2017/05/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > 厚底の靴で踏む緑の芝。
その舌の柔らかい土の感触を楽しみながら歩く少女。
とことこのんびりと散策している。
その場所は富裕地区の中の公園。
赤、白、黄、様々な色のチューリップが咲き乱れるその中を白のレースの日傘を差し散歩をしていた。

チューベローズ > そして少女はやや肌寒いその場所のんびりと楽しみながら散策を続けていった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からチューベローズさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にクロエさんが現れました。
クロエ > 富裕地区の街路は、週末の賑わいを見せている。
様々に趣向の凝らされた馬車が行き交い、ぱかぱかと蹄の音が幾つも重なる。
皆、週末から安息日にかけての行楽に向かう所なのだろう。

それを羨ましいと少しばかり思いつつ、少女はいつも通りの巡回だ。
気だるげな午後の空気は、穏やかな気候とともに眠気を運んでくる。
気が緩んでる、とは思いながらも、浮かれた空気に混ざってしまえば仕方がない。

「……ん、お昼、ちょっと豪華なランチにしておけばよかったかなぁ」

いつも通り、巡回しながら食べられるからと肉と卵のサンドイッチを二つほど平らげた少女だが、偶には散財もしたくなる。
勿論、昼食はおいしかったし、満足もしている。しかし、麗らかな日差しが何んとなしに迫るのだ。
ともあれ、今日も事件や事故などないか、足取り軽く、注意深く、少女は見回りを続けていた。

クロエ > どうやら今日は、空気ものんびりで平和な様子。
見回りをつつがなく終えた少女は、夕食を楽しみに去ってゆく。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からクロエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」にティエンファさんが現れました。
ティエンファ > 「はいよ、毎度ー」

品の良い富裕地区にはあまり似合わない軽い挨拶。 少年の声。
貴族の屋敷の門をくぐり、報酬の入った金袋を軽く放り上げて弄ぶ少年の姿。
静かな夜道をのんびりと歩く。

「やっぱり、お貴族さんは払いが良いやな 何も起きなかった護衛でも、十分な実入りだぜ
 成り上がりの商人とかだと、こういう時『何も起きなかったんだから』とかいって値切ってきたりして面倒だけど
 貴族の依頼ってのはほとんどそう言う事が無くって有難いやな」

重い金袋に、軽い足取り。 鼻歌交じりに月が明るい道を行く。

ティエンファ > 「しかし、やっぱりアレだなあ、扱いが違うな、俺と騎士達とじゃあ
 ありゃあ子飼いって奴なのかな? 他の貴族達が居る所の警備はあっちがやってたし…
 信用もそうだが、やっぱりこう、貴族の前に出ても問題ないだけの作法かねえ…」

ううむ、と紅を引いた唇を尖らせて悩む。
十分な稼ぎなのだが、やはり、同じ仕事をするのであればより上を目指したくなる。
勿論、異国からの流れの無頼であるのに貴族に雇われているだけでもそれなりの信用を勝ち得てるのだけれど。

「やっぱり、このままじゃあ天井が見えるな …知識と教養って奴か…」

ティエンファ > 「帝国式なら親父殿に教えて貰ったものがあるけど、王国式はなあ…一から学ぶにしても、
 礼儀作法を教える教室とか、そう言うのに教えを乞うにしてもコネが無いとなあ…
 やっぱり誰かに教えて貰うのが良いのだけど…うーん…そう言うのに詳しそうなヤツ…
 …ツァリかチェシャなら詳しそうだな…」

手紙でも送ってみるかな、とか呟きつつ、金属の良い音がする袋をもてあそぶ。
流れの冒険者ではあるが、蓄えはそれなりに出来てきたので、後は教えてくれる相手なのだ。

ティエンファ > 「逆に全力で帝国式の作法で振舞ってみるとか!
 …いや、それやると俺マジで帝国のスパイだとか言われて、むしろ嫌がられるか」

ううむ、と声を漏らしながら曲がり角を曲がる。
大通りであるが、薄霧の出た夜の静かな風景はなんだか別世界のようで。
馬車が通るような時間でもないので、のんびりと退路の真ん中を歩く少年の姿。

ティエンファ > 「でもまあ、これは良い思い付きかもしれんなあ…王国でも、探せば帝国の礼服売ってるところもあるだろうし
 今度ちょいとそろえてみるか…うーん、でも、服やらを買うってなると、そろそろ俺も長期で部屋を借りるかなあ…」

悩みつつも、夜の街を歩くのだった。

ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からティエンファさんが去りました。