2020/05/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > 「驚いたな、本当に復活するとは。
攫った女が何回殺しても生き返るから見張っておけ、なんて依頼された時には、薬でもキメ過ぎてついにおかしくなった……いや、人間としちゃもう既に十分オカシイんだけどさ」

(少女が起き上がるのとタイミングをほぼ同じにして、声が聞こえてくるのは部屋の隅。
木箱に腰を下ろして興味深げに相手を見やりながら、手帳らしきモノに何かを書き込んでいる。
観察記録か何かだろうか。
死体の監視を高額で依頼された時は、何事かと思ったが。なるほど、別に幻覚を見ていた訳ではないらしい)

「お目覚め如何かな?
まぁ、余り良いモノだとは思えんがね」

(此方としても、相手は得たいの知れないモノだ。
取りあえず近づく様子もなければ、首を傾げて問いかけている)

ソムヌス > 「………」

 見張られていたらしい。
 流石に“死んでいる”時は周囲の状況を正確につかめるわけではないから、男がそこにいたことを感じ取れなかったのはやむを得ない事情だ。
 少女姿は、両腕で体を支えながら上半身を起こし、締め痕痛々しい首を手で擦った。

「寒い。あなたは、だれ?」

 死ねば体温は下がるものだ。寒いと言うのも至極当然のことであった。
 少女はあんいやら書き物をしている男を前に、疑問をぶつけ始めた。

アシュトン > 「ふーん。ポンッと生き返る訳じゃなくて、あくまで死体から生き返るのか。燃えて灰になった時とか、ミンチにされた場合はどうなるんだろうな?」

(なんというか、単純に好奇心から、という感じの聞き方だ。
着ているコートの内側に手を入れれば、パチパチと何かを外す音、次いで金属やらガラスやら。外からは視えないが、何かがごそごそ移動している。
ひとしきり落ち着いた後、革製のやや重そうなロングコートを脱げば、相手に向かって投げてやる)

「さっき言った通りだな、死体の見張りを依頼されたしがない冒険者。忠実に遂行を終えた所さ。
生き返ったヤツを、どうこうしろとは言われていない
あぁそうそう、君を殺しまくった貴族な。流石に気味が悪くなったのと、飽きたってんで少なくとも明日までは来ないらしいぞ」

(妙に含みのある言い方である。
だが少なくともこちらから積極的に何かをしよう、という雰囲気でもない。強いていれば、相変わらずメモを取っている)

ソムヌス > 「灰なり、ミンチなり、私を構成しているものが集まってきて、この体を作る」

 端的な説明であった。
 男がコートを投げてくると、受け取る仕草もできず頭から被さる。もぞもぞとした挙句、なんとか羽織ることに成功した。

「そう、それはよかった。
 出てもいい、ということ?」

 よかったなどとは露ほども感じさせないよかったと言ってのけて、男のほうに歩み寄る。
 死んでいたせいだろうか、歩み方はふらふらとしていて、今にも死んでしまいそうである。

「お兄さん、名前は? 私はソムヌス。いいにくければ、ソムと呼んでも大丈夫」

アシュトン > 「ふーん……あぁどうぞ、あちらの扉からご自由に。あくまで仕事内容は、死体の見張り、でね。
ただまぁ、屋敷の中には使用人やら警護やら普通に居るから、多分速攻で見つかって捕まるぞ?」

(クイクイと親指で示した先には、扉が一つ。鍵も掛かってはいないらしい。
ただし、独力で屋敷から脱出できるかと言えば、別の話だ。
そういう技術があれば――……そもそも捕まってはいないか。
相手の自己紹介に合わせて片目を閉じると、また幾つか書き込み。そしてメモを閉じてポケットへと押し込んだ)

「確かに、呼びづらいな。
アシュトンだ。仕事も終わったし、ただいま絶賛フリーの冒険者さんですよ」

(ここの貴族も随分やらかしが溜まってきているし。面倒事に巻き込まれる前に、縁切りするのも丁度いいか。なんて風にも思ってはいるが。
とはいえ、自主的にやるのも、依頼を受けた身としてはよろしくない。
そのせいもあってか、こんな微妙な言い回しになっているらしかった。
ポケットから掌に収まる程度の瓶を取り出せば、蓋を開き。相手へと差し出す)

「酒でも飲むか? とりあえず、目覚めの気付け位にはなるぞ」

(かぎ取れば、随分度数の強いウィスキーらしい。
本来は消毒に使うためのモノだが、勿論呑んでも問題はない)

ソムヌス > 「そう」

 どうやら屋敷から出るには自分以外の協力者が必要なようであった。
 少なくとも少女自身には隠密で行動できる技術などなければ、他者をねじ伏せるだけの腕力など持ち合わせてはいない。誰かの手助けが必要である。
 ウィンクをくれた相手に対し、その顔をじーっと見つめていた。

「アシュトン。覚えた。
 フリーということは、何か依頼を受け取ってくれるということ? 例えば、私を抱えて外に……。
 ありがとう、いただきます」

 フリーならばと言い掛けて、渡された酒瓶を手に取る。
 芳醇な香り。ウィスキーらしい。
 酒には目が無い少女にとってそれは一口飲んで返すものではなかった。腰に手を当てると、おもむろにラッパ飲みし始める。

「んくっ、んくっ、んくっ、ぷはぁっ!
 ごちそうさま。ひっく」

 一気に空にして、瓶を返す。早くも酔いが回ってきたのか、顔の赤みが増し始めている。

アシュトン > 「丁度今暇だしな、報酬次第で仕事も受けるぜ。
おぉっと、いやぁまさか抱えて外に連れて行ってくれなんて、言われるとは思わなかったなぁ。
まぁ逃げ出した言い訳は幾らでも都合出来るとして、屋敷から出るとなるとそれなりの報酬も欲しい所だよなぁ」

(ほんっと想像もしてなかったわー、意外だわー。なんて、物凄く誘導していたのに、物凄く白々しい。
そして、酒を相手が口にするのは、何も問題は無い。自分から差し出したのだから。
ただし、軽く口をつける程度、だと思っていたのだが)

「あいよ、どうぞ……って、おいおいおい。
そんな一気に、あーあー、もう空になってるし。
すげぇなおい、そんな飲み干すような酒じゃないぞ。そんなに強い――訳でもないんだな」

(まさかのラッパ飲みである。
確かに酒としては質の良い部類だが、口につけた瞬間の感覚で度数が高いというのも分かりそうなものだが。
余程の酒豪かとも思ったが、どうやら早速と酔っぱらっている様子。
実質監禁されているのに、随分と豪胆にも思える)

「……言葉の駆け引きするような状況じゃねぇな、これ。
払う金も持っていなさそうだし、『身体』で請け負うけど、どうする?」

(速攻で出来上がった酔っ払いに、あれこれ言っても仕方が有るまい。
此方の目的をはっきりと言ってしまえば、手招きするように指をクイクイと動かした)

ソムヌス > 「けぷ……っ。おいしい」

 酒には目が無い。すぐに酔っ払う癖には酒が好きだった。
 蘇生した直後であると体温が低いので、温まるために酒をついつい飲んでしまうのであった。
 空っぽの瓶だけを返却して、感想を述べる。早速酔いがまわっているのか、ふらふらとしている。気持ちよさそうに目を細めて、ハアハアと荒い呼吸をしていた。

「ん、つまり体で支払えば脱出の手助けをしてくれる、と……。
 いいよ」

 何も考えていなさそうな表情にて承諾すると、なんの躊躇いもなく貰ったコートを床にストンと落として、シャツ一枚だけになって歩み寄っていく。
 シャツの丈があっていないのか、まるで裾の短いワンピースをつけているようだった。
 少女は男の足元でぺたんと膝をつくと、早速服の上から股座を擦り始めようとした。

アシュトン > 「弱いのに酒好きってのはよーっく分かった」

(後で、観察記録にでも書き足して置こう。
別に提出を求められてる訳でもなければ、単純に自分の趣味と暇つぶしの産物である。
空瓶をポッケへと戻し。相手の様子は、もうなんか色々出来上がっている。
キツい酒ではあるが、あの量でここまで酔えるのも中々のモノと言えるだろうか)

「そういう事だな。具体的には……即決かよ!
そりゃまぁ、死んでも復活できるなら、大概の事は問題無さそうだけどさ!」

(どの程度でどれぐらい、なんて交渉は全部すっ飛んで了承されてしまった。
此方としては都合がいいのは間違いないが、どうやらこの相手との言葉遊びやら駆け引きは意味が無いらしい。
生物にとって一番大事な命が無意味なのだ、おおよその事に対して、問題にはならないのだろう。
と、理解して此方も諦めたらしい。
擦り上げられる布地の下では、固く大きく、そして熱くなり始めた物体が自己主張を始め。
カチャカチャと、金具が外れる音。弾けるように飛び出るのは、そそり立つ雄の杭。
少女の鼻先へと差し出され、そのまま唇へと切っ先が触れる)

ソムヌス >  死生観の死がないので、もはや躊躇もないのだった。別に脱出しなくても問題が無いといえば問題はないが、酒が飲めないのはつらいことだ。
 ということで、男を満足させればよいならば、満足させてやろうと。
 少女はほとんど全裸に等しい姿にて、相手の股座を弄り始めた。

「んっ………舐めるね。
 っちゅ………んっ、ふぁ……」

 男が差し出した一物は既に大きさを増し始めている。
 手で掴むと、笛のように横から舐め始めて、全体を濡らす。これまた躊躇いもなく口に含むと、口を筒のように使って、上下上下にくぽくぽと音を立てて奉仕し始めて。

「ひっく、おっきい、ね……」

 しゃっくりをしつつ、奉仕を続ける。
 口の中は熱いというよりも温いことであろう。ついさっきまで死体だったせいだろうか。
 髪の毛が乱れるのも構わず、舐めて、啜る。

アシュトン > (死ぬよりも悪い事はない、と考えれば、そういう価値観もさもありなんか。
ならばならばで、此方もそれを都合よく利用させてもらうまで、だが。
なるほど、少女の体格から比較すれば、やはりと随分大振りなそれ。咥えこむにも、それなりに難儀しそうなイチモツであり。
尖端から先走りを滲ませながら、待ちわびるかのように佇んでいた)

「っ……ん、随分と手慣れてるみたいだな。
まぁ見目も良いし、そう言う風、に使われる事も多そうだな」

(どれだけひどく扱っても、何時かは復活している。なるほど、ある意味都合は良い存在か。
唾液に濡れて、グロテスクな輪郭が浮き彫りとなる。
口腔内へと導かれると、頭が動くたびに。張りつめたカリ首が唇へと引っかかり、痺れるような快感に呼吸を詰まらせ)

「そうだな、口の中だけじゃ、全部入りきらなそう、だよなっ!」

(奉仕を続ける頭に片手を添えれば、軽く撫でるようにした。その直後。
グイと引き寄せ、唇と、己の股間を密着させる程に。
深く突き入れられた杭は、喉までも占拠し、気道を圧迫し。
腰をゆする動きに喉奥まで貫き、しごき穴として酷使してやれば、増す血流にさらにとソレは太くなり)

「このまま、出すぞ……」

(腰つきが更に強くなれば、髪を乱し。頭に宛がった手に力が籠り。
より一層と深く突き入れ押し付けるに合わせ、ビクリと大きく肉竿が揺れ。
そのままの状態で、放たれる白濁の液。
食道を焦がし、胃へと重い液体が流れ込んでゆく)

ソムヌス >  グロテスクに血管が走行しているそれは、少女が咥え込むにはつらいように見える。
 のだが、慣れた動きで咥え込んでみせる。そればかりか、口を使って奉仕をしてみせるのだった。

「んっ、ぐぅ………? んごぉぉぉっ!?」

 頭を撫でられた、その次の瞬間口を通過して喉にまで達する勢いで突き上げられる。
 目を白黒させながらも、しかし吐き出すことは無い。
 喉まで奉仕のための道具として使われているのに、冷たかった口内はますます熱くなっていき。

「んごっ、うぐっ、おおおっ♥ おっ♥ ぐぉ♥
 んっ、んぉぉっ♥ おぅっ♥ ぉあ♥
 んっん、んっぐ、んぐ、んっ、ひゅーっ……ひゅーっ♥」

 そして喉の奥に大量の精液をブチまけられる。
 呼吸もままならないのか、虚ろな目で男を見上げるばかり。
 ごくんごくんと飲み干すことも叶わぬ。直接胃袋に精液を流し込まれている。

「………ぶあっ……」

 失神したのか、ふらりと後方に倒れこむ。口から一物が引き抜かれる。
 時折ピクピクと痙攣しながらも、まだ死んではいなかった。

アシュトン > 「なんだい、随分酷くされてるのに、嬉しそうにも聞こえちまうな。
存外、こんな風に使われるのも好きだったりするのかい?」

(くくっと、喉元で小さな笑い声が響く。
突き入れた瞬間は、それこそまさしく、カエルか何かでも踏みつぶしたかのような。
いっそ少女とは縁遠いうめき声、であったが。
道具か、或いはソレ以下なのか。喉とその奥さえもしごくための穴として使いながら、それは確かに強い息苦しさや嘔吐感を与えるのだが。
一突き一突き、漏れる声は苦しげであっても、何処か悦びさえ含んでいるようにも、聞こえてしまう。
ゴリゴリと深く押し込んだ状態のままにあふれ出た精液。長く長く、脈動に合わせ続く射精。
胃袋を満たしても足りぬとゆっくり引き出してゆけば、口腔内に、そして顔に。たっぷりと白い飛沫がこびり付いてゆき。
ふらりと倒れ込む姿。木箱から立ち上がり傍らへと腰を降ろせば……精と唾液にまみれた肉の杭が、相変わらずと力強く存在していた)

「まぁ、これで終わる訳、ないよな……」

(意識は、無さそうだが。呼吸はかろうじて続いているらしい。まぁ、どうせ復活するなら、加減する必要もないだろう。
纏うシャツをペロリと捲り上げれば、下半身を剥き出しにしてやり。両足大きく広げると、その合間に鎮座して。
ごそりと、切っ先。膣穴の入り口へと導いて。
軽く数度と擦りつけ、唾液と精液の残滓で慣らし。まずは切っ先をゆっくりと、押し込み。
腰骨を両側から掴み身を固定してやれば、己の身を押し付け、体重を掛け――そして一息に、押し込む。
膣穴を己の形に掘削しながら最奥まで達すれば、子宮口を突き上げ。腰を密着させれば更にグリグリと押し込んで。子宮の形そのものを、歪める)

ソムヌス > 「うっ、あっ」

 半分意識が飛び、半分起きているといったところか。
 窒息死寸前まで追い込まれているというのに、表情には愉悦まで浮かんでいる。
 顔を精液塗れにされた少女は、仰向けに倒れこんで痙攣をしていた。
 服を捲りあげることなど容易いことであろう。下は、ショーツさえつけていないのだ。むき出しの、毛さえ生えていない秘部があっという間に曝け出される。

「――――~~~ッ♥♥ あっ、ああぁぁぁぁぁぁ♥」

 ずどん、と情け容赦なく挿入される。濡れ方は十分ではなく、酷く苦痛を覚えるはずであるが、上がった悲鳴はむしろ快楽を含んだもの。
 奥まで到達したかと思えば、子を宿す部屋ごと貫かんばかりに押し込み、愉しんでいく。

「あっ、ゃぁッ んっ、ひっ♥ ひぃぃっ♥ おっきいぃぃ♥
 こわれる♥ 壊されちゃう♥ ぐりぐりってぇ、あんっ♥」

 覚醒したらしい。
 目を開いた少女の口から、嬌声が漏れ始める。
 苦痛を覚えているのは間違いないらしく涙を零してはいたが、腰をかくんかくんと躍らせてしまっている。

アシュトン > 「お目覚め如何かな?
まぁ、随分と嬉しそう、だがな」

(出会って割とすぐに告げた言葉と、似ている。だが内容は全くと、別モノであるが。
太く大きな杭が入り口から奥の行き止まりまで。一撃にて突き入れられれば、その衝撃は相当なモノだろう。
強引に覚醒させれば、聞こえてきた悲鳴に上がる口の端。
深く深くえぐり、子宮口の小さな穴さえも切っ先で掘り返し。腰を押し付けたまま、グリグリと円を描き。子宮を圧迫して)

「そう言えば一つ気になったんだが、不死者ってのは孕むのかね。
死を超越したモノが、生命を生み出せるのかどうか……そうだな、報酬はこの実験に付き合って貰う、という事にしようか」

(つまりはそういう事が起こるまで、今後何度も犯されるという随分不平等な契約なのだが。
叫ぶ彼女の耳へと、正確に届いているのか、どうか。
最奥まで貫いた状態からゆっくり引き抜いてゆけば、カリ首が膣肉を引っ掻き回し。
抜ける直前からまた一気に、貫き通しては子宮を叩き上げ。
お腹越しにも、その様子が浮かび上がり見て取れる)

「どうせ戻るってんなら、壊れて壊れて、イッちまえ。
そら、このまま中で出すぞ。腹の中、パンパンにしてやる、からなっ!」

(体重を掛け、それはまるで少女の身体を押しつぶしてしまう程。
腰を高く引き上げた後に、パン、強く強く叩きつける音。
鈴口と子宮口を密着させ、さらにこじ開けるほどに、圧力をかけた、その後。
怒張がびくりと大きく跳ね上がれば、噴き出す、二度目の射精。
一度目とそん色ない程に、むしろより勢いを増したかの様に。
濃厚な粘液が、子宮の中へと直接に注ぎ込まれ。
生暖かい白濁が少女の胎内一杯に入り込み、満たし。その奥の、卵管さえも真っ白に染め上げてゆく)

ソムヌス > 「お♥ おぉぉっ♥ ん、おひっ♥ ひんっ♥」

 ばちゅんばちゅんと激しく打ち付けられ、悲鳴のような嬌声を上げる少女。
 男の問いかけに答えるだけの余裕がないらしく、返答らしき音が出てくる様子はみられないであろう。
 ぼこんぼこんと腹が膨らんでは縮小し、壊れてしまうというのもなるほど頷けるほどの激しい行為であって。
 髪の毛を振り乱し、涙を流しながらシーツを掴んでいる。
 嬌声というよりも悲鳴、あるいは殴打されたときに反射的に出る音が室内に響いている。

「ィくっ、ぃっちゃうぅううぅぅううッ♥ あひぁ♥
 あっ、あぁぁぁぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥

 腰を掲げられ、まるでおもちゃのように扱われる。
 そして、またも射精。腹の中を満たし、染め上げていく。

「あぅっ、あぅっ! ひああああああああっ、あぁぁぁぁッッッッウ♥
 うっ♥ う、あ……♥」

 絶頂。
 腰をかくんかくんと小刻みに動かしながら、しかし体のほかの部位は弛緩させてしまっていて。
 子供を作る実験。それはまだ始まったばかりだった。
 男が少女を持ちさって、そのまま実験を続けた――のかもしれない。
 後を知るのは、二人だけであろう。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からソムヌスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアシュトンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にアカサギさんが現れました。
アカサギ > 「……ふむ」

まだまだお天道さんも高いお昼時。
アタシは、富裕地区を散歩……ではなく。
下調べのために歩いていた。

「あれ、あっちのお店、様変わりしてる。
 あっちのお屋敷は……キレイになってる?」

お店や、屋敷。新しく出来てる通りなどをチェック。
それもこれも、お仕事に活かす為である。
最近めっきり依頼はないものの。いざという時、すぐに仕事が出来るように。
アタシは、王都をたまにこうして歩き回っている。

「ふぅん……まぁまぁ、平和ではあるけど」

時々、王都の雰囲気と言うか。
空気感が変わる事がある。
例えば、商店なら、時流にのって潰れたり新規オープンしたり。
屋敷であれば、成り上がりと没落により住む人が変わったり、だ。

「ん~……なんか、軽く食事したいかも」

歩き回ればお腹は空く。
なので、アタシは周囲を見て、食事ができそうな場所とかがないかを調べていく。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にヴィルアさんが現れました。
ヴィルア > 「ああ。西の生産施設の不満に対しては、少し多く給与を出して対応する。
より生産を急がせつつ、体を壊さないよう休息は取らせるように。効率化を徹底してくれ」

富裕地区にも、彼が傘下に置く商会は多数ある。
アスピダといい、謎の軍勢と言い、彼にとっては商売のチャンスが転がり込んでくるようなものだ。
戦いが起きれば、医薬品や食料などは無制限に必要になってくる。
包帯1つ、パン1つでも生産を早めなければならない。
その折衝に時間を取られ、屋敷だけではなく外でも…目的地に向かって歩きながら、あるいは馬車に乗りながら打ち合わせすることが多くなり。

今日はその前者。
歩きながら、中間管理職ともいえる人物たちに指示を出していき、より円滑に生産が回るようにしていく。
これを怠れば、負傷者や病気の者がでる上に生産効率が落ちる。
それは今の彼にとっては避けたい事項だった。

「さて、後は昼食後で。私も人間だからね。
…君たちも昼食を取ってくれ」

などと言って、周りの笑いを誘いつつ、護衛を残して一度解散。
この富裕地区に来たのは、どこかで昼食を摂るためだ。

彼とて、無限に動けるわけではない。
睡眠も食事もとらなければ、あっさりと死んでしまうだろう。
それらが十分でなければ、頭の回転が鈍り、間違った指示を出しかねない。
だからこそ、彼も休息を大切にしていて。

さて、どこで昼食を摂ろうかと少し辺りを見回すと。
ちらりと、フード姿が目に入る。
何かを探している様子の、そのフードの奥は、見知った顔だ。

「アカサギ?奇遇だね。其方の仕事は順調かな」

フードを被っているため、人違いと言う可能性もゼロではないが。
自分の目を信じて、話しかけてみよう。

アカサギ > 「ん……」

近くで声が聞こえたな、と思っていれば。
なにやら、呼ばれたので、そちらを振り返ってみる。
そこには、以前仕事の依頼を受けた男性がいて。

「あれ、ヴィルアさん。いや、奇遇だね。
 ……まぁ、うん。そこそこ、ってところかな」

本当は、殺しの依頼は全然ないのではあるけれども。
今のところ、そこまでお金に困っているわけではないので。
そこそこ、なんて誤魔化すように言ってしまう。

「そっちこそ、なんだか忙しそう?
 あぁ、今まさに、稼ぎ時、ってやつかな?」

かすかに疲労の見えるヴィルアさん。
この間、王城でたまたま会ったときもそうだけど。
いまや、商売人やらなんやらは、まさに稼ぎ時なのだろう。
そうう意味では、いそがしいのだろうなぁ、と。
アタシはそう思いつつ。ヴィルアさんに向かって真っ直ぐに向き直る。

ヴィルア > 「ああ、ここで会えるとは思わなかった。
そうだね、あの会合のおかげで仕事が増えて嬉しい悲鳴さ」

軽く肩を竦めてくすり、と。
あれから休息を最低限にして働き続けたのであろう疲労具合。

「仕事の途中かな?そうでないなら、軽く食事に付き合ってくれないか
少しは、仕事以外の人間と話しておかないと腐ってしまうのでね。
それともし、例の決戦までに暇があるなら君にも仕事を軽く頼みたいのだが」

以前と変わりないように見える少女に気さくに話しかけるものの。
護衛は、アカサギに対してまた少し警戒している様子だ。
ミレー族らしく、フードを被っている姿も…裏稼業、と考えると良く似合っていると思っていて。

依頼と食事。どちらかを承諾してもいいしどちらも断ってもいいが。
相変わらず、にこやかに笑いながら、提案している。

アカサギ > 「なるほどね~。
 ま、景気がいいのはいいことだね」

稼げる時に稼ぐ、っていうのは。
これは単純に儲けるとうれしい、っていうだけの話でもない。
市場が活性化すれば金が回り、他の業種も景気が良くなる。
つまるところ、金を稼いで金を使うのは経済のためにもなる、ということである。

「ん、仕事の途中ではないんだけど。
 ……まぁ、いいけど。
 その代わり、奢ってよ」

別段取り急ぎの用事もない。
だったら、付き合うくらいはいいんだけど。
どうせなら、アタシも美味しい目に遭いたいので~す、とアピールしてみる。

「まぁ、仕事に関しては。まずは聞いてみて、ってことで」

一応、決戦の時にはアタシもやることがある。
それまでにこなせるような仕事だったらいいんだけどなぁ。

ヴィルア > 男からしてみれば、彼女が仕事をしているかどうかは一目ではわからなかったため、聞いてみたのだが。
返答は是であり、思わぬ出会いで昼食が楽しくなりそうだと。

「もちろん。富裕地区の店に入ったことはあるかな?
視察ついでに、私の商会が経営するところに行こうか。
仕事の話も、そこで」

奢ってよ、という…真正面からの言葉にまた笑みを深め。
先導して店へと歩いていこう。
いかにも上品な、貴族御用達のような店構えの料理店。
アカサギは嫌がりそうだが、奢って、と言ったのは少女だ。
まさかここで逃げることはないだろうと。

「レーティのコースを2人分。軽い酒を用意してくれ」

店に入れば、うやうやしく礼をしてくるウェイターが出迎える。
注文をさっさと告げ、二人掛けのテーブルへと歩いていこう。
彼専用らしいその席は、他の客に眼が届かない場所にあり。

「さて、料理が来る前に仕事の話だ。
簡潔に言うと…一日、君の時間を売ってくれないか。
最近、この戦乱の混乱に乗じてコソ泥が増えているのは知っているかな?
その対策に、とある魔道具を仕入れたのだが…中々、試せそうな相手が居なくてね。
君なら適任だと、街で見かけたときに思いついた。実験台になってほしいと思うのだが、どうかな」

勿論断ってくれても構わないと。
報酬の額も添えて。
戦乱の前だ、無理強いはするつもりはないが。
報酬は8000ゴルド。
以前よりは少ないが、やはり人一人を雇うには高額だ。
それだけ、その魔道具に何かある、ということではあるが。

アカサギ > 「ちゃんと入ったこと、ってのはないかも。
 そもそも、アタシこの辺りで生活とかしたことないし」

仕事の関係上、潜入したり、付き添ったり、っていうのはあるけど。
自分で富裕地区のお店に入って買い物を、っていうと。
これは、まぁアタシの経済事情では難しいお話で。

「……ねぇ、ヴィルアさん。
 ここ、大丈夫なの? アタシ、浮いてない?」

つれてこられた店の様子に、不安になってたずねる。
明らかに、アタシは浮いてる、っていうか。
ヴィルアさんが経営に関わっているお店、ってなると。
アタシみたいなのが入って、迷惑な気がするんだけど……。

「……ふむ。ふむふむ。なるほどね。
 ……まぁ、うん。それくらいならいいけど。
 それこそ、ほら。この間の護衛ちゃん……。
 ロロちゃん、だっけ。あの子で試したり、とかはしなかったの?」

依頼の話を聞いて、とりあえずはそこまで難しそうな仕事ではないので。
一応、受けるつもりで話を進めつつ。
ちょっと、気になったので。
以前出会った少女についても尋ねてみたり。

ヴィルア > それはそうだろうね、と。
嫌みでも何でもなく事実に頷きながら。

「心配はいらないさ。
私の顔を知っている人間なら連れだと思うだろうし。
知らない人間なら、私がここの経営者だとは気づくまい。
どちらにしても、誰を連れていても問題ないだろうし…
品位を五月蠅く言う連中は、この席とは反対側に纏めて案内するように指示してある」

広い店内であるからこそ、そういった客の振り分けもできるようだ。
それに、今から平民地区など…相手にとって気楽な場所に行く余裕もない。
一先ずはここで我慢してもらおう。

「ああ、全くその通り。
ロロにやって貰おうかとも思ったが、別件があってね。
それもそれで泥棒の関係なのだが…、いや、それはいい。
…簡単に言えば人手不足さ。囲っている者たちを使ってもよかったが…私に心酔しすぎて、正しい結果が出ないと思ってね
その点、雇われなら素直に反応が見られるだろう?」

あくまでビジネスライク。
そんな印象を受ける少女とのやり取りは、ある種心地よいものだ。
だからこそ、好感度、ともいうべきものが高すぎると意味のない依頼には丁度いい。
話している内にまずは前菜。
新鮮な野菜に丁寧に火を通し、味付けした色とりどり、鮮やかな皿が運ばれてくる。
味は、野菜の甘みを活かしつつ、それを引き立てる優しい味つけが添えられており。
量は物足りないだろうが、皿自体の緻密さと完成度は非常に高い。

アカサギ > 「……はぁぁぁ……。
 い、いや。まぁ。ヴィルアさんがいいならいいんだけどさぁ」

アタシの質問に、シレッ、と答えるヴィルアさん。
まぁ、アタシとしては招かれた側の立場なので。
あんまり気にしすぎても、失礼かもしれない。
だったらまぁ、ここはとりあえず、気にしないのが正解かな。

「あ、そうなんだ。
 じゃあまぁ、仕方ないねぇ。
 ……う~ん。まぁ、そうねぇ。
 なんとなく、言いたいことは分かる」

アタシは、届いた前菜をチラ、と見るのだが。
とりあえず。ゆったりとそれを食べ始める。
……一応、貧民地区出身とはいえ。
東で忍者修行をしているときに、最低限の知識としてのテーブルマナーは身に着けている。
っていうか、そうじゃないと富裕層の人間がターゲットの時に困るんでね。

「まぁ、そういうことならその依頼、引き受けましょう。
 ……しかしなんだね。こぅ、コース料理、っていうの?
 これってさぁ、やっぱりボリュームがね」

美味しいんですけど。量に関しては、正直不満。
まぁ、コース料理って全体で流れを作るものだから。
仕方ないということは理解しているんだけれども前菜ごちそうさま。

ヴィルア > こく、と男は頷く。
気にしすぎても仕方がない。
彼が連れてきた以上、少女は彼の客だからだ。
それに対して不満を漏らす従業員はいないだろう。

「ああ、気にしないでくれ。
ふむ…流石だ。綺麗に食べてくれるね」

貧民地区が主な活動場所だと認識しているが。
予想外に、丁寧に食器を使って口に料理を運んでいく姿は…
豚、と揶揄される悪徳貴族よりも綺麗に思える。
それに感心しながら、自身もゆったりと音を立てないように。

「ははは。まあ、そうだろうね。
ただ、そう思うだろうと予想して、比較的量の多いコースを頼んでおいた。
愉しんでくれ」

食器を一度置いて、くすくすと男は嗤う。
やはり、率直な物言いは心地よい。
次に、スープ、肉、口直しのさっぱりとした野菜、違う味付けの肉、甘味…

確かに、品数は良く出てくる。
彼の言う通り、前菜から後は少し量も多く。
流石に大衆食堂とまではいかないが、味の濃密さも相まって胃袋を満たしていく料理たちが運ばれてくる。
そして、良いタイミングで酒精の低い酒が二人のグラスに注がれる。

「―――ふぅ。そういえば、こういったものは飲めるのかな?
仕事上、飲める振りをすることも多そうだが。ああ、飲めないなら無理はしないでいい。
アカサギを酔わせてどうこう、というのは…信頼にも関わるから、それはしないさ。」

グラスを傾け、琥珀色の液体を揺らしながら。
ふと気になったことを聞いてみよう。

アカサギ > 「気にしないでくれ、と言われて。
 本当の意味で気にしないということが出来るほど器用でもないんだけれどもね。
 まぁ、一通りは、ね」

そもそも気にしないで、って言われると逆に気にするのが人間心理である。
まぁ、アタシの場合多少なりとも気にしないようにはできますけれども。
アタシは、口元を軽く拭いつつ、相手を見る。
さすがに、アタシと違って、堂に入った姿だ。

「アタシみたいなのとしては。
 こういう食事を喜んで食べるのはまだしも。
 『ありがたがる』とか『これを喰うのがステータスである』っていう。
 金持ちどもの心理は理解できないなぁ」

おいしいとはおもう。見た目、味、香り、経験。
そういったものがすばらしいということも理解できる。
でもまぁ……主食にはできないなぁ。

「ん、酒? まぁ、飲めるよぉ。
 とはいっても、若干酔い難いし。
 飲んでる時に、毒が入ってないか感知しようとするから。
 本気で楽しめはしないけれどもね」

その後、出てきた食事には満足なのだが。
なんというか……やっぱり性に合わないなぁ、と。
そう思っているところで、酒を掲げて見せられ。

「好きなのは麦酒、あとは東の国の酒。
 逆に苦手なのはワインと、シェンヤン方面のお酒とかかなぁ」

ヴィルア > 「仕事のため、本当に良い教育を受けているのだと実感するよ」

自然な動作で食事を進めていく。
相手にとっては…腹はあまり膨れないだろうが。
少しの足し程度にはなっただろうか。

「なるほど。常に警戒しているのは、流石だ
まあもちろん、毒は入っていないが…身に着いた習慣は抜けにくいか」

ふむ、と一つ息を吐いて。
飲めるというならそのまま飲むかどうかは任せよう。
種別としては、ワインに近く、少女の基準で言えば少し苦手な部類か。
勿論飲まなくとも特に彼が怒ることはないが。

「ふふ。なら…依頼が首尾よく終わったら、少し報酬に色を付けよう
ビョルン殿と一緒に麦酒でも飲むと良い」

あの会合で少女が護衛していた相手の事を思い出しながら。
酒は適量なら人の精神を多少癒す効果もある。
そういった施しを与えてもいいだろうと。

「さて、腹も落ち着いたことだし、どうするか。
待ってくれるなら、私は夜に屋敷に戻るから、そこから依頼を始めてもいいが…」

どうする、と聞いて。
こく、と彼は弱い酒精を受け入れていく。

アカサギ > 「教育、っていうか。師匠たちに叩き込まれただけなんだけど」

例えば、悪徳貴族を殺すため、接近する時。
テーブルマナーを習得していなければ、怪しまれる。
潜入・変装などは技術あればこそ、精度が上がるのである。

「それも、警戒、ってほどじゃないんだけど。
 もう癖になっちゃってるんだよねぇ」

おかげで、本格的に酔っ払うころにはもうグロッキー、なんてことも珍しくない。
そういう意味では、お酒を楽しめてないとも言えるのかもしれない。
く、と飲んだお酒。ん……こりゃあ……。
……飲んだことないお酒だなぁ……。

「……そりゃあどうも。
 あぁ、それはムリ。アニキ、下戸なんだ」

いや、正確には下戸っていうか、飲めないっていうか飲まないっていうか。
あれ? よく考えれば、その辺り聞いた覚えがない気がするなぁ。
今度聞いてみようかな。

「あい。ご馳走様でした。
 そういうことなら、夜にお屋敷にお邪魔するよ。
 寝室の窓、開けておいて」

アタシとしても、依頼開始までの時間は有効活用しておきたい。
なので、夜にお屋敷にお邪魔するよ、とだけ言っておこう。
……最後の一言は、無意味にキメ顔なんてしてみたり。

ヴィルア > 幼い見た目とは裏腹に、やはり仕事に関しては高等教育を受けているようだ。
そう感じられるからこそ、信用もできる。

「いい心がけだとは思うが…、楽しみたいと思うときに楽しめないのは。
わたしからすれば少し可哀そうだと思ってしまうな」

と、素直な感想を。
自分の場合は周りが毒物に気を使ってくれているが。
少女の場合は自分で気を付けなければならない。
その差により、酒と言う娯楽を楽しめないのであれば、少しもったいないな、と。

「ほう、それは意外だな。
アニキ…ということは義兄妹か。
飲めないのであれば仕方ない。何か好きそうなものを買ってあげると良い」

これもまた、布石。
少しでも、あのビョルンという男からの印象を良くするためだ。
施しと受け取られれば反感を買う可能性もあるため、単純に報酬に上乗せ、としたが。
どこまでをアニキ、に伝えるかは少女次第。

「ああ。待っている。
窓は開けておくが、面倒だから護衛には見つからないでくれ?」

少女の手際なら、そんなへまはしないだろうが。
一応、少女以外は通さないように言っておくこととしよう。
支払いはもちろんヴィルアが持ち、入口まで少女を送って。
さて、後は彼も…夜までにある程度は仕事を片付けよう―――

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からアカサギさんが去りました。
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