2021/10/29 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 「はぁ~~……。いいとこだろ?この宿」

温泉に肩までつかり、思わずため息を漏らした女男爵は、隣で湯に浸かる水色髪の女性に笑いかける。
彼女、フラヴィはミシェルの家のメイド長であり、普段は領地を管理しているのだが、
時折所用で王都のミシェルを訪ねに来る。
いつもはミシェルの別荘に寝泊まりするのだが、今回は旅館として名高いここに部屋を取ることにしたのだ。

『えぇ…ですがここ、少々良くない噂も耳にしますが…』

「確かに何か、魔術的な仕掛けは施してあるけど…まぁ僕と一緒に泊まるんだし心配もないさ」

ここの黒い噂は、王都に住む貴族であれば誰でも知っている。
だが、十分な魔術的知識があれば、それを回避するのも用意だ。

「それに…あそこの湯、実は媚薬風呂なんだけどね?
たまにアレに間違って入った女の子が、火照った身体で慌ててこっちに来たりするんだよ」

ミシェルがそう言って意味深な笑みを向ければ、興味津々といった風に聞いていたメイドもにやりと笑う。
彼女、主人に負けぬぐらいに女好きであった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にクル・コービンさんが現れました。
クル・コービン > 「は……ふぅ……♥️♥️」

噂をすればなんとやら。媚薬風呂にたっぷり浸かったクルがふらふらと歩いて歓談する2人が入っている湯船の方へと歩みより。

淫紋を見られるとまずい。ということに気づいて力の入らない脚で何とか立ち去ろうとするが少し遅かっただろうか。

ミシェル > 「おおう…子供だ」

こちらにふらふらと歩いてくる少女に、気付く二人。
顔立ちや背丈は見るからに幼いのだが…。

『でも、こう、デカいですね』

ミシェルとフラヴィはまじまじとその胸を見る。
お互い、女性としては大き目のつもりだがそれよりデカい。
しかも…。

「下腹部に何か描いてあるな…何だありゃ」

よく目を凝らしてみれば、描かれている場所といい、形といい、
そういった魔術に使う紋であることは明らかだった。
年齢に見合わない装飾に、ミシェルとメイドは目を見合わせる。

「あんなもの描いてあるのに媚薬風呂とか浸かったらひとたまりもないだろうに…あぁほらほら、逃げないでこっちに来なよ」

風呂から出てクルのほうに歩み寄る二人。
相手が子供なのもあってか、性欲より保護欲が働いているようで。

クル・コービン > 「えっ!?ふえ?」

ほとんど目を回しかけているクルは慌てて逃げようとしたがまともに動くこともできない状態になっていてぺたんとへたり込んでしまった。

「……っ♥️♥️」

ひとたまりもない。という言葉の通りになにもされてないのに潮吹き絶頂してしまって。

「あ……へ……♥️♥️」

まともに言葉も出せない状態で身体震わせ余韻に耽ってしまうのであった。勿論媚薬毒の効果は抜けていなく白い肌が桃色に染まってしまっていた。

ミシェル > 「うわっ、そこまで…」

少女に近寄ったミシェルは、何もしていないのに絶頂した様子のクルに少し困惑する。
彼女、抱いた女を自分の手で絶頂させるのは大好きだが、
声を掛けただけで勝手に絶頂するような子供には心配のほうが勝る。

「と、とりあえず何とかしようか…」

『まずは媚薬の効果を取り除くべき…ですかね?』

「いや、先にこの淫紋を何とかしたほうがいいんじゃないかい?」

女二人、少女の傍らに座り込んで、心配げに身体を摩りながらあーだこーだと治療方針を話し合う。
ミシェルは魔術師であるゆえに、ヒールにも心得があるし、フラヴィも知識はあるのだ。
だが、二人とも抜群のプロポーションを持つ美女である。
発情した少女にはその身体とほのかに香る匂いは毒だろうか。

クル・コービン > 「あの……すみません……」

くったりしてしまいながらも心配されると苦労しながらも謝意を示し。

「お金とか持ってないです……けど……?」

治してほしいけれど先立つものが全くない。と途切れ途切れに説明した。
2人のいい匂いは確かにクルを刺激しはするのだが、女同士の性経験などほとんどない……というか男女問わず薬とか抜きに自分から積極的になったことがないので無駄に秘所を濡らすだけの結果に終わっていた。

ミシェル > 『「…………」』

お金を持ってないと言われれば、二人顔を見合わせて。
はぁ、と思わず一緒にため息をこぼす。

「その…何だ、流石に子供助けて金を取るのはノブレス・オブリージュにもとるよ…」

『お嬢様の口から始めて聞きましたね、ノブレスオブリージュなんて』

まぁそんな心配はいいからいいからと、ミシェルは少女を一旦床に寝かせて。
もう一人の水色髪の女は一旦脱衣所に赴き、戻ってきた手には魔法の杖。
ミシェルはそれを受け取って、クルの身体にかざすと、魔法の光がそこから放たれ。
それに当たったところから、徐々に媚薬の効果が和らいでいくだろうか。

「そういや君、親はどうしたんだい?まさか一人でこんな所に来たとか言うまいね…?」

治癒魔法をかけながら、ミシェルはクルに聞く。

クル・コービン > 床に横たわったクルは癒されるとだんだん表情が柔らかになって。

「おかーさんですか?もう寝てると思いますけど……?」

不思議そうな顔で返事をした。

「あっ!クルが一人で何もできないとか思われてますか?クルもう立派なれでーなのです!」

と言い返せるぐらいには元気になって。
淫紋見られるとまずいので風呂はここを利用することがほとんどだと説明をした。

ミシェル > 「寝てる…そうか…普通は子供のほうが先に寝るものじゃないかな…」

まぁ、親が寝ている間の冒険なんて、子供はよくするかと独り言ち。

「いやぁ、ここに来るの立派なレディーより立派な魔術師というか、
せめて自力でヒールぐらいかけられるようにならないと来ないほうがいいと思うよ…」

ここは何か魔術的なトラップが仕掛けられている旅館であり、気軽に入れる銭湯でもない。
旅館なので当然他の客もおり、見られてまずいものが身体にある人間が入るには不適切な気もする。
そもそも、旅館に支払うお金はあるのだろうか?どうやって入ったのだろう?

「んー、じゃあそのお腹のそれも解呪しちゃうか…あ、いや、結構難しいなこれ…」

杖の先端でクルの淫紋を触ったりつついたりしながら、
メイドとあーだこーだと議論する女魔術師。

クル・コービン > 「おかーさんが草むしりマスターからちょろいウェイトレスにジョブチェンジしたのでお風呂に入るお金ぐらいは貰えるようになったのです!」

ちょろいという言葉の意味が分かっていない小娘、お小遣いが少し増えたことを喜んでいた。

「だめ……ですか?」

解呪できないと言われると露骨に残念そうな顔をして。

ミシェル > 「草むしりマスターって何だろ、庭師か?そっちのほうが給料良さそうだけど…」

全然説明が理解できないあたり、もしかすると顔立ちから予想される年齢より幼いのかもしれない。
そんな子供に何てことをと、淫紋を刻んだ誰かを心の中で罵倒しつつ。

「……何をおっしゃるお嬢さん。僕は王城務めの宮廷魔術師、かの魔術の名門エタンダル家の現当主であるよ。
こんな淫紋ぐらいちょちょいのちょいさ。あ、フラヴィ、彼女の上半身押さえてて」

そう言われた水色髪のメイドがクルの頭のほうに回り、両腕をがしりと押さえ。
ミシェルのほうは少女の両脚に座って押さえつけつつ、杖先を淫紋に当てる。

「あー、何というか、説明しづらいけど…ちょっと我慢しててくれよ?」

そして、淫紋を構成する線の上に杖先を押し当てると、呪文を唱え始め。
すると杖先がぼう、と光り、魔力が淫紋に流れ始める。それを淫紋をなぞるように、ゆっくり動かす。
すると……淫紋が消えていくと同時に、クルの身体に全身の性感帯を弄られるかのような快楽が流れ込んでくるだろうか。

クル・コービン > 「おかーさん冒険者だったんですけど、草むしりの仕事しかできなかったので草むしりマスターってあだ名がついたんです!今は酒場でウェイトレスのお仕事してます!」

と元気に説明したものの、快楽に襲われると悠長に口をきいてもいられなくなり。ぎゅっと目を瞑って快楽を我慢するのであった。

「おわり……ましたか?」

と聞いてしまう程度には辛いらしく。

ミシェル > 「ちょっと待ってよ…待ってくれよ…もう少しだ……」

ミシェルは額に汗をかきながら、杖をゆっくり、ゆっくりと動かす。
杖先が淫紋をなぞっているところから、じゅうじゅうと音がして煙が上がる。
それは解呪された魔力が実体化したもの。煙たいが、見た目よりは無害ではある。
上に立ち昇った煙は、きらきらと光になって消えていく。

「もう少し…もう少し……」

杖先を動かして、最後の一画。
まるで消されることに抵抗するかのように、さらにクルに与える快楽は強くなるだろう。
メイドと女男爵は、手足をより強く押さえつける。
そして、ついに、杖が最後の一画をなぞりきり…。

「……ふぅ、終わった終わった!」

杖をクルの身体から離すとミシェルは点を仰ぎ、額の汗を拭いながら一息つく。
彼女の下腹部には、もう彼女を苦しめていた紋章は見えないだろう。

クル・コービン > 治療が完了すると全身汗だくになったクルがぐったりとしていて。
しばらく失神していたが目を覚まし

「ありがとうございました……」

と弱弱しい声ながらもきちんとお礼を言った。

「本当になんとお礼をしたらいいのか……」

要らないとは言われてもただ助けてもらうと何か気が引ける模様。今までは大体身体と引き換えだったのだ。

ミシェル > 「いいっていいって…」

ミシェルとフラヴィはクルの手足を開放し、浴槽の縁に座っていた。
貴族として当然のことをしたまで…とは言わないが、放っておくのは目覚めが悪かっただけ。
特に何かお礼をしてもらう気もない。

「第一僕はこの国の貴族だし、横の彼女もこう言っちゃ何だがおそらく君の親より良い生活してるし。
君が出せるもので僕らが満足するものは多分無いんじゃないかな…」

格差社会の悲哀というか、何というか。
せめて歳があまり変わらないぐらいであれば身体で払ってもらう手もあったが、
流石に手を出すには年下すぎて。

「まぁ、今度からここじゃなくてお母さんと一緒に銭湯にでも行ってくれればそれでいいかな」

『ですね…』

子供が一人で来るにはここは危険すぎる。
ミシェルは考えた末、そんなことを言った。

クル・コービン > 「はい。ではご厚意を受け取っておきますね?もう淫紋は消えたので学院のお風呂に入ります」

消えましたよね?と不安そうで。鏡でもないと下腹部など見えない体型をしているのだ。それを確認すべくぺこぺこと頭を下げながら更衣室に戻って。確かあそこには鏡があったはずなので。

ミシェル > 「学院生だったんだ…」

ここら辺で学院といえば、王立のあそこだろう。
ミシェル自身は魔術に特化した学校に通っていたのであそことは縁が無いが、
貴族として知識では知っている。そこの卒業生と会う事も多い。
彼女、あんなもの描いてあってこれまでちゃんと学生生活送れていたのだろうかと、
他人事ながら少し心配になるが、まぁこれからはちゃんと学院を満喫できるか。

『で、私達はどうしましょうか?』

「あぁ、そうだね…湯冷めしちゃったからもう少し温まろうか」

二人の女は、ゆっくりと元の湯船に入り直す。
肩までつかれば、魔法を使った疲労もミシェルから抜けていき。

「…これから誰も来なかったら、久々に二人で楽しもうか?」

『……ふふ、かしこまりました』

二人の姿は湯気にまぎれ、更衣室からは見えなくなっただろう…。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からクル・コービンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からミシェルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシシィさんが現れました。
シシィ > けぶる湯気の中を、ひた、と進むのは一人分の人影。
地下にある浴場への分帰路めいたつくりのそこは、岩を刳り貫いた様な壁と、裸足で歩くことを考慮して磨かれたタイル状になった床が、人工物であることを示していた。

洞窟めいた雰囲気を演出し、なおかつ湯気の中を仄かに照らす魔導灯が、その興趣を深める様に。
地下にあるのも含めて地底温泉のようなイメージなのだろう。
今日は大浴場には赴かず、小部屋めいた小規模な浴場へと赴いていた。

湯の香りが、緩く抜けてゆく。薬湯か何かなのだろう、仄かな植物の香りが混ざった場所を選び、体に巻き付けていた麻布を解く。
他に誰もいないことを確認するようにゆる、と視線を流してから、石造りの浴槽へとつま先を沈めた。

いくつも流れる湯の音の反響に混じる、己という気配に少しだけほ、と吐息して。そのままゆるゆると肩まで身を沈める。
控え目な照明の中、緩く湯を掬い上げ、腕を差し上げる。己の腕を伝い、ぱたり、ぽちゃん、と流れ落ちるのを眺めるにほのかに色づいてはいるものの、湯の色は透明に近いのを何とはなしに観察しながら、段差になっている部分に腰を預けて、ソロ、と両足を伸ばした。


「────、は……」


息苦しくなるような熱気だが、けれど決して嫌なものじゃない。
瞼をおろし、しみいる様な熱が、己の体を温めてくれるのを感じ、少しくつろいだ表情を浮かべていた。

シシィ > 雰囲気を楽しんだのち、ゆっくりと体を引き上げ、元のように体に布を巻き付けると、湯気の中をそぞろ歩くように浴場から引き上げていった
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシシィさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 大きな路地から結構離れた、小さな旅館。
立地のせいか一泊の料金はかなり安い。
振る舞われる料理もまあ、中の下といったところ
しかし――温泉そのものは数種類の湯があり、しかも一つ一つが広いのが売りである
そんな穴場の温泉宿だが―――それでも安いままということは客は殆ど居ないのだ。立地は何よりもだいじなのである。

しかして、今日はそんな広い温泉の一つ
無色透明な湯が常時あふれるかけ流し、クリーム色の鍾乳石のような岩盤はすべりにくい癖に滑らかで、岩盤浴もできそうな具合
そんな贅沢な自然そのままの温泉の湯は多少ぬるいが、今日の独り占めしてる客には丁度よい様子

「ふふふーん♪ おーんせん♪ おーんせん♪」

声は綺麗なソプラノボイス。美しい女性のような高音の響きだ。肩を揺らす影は小さい、容姿もどちらかと言えば女の子に見えるような雰囲気の小さな子どもではあるが、ちゃんとおちんちんはついている
足を伸ばし、浅いところで半身浴の格好で鼻歌を歌う少年は、ご機嫌そうにニコニコしていて

シャルティア > ゆっくり温まった後は、ざばんっと勢いよく温泉から出る。かけ湯もせず、元気いっぱいに脱衣場へ駆け出す少年。
いちご牛乳に、小さなお鍋。
そして布団でゆっくり寝て、また明日も王国を走り回っていく

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 「~~~~~っは、ぁ………っ。」

 九頭龍温泉の中。ふたなり用の大浴場の中で、甘く蕩けた声が響き渡っていた。
 温泉の中の湯船には、一人の女性が、浸かっていて、その女性が、大きな声をあげて、両手両足を伸ばしてのんびりしている。
 お風呂の中にいるのは、リス。トゥルネソル商会の、マグメール店の店長を務める少女だ。
 趣味のうち一つに、この、九頭龍温泉に来る、というのがあった。
 大きなお風呂で、毎回は居るたびにお風呂の様子が違うし、意気投合すれば、エッチな事も可能な場所なのだ。
 のんびりするもよし、入ってきた誰かと、エッチな事をするもよし。
 そんな場所に少女は一人やって来て、お風呂に肩まで浸かっていた。
 白く綺麗な肌は、お湯で磨かれて、つやつやしているような気もするし、暖かなお湯は疲れを流してくれるようにも思える。
 ふぅ、と大きく息を吐き出しつつ、湯船の縁に身を預けて、ぽやぁん、と天井を見上げていた。

「今日は、つっかれたぁ………。」

 声に滲む、疲労。
 職場で何かがあったのだ、そして、その面倒ごとの終息に色々手を回して、精神的な疲労が、強かった。
 だからこそ、癒しを求めてのお風呂、という事になったのだろう。