2021/01/02 のログ
ボブ > (手に冷やの純米酒が入ったお銚子2本とお猪口2つが乗っかったお盆を手に露天風呂へとやって来た
上半身の肌に戦傷と見受けられる古傷を持ち合わせている男は適当にひと気が少ない露天風呂の湯船を見つければ
お盆を湯船に浮かべ、ゆっくりと湯船に浸かっていって)

「はあぁぁ~~~、この寒い時期になると温かい湯が本当にありがたいよな。
そしてそこで飲む酒が……、いや、もう少し身体が温まってから飲んだ方が美味く感じられるか…」

(湯船に浸かり、早速純米酒に手を伸ばそうとするが、いやいやと思い直して、
とりあえずは温泉のお湯の温かさを堪能し始める男)

ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」にソラムさんが現れました。
ソラム > 久しぶりに訪れた露天風呂は少しだけ、人で溢れていた。彼女は男が一人しかいない湯船に肩まで浸かるとふぅぅと言う声が彼女自身の口から漏れる。

「........久し振りの湯は、いい」

ウンウンと一人で頷きながら湯船を堪能する。
尤も、一人だったらすぐにでも泳いでいただろう。
先客の男に気を使いつつ肩まで浸かって体を暖める。

ボブ > (飲酒の誘惑を何とか我慢し、入浴を堪能していれば後からやって来た少女の姿を目に映すが、
そこは混浴という事もあり、あえて特に触れることなく湯船に浸かっていて)

「さて……そろそろ寒風に晒されていた身体の方も温まってきたし、お楽しみの時間といくかね」

(いくら幼いとはいえ女の子、注視されていい気分はしないだろうから、それほど視線は向けずに
男自身は水面に浮かべたお盆へと向け、お銚子とお猪口を手に取り、冷酒を注ぎあげると
クイッと飲みあげ、カァァ~~~っといかにも美味そうな声を口から洩らしあげる様をしあげていくか)

ソラム > 物珍しい視線を馴れている彼女は男の飲むお酒に興味を示し、少しだけ男に近づく。

「.......それ、何?」

いかにも疑問と言わんばかりのオーソドックスな質問を少女は男にして尋ねた。

ボブ > (お猪口に入れた冷酒を一息に飲み干し、更にもう一杯…とお銚子に手を伸ばした時に
同じ湯船に浸かる少女が近付いてきて、男の手元を覗き込んで質問を投げ掛けられれば)

「ん? ああ、こいつはお酒ってもんだ。
お嬢ちゃんからしたら後五年位したら口にするかもしれない代物かな?」

(男は少女の見た目からおおよその年頃を判別して、酒が飲めるタイミングを教えていくが、
実際はこの男より年かさがいっているかも知れない相手に対してかなり不躾な事を言い放っていたか……)

ボブ > (年頃の少女に対して子ども扱いしたのが彼女の気に障ったのか、プイっと男の方を向いていた顔を背け、
湯船から出ていってしまうのをただただ見送っていく男)

「ははっ……大人がする事は何でもかんでも気になるのがあのくらいの年頃だよな。
俺も昔はああだったよな。 ………子供の頃を思い返して笑うって事は俺も歳を食ったって事か?
いやいや、俺はまだまだ若いよっ! 若いんだからなっ!」

(一人になった湯船で独り言を洩らしていき、その独り言に対して自分でツッコミを入れていく男。
その若い…老けた……という自問自答を肴に酒が進み、冷酒が空になった頃合いで男は露天風呂を後にしていった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」からボブさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 大浴場」にログさんが現れました。
ログ > 早朝の大浴場。
宿泊客の中には朝風呂をキメる者も多いが、その波も落ち着いてくるような頃合い。
図ったように人のいない時間を見計らって、ひとりの少女がカラリと更衣室の戸を開き、入ってくる。

「…………………………………」

恐る恐る周囲を見渡しながら、再三にわたり入浴客がいないことを確認しつつ、かけ湯の方へと歩んでいく。

貧乏冒険者には年末も年始もない。昨晩遅くに、軽い冒険稼業から帰ってきたばかりのログ。
しかし定宿はすでに浴場を片付けた後で、その日のうちの入浴は叶わなかった。
やむを得ず、こうして早朝を選んで公衆浴場に足を運び、さっさと身を清めようという算段である。
不幸にもこの日の朝の大浴場は混浴モード。しかし不潔なままの体でいるのも耐え難い。
他の客が現れる前に済ませてしまおうと、内心焦っている。

――なぜ、この冒険者少女はこうも人目をはばかって入浴しようとするのか?
それは、彼女の傍らに音もなく浮かんでいる『黒くて半透明の板』のせいである。これは彼女にかかった『呪い』なのだ。

《*ログが最後に入浴してから29時間53分が経過》
《*ログの現在の腋のにおい:163オド、お尻の谷間のにおい:121オド》
「……………ッ! や………ぁ……」

黒いステンドグラスのようで、しかしながら厚さがまったくない不可思議な板。
その表面に明瞭な白い文字が次々と浮かび上がる。
内容を見てログは顔を真赤に染め、恥ずかしげに、そして悔しげに俯く。
これはログという少女に関する『今の状態』の赤裸々な文章化なのだ。
この情報は現時点で誰に見られてもおらず、匂いも嗅がれてないはずだが、それでもとてつもなく恥ずかしい。

《*ログの現在の大陰唇内部のにおい:340オド》
「……………ぅああああああ!!!」

ログの意思とはまったく関係なく、余計な情報がランダムにウィンドウへと浮かび上がっていく。
とうとう耐えきれなくなり、体に巻いたバスタオルの裾を跳ね上げながら、少女は浴場を走る。
かけ湯の桶を掴んで、タオルの上からざぱっと乱暴に中身を浴びせかける……が。
慌てていたので気づくのが遅れた。それはかけ湯ではなく、かけ水だったのだ。

「ひゃああああぁぁッ!!!」
《*ログは冷たさで5.9ml排尿した》
「ぅあああぁアアアアア!!!」

ご案内:「九頭龍の水浴び場 大浴場」にトーラスさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 大浴場」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 大浴場」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 年末年始と言う理由ではなかろうが、昨晩も稼ぎの殆どを酒代に費やした翌早朝。
酔い覚ましを兼ねて、人気の少ない街中を練り歩き、馴染みの公衆浴場に足を運ぶ。

顔馴染みでもある番頭に、入浴料を支払いながら本日が混浴だと耳にすれば、
鼻の下を伸ばして、景気よく鼻歌なんぞを歌いながら脱衣場で衣服を脱ぎ捨て、
一糸纏わぬ全裸に、堂々と前も隠さず、肩に手拭いのみを掛けて浴場へと足を踏み入れる。
その途端、浴場内に響き渡る悲鳴に何事かと視線を巡らせた。

「なんだなんだ、……と、今の悲鳴はお嬢ちゃんか?
 どうした、大丈夫か?」

掛け湯の傍に悲鳴を上げる少女の姿を見付ければ、
一先ずは下心よりも純粋に心配しつつ、傍らに駆け寄る全裸の中年。
不審者でも現れたのか、と不審者に間違えられかねない男は、
周囲を警戒するように見廻した後、宙に浮かぶ半透明の黒い板を見付ければ小首を傾げ、

「なんだこりゃ?」

文字が記されたそれに双眸を細めると、人差し指でつんつんとつついてみたり。

ログ > 「はひっ…………はひっ………!」

喘ぐような悲鳴を漏らしつつ、改めて温かい方の桶を手に取り、己の裸体にまぶす。
凍えるほどに冷やされた皮膚がふたたび熱をうけ、狼狽した神経系も落ち着きを取り戻してくるが。
…かけ湯1つに手間取っていたせいで、別の客、しかも中年男性がすぐ傍まで近づいてくることに気づけなかった。

「………ひゃぁ!!!」

キン、と大浴場全体にひびくような甲高い悲鳴を上げ、身を強張らせる少女。
反射的に距離を取ろうとするが脚をもつれさせ、彼の目の前でたたらを踏んでしまう。

トーラスの目の前には半透明の板が浮遊し、黒い表面に白い文字を浮かべている。
しかし触ろうとしても触れず、なんの感触もなく指がすり抜ける。これは一種の幻像なのだ。
だがもし少女を眺めるのに邪魔だなとか思ったならば、その意思に反応して場所がずれたり透明度が上がったりする。
……とはいえ、初見の人にとっては十分すぎるほどに怪しい物体であろう。

「…………あ、は、あぅ、あうああえ……あぅ……」

少女は恐怖と狼狽に目を伏せ、傍の気配に視線すら向けず、言葉にならない声を上げる。
呪いにより、ログは言語を声に紡ぐことができない。
この呪いを受けてまだ日が浅いため、どうしても普通に言葉を出そうとしてしまい、こうして無様な音列を発してしまう。
少女はぶんぶんと首を振ると、恐る恐る男の方を見ようとして……全裸であることに気づき、また目を反らす。

《「……ごめんなさい。私、ある理由で喋れないのです。この板でお話させてもらうこと、どうか許してください。
  私は大丈夫です。間違って水をかぶっちゃっただけですので……心配させてすみません。
  あと……せめて体にタオルを巻きませんか?」》

少女と男の間にある黒い板に、つらつらと文字が浮かんでくる。
筆談めいて、少女が男に向けて言葉を発しているのだ。
その間、ログはかけ湯の前で進退窮まったように立ちすくんでしまい、怯えた小動物のように背を丸めてしまっている。

トーラス > 耳にキンとくるような少女の甲高い悲鳴に思わず眉根を詰め寄らせる。
その高い声の響きは中年のおっさんには些か居心地の悪さを感じさせるもので、
眉尻を下げて、眉根をへの字に歪めながら、少女が無事であるならば不審な物体の様子を窺う。
指先で触れようとしても、何の手応えもなく通り抜ける不可思議な物体。

「こいつは、幻覚か、投影か?
 古代の遺跡で似たようなものを見掛けた事があるが、何で、そんなものが此処に……」

怪し過ぎる物体の正体を看破するには至らないが、一般人以上に不可思議な状況になれた冒険者。
それでも、その物体が危険かどうか分からず、警戒心を解かない侭、視線を少女に向ければ、
己の意志を汲み取ったのか、黒色の板の透明度が上がり、怯えた様子の彼女の姿が露わになる。
その板の反応に益々困惑の色合いを強めれば、彼女と板を交互に見比べながら、徒手空拳で構えてみたり。

「ん、文字が、……はぁ? この板に浮かび上がっている文字は、あんたが書いているって事か?
 おぉ、すまんすまん。レディの前で失礼したな」

突如、板に浮かび上がる文字。その文字を読み上げると少女の顔を凝視する。
この不可思議な板が、彼女の所有物であるらしい事を悟るも、未だに怪訝そうな視線を隠し切れず、
ついでに肩に掛けた手拭いで前を隠そうとするも、股間の逸物も隠し切れずに布の端からはみ出していた。

ログ > 《「いろいろ……込み入った事情がありまして……。でも、おじさまに迷惑をかけることはないはずです。
  どうか、その、これのことはあまり気になさらないで……できれば、私のことも……」》

せっかく少女の身を案じて声をかけてくれたのだ、痴漢に対するような邪険な扱いはできない。
しかし未だ性に関して免疫の薄い少女であるログ、成熟した異性をまっすぐ見据えることなぞできない。
タオルを巻いて、と促す文字に中年男性は局部を隠す所作を見せたが、手ぬぐい程度ではデカブツは隠れきらず。
再びそちらをチラリと見やっては、また大げさな動きで顔を反らして……。

《*男性器の一部を見たことにより、ログの性器の湿潤度がやや上昇》
「…………ッ!」

なおもトーラスの眼下に浮かび続ける黒い板に、カッコ書きでない文字が瞬時に浮かんだ。
トーラスが隠そうとして隠しきれなかった逸物の一部を少女はその目にしっかりと捉えてしまったようだ。
そこから来る不随意の生理的反応……その一部が、幻像の板に文字となって容赦なく書き連ねられる。
そっぽを向くログもその表示内容を認識しているようで、ひときわ詰まった悲鳴を上げると。

《「……ごめんなさい、おじさま! 優しくしていただいたのは嬉しいですが……。
  どうか、どうか一人にしてください…!」》

吐き捨てるような速度でカッコ書きの文字を出力すると、一呼吸待った後、ログは洗い場の方に駆け出した。
風呂椅子の上に座り込むと、タオルを巻いたままきゅっと背を丸め、硬直してしまう。
声を掛けてきた中年男性が紳士であることを祈り、別の洗い場かどこかの浴槽に行ってしまうことを願いながら。
……もちろん、そうして縮こまる少女の背中はあきらかに無防備だ。

トーラス > 「まぁ、気にならないと言っちゃ嘘になるが、事情を詮索するのはマナー違反だな。
 だが、これだけは言わせてくれ。
 ……おじさまじゃない、トーラスだ。せめて、お兄さんだ」

他人の素性や隠し事を暴き立てるのは良い趣味であるとは言えず、
彼女が気にするな、と言うならば、努めてそのように振る舞おうとする。
だが、初心な反応を見せる彼女とは裏腹に黒板に浮かび上がる文字を読み取れば双眸を瞬かせる。
瞬間、先程の甲高い悲鳴が響き渡り、洗い場の方に駆け始める少女の後ろ姿を視線で追い掛ける。

「だから、お兄さんだ、って」

逃げる少女の黒板に浮かび上がる彼女の悲痛な科白を見て取りながら、手桶を拾い上げると、
湯殿から湯を掬い、口端を緩めながら、少女の背後へと歩き、近付いていく。
年端もいかぬ少女から中年男性と扱われる事に多少なりともダメージを負う男は、紳士であった。
但し、変態、が頭につきかねない類の。
無防備に背中を晒す少女の背後へと距離を詰めると、その肩から背中へと桶に汲んだ湯を掛け流す。
水を浴びたと告げた少女の身体を温めるかのような気遣いを見せつつ、
傍らの椅子を引き寄せて、背後に腰掛けると、徐ろにその腰に両手を伸ばして。

「この板で会話をするんだったよな? さっきのも、そうなのか?
 確か、俺の性器を見た事で、ログの性器の湿潤度が上昇、とか……」

腰に這わした手は、其の侭、少女の身体を抱き竦めるように、左手が後ろから腹に廻され、
右手は腰から太腿へと滑ると、彼女の股座にまで伸ばされて股間に指先を届けようとする。

ログ > 「…………………ぅ、うぅ……」

すっかり怯えきった様子で、洗い場の鏡に向かいながら顔を俯かせるログ。
すれ違いざまにトーラスと名乗った男は、ログを放っておく様子はなく、こちらへと気配をにじり寄せてくる。
………だが。恐怖と狼狽のなかで、ログは彼の名乗った名前にも思い当たるところがあって。

たとえ背を向けていても、トーラスに対して作られた黒い板はトーラスに向けて浮かび続ける。
震える背筋のすぐ傍、ウィンドウにゆっくりと文字が綴られていくが。

《「……もしかして、トーラスさんってあの……『ドラゴンスレイヤー』のひゃああああっ!!!?」》
「ひゃあああああっ!!!?」

いきなり湯を掛けられたことで、その文字列は悲鳴で中断される。
すぐ後ろまでトーラスが近寄って来ていたことには気づいていたが、湯を掛けられるとは思わず。
それでもまだまだ男性に対する怯えがあるせいか、俯いて丸まったまま震え続けるログだったが。
続けざまにそっと抱きすくめられてしまえば、いよいよその狼狽も極まってきて。

《「……う、うああ……お願い、です、私たち初対面なのですから、そんな大胆な……こと……」》
《*ログの子宮内温度が0.6度上昇した》
《「はう……っ。トーラスおじ……お兄さま……後生です、後生ですから……」》
《*ログの陰核が78%勃起した。ログの乳首が30%勃起した》
《「……トーラスさん……噂には聞いていましたのに……こんな……ことする人だったなんて……」》
《*ログの膣壁から10.1mlの愛液が分泌された。子宮内壁から4.1mlの本気汁が分泌された》

少女を抱きすくめる体勢になれば、黒いウィンドウはログの顔の下に据えられる。
2人で同一の誌面を見るような姿勢。
そこには、少女の怯えるような発話と、無慈悲な情景描写が交互に並べられている。
……そしてその字面どおり、容赦なく秘部に触れてきたトーラスの指には湿った熱い感触が纏わりつく。

トーラス > 少女の背後に近付いていく中、浮かび上がる黒板に文字が綴られる。
彼女と視線を合わせていないような状況でも変わらず、
自分に向けて文字が読めるように映し出されるその不思議さに、
彼の表情に浮かぶ色は、いつしか、警戒心よりも冒険者らしい好奇心に変化して。

「……ん? そんな二つ名を知っているとは、お嬢ちゃんも冒険者か?
 まぁ、あんた達だったら、法螺吹きとか、時代遅れのロートルとか、
 そんな渾名の方が通りが良いんじゃないかな?」

過去の冒険にて到達した偉業に対して贈られる大仰な自分の異名にこそばゆさを感じて、
眉根を詰め寄らせると茶化したように若いギルド職員や冒険者に叩かれる陰口を口にする。
手桶の湯を背中に掛けて、その身体を弄るように両手を這わせると彼女の台詞と、
身体の状態が交互に映し出される黒板の文字面を追い掛けつつ、秘部へと指を触れさせて、その状況を確かめ。

「へぇ、成る程ね。察するに、このログって言うのはお嬢ちゃんの名前なのかな?
 そして、思っている事と一緒に身体の状況もご丁寧に綴られる、と。
 お、正解かな? ……初対面の相手を前に、もう、濡れてるね。厭らしいログちゃん?」

口角を吊り上げて少女と黒板の関係性を目の前の状況から想像しつつ口にする。
右手の指は熱い蜜を絡め取り、陰唇を擦りながら登り詰めると淫芽を探り当て、
その勃起具合を確かめるように指の腹を押し付けて転がすようになすり付けていき。
左手で身体を覆い隠すバスタオルを剥ぎ取ってしまうと臍から身体の中心線を伝うように
指先を滑らせていき、慎ましい乳房を手の中に収めると親指と人差し指で先端を摘み上げる。

ログ > 《「は、はいっ、一応私も冒険者です。まだ始めて1年も経ってませんが…」》
《*ログの子宮口が6.6mm下降した。膣圧が12%弛緩した》
《「……う、ううっ……話してるんだから、余計な情報流さないで……ッ……。
  …そうです、私、ログっていいます……ていうか……お願いですから、その手、やめ……」》

容赦なく少女の体に絡みついてくる、古傷だらけの太い腕。
背後の男性はログが発した通り名を自嘲するような返答をするが、その巨体と古傷がすべてを物語っている。
彼こそは多くの駆け出し冒険者にとって……かどうかは分からないが、少なくともログにとって憧れの存在のひとり。
早逝する者も多い冒険者稼業のなかで20年近い経歴を重ね、語られるような偉業も成し遂げた人物。
……まあ、だからといって触られることへの拒否感が消え失せるわけでもないが。

《「……そうです。トーラスさんの言う通り、その板……私の言葉も、それ以外も、どんどん見えるようにしてくるんです。
  ですから……その、できるだけ見ないように……ふぁ…」》
「ふぁ……♡ あ、う、うああああっ♡」

為すすべなくタオルを取り払われ、敏感な突起が男の太い指で摘みあげられる。
不規則なテンポでウィンドウに書き出されていた文字は途中で途切れ、少女の細い喉からたどたどしい嬌声が上がる。
びく、びく、と背筋の芯から震えが発せられ、胸と股間の柔肉の中で残響する。

《*ログの陰核勃起度が102%に上昇した。乳首勃起度が132%に上昇した》
《「……やめ、て、ください、トーラスさん……。こんなことする人だなんて、私、知りませんでした……。
  どうして、こんなこと……するんです、か……っ」》
《*ログの愛液分泌量が秒間1.2mlに上昇した》

未だ性接触に慣れないログ。戸惑いの言葉をたどたどしくウィンドウに書き連ねていく。
その間隙を縫うように、少女の身体がどんどんと熟していく様子が無慈悲に差し込まれる。

トーラス > 「同業者だったのか、だったら、今後は宜しくな。しかし、この状況は何とも大変だな。
 会話が会話にならない、と言うか、読むのが間に合わないと言うか。」

制止の言葉にまるで耳を貸さず、傷跡の残る逞しい腕で女の身体を掻き抱き、
剣ダコの所為で節くれ立つ武骨な指で少女の性器をなぞり上げる。
粗雑そうな見た目に反して、女に触れる手の動き自体は繊細で、
彼の歴戦の経歴が、戦のみではなく、幾人もの女を相手にしてきた事を示すような動きを見せて。

「見るな、と言うのが無理だろう。次々と浮かび上がってくるし、
 読まない事には会話にならないだろう? ああ、でも、喘ぎ声は出るのか。
 ……ちなみに、本当は全部、ログが綴っている、なんて事はないよな?」

先程、悲鳴をあげていたように喘ぎ声もセーフの判定らしい、等と頭の片隅で感心して、
己の指による愛撫で彼女が感じ入っている事を声や肌の反応以外にも文字で知らされるという未経験の体験を愉しむ。
秘裂をなぞり上げ、胸を揉みながら、耳元へと貌を近付けると耳の裏側をひと舐め、舌を這わして。

「ははっ、どうしてと問われれば、……俺が助平だからだな。
 ログみたいな可愛い女の子が裸で目の前にいるのに、何もしないで我慢なんて出来ない。
 ログは如何だ? 俺みたいな冴えないおっさんに抱かれるのは気持ち悪くて堪らないか?」

耳元で囁きの声を漏らしながら、右手が膣口を軽く小突き、指先を膣内へと潜り込ませる。
膣の浅い部分を掻き混ぜるように膣壁を擦り、同時に乳房も捏ね回すと刺激を強め、
浮かび上がる黒板にどのような文字が刻み込まれるのかを覗き込む。

ログ > 《「そ、そうですっ、会話にならないんですっ! ですからお願い、その手を止め」》
《*子宮口が0.37mm開口した。子宮内壁分泌液の分泌量が秒間0.25mlに増加した》
「ふ、あぁぁ♡ あ、あう、あああっ、う♡」

ログが呪いのウィンドウに必死に慈悲を乞う文字を出しても、すぐに赤裸々な情報で上書きされ流されていく。
性的に熱と湿度を帯びていく体、ぐちゃぐちゃになる思考。どんどんとログのコントロールから外れていく。
色好む英雄の手管に、うぶな少女が太刀打ちできるはずはないのだ。

男の腕の中で、すっかり雌として出来上がっていくログの肢体。
その耳にねろりと舌が這わされると。

「―――――――ッ♡ ふ、ふうぅうう―――っ……う…♡」
《*ログは右耳で絶頂した。初の耳絶頂により絶頂強度は数値化不能》
《*ログは42.1mlの潮を吹いた。愛液分泌量が130%増加。子宮内部分泌液が160%増加》

ログはひときわ激しい嬌声を上げそうになり、必死に喉で抑え込み……結果としてどこか獣じみた呻き声を奏でてしまう。
同時に、ウィンドウにはログが経験した未知のオーガズム体験に関する連鎖的な事象がつらつらと流れている。
書き記された内容を裏付けるように、陰部を弄るトーラスの右手指にはおびただしい量の熱い汁が噴射される。
尿道から溢れ出る尿でない液体、女性のガチイキの証拠たる『潮』である。

《「………お     ……ねがい ……もう」》
《*ログの膣圧が平常時の39%まで弛緩。膣壁の湿潤度が昨晩の自慰時の267%まで上昇》

もはや抵抗の言葉すら途切れがち。他方でログの肉体の反応を示すセンテンスは次々と現れては流れていく。
男の腕の中で荒い息を続ける喉からは、色っぽい雌の喘ぎがとめどなく溢れる。

《「……き、気持ち悪くは……ない、です。……でも、これ以上むりやりされたら……。
  ………嫌いになりそう、です。トーラスさんのこと……あこがれてた、のに……。
  …ですから ……どうか、これ以上の……ことは………」》

淡々と発情を実況する描写の合間を縫って、絞り出すようにログの言葉が出力される。
少なくとも、ここで貞操を失うことには致命的なまでの危機感を覚えているようだ。
……もっとも、散文的にあらわれては消えるログの悲鳴をトーラスが追えるかどうかは別問題だが。

トーラス > 黒色の板に綴られる彼女自身の言葉と肉体の状況報告、そして、実際に口から零れ落ちる喘ぎ。
一度に表示される文字数にも制限があるのか、浮かんだ端から上書きされる情報の奔流は、
読んでも読んでも追い付かず、次第に流し読みに彼女の悲痛な叫びは掻き消される羽目になる。

「んっ、はっ、……成る程な。ログは耳が感じるのか。
 絶頂とかイッた情報も赤裸々に表示されるのは中々面白いな」

嬌声が零れ落ちるのを懸命に堪えたとしても、黒板は正直に全てを語り上げる。
尤も、右手首に吹き掛けられる雫を感じれば、彼女がイッたのは一目瞭然。
耳の凹凸に沿わせるように舌を這わして舐め、口を開けば軟骨を食み、軽く甘噛みする。

己の腕の中で翻弄されて、男と黒板と双方から責められる少女の姿に嗜虐心が湧き、
次第に下半身が充血して、少女の臀部から腰へと熱く屹立した逸物の感触が押し付けられる。

「折角、知り合えたのにログに嫌われるのは俺も悲しいなぁ。だからさ、……」

少女の腰を掴み、その身体を持ち上げると彼女を前後に半回転させて、
己の腰の上に跨らせるように向かい合わせの恰好を取り、サファイア色の瞳の奥を見透かすように、
正面から覗き込むと貌を近付けて、唇を奪い取るかのように重ね合わせる。

股座から下腹部に掛けて、反り返る程に屹立した逸物を粘膜と薄い皮膚に押し付け、
その奥にある雌の部分にも、勇ましい雄の存在感を認識させながら、
重ねた唇から舌先を覗かせると彼女の口内へと差し込み、相手の舌の根を絡め取る。