2019/08/03 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からネコさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジーヴァさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ウェーイ……」

夜。
静けさ漂う露天風呂に、気の抜けたような変な男の声が響く。
立ち込める湯煙の中、岩風呂で一人熱い湯に身を浸しているのは金髪の男。
湯船の縁にぐでりと背を預け、濡れて額に貼り付く前髪をかったるそうに掻き上げる。
そしてその手で、頭の上に乗せていたタオルを手に取ると、顔をぐいっとひと拭いして
ぷぅ、と尖らせた口から息を吐き出し。

「ウム……今日も見事な湯加減だと感心するがどこもおかしくはないな。毎回こういう評価が
出てしまうほどのクオリティは圧倒的に流石って感じ」

などと独特の口調で温泉の湯加減を称賛しながら、タオルを再び頭に載せ直し。
夜空に浮かぶ月を目を細めて眺めつつ、まったりとした時間を過ごしてゆく。

そんな時間に一人浸りながらも、やっぱり誰かと一緒のほうがいいなあ、と考える男は、
時折ちらりと出入り口の方に視線をやったりしていて。

エレイ > ──が、異性どころか同性さえ現れる気配もなさそうで。
男はフンスと鼻を鳴らすと、やがて湯から上がって場を後に。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/岩風呂」にカインさんが現れました。
カイン > 「だいぶん暑くなってきたこの時期でも風呂は良いもんだなあ…」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
体が芯から温まっていく感触に息を吐きながら、体を大きく伸ばし。

「用心棒稼業は楽でいいんだが、時間が長いのがな。
 この時期は雨が降るし…困ったもんだ。
 いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」

そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、熱を強く感じるように湯の中で腕を伸ばし。

カイン > 「かと言ってあの山道の護衛とかは面倒だしなあ。
 あの辺りは探せば温泉が湧いてたりするんだけど、
 そのために山程山賊に襲われる場所に入り浸るかって言うとな」

九頭龍山脈は特にそういう面倒ごとには事欠かない事で有名だ。
山賊退治の依頼ならさておき、護衛をやるとなるとまた話が違う。
護衛の依頼は事欠かないが、退治となると大体は国からの仕事だけに数が限られる分、ありつけるかどうかは完全に運だ。

「今度退治の依頼があったら受けてみるかな」

当然、根城にしてる山賊を退治しろと言うのだから一人でやるのは推奨されない仕事である。
だというのに何とも散歩に行くかのよう調子で漏らしながら、大きく体を伸ばして熱っぽい吐息を吐き出し。