2020/04/17 のログ
フォン > (しばし従業員と雑談を交わしていたが、この男の後にやってくる一人客という者は現れず、
あんまりこの受付で話だけをしていると自分が風呂に浸かる時間が少なくなると思って)

「どうやら道連れに出来るような一人客も現れないようだし、今日のところは貴方のご厚意は遠慮させてもらうよ。
また違う機会にでもその厚意を憶えていてくれたら、その時は甘えさせてもらうからさ」

(従業員に厚意を受けるのはまた違う機会にでも…と話を纏めていけば、ごくごく一般的な料金を支払い、
男はごく普通の風呂へと入りに、受付から水浴び場の奥へと姿を消していった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフォンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 月が天頂へと向かう頃合い。
月光に照らされた岩風呂の中を一人貸し切り、
ゆっくりと体を伸ばす男の姿が有る。
一度体を伸ばした後、ゆっくりと力を抜いて目を細め。

「はぁ…こうやって一日の締めくくりに湯に浸かると、何というか生き返るって感じがするな。
 最近はあんまり風呂に入るってコト自体が出来ない旅ぐらしだったし、
 暫くのんびりと街で過ごすのもいいかもしれないな」

街道をゆく商人たちの護衛やら、
大海をゆく船の護衛やらと、正直な所あまり落ち着ける仕事をしてない昨今である。
ここまでのんびりとした時間を取れるのは久方ぶりだとひとりごちながら肩を叩く。
それなりに長く生きてるせいか、どうにも所作が所帯じみてる

カイン > そろそろ大きめの仕事をするのもいいかも知れないが、どうするかね。
 タナール砦くらいならいいんだが、流石に主戦場の方に行くのは気が引ける。
 知り合いなんかと鉢合わせたら目も当てられない」

面倒なことになるのが目に見えてるとぼやきつつに、
大きく体を伸ばすと自然に熱っぽい息が漏れる。
段々と軋むような感覚を覚えるようになった体の節々に、
思わず首を慣らし。

「ここらで一度ちゃんと休むか、
 街で暫く過ごすかね。…ま、連れ添いも居ないんじゃ酒飲むくらいしかやることないが」

あまり言ったことのない場所の酒場めぐりでもしようかという算段。
既に発想が完全に飲兵衛のそれである。