2022/04/16 のログ
テレジア > 「世襲じゃないせいで延々王が決まらない国で言っても説得力ないわね…」

阿呆でも頭がいるのは延々頭が決まらないよりマシだとは思うのだが。ただあまりに阿呆だと苦労するのは事実だ。

「そう。ま、大人しく国に帰ってくれるなら抱かれてあげてもいいわ」

彼女を見張るなら、同じ宿に泊まったほうが良かろうし。テレジアはキルノーに手を伸ばし、軽く胸を揉み返して。

「あぁ、あれ?あんなの普段着に着るものじゃないじゃない」

サキュバスなら普段着がアレでもいいのかもしれないが、生憎テレジアはバフォメットである。キルノーからプレゼントされた服は、箪笥の肥やしになっていた。

キルノー > 「それもそうかもしれないわね、南方が将軍を王に置いてカスカスになるまで資源が尽きたのを思い出すわ」

軍事中心というのもこれもまた良い結果にはならないようだった。
すっかり使われていないと聞くと切れ長の目が僅かに丸くなる、何故とでも言わんばかりに
こちらも乳房を揉む手が強まる。

「下に着ればいいじゃないっ。すっごい良いデザインだったのよ、サキュバスの大使は高い物だって言ってたし」
ふにふにと彼女の乳房を揉みながら必死に訴える女。

「もう一着あるから、宿に戻ったら着て」
条件に抱けると分かった瞬間のコレであった

テレジア > 信じられないとでも言ったような顔をしているキルノーに、ただただ呆れたため息を返す。

「そんなにいいデザインなら自分で着ればいいじゃない…」

キルノーの乳を揉み返す手も適当になる。そもそもプレゼントとは相手が喜ぶものを贈るべきであって…。

「どうせ裸になるんだから一々着るのも手間でしょ。ほら、着いたんじゃない?」

そんなこんなで、話していると宿屋らしき建物のところに。キルノーが拠点にしているところかは分からないが、彼女と一緒に歩いてきたので多分合ってるだろう。

キルノー > 「私はもう着てるわ」
呆れた彼女に追い打ちをかけるようにあっけらかんと言い放った。

女は静かに頭を下に下げると、すっと細い指の手を彼女に差し出した
「…金インク貸して、私のは国の書斎に置いてきちゃってるから」

金インクは書類の署名用に使うインクだった。
仕事が溜まっているとの事、女はココで済ませようという考えであった。

恐らく金インクを受け取ったまま、頭を数秒下げていたが、風が一つ吹くと
ゆっくりその顔を上げ、ダルそうな目で彼女を見つめ…

「終わったら着てね」
女はしつこく催促した

テレジア > 「そう、貴女サキュバスだったのね。知らなかったわ」

今も着てるのかなどと彼女の服をまじまじと見て。まあ着ててもおかしくは無いのだが…。
そう思っていると、手を差し出される。

「はぁ…別に、ここで出来る書類仕事全部終わらせたって連れ帰るわよ。大将軍様に呼ばれてるのよ」

大将軍。二人の上司で、様々な戦を勝利に導いた英傑であり、強大な力を持つ魔族であり、そして怒らせると怖い。

テレジアは自身の金インクを貸しつつ、一緒に宿に入る。だが、予想に反して、キルノーは何をするでもなく頭を下げたまま。はて?とテレジアが疑問に思っていると、頭を上げたキルノーの催促。

「イヤ」

女魔族は無下に断った。

テレジア > 【以後継続】
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からテレジアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からキルノーさんが去りました。