2018/10/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 宿」にエウレリアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 宿」に繰黎さんが現れました。
エウレリア > 「ふふ、貴女、そのような些事を気にするようには見えなかったのだけれど……少々意外ね。」

中空に向けて謡う様な、妙に小気味良い言葉の羅列に、寝台の上の麗人は品の良さが滲む忍び笑いと共に言葉を投げた。
清潔なシーツの上、枕に背を預けてしどけなく細脚を投げ出す長駆は、スラリとした純白の裸身を惜しげも無く晒している。
豪奢に輝く金の長髪、妖精族の末裔を思わせる怜悧に整った美貌、スレンダーなシルエットに反して豊かに実った純白の双乳と、その先端で色づく桜色。

――――そして、引き締まった下腹部にて猛々しく隆起する白色の剛直。
本来、女の身に備わっているはずもない紛うことなき牡の象徴は、陰嚢こそ存在していないものの、肉幹に浮き出た血管や、発達の著しいカリ首を備えたピンクの亀頭など、男のそれと何ら変わることなく存在している。
むしろ、たわわな豊乳の下端まで届く長大さは、並の男のサイズを容易く凌駕してさえいた。

「――――別に構わないのではなくて? 周りが貴女をどう見ようと、その身体の美しさは―――わたくしが気に入るだけのその価値は、翳ることなど全く無いのだから。」

先の言葉に続けて奏でると、ゆるりと伸ばした白腕が手首を返し、つい、つい、と繊指を曲げて風呂上がりの娘を呼ぶ。

繰黎 > ぁはは。色々有るけど人間だから。…遊び相手に嫌われちゃったら、人生面白くないだろう?

(愛玩動物の機嫌を気にする、動物好きのような口調だったかもしれない。或いは玩具に執心する子供だろうか。
招かれれば、肌身その侭すたすたと。委細気にする素振りをみせず、先に寝台で待つ女の下へと歩み寄っていく。
…そう、一切、気に止める素振りはない。
女の容姿が美麗極まりない、絵画か何かめいている事も。
美貌と称するに相応しい相貌を、熱さと冷たさの双方が際立たせている事も。
そんな姿に、形に相応しく。きっとこの国の、高い地位に有る相手なのだろうという事も。
――そして。剰りにも相応しくない、牡のカリカチュア。屹立する肉槍の存在に関しても)

ま、そう言ってくれる人が居る分には。まだまだ此処で、退屈せずに済みそうで……良い趣味してるよ。

(お互いに。と付け足したがっているかのような。笑みを浮かべる悪戯な瞳。
湿り気を残した髪が舞うも乱れるも構わず、投げ出された女の両脚、その傍らへ。
無造作に尻を投げ出すかのように、寝台の上へ身を躍らせる。
女のそれとは異なる色合いの、そして黒く紋様が這う膚を。ひたりと、白膚へ重ね合わせつつ。
直ぐにその身を翻せば、真っ直ぐに向き合う形で。差し向けられている指先を、軽く舌先で擽る戯れを)

エウレリア > 「――――………そう、かも知れませんわね。気に入ったおもちゃに嫌われたら……思わず斬ってしまいそう。」

僅かな理由で嫌うことこそ多けれど、相手から嫌悪の感情を向けられる事の少ない上位貴族。
とは言えそうした経験がまるでないという訳でもなく、その際に感じた不快感を思い起こして切れ長の双眸に眉根を寄せた。

しかし、その昏い感情も招きに応じて近づく娘の姿に霧散する。
この国ではあまり見かける事のない、ぬばたまの髪色と黄色がかった肌の色。
小柄な体躯は強く男を誘う肉感こそ備えていないが、しなやかに引き締まった腰付きは控えめなサイズの尻肉との間に悩ましい曲線を描いているし、手のひらに丁度収まる双乳もまた可愛らしい。
その裸身に絡む呪印や、かしこを抉る傷痕は、エウレリアの紅瞳には退廃的な魅力として映っていた。

そんな裸身が微かな軋みと共に寝台に身を乗せ、しっとりと湯温を残した小躯の重みをエウレリアの肢体に重ねたならば、ちろりと舐められる指先の擽ったさに双眸を細めつつ、もう一方の白腕を彼女の背筋に滑らせようか。
華奢な背筋をするする降りる指先は、そのまま真っ直ぐ薄い尻たぶの合間に潜り込み、更に下へと降りていく。
程なく、不浄の窄まりにまで至るだろう指戯が、眼前の娘にどの様な表情を齎すのか。
その反応を見逃さぬ様、細めた紅瞳が彼女の貌を至近距離から視姦する。

繰黎 > そうそう。手が届く範囲だから、遊べるし虐められるし、逆にもなるし…
私も同じく。どうせ無くなってしまう物だっていうのなら、本当に無くなってしまえば良い…なんて。

(どうやら。程度の差や手法の違いこそあれ。退廃と称される気風は、お互いの間に共通し、糸を繋げているらしい。
違いと言えば、女の方が、昏く燃える物を滲ませるのに対し。此方はあっけらかんと言い切ってしまえる事くらい。
気質の重なる部分が有るからこそ。身分だとか、立ち位置だとか。そういうしがらみを、此処では押し退けてしまえるのか。
それに、少なくとも女は。呪いに満ちたこの裸身を厭わなかった。
距離で言うなら零か、それ以下にすら近付いてくれたし、近付く事を認めてくれた。
これでは此方も気も良くしてしまうというものだ。

背筋を擽って這い落ちる指先に。くすぐったい、と言いたげに首を竦め、腰を揺らしつつも。
互いの意図が分かっているから、相手の素振りを止める事はせず。
寧ろ互いがより動き易いようにと、膝を使いその身を前へ。女の太腿を跨いで馬乗りに。
必然肉槍の裏側が、此方の下腹にぶつかって。硬い、熱いその感触に。吐息は自然と期待を、熱を滲ませる。
上半身を斜めに乗り出し、より距離を近付けては。指から手の甲へ。手首へ。擽るように舌先を這い上がらせ…
小首を傾げ、見上げてみせる瞳が。きゅ、と瞳孔を見開いたのは。
尻たぶの合間を抜けきる事なく、窄まりの上に留まった女の指のせいだった)

…そっち…?っふ、ぁは――良い趣味してる、って言ったけど。…予想してた、以上かも…

(意外。という彩りが、重ねた瞳に浮かぶ、一番の感情だろうか。
…出来ない、在り得ない、受け容れ難い、などという代物でない辺り。
矢張りこれまた、お互いの事を言えないのだが)

エウレリア > 「………………。」

この退廃。
そうこれこそがエウレリアの気まぐれな好奇を惹いた最たる理由。
何もかもがどうでもいい。
そんな人生に膿んだ者が醸す退廃の気配。
にもかかわらず、魔物めいた金の瞳には錆が無い。
この娘もまた、エウレリアが好む殺しの喜悦に似た何かを持っているのだろう。
人の道から外れた凶人に、似たもの認定をされる事は不名誉極まる事なのかも知れないけれど、女貴族は仲間意識とでも言うべき感情を娘に対して抱いたのだ。
それに比べれば、娘の裸身に絡みつく得体の知れぬ呪いへの忌避感などはまさしく些事と言えた。

するりと滑る手指の誘いに聡く応じた娘の挙動。
柔肌に似た、しかし、湿り気を帯びた熱を有する割れ目が、萎知らずの肉幹を甘く食む。
色事に慣れた様子は行為に対する忌避も見せず、酷くスムーズに事を運べて手軽ではある。
しかし、エウレリアには手軽なだけの性欲処理など必要無い。
だからこそ、真珠の爪先も艷やかな白指は、柔らかな割れ目の底で秘めやかに息づく窄まりを、その肉皺の数を数えるかにするすると撫で擽るのだ。

排泄のためだけに存在する、人の身の穢らわしさを象徴する不浄の肉孔。
そんなはらわたの入り口を好き勝手に弄ばれた娘は、もしかしたら羞恥の色を見せてくれるかも知れない。
そんな期待をほのかに孕んだ背徳の戯れは

「――――ふふっ、貴女の心、少しくらいはざわつきまして?」

何もかもを許してしまいそうな娘の裸身が僅かに見せた強張りと、戸惑いの気配を滲ませたその声音に幾ばくかの満足を得たのだろう。
その白指は彼女を安心させるかのように、欠片の拘泥も見せることなく窄まりから遠ざかった。
その間も意地の悪い薄笑みを湛えた双眸は、彼女の顔をじぃっと見つめたまま。
僅かに眇めた長い睫毛が、彼女の心を撫で擽って弄ぶかの様に小さく震えた。

繰黎 > (有る意味お互い、この国に即してしまっている。
付随するのが血か、呪いか。そんな差異が有るとしても…矢張り。一部なり共通項が存在してしまえば。
それは充分、人と人とを繋げる縁たり得てしまう。例え余人には理解も、共感もされ難い代物であろうとも。
人という存在の醜さや愚かしさ。転じて、呪わしい愛しさが。この国には満ちている。
異邦人にとって、女との出会いはますます。その確信を強めさせてくれる物だった。
…仲間意識。なる程、適切な例えなのかもしれない。少なくとも、呪いを含めて一切隠さず、この女には晒しても構わないと。
それこそ口にした通り。全てを明かしても、離れてしまうような。忌避されてしまうような相手ではないと。
確信しているのだから。

柔く熟れた場所に感じる、牡めいた硬さ。
それを頬張る事が出来たなら。さぞ、退廃の極地に耽り溺れる事が出来るのだろう。
紅い舌先が手指を舐り、唾液に滑らす仕草を見せ付けつつも。同じ舌を、唇を重ねる所まで求めずにいるのは。
もう少し言葉を絡め合わせたいからであり…同時に。どうせ与えられるなら、最初から遠慮なく貪欲に。
この熱い肉槍を求めてしまいたいからだった。
気兼ねも、後腐れも無く。喜悦と愉悦に浸りたいと…だが。それを読まれたのかもしれない。
一番欲しいと思える場所。牝が牡を欲する為にこそ存在する場所。
女に求められたのは、そんな相応しい筈の場所ではなく。
ともすれば其処を用いて交わる事こそ、背徳の象徴とされてしまうような。もう一つの、相反した肉孔で)

ぁぁ、もぅ…驚かせてくれるな、ぁ…
出来ないとは、言わないけど。在り得ないとか思わないけど。
…でも、ちょっと――――それならそれで、前以て教えてくれよ…ぅ。

(僅かに瞳を揺らがせた。
言葉通り、其方を用いられる事に関しても。経験皆無ではないのだ、と強がるが。
それはあくまで、普通なら…普通の男相手、普通の肉槍相手なら、の話。
今触れる指先程度であれば、その窄まりは、柔軟に受け容れるとしても。
女が宿したその牡は、あらゆる意味で規格外すぎる。
臍まで反り返る、などという表現にすら留まりきらず、更に長く大きく、太く堅く、逞しく。
背丈その他の差異を加味して計るなら。恐らくは…自身の腕をねじ込まれるにも等しい。

気持ち良くなりたい、愉しみたい、そんな思惑からすれば。
受け容れきる事が出来るとも思えない威容に、引き裂かれかねないという事実は。
羞恥…というより。緊張と戸惑いを覚えてしまう物だった。
大丈夫だ、余裕だ、と強がりたがる、三日月に笑んでいるつもりの唇が。ほんの少しは引き攣るのと…
それ以上に、指先につつかれる窄まりが。緊張めいた収縮を見せてしまうだろうか。

指が離れる。ほ、と吐息を漏らしてしまう。
身と心の僅かな弛緩に合わせ。乳房を、腹を。差し出し重ね、重みを預け…しなだれかかり)

エウレリア > 「―――ふふっ、貴女、こんな可愛らしさも隠していたのね。」

どこか拗ねた様な子供っぽい物言い。
先刻までの余裕たっぷりな態度とのギャップは、図らずも胸の奥がきゅんっと疼く程に愛らしい。
揺らぐ瞳の奥、受け入れる側でありながらも同時に捕食者の挟持にも似た何かと、現実の肉体に即した不安感との合間の葛藤が滲んで見えて、その人間らしさに細めた双眸が緩く弧を描いた。

不浄から白指が離れた途端、強張りの抜けた小躯がへたり込む様に身を重ねてくる。
一対の淡い膨らみを、黒艶を纏う小さな頭部を愛おしげに受け止めたエウレリアは、娘の唾液に濡れた指先で尖った顎先を持ち上げて、その額に優しく口付けを落とす。

「―――それで、貴女はどの様にわたくしを愉しませてくれるのかしら?」

あくまでも受け取るのはこちらの方。
相手は己への奉仕者。
娘の胎へと注がれる事となるだろう夥しい量の精は、従順なる奉仕への対価。
人間らしい可愛らしさを見せてくれた娘に対し、まるで可愛げのない上位貴族の傲慢さたるや救いが無い。

「それにしても……わたくしのモノ、貴女の可愛らしいお口で飲み込めるのかしら? まぁ……無理矢理にでも入れてしまうのだけれど。」

傾げた小首が揺らす金糸で娘の頬を撫でる。
お気に入りの一つとなるやも知れぬ愛玩動物に向ける歪んだ心配りと、それでも尚、自身の肉悦を優先させるという冷酷なる宣言。

繰黎 > …ふ、は。意地悪だ。随分と意地悪だなぁ……それも、それで。
嫌いじゃないけれど。

(硬い硬い…存在する事実だけでなく、物理的にも現実離れした肉槍とは。
正しく反比例した、女としての柔らかさに受け止められて。
…それと同時に。更に柔らかく、快い唇の感触を下賜されて。
零す吐息が心ならずも、安堵めかせた響きを伴ってしまったのは。流石に仕方ないだろう。
柔さと温もりに包み込まれる心地良さに、出来るならもう少し、諸々を委ねてしまいたかったが。
そんな怠惰を赦してくれる相手ではないのだという事は。もう既に重々理解させられていた。

預けきった上体を追い掛けて。同時に、ひょっとすれば…再び背後から指先に弄ばれると考えてか。
太腿に跨がった下肢が、より前へと這いずった。そうすれば…擦り付けるのみならず、膚と膚の合間に挟み込むように。
股座で、腹で…ともすれば女のそれよりは低い位置の乳房にまでにすら。肉槍の存在を思い知らされて)

出来なくても、やるんだろ…う?貴女はそういう人だって、ちゃぁんと解ってるよ?
…それは、それで。出来ない癖にって思われてるみたいで、癪だから――――

(だから。可能な限りは抗ってみせるのが。貴族に対する賤民の…というのではないが。
女としての。いや、自分が自分らしく在る為の、謂わば矜持という物だ。
頤を持ち上げる指先の上で、わざとらしく頬を膨らませてみせてから。
せっかく縋り付く事の出来た上半身だが、僅かに後方へと退いた)

っっんふ、…は――ふ、…っふ……

(無論、只退いた訳ではない。反り立った女の肉槍を。抱き締めるようにして引き連れながら。
両手で肉の幹を抱き寄せ、臍に乳房に擦り付けさせ、さながら全身での奉仕。
それと同時に面持ちを沈めれば…薄紅の亀頭に、唾液を垂らしつつの口付けを。
鈴口に。雁首に。裏筋に。浅く咥えては舌で擽り、濡らせばその分、少しずつ深く頬張り。
女に、肉槍にとっての良い所を探りつつも。同時に、一息には咥えてやらない、意趣返し)

エウレリア > 年の頃は己よりもいくつか年下。
その癖、艶やかなまでの余裕を見せる娘の物言いは、人生に飽いた退廃の気質が影響した物なのだろう。
それが今、部分的にとは言えど年相応の稚気を覗かせてくれる様になった事が少し喜ばしい。
ついつい可愛がってやりたくなる。
とはいえそれも、気紛れに揺蕩う一時的な感情に過ぎぬ物。
僅かでも勘気に触れれば、あっさりと返した手のひらが苛烈な仕置きで娘の肢体に新たな傷痕を刻む事となるのだが。

「―――ふふ、理解が早くて助かりますわ。それで……ん…っ。」

呪印の刻み込まれた肢体が、瑞々しくも柔らかな肌質で焼けた鉄杭を押し包んだ。
己の体躯と娘の裸身。その狭間に潰された巨根の先端が、可愛らしく膨らんだ乳房の下端をふにゅりと持ち上げる。
そして、変則的な素股めいて肉幹を舐める陰唇がするりと身を下げ、密着していた上体に喪失した体温の僅かな肌寒さを覚えさせると同時、自身の鳩尾へと反り返っていた怒張が小さな手指に無理矢理引き下ろされ

「ん……は、ぁ……、悪くない、前戯、ですわ……ん、ぅ……はぁ……あ……っ。」

風呂上がりの潤いを僅かに残した若肌が、同性ならではの柔らかさを鋼の怒張に擦り付ける。
挟み込むには少々ボリュームの不足した双丘の合間、色合いばかりは初々しいピンクの亀頭に滴る唾液。
そのいやらしい生温さにヒクンッと戦慄く肉幹が、抑える小手の中で力強く跳ねる。
その先端に口付ける繊細な唇の感触、チロチロと這う舌先の鋭悦。

「は、ぁ……はぁ……ん、じ、焦らしすぎ……ですわ……あ、あぁ……っ。」

娘の黒髪を撫でながら、その口奉仕を見下ろす紅瞳。
意地の悪い笑みを湛えていた双眸が切なげに眉根を寄せ、ほんのりとピンクに上気した美貌が濡れた吐息と共にもどかしげな声音を漏らす。
浅く頬張られた肉竿が再び跳ねて、鈴口から溢れた先走りが濃厚な牡臭さで娘の口腔を穢す。

両性具有の凶剣士と、呪いを身に帯びた異国の娘。
二人の睦事はようやく始まったばかり。
疲れ知らずの陽根が、今宵の供物を開放するのは日も昇った更に後。
そこに至るまでにどの様な艶事が行われる事となったのか―――それを知るのは褥を共にした二人のみ。

繰黎 > ――っんんっん、ふは――っは、む、んふ……んっぅ、ぅ…

(…何時翻ってもおかしくない。何がどう転ぶか分からない。
次の一瞬には、快楽は苦痛に取って代わられるかもしれず。
生に満ち溢れた交わりが、死に直結してしまいかねない。
そんな危うさにも、ぞくぞくとした物を感じている辺りが。屈折と退廃の性。

太く長く、此方の胴程にも高く反り返った肉槍に、文字通り抱き付いて。肌身全体で擦り上げる。
湯上がりの熱っぽさと、それを遙かに上回った怒張の熱気とが絡み合い、膚をしっとりと汗ばませ。
それもまた塗り込める唾液と、沸き返る先走りとの潤滑に混じり合い。
糸を引くぬめりに、肢体の前面を染め抜かれていくような感触は。充分に心地良く…狂おしい。
更に滲み出す、牡その物の先走り。濃く、苦い、その味に。舌と喉を焼かれる熱さに。
時折苦しげに眉を寄せるものの。決して肉槍を放さない。
ちろちろと擽る鈴口が、ひくつき滴を沸き上がらせる其処へ。強く舌先を押し付けて。は、と笑みの吐息を吐いたなら)

これも、これで。っふは、ん、ぁ――――はふ…愉しい、じゃない…?

(責めるも責められるも良いのなら。焦らすも、その逆も。
快さと焦れったさを混在させた吐息、表情。傲岸不遜極まる女が、そんな様を見せてくれるのだから。
ついつい調子に乗ってしまいそうになる。
…とはいえ。こんなにも雄々しい物を与えられて、焦らし一辺倒というのも。
それはそれで、此方にとっても焦らしその物。
大きく跳ねた肉槍を抱き、とうとう、はくりと張り詰めた亀頭を頬張りきって…

――それは当然。口だけで済む筈がない。
宣告通り喉迄。そして無論更に、更に。全てをさらけ出してこその廃退に溺れる事となるだろう。
数え切れない程の熱と、悦びと、狂おしさに溺れる夜は。未だ始まったばかり――…)

ご案内:「王都マグメール 富裕地区 宿」からエウレリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 宿」から繰黎さんが去りました。