2020/03/26 のログ
ご案内:「王都内の屋敷」にネメシスさんが現れました。
ご案内:「王都内の屋敷」にツァナさんが現れました。
ネメシス > バフートでツァナを買い取ったのち、直ぐに馬車で王都まで移動する。

途中、ツァナが何度悪態を着いたところで前の所有者の様に暴力を振るうことはなかった。
まあまあと、笑って見過ごすくらいで。

その代わり、ミレー族の団員達と馬車の中で仲の良さを見せつけたり。
当然、馬車の中でもお構いなしに肌を重ねるので、王都にたどり着くころには
すっかり精臭の漂う空間になっていたことだろう。

「ここよ。」

馬車を降りたネメシスは、鎖を手にツァナを先導する。
富裕地区の一角にある広大な屋敷はいつのまにか騎士団が所有していた。
王都内で堂々と過ごしていることが騎士団の無法ぶりを感じさせることだろう。

「で、貴女の部屋はこっちね。」

玄関入ってすぐのホールでは、屈強な団員たちが泣き叫ぶ女を犯していた。
足元にも様々な体液が飛び散り、馬車以上に鼻をつくホールを横切り、一室へと。

そこはネメシスが主に妾様に割り振る部屋の一つであり、2~3人が暮らせるような
広い部屋。 キングサイズのベッドが置かれており、その隣の小さなベッドに
赤子が一人。
ツァナをそのまま小さくしたような赤子は、世話役のミレーにあやされては笑顔を浮かべている。

「どう? あの子が貴女に産んでもらった子。
とても元気そうでしょ。
あの子も当然ながら将来有望な子でね。
貴女にはこれから毎日私の子を産んでもらうわね。」

部屋の中央にある柱に鎖を括りつけ、奴隷たちがツァナの服を剥ぎ取ろうと群がる。

ツァナ > (移動途中は。正直苦行だったと言っても良い。
いっそ相手が怒ってくれて、目を曇らせでもしてくれたなら。撲たれようが蹴られようが、寧ろ動き易くなるのだが。
鷹揚に態度を崩す事のない相手は、だからこそ…隙を見せてくれなかった。

その上、広い馬車で他の団員達が、少女に対して目を光らせている合間となれば。
彼女はこちらに見せ付けてくるのだ。彼女に従うミレーの女を。抱いて、啼かせて、悦ばす様を。
更には彼女だけでなく。また戦利品か、別に買い付けた奴隷かを。男の団員達が貪って。
お陰で道程の半ば辺りから。もう少女はすっかり押し黙ってしまう。

口を利くにはあまりにも。耳を嬌声にやられて。性の臭いに飲み込まれて。
胸の痛むような息苦しさと、熱っぽさを。じっと耐え忍ぶしか出来ず。

その侭走り続けた馬車が、再び王都に、当たりを付けていた騎士団の屋敷に到着すれば。
待っているのは車中と同じく。男達が、女達を犯し狂わす姿。強烈な精臭、肉の臭い。
広間を離れれば、それはそれで、多少マシになるのかもしれないが。
微かな、何処か乳臭い匂いの燻る一室。そこに連れ込まれて、目にしてしまう。)

「 ――――これ。 ……これ 、か。…  ……う…  」

(嘘。そう言いかけた言葉を飲み込んだ。
部屋に待っていたのは、乳母なのだろうミレーに抱かれる赤子。
善悪など未だ知らないのだろうその表情を。憎めというのが無理な話だ。
…例え。銀猫の容貌、少女自身の血を、露骨に継いでいたのだとしても。

僅かばかり彷徨う瞳。一度握り込んだ拳は、だが、向ける先など何処にも無く。
そのまま、柱に括られれば。前回同様無防備な裸体を、彼女へと晒す事となり。)

「 ぁ……ぁ。 また、無茶苦茶言…言う、な …
出来るとしても、そ んなの、 嫌だ。 …神に、 自然に、 反してるし……
多ければ、多い程、だなんて。 …一人辺りの 命を 軽く見て、る よ、 お前達は…」

(実際の所は知らないが。幾らでも犯して、産ませて、それを良しとする者達に。
少なくとも少女は、そういう感想を抱かされた。改めて、騎士団の実情を見た事で。
忌々しい首輪を、弄り弄り。じとりと湿った眼差しが、彼女を見上げ。)

ネメシス > 「別に軽くなんて見てないわよ?
貴女以外にも子供を産ませてるから、正直もうじき3桁になりそうな位に子供はいるけど、皆大事に育てているわ。」

ドレス姿のネメシスが直々にツァナの裸体を検分する。
首輪で無力化していても、何か隠し持っていても可笑しくはない。

「うちの騎士団は、急激に拡大したはいいけれど。
拡大スピードが速すぎて、手練れが足りないのよね。
だから貴女みたいに素質がある子たちを孕ませて、
私の分身をどんどん増やしていくつもりよ。
将来的には、私の子たちが指揮する部隊がマグメール中を支配することになるかもね。」

乳母役が隣に居るからか、鎖の音が響いても赤子は笑みを浮かべていた。
実の母親の存在が分かるのか、途中手を振って見せたりもする。

「貴女がもう少し大人しくなってくれるのなら、あの子と遊ばせてあげてもいいわよ。
その時はこの鎖も外してあげてもいいわ。
どう? 約束してくれる?」

これから孕み奴隷となるツァナの身体を弄りながら、現状の説明と、意思確認を行っていく。
この屋敷にはネメシスの妾となっている女性が何人か出入りしており、生まれた子供たちは皆将来の戦力として大事に育てられている。
どの子も両親の特性を程よく引き継いでおり、今笑っている赤子も身体からネメシスと同じ神の力も漂わせていた。
正し、その成長スピードは通常の人間の子供と同じであるため、
実際に戦場に立つのは気が遠くなるような先のことであろうが。
そして、ネメシスは従う相手には誰彼なしに甘くなる。
今乳母役をしているミレーもかつて星の聖猫に所属していた者であった。

ツァナ > 「 …そう いう 物なのか …わ 解らない な。
一つ、一つ。…大きくなれば、良い 訳じゃない。…育てて。教え て……色んな、事。 受け継がなきゃ、 意味が 無い。
数は 大事じゃ …ない よ、 無知な…… 何も無く 育っても。 …可哀想、 だ 。 」

(手足の隅々まで検分されれば。当然、仕込みは幾つもバレる。
髪の中に仕込んだ針、尾に添わせた鋼糸、そういった、商人では見抜けなかった代物を。着々と奪われながら。
ほつほつと零す言葉は、矢張り、恨み言じみる。
そんなに大勢居るのなら。彼女自身が育てている訳ではないだろう。
親から子へ。子から孫へ。その先へ。受け継がれていくべき思想も、信仰も、文化も伝統も何もかも。これでは有った物ではない。
人間達の生き様は。自分達ミレーと比べ、どこか、システマチックで。現実的且つ即物的で。
それを突き詰めたかのようなこの場所で行われているのは。兵力の促成栽培、或いは、ニンゲンの養殖にも思える。

……そんな中に。自分が産んでしまった生命も、取り込まれているのだ。
今は何も知らず。人の悪意など想像もしない侭、儚く無邪気に微笑んでいるというのに。

やがて検分も終わったのか、彼女の手が伸びる。
肌へと触れ始めたその手に。は、と小さな息を吐き。)

「 逆。 …逆な、ら。考える よ …… その、赤ちゃ ん ……ちゃんと。私 に、触れさせて。
 ……そしたら 、 …そう だな、  その 子が。 …無事、育ってくれる まで  …は。
お前を。 殺さないで、やる。」

(だったら。この赤子を、見捨てられる訳がない。
ヒトの血を継がされ、異神の力を与えられ…きっと、彼女の為に育てられてしまうであろう、自らの分身を。
ちゃんと自らに、ミレーの娘として育てさせる事を要求しつつ。

憎々しげな声が。時折震える。相変わらずの低く切れ切れな言葉の端で、吐息が揺れる。
…正直。実に、嫌な話ではあるが。平気で居られる訳がなかったのだ。
あんなにも。前回散々果てさせられた、彼女との交わりを。思い出さざるを得ない光景を。見せ付けられ続けて。)