2019/11/03 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「♪フンフフン フンフフン フッフッフーン……」
夜の露天風呂に、調子の外れまくった呑気そうな鼻歌が響く。
その発生源である金髪の男は、熱い湯に身を浸しながら湯船の縁に背を凭れ、のんびりだらりと寛いでいた。
一旦鼻歌を止め、頭に乗せていたタオルを手にすれば軽く顔を拭ってふぃー……と一つ息をつき。
「んんーむ……今日も見事な湯だと感心するがどこもおかしくはないな。本格的に気温も
秋っぽくなってきたので風呂の頻度が増えて仕方がない」
なんてどこか楽しげに独りごちながら、ちらりと出入り口の方に視線をやってみる。
自分と同様に、熱い風呂が恋しくなった誰かがやってこないだろうか──なんてささやかな期待を込めて。
■エレイ > やがて、男の姿も浴場から消え──
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天」にカイロンさんが現れました。
■カイロン > 夜。インクで通り一遍塗りつぶしたような空に湯けむりが舞い上がる。
男女混合の使用らしく、老若男女がぽつぽつと支度する脱衣所で服を脱ぎ腰へ布一枚巻いて浴場へ。
湯桶を手に体にかけ湯して、行儀よい仕草で湯に浸かる。
湯の中で伸びをしてふうと、吐息をつく。
そうして改めて周囲を見渡す。
混浴風呂と知ってか知らずか、どんな入浴客がいるのだろう。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天」にハーティリアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天」からハーティリアさんが去りました。
■カイロン > 心地よい風に、囁くような口笛吹いて見送る。
少しのぼせたような感覚がして浴槽の縁周りの一段高い場所へ掛け直す。
腰から下のみの言わば半身浴状態になれば幾分頭もすっきりと晴れようか。
■カイロン > 結局この夜は診療所のホムンクルスが急患の発生を告げに走ってくるでもなく、のぼせる前に湯を出た。
その後はそこそこ気が合いそうな相手を見繕っては視線を絡め、一夜を共にと界隈の宿へ消える。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天」からカイロンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」にカインさんが現れました。
■カイン > 月が天頂へと向かう頃合い。
月光に照らされた岩風呂の中を一人貸し切り、
ゆっくりと体を伸ばす男の姿が有る。
一度体を伸ばした後、ゆっくりと力を抜いて目を細め。
「はぁ…こうやって一日の締めくくりに湯に浸かると、何というか生き返るって感じがするな。
最近はあんまり風呂に入るってコト自体が出来ない旅ぐらしだったし、
暫くのんびりと街で過ごすのもいいかもしれないな」
街道をゆく商人たちの護衛やら、
大海をゆく船の護衛やらと、正直な所あまり落ち着ける仕事をしてない昨今である。
ここまでのんびりとした時間を取れるのは久方ぶりだとひとりごちながら肩を叩く。
それなりに長く生きてるせいか、どうにも所作がおっさん臭い。
■カイン > 「そろそろ大きめの仕事をするのもいいかも知れないが、どうするかね。
タナール砦くらいならいいんだが、流石に主戦場の方に行くのは気が引ける。
知り合いなんかと鉢合わせたら目も当てられない」
面倒なことになるのが目に見えてるとぼやきつつに、
大きく体を伸ばすと自然に熱っぽい息が漏れる。
段々と軋むような感覚を覚えるようになった体の節々に、
思わず首を慣らし。
「ここらで一度ちゃんと休むか、
街で暫く過ごすかね。…ま、連れ添いも居ないんじゃ酒飲むくらいしかやることないが」
あまり言ったことのない場所の酒場めぐりでもしようかという算段。
既に発想が完全に飲兵衛のそれである。