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 大通り~裏通り」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 大通り~裏通り」からトリステラさんが去りました。