2018/11/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にリンハイとユエフォンさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にジェネットさんが現れました。
■ジェネット > 「ふふっ、弓には多少の自身があるのさ」
格好いいね、と褒められれば、得意げに鼻を鳴らして胸を張る。
それより怪我はしていないか、とユエフォンを気遣う。
ちら、とつい胸元に視線が向いてしまうのは、もはや仕方あるまい。
「ああ。君達は帝国の出か。何か懐かしい顔立ちだと思ったんだ」
こちらも納得したように頷く。
我々をそういう風に呼ぶのは帝国の文化であるし、顔立ちも王国の人間族とは少し違うように感じた。
帝国人であれば、私の半分は同じ血が流れている。親しみやすく思うのも道理だろう。
私の母も帝国人なんだ、君達の言い方をすれば人馬族の略奪で攫われた妾なんだがな、と出身を教える。
草原で生まれ育った私だが、血筋だけは同郷の誼だ。この二人とは仲良く出来たらいいな、と想う。
「うん、残り?」
身の上を話しながらさらさらと受付用紙に名前を書き込み、その下に続く記入欄を見て首を傾げる。
えーと、性別を問われている、のだろうか。どう書いたものか。
こういうのは慣れている人間に教わるべきだろう。そっとリンハイの耳元に唇を寄せ、囁くように問う。
「私、人間のカタチの部分は女なんだが、そのな、馬の方に両方付いてるんだ……
この場合、なんて書いたらいいんだ……?」
人間部分と自分の意識に則って女でいいのか、使うかはさておき馬体部分も含めて両方と書くべきなのか。
2/3が雌というなんとも自分でも表現しがたい性に、恥じらい混じりにどう申告すべきか悩む。
■リンハイとユエフォン > 気遣われているのを知ってか知らずか、ユエフォンはジェネットとリンハイから少し離れたところで周りのスタッフと一緒に射抜かれた林檎を眺めている。
折角だから飾っておくか?いやいや虫がたかるだろうと何やら盛り上がっていた。
それを尻目に、ジェネットの囁きをしばし頭の中で整理するリンハイ。
とりあえず、ふたなりの表記でも間違いはないだろうが少々特殊な例だ。
だが特殊な例での記入も一応規定があるのでそれに則ればいい。
幸いその辺りは研修を受けた内容を記憶していた。
「その場合は、女性と両性の両方にチェックを入れて頂ければ。
もっと特殊な性別の方ですと特記事項に記入する事になるのですが、このぐらいでしたら問題ありません」
記入欄の性別を改めて指差しながら、用紙をジェネットへと回す。
スタッフに亜人や獣人を多く受け入れている事もあり、客層も幅広いのだ。
「あとは、そうですね……。
一応部屋は人馬ぐらいの体格でも問題なく使えますが……。
追加で500ゴルド支払うと設備の充実した部屋が使えますけれど、いかがでしょう?
通常のプレイならそこまで必要はないと思うのですが」
この辺りはジェネット本人の懐具合と趣味によるだろう。
通常の部屋でも最低限以上の機能は備えてある。
高級部屋は、備品が豪華だったり多少広めに作ってあったりと快適ではあるのだが。
■ジェネット > 「了解だ、両方……と。
他に書くことは無いかな?」
渡された用紙の「女性」と「両性」に印を付けてリンハイに戻す。
もっと特殊なのが居るのか、そして娼館に来るのか、と己の知る世界がまだまだ狭いことを思い知らされた気がする。
「払おう」
そして提案された追加料金には即決で支払いを決める。
もともと1300出すつもりで来ているのだ、それを負けてもらって500をケチるのは草原の氏族として恥じる振る舞いだろう。
「必要はないかも知れないが、君達に相手をしてもらうのだからそのくらいは出すよ。
サービスしてくれた店への義理というのもあるだろうしな」
施しを受けるばかりではいられない、というプライドも大事だが、
対価を支払うべきところではできる限り支払って、店に上客として見られたい、という下心もある。
本番前に早くも娼館遊びにハマりつつある女騎兵は、そんなことを考えながら追加料金を支払いリンハイに微笑む。
■リンハイとユエフォン > まだ知り合ったばかりだが、見るからに気風の良いジェネットの事だ。
こう持ちかければ払うだろうという事は予想出来ていたので少々気が引ける思いもある。
とはいえこちらも仕事である。
払ってくれるというのであればわざわざ引き止める事もせず。
「承りました。
それでは、部屋まではユエフォンがまず案内いたします」
支払いを見届ければ契約はこれで完了。
あとは対価と契約の分、自分たちが奉仕する番だ。
離れてはしゃいでたユエフォンも話しが終わるのを目ざとく察したのか、いつの間にかリンハイの隣に居る。
「はいはーい。
んーっと、それじゃあ服はどうする?
別にこのままでもいいけど、脱がしてから部屋に案内させるお客さんもいるよ?
首輪とかリードつけたり」
服といってもかなりタイトなショートパンツを履いているぐらい。
それを更に、ここで脱ぐのかなどと訪ねているユエフォン。
リンハイはジェネットの対応を妹に譲り、準備をしてから参りますと言い残してどこかへと姿を消していた。
■ジェネット > 「うん、よろしくな。えーと、ユエフォン」
いつの間にか戻ってきていた妹――ユエフォンに会釈をして、いよいよかと期待に胸を膨らませる。
初めて訪れた娼館で、一体どんな経験ができるのだろう。
この可愛らしい兄妹とどんな風に交わるのだろう、と頬を上気させて。
「そのままで構わないよ、見世物にする趣味は無い。
むしろ今日は私が君達を買ったんだから、部屋までは着ていて欲しいくらいだ」
行為が終わるまでは私だけに見せてほしい、なんて人馬族特有の独占欲の片鱗を見せ、ユエフォンに部屋まで案内してもらう。
それにしても首輪とリード、か。人馬の雌として、興味が無いと言えば嘘になる。
――引く方ではなく引かれる方だが。
まあ、初めての娼館でそんな変態じみた欲求を発露させることも無いかと黙して語らず、楽しげに耳を踊らせて娼館の奥へと進んでいく。
■リンハイとユエフォン > 「確かにジェネットさんってそういう事しそうに見えないけど、もしやってみたいなら遠慮なんていらないんだよ?
ここってそういうところだし」
にししっ、イタズラっぽいが全く蠱惑さを感じない笑い方をすると、何はともあれ先導して階段を登っていく。
当然背中や後ろ姿を見られる事になるのだが、リンハイならここで盛大に横乳が後ろから見えるのだろうがユエフォンは残念ながらそこまでのサイズがない。
よって、普通に背中を晒しているだけである。
性格はこんなだが仕事柄手入れされているので、晒された素肌はきれいなものである。
「こういうお店は初めてなんだよね?
普通にえっちするのもいいけど、何かしてみたい事とかあったりしない?」
階段を登りながら、振り返りそんな事を尋ねるユエフォン。
内容の割に口調は世間話でもするかのように気安い。
■ジェネット > 「うーん、やってみたいというよりはやられて……」
はっ、と口を噤む。
ユエフォンの気さくで明るい感じにはついぽろりと不要なことまで漏れそうになる。
気をつけないといけないな、と気を引き締めながら、滑らかな背中をじっと見る。
これで今馬体があったらば、そろそろ我慢が効かなくなって居たのだろうな、と
つくづく出会いが人化の術を使っているときで良かったと思う。
押し倒すほど理性のタガが吹っ飛んでは居ないだけで、同性の背中を涎が垂れそうなくらい物欲しげに眺めている時点で
好色な人馬らしい振る舞いではあるのだが、彼女が前を見ている間はお構い無しで見放題だ。
「うぇっ!? あ、そうだ、うん初めてだとも。
してみたいことか、うーむ。いや、とんとそういう方面には疎くてなあ。
普通に交尾……あー、えっち? する以外をあまり知らないんだ。
君達がそういうのの中で好みなものを教えてくれると嬉しいが、どうだろう?」
■リンハイとユエフォン > 能天気そうに振る舞っているが、そもそも戦士であり勘のいいユエフォンだ。
決して馬鹿ではない。
ジェネットが何か言いかけたことには気づいているが、あえてそこは追求せず聞き流した。
「交尾かー。
まあノーマルプレイ?
乱暴されなければ私もそういうのは好きだけど、兄さんは奉仕全般好きだよ特にパイズリするのとか」
奉仕の精神というかマゾ気質というか、リンハイは奉仕を好んでやるしハードな扱いをされるのも好きである。
それに対してユエフォンは、その辺りの感性はノーマル嗜好だ。
一応娼婦として訓練されてはいるので、最低限の技術や心得はあるのだが。
「っと、ついたね。
兄さんはまだ来ないみたいだけど、お風呂とかもあるしくつろいでて」
話し込んでいる内に目当ての部屋に着いていた。
ユエフォンが鍵を差し込むと、広い間取りで高級ホテルといった風情の部屋が見える。
ホテルと比べた場合窓がないのが違和感となるだろうか。
照明が十分行き届いているので薄暗さは感じさせない。
そして部屋の奥にはユエフォンが言ったように風呂場も見えている。
湯船だけでも普通の人間なら3人4人ぐらいが一度に入っても余裕のある、これだけでも結構な金額のかかりそうな設備だ。
ベッドも寝るだけには大きすぎるサイズ。
そして見ただけでは分からないが、タンスやクローゼットの中には特殊なプレイにも対応した器具や衣装が準備されているのであった。
「あー、良いわよねえここのベッド。
まあこれからここで休むどころか運動するんだけど」
客の前だというのに仰向けにベッドに寝転がるユエフォン。
一応仕事を忘れている訳ではないのだが、仕事に慣れてきた事もあって気を抜ける時はどうにも振る舞いが自由になる。
■ジェネット > 「うん、普通のが好きだな。特に乱暴する趣味は……
なあ、仮に馬の逸物を使うとしたら、普通にやるのでも乱暴になるのかな?」
草原に居たころも、拐われてきた人間の妾たちははじめのうちは死ぬほど苦しそうにしていた。
もしかしなくても乱暴扱いになるなら、アレで本番は出来ないな、とやらかす前に確認を入れておく。
「ぱいずり……胸奉仕か。うん、大きかったもんな、柔らかそうだったし……」
ごくり、生唾を飲み込んで想像する。
馬体の下に潜り込んだ彼が豊満な胸で……とてもいいと思う。
楽しみだ、是非やってもらおうと決意して、部屋に入った。
見回してみれば、なるほど勧められるだけあって広い。これなら馬体で動き回っても問題はなさそうだ。
それに奥には湯船付きの風呂、貴族並の部屋ではなかろうか。
自分がひどく場違いな気がして、助けを求めるようにユエフォンを見れば、巨大なベッドでゴロゴロと気ままに寝転がっていて。
「……ふっ、そうか気負うことは無いよな、うん」
それじゃあ汗を流してくるな、と告げて鎧を脱ぎ、そこらに立てかけておく。
下に着ていた肌着や下着も全て取り去り、人化の術を解いて人馬族本来の姿を取り戻す。
大柄な黒馬の胸から、女の半身を生やした姿。王都では自由に晒すことができなかった分、開放感がある。
ぽっくぽっくと室内を横断して風呂場に入ると、楽しげに髪を洗ったり、ブラシで馬体を洗ったり。
機嫌よく鼻歌を歌ったりなんかもする。
■リンハイとユエフォン > ケンタウロスの知人はいないが、一般的な馬のサイズを想像してみるユエフォン。
考えるまでもなく無理である。
「あー、人馬の馬の方って、アレも殆ど馬なのよね?
うん無理無理。
私には入らないからそんなの」
パタパタと手を振りながら、拒否のジェスチャー。
このランクの娼婦では厳しい相手である。
「まあそっちは兄さんに任せるとして……」
誰に聞かせるでもなくつぶやくユエフォン。
おもむろにベッドから立ち上がる。
そしてわずかに身につけていた物を脱ぎ捨てて裸になると、風呂場に入っていったジェネットの後に続く。
人型種族なら数人入っても十分余裕のある風呂場だが、正体を現したジェネットが一人入っているだけで随分と手狭に感じる。
とはいえユエフォンが動き回る余地はあった。
「ジェネットさーん?
こういうお店で一人でお風呂に入るなんて、どういう了見?」
半裸から全裸になったユエフォンの股には、勃起せず垂れ下がった状態だが結構な大きさの逸物が。
だがそれを見られる事を特に気にした様子もなく、ジェネットの横に回るとスポンジを手に取り。
「こういうお世話も仕事の内なんだから、侍らせて堂々と命令してればいいの」
と言うなり石鹸で泡立て馬体をゴシゴシとこすり洗い。
「うーん、人馬族ってこういう感じでいいのかな?
とりあえず、やって欲しい事があったら遠慮なく命令していいんだからね」
流石にケンタウロス相手の仕事は未経験。
時折首を傾げながら、手探りのように手を動かす。
■ジェネット > 「だよなぁ、残念だが無理強いはしないさ、君達とは今後とも客として仲良くしてほしいし」
苦笑して肩を竦め――うん?
馬体の背を流し終え、上機嫌に上半身の胸を洗っていたところで至近距離から投げかけられた声に振り返る。
居る。居た。――スレンダーな裸身を惜しげもなく晒したユエフォンが、スポンジ片手に馬体の脇に立っていた。
風呂は本来一人で入るもので、誰かを侍らせるなんて氏族長くらいにしか許されない特権で、
いやでもこういうところの作法は彼女らのほうが詳しいし間違いないのだからいいのか? だがそんな族長みたいな贅沢は……
「というかユエフォン、君も付いていたのか!?」
快活な美少女の股にぶら下がる、見覚えのある器官に仰天する。
兄――リンハイが姉ではなかったというのも驚きだが、まさか妹まで弟なのか。
いや妹と言っていたし私のように両方あるだけか、と混乱の極みに達するが、
「あ゛っ、ぁぁぁ……きもちいぃ…………」
ごしごしと馬体を擦られてそんな混乱などどうでもいいくらいウットリと夢心地へ。
誰かに洗われるというのは、雌の人馬族にとって結構な快楽なのだ。エロスではなくアガペー方面で。
大事にされている、という感覚がいい。雄ならば雌に洗わせて支配欲を満たすらしいが。
「うん、もうすこし強くしてくれ……最高ぉ…………」
ユエフォンがケンタウロスを洗うのが未経験ならば、私も洗われるのは未経験。
こんなに気持ちいいものか、洗ってもらうためだけに通ってもいいくらいだ、とすっかり洗体を気に入ってしまう。
■リンハイとユエフォン > 「あれ?言ってなかったっけ?
まあふたなりぐらいそう珍しいものじゃないっしょ」
カラカラと、折角娼婦が裸体を晒しているのに色気もへったくれもない笑い方をしながらスポンジを持つ手に力を込めていく。
反応を見るに、とりあえずこの様子ならやり方に間違いはないようだ。
こういう気持ちの良さそうな反応を見るのは、ユエフォンにとっても悪い気はしない。
気分をよくしながら馬体をくまなく洗っていく。
途中何度も、兄程ではないがそれなりに育った乳房を押し付ける形になるがこんな店な訳であるしこのぐらいは当然のサービスだ。
「あとは、こっちね」
手の届く範囲は一通り泡まみれにした。
だがまだ手付かずの部分がある。
「ジェネットさん、こっちはどうする?
ていうか普通に洗っちゃって大丈夫?」
手付かずの部分、というのは性器周り。
人馬であってもここは繊細であろう。
まあどの道すぐに使う事になるのだが、いきなり触れられるのは嫌かもしれないし一応どうすべきか本人に確認をとる。
■ジェネット > 「うん、珍しくはないよな……ないのか? ないな……」
無いような気がする。気持ちよすぎて細かいことなどどうでもよくなってしまうのが、洗体の恐ろしいところだと後に思った。
目を細めてすー、すーと心地よさそうに長く息を吐いて、スポンジで馬体を擦るユエフォンの手の感触に集中。
時々スポンジとは違ったふっくらと柔らかな感触が触れるのもまた心地よくて、ユエフォンの手管に夢中になる。
「……うん? あぁ、そっちか。うん、洗ってほしい……
自分だと中々手が届かなくてな、ブラシだとちょっと痛いし……せっかく洗ってくれるならよろしく頼む」
馬胎の入り口にせよ、逸物にせよ、中々洗うのは大変なのだ。
不潔にはしたくないのでなるべく気をつけてはいるものの、自分ひとりではやれることには限りがある。
ユエフォンに洗ってもらうのであればむしろお願いしたいくらい、これはチップを弾んでもいいな、と何度も頷いて洗浄をせがむ。
■リンハイとユエフォン > 段々と娼婦の仕事か怪しくなってきている気がするが、了承されると馬体の性器、まずは女性の方を石鹸のついた手で擦る。
「まあ、確かにこの体だと難しそうよね。
ねえねえ、こっちの体って、やっぱり人間のサイズだと物足りなかったりする?」
下世話だが仕事柄やはりそこは気になってしまうところ。
だがそんな事を聞きながらも手は休めていない。
体を洗っていた時よりは大分加減をして、泡で撫でるように微妙な手つきで洗うと一旦湯で洗い流す。
「あとは、こっちね……。
うん、これはやっぱり私には無理だわ」
馬の逸物の方は、見ているだけでもそのサイズが人間とは段違いと分かる。
とりあえずこちらも泡立てた手で擦ればいいだろう。
冷静に考えると完全に手コキなのだが、それも今更だ。
特に恥ずかしがる様子も見せず、丁寧に洗い上げるとお湯をかけて泡を流す。
「ふぅ、まあこんなところかな?
兄さんももう準備出来てるみたいだし」
一通り洗い終えた頃、部屋の中に誰かが入ってきた気配がした。
風呂場に入っているのは分かっているはずだが、室内で待機しているようだ。