2020/10/23 のログ
■イスラ > 「 ――へ、ぇ。」
一瞬呆気に取られ…だが。直ぐに納得した。
跪く少年の慣れた動き。向けられる顔と瞳。異性めいた身体を前にして尚、変わる事のないその態度。
…確かに、最終的には「そういう事」を。無聊を慰め一夜を過ごす為の手段として欲していたが。
此方から命じる、もしくはおためごかして事を運ぶよりも先。向こうから言いだしてくる。
汗の臭いに気を取られ、主に労役をこなしている奴隷なのかと思っていたが。
そちらの方面でも仕込まれているというのなら。それはもう遠慮なく、愉しませて貰おうではないか。
…技術、技量、は。未だ幼げな相手なのだ、いっそ二の次でも構わない。
この、自ら尽くす事を率先してみせる職業意識の高さが。気に入った。
「 …汗を流してから、其方の話も、済し崩しに――と思っていたのだけどね。
キミがそう言ってくれるなら話も早い。…っと、あまり畏まらないでくれたまえ。
キミにも綺麗になって欲しいし、…愉しんで貰わなければ。一晩買った立場として不足だろう?
だから、ほら。これを使って――」
傅く少年へ差し出すのは。先ずは、先言通り互いの身体を清める為に。瓶に詰められたボディソープだ。
少量掌にとって泡立ててみせれば。控え目な、だが甘い花の香りが広がっていく代物。
それを使い、洗ってくれ、と。
■ジーゴ > 「かしこま…わかりました」
畏まらないように言いつけられているのを思い出して、言葉づかいを少しだけ緩やかにして。
瓶に詰められた石けんを受けとった。
壁際に幾つか詰まれている、おそらくこれも上質な木でできているだろう風呂用の椅子を風呂場の中央に移動させると、相手が座りやすいように準備をして。
「少しだけ、まっててください」
何よりも今は自分が汗くさいのが気にかかる。
同じく積まれていた木製の手桶で湯船のお湯をくんでさっと自分の体を洗い流した。
恐らく、汗くささは檜の香りに上書きされて、相手に不快感を与えることはないだろう。
そうしてから、ボディソープの瓶に手をのばして、掌で泡立てる。甘い花の香りがふわふわと香る泡をいっぱい泡立てると、そのまま相手の背中に手をのばす。
まずは、背中をふわふわの泡で包んで、洗おうとして。
力加減が少し不安だけれど、できるだけ優しく泡の付いた両手が背中を撫でて。
■イスラ > 良し良し、と言わんばかり。我に凝り固まる事なく、きちんと言葉を改めようとするその態度と。
特に此方から言わずとも、腰を下ろす椅子まで準備し終える素振りとに。つくづく感心して頷いた。
これだけ察しも手際も良いのなら。奴隷としては充分すぎる程、「当たり」という奴ではなかろうか。
そのまま直ぐに、掛け湯を終えた少年が。石鹸を泡立てていく。
確かに。一度でも湯を浴びたのなら、汗の臭いは弱くなり。檜の、石鹸の、強い香りで掻き消されてしまう程度へと。
用意された椅子へと腰を下ろせば。肌理細かく泡立てられた泡が、最初は背中へと擦り付けられていく。
軽く背筋を伸ばし、上半身を真っ直ぐに…反らしも俯きもせず、後ろも前も洗い易いような姿勢を保ちつつ。
塗り拡げられていく泡の感触、少年の手付きに身を任せ。
「 手は止めずに。…折角だから、話もしようじゃないか。身体だけより、もっと色々と交わし合う方が良いんだから。
ボクはイスラ。今日ここに泊まっている客だ…学生といえば良いのかな、一応。
さて、キミは?名前だけでも教えてくれるかな――何と呼べば良いのかと、ね。」
■ジーゴ > 細かな泡はきめの細かい肌をなぞるように清めていく。
背中を一通り洗い流してしまうと、そのまま肩、首、腕。
脇腹も撫でるように手を這わせて、前側にも手をのばす。
前側を洗おうとすると自ずと体の距離は近くなって。
腹、胸、太ももからふくらはぎ、足の先まで泡で包んでしまう。
「イスラ様。オレ、ジーゴといいます。学生というのは…えっと、おべんきょうをする仕事のことでしょうか?」
勉強のことも学校のこともいまいち分かっていないから、少し違う解釈になったけれど。彼なりになんとか理解をしようとしての返答。
体のめぼしい部分に泡をつけ終わってしまうと、少し迷って手を相手の体から離してしまうけれど、少し考えてから足の付け根部分に手をのばした。そのままそろそろと、触る範囲を広げていって、徐々にわかりやすく快感を得られるであろう陰核なのかどうかよくわからない部分に触れようと。
あくまでも軽く、嫌がられたら勿論即止めるけれど、相手の望みを確かめるように軽く触れた。
■イスラ > 如何なる形であれ。身体を洗い清めるのは気持ち良いものだ。
滑らかな泡の感触も。誰かの手で肌へと触れられているのも。皆等しく心地良い。
一度泡にまみれた背筋を流されたのなら。続いて他の部位へも、その心地良さは広がっていく。
四肢へ、胸へ、末端部位を全て包まれ。全身、白く泡立った方が大部分となる頃には。
…丁度胸の膨らみという、解りやすい部分を辿られたせいもあるだろう。仄かに、吐息に熱を籠もらせて。
「 …ジーゴ。有難う。それでは、お互いの名を知った上で改めて。
――ジーゴ、ボクは今宵一晩、キミを買う。一人というのは気楽だが、同時に物足りなくも有るからね…特にベッドの上なんて。独り寝は寂しいだろう?」
人と人、なのだ。名前くらいはお互いに呼び合いたい。
学生という立場に関する、少しずれた問い掛けには。くくっと少し笑いつつも…大体合っている、そう告げてから。
さて、此処からが本題だ。権利だの金額だの、少年の上に居るであろう商人なりへの連絡だの。
煩雑でしかない事に関しては、きっと事後に纏めて取り決めるのだろう。結論だけ、確定事項かのように言い切って。
…丁度その辺りで。少年の手が腿の付け根、其処から下肢の中央へ。
ひっそりと息づく女陰と、その上に在る花芯の所へと近付いて来るのなら。
一端泡塗れの手を伸ばして、触れ始めた彼の手を止める…但しそれは、触れられる事を嫌って、ではなく。
「 こっち。前においで?どうせなら向き合っての方が良い。
……さて…ねぇ、ジーゴ。…こういう人間は…初めてかい?…平気かい?}
柔く脚を拡げて招き、彼が再び先程のように、正面へと傅いてくれるなら…首を傾げ問い掛ける。
半端な長さを持っていた陰芯が。下半身を包んだ泡の中から、そっと切っ先を持ち上げていく。
確かに女の姿見であり、女の陰芯を見せ付けつつも――同時にその花芯は。
きっと少年のそれと、大差のないであろう確かな。男としてのそれとして。伸び上がって。
■ジーゴ > 「はい、ご主人様。今晩はジーゴでおたのしみください。
せいいっぱいご奉仕いたします。」
今晩は買われるのだ、と言い聞かせられると相手を名前ではなくて、ご主人様、と敢えて呼んだ。
奴隷とはいえ、今のご主人様は少年がその体で稼いでいても特に咎めはしないから、翌朝に少年本人に多少の金銭を払えば全く問題はない。
ゆっくりと下半身に伸ばそうとしていた手を止められると、ピクリと獣の耳が反応して、なにかいけないことをしてしまっただろうかとご主人様の顔を見上げる。
次にかけられた言葉に安心したように笑うと、前側に移動して、足下にひざまずいて。
「初めて、ですが別に…すこしおどろいただけです。でも、両方あるとたくさん稼げそうです」
ご主人様が体で稼ぐ事なんてないはずだとは考えが及ばずに、あくまでも奴隷の尺度での返事になる。
泡の中心にのぞく男の部分に手をのばすと、優しく上下に手を動かして刺激をしてみる。
同時に頭を上半身に近づけると、獣のザラついた舌が胸の突起をとらえて。ザラリ、ザラリと舌先をなめとるように動かして、同時に刺激を与えようとして。
少し濡れてもまだ水の染みこまない獣のふわりとした髪も胸の周りをこしょこしょとくすぐるだろう。
ご奉仕しているというのに、少年の性器も徐々に頭をもたげる。
■イスラ > 「 重畳、あぁ重畳だ。…勿論だよ、今夜はたっぷり――愉しませてくれたまえ?」
きっと。これだと感じて声を掛けたのは、間違いではなかった筈だ。
控え目に見えつつも、仕事に関しては、決して手を抜く事はないのだろう。
加えて少年自身が考えているらしい程、頭が良くない訳ではない。契約が果たされ、即座に呼び方を変える所などが。その証。
どの位の金銭を払う事になるだろう…恐らくは。少年の告げる言い値と、そこに多少の色を付けた辺りとなりそうだ。
一端奉仕の手を止めさせ、少年の位置取りを変えさせた。
次第大きく伸び上がっていく陰茎に、それでも、退く訳でもない少年の態度。
…それはそれで。何となく、彼が今までどんな目に遭ってきたのか、を。考えてしまわないでもないのだが。
「 そうかい?なら良かった、安心して…身を任せられるよ。
っふ、ふふ、その発想も。嫌いでは無いけどね?良い事ばかりではないよ。言ってみれば、弱い所が人の倍なのだから。」
らしい、とも言えるのかもしれない、率直な感想に笑いつつも。
泡に包まれたまま勃ち上がった茎を扱かれだせば。明確な快感が走り、息を詰まらせる。
突起に触れる舌や唇からは。胸の奥、大きく乱れていく心音も。伝わるだろうか。
ともすれば、同性という事になるものの。少年の手付きに揺らぎはなく。戦いたような素振りもない。
ならばきっと彼は。陰茎への奉仕にも手慣れているという事だ。…それも。両性は初めて見たというのなら、それは即ち――)
「 っ、ん …ぁ――ぁ、良いよ、続けてくれ――…続けるんだよ?
手を、止めない、ように――――」
息の揺れ始めた声が、殊更ゆっくり、念を押すように。奉仕の続行を求めつつ…
尽くして、責められる事も知っているのだろう――それ故にだろうか、徐々に擡げられていく、少年自身の陰茎へ。
泡塗れの足先を持ち上げて。腿の付け根を這い上がらせ、直に少年の陰茎に。爪先で、足裏で触れていく。
挟み込み、泡を塗し、同じ様にゆっくりと上下に擦り上げ…お互いに、男性器を刺激し合う事となるだろうか。
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