2019/05/03 のログ
■インファ > ゆっくり使っていれば、いつの間にやら空に星の輝く頃合い。
ともすればそろそろ夕食の時間だ。名残惜しさを感じながらも静々上がる。
目いっぱいに働いたのだ。今夜の飯はきっと美味しい。
ふぅ、と一つ息を吐き、少女はゆるりと脱衣所へと向かって――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 露天風呂」からインファさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
■カイン > 「ふぅ。生き返る、仕事で遠出した後はなお身に染みるな」
宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
血糊や垢を落とし終わった直後のふろとなれば格別だ。
「護衛は楽でいいんだが、変なところで襲われると処理がな。
いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」
そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、熱を強く感じるように湯の中で腕を伸ばし。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」に春芳院さんが現れました。
■春芳院 > (今日、明日と2日間休日を取り、日頃の疲労を癒すべく訪れたのは此の一帯では有名な老舗の温泉宿。彼方に聳え立つ九頭龍山脈から運んでいるという源泉は、様々な薬効が有ると風の噂で耳にした。温泉を利用するには一泊しなければならない。折角だから住処とはまた異なった風情を楽しむべく、支配人に頼んで休暇を貰った次第。そんな経緯が有り、愉快そうに綻んだ貌で脱衣所にて準備を整え。此の時点で、自分以外に人影が見当たらぬが故、貸し切り同然だと思い込み更に無垢な笑みを浮かべ。────がら、がら。扉を開け、露天風呂へと向かうべく石床に足を踏み入れた。)
「……嗚呼、良い香り。素敵やわ。」
(温泉の湯気の温もり、芳しい香りが鼻孔に届き。思わず其れだけで気分が高まる。早速、温泉に浸かろうと視線を向けた矢先────。)
「え……っ、あっ……!す、すみまへん……!」
(自分しか居ないと思い込んでいた温泉内に、優雅に浸かる人影の姿を見つけて。しかも、どうやら殿方らしきに映り。男湯と間違えたのだろうか、と焦り謝罪と共に来た側を振り返り、脱衣所へ戻ろうとするが、はたして。)
■カイン > 「こうやってのんびり過ごせる時間は大事にしておかないと、
後々精神がやさぐれて碌でもないことになるからな。うん」
何やら覚えがあるらしくげんなりした表情を浮かべ、
遠い目をしながら息を吐きながらゆっくりと息を吐く。
それなりに長く生きていると思うことは面倒ごとが嵩んでくとぼんやり思いって居る所に聞こえる音。
「うん…?おや、いらっしゃい。
良ければ一緒に酒でもどうだい?」
どうせ混浴の場所だと笑って言いながら、恥じらう様子の女性に軽い調子で声をかける。
軽く酒瓶を掲げて見せながら問いかけ。
■春芳院 > 「あ……、はい。うち、酒は余り飲めへんのやけど……、其れでも良ければ。御言葉に甘えさせてもろうて……。」
(軽く笑い乍誘いを掛けられ、頬を僅かに桃に染めたのは湯気の温もりに身体が高騰したのか、殿方からの言葉だったから故か。酒瓶が目に入るも、丁重に断りつつ戻りかけた足は温泉の方に方向転換し。本来、酒は仕事柄嗜むけれど、勤務外では飲まない様にしている。況してや、此の様な場所だから尚の事。ともあれ、手拭いを纏う身体は湯船の方にゆっくりと浸かっていき。彼の方に少し近寄る様に、湯を掻き分け進めば少しばかり波が立つか。)
「……気持ち良い、どすなぁ。温泉に浸かりながらの一杯は、さぞかし至福の一時に感じはりますやろ?」
(一度漬かっただけで既に薬効が染み渡る様な気がした。眸を細め全ての疲労から解放された様な、柔和な貌を浮かべて。彼との間に一人分位の距離を開けた所で温泉を味わい。掌で御湯を掬い、掬われた御湯は滑り落ちる様に温泉の中へと帰っていく。至福に浸り乍、時折輝かしい金髪に視線が向いて。)
■カイン > 「何、酒ってのは一緒に飲む人間が居るだけで楽しくなるものさ」
そんなに飲めなくても付き合ってくれるだけでも十二分に良いと笑ってのける。
そのまま、寄ってきた相手の様子を見て取れば一献とワインの注がれたコップを差し出し。
「酒飲みとしてはね。こうやってのんびり過ごせる時間ってのはこれ以上なく心地いいもんさ、
いい女が間近に居ると思うとなおのことね?」
持ち上げ方が上手だなと冗談めかして笑いながら喉を鳴らし。
■春芳院 > 「飲めない分、精一杯、御酌はさせて貰いますさかい。」
(其れで堪忍して、と親近感の湧く彼の笑みにつられて唇が緩く弧を描き。差し出されたワイン入りのコップを受け取り。一杯だけなら、と唇から慎ましく流し込み。口腔内に広がる芳醇な味わい。酒は専ら日本酒位しか口にする事は無い。初めて嗜むワイン乍、何処か飲みやすい其れは一口成らず二口三口、迄。)
「嗚呼、美味しゅう御座います。ワインは初めてやけど、此れはとても飲みやすくて……。うち御酒には弱い方なんやけど、何杯も飲んでまう。……おたくはんは、酒には強い方で?
────あら、褒め上手でおられはるわ。おたくはん、そうやって数多の女人を口説き、落としてきはったんやろ?罪な男。ふふ。」
(若干口が饒舌気味なのは、僅か乍酒のせい。身体が十二分に暖まるのも相俟って頬は紅潮し、緩い笑みを浮かべては戯言を興じた。拒まれなければ少しばかり、彼へ距離を詰めようとし。改めて、彼の端正な貌と鍛えられた雄の体躯を映す翡翠の眼差し。)
■カイン > 「それは嬉しいね。美女の酌ほど酒の進むツマミもない」
上機嫌に笑って言い返しながらも身を寄せて来る相手の肩を軽く抱くように手を置き、
そのまま軽く引き寄せてしまおうと軽く力を込め。
「勿論、酒にはかなり強いほうだけど、あまり酒に強い女性というのも多くないからねえ。
付き合ってくれる人もあんまり居ないのが悲しいもんさ」
居ないわけではないが苦手な相手に無理に進めるのも気が引ける。
クックと喉を鳴らしながらも言い返された言葉におやと声を上げ。
「そんな事をばらしてしまっていいのかい?そんな罪な男相手に酒に弱いなんて言っちゃったら、
酔わせてなにかされてしまうかもしれないぜ?」
冗談めかして楽しげな様子を隠しもせずに言いながら顔を覗き。
■春芳院 > (美女という誰しもが言われて嬉々とする語句を、例え世辞だったとしても紡がれては後方から伸びる彼の腕を拒む意志を失わせていく。されるが侭に彼の許に引き寄せられて仕舞えば、湯の香りに混じる雄の匂いを感じ、まるで媚香の様に高騰感に酔いしれる。叶うならば、屈強な胸板に掌を置こうと手を軽く伸ばし。)
「ふふ。酒の強い女性というのは、一般的には殿方に敬遠されがち、やからね。なかなか公言はしにくいもんやと。……特に、意中の殿方の前では、弱さを演じてはる方もおるんやないかなぁ。」
(世の女性皆が皆、酒に弱い訳が無い。きっと、彼に好意を持つ女性は多い筈だから。女側としての意見、思考を愉しそうに伝え。更に続く冗談に僅かに眸を見開くも、直ぐに細まっては笑みを深め。)
「……おたくはんになら、本望どす。」
(其れは戯言半分、本音半分。少しだけ期待に揺れる翡翠が、彼の金色の眸を捉えようとするだろうか。)
■カイン > 「俺としては付き合ってくれる方が嬉しいもんなんだが、そこを受け入れる度量がないとな」
上機嫌に笑って言い返しながらも相手の言葉には納得した様子で喉を鳴らす。
そのまま、顔を覗き込みながらそっと瞳を合わせれば唇と唇を軽く重ね合わせ。
「そこまで言われちゃ、行動を起こさなければ男がすたるってものだな」
上機嫌に戯れるように笑って言い返してみせると、
そのまま方の手を背中に回して体を抱き寄せ。
「俺はカイン、傭兵だ。名前を聞いても?」
耳元でそっとささやきかけながら問う。
■春芳院 > 「うちが、もっと酒が飲めればおたくの御相手になれたんやけど……。其の分、こっちで充分に御相手させてもらいますね。」
(彼の満足出来る様な呑み仲間にはなれない事に、僅かに悲しげに苦笑を浮かべる。代わりとばかりに、彼を見つめ視線を交わらせたのが合図。火照った様に熱い唇が、彼の其れと軽く重なる。柔らかな感触を楽しみ乍、戯れる様に彼の下唇を啄もうと。其の際に、自らの唇に隙間が生じるかもしれない。)
「カイン様。嗚呼、だから其の様な逞しい御体をされてはるんやね。……うちは、峯子(みねこ)言います。此の国にて、春を売って暮らしを営んでおります。」
(囁かれる言葉、吐息が耳元に掛かりびくん、と肩が跳ね。彼の体躯を身近に感じては、鼓動がどくんどくんと波打ち。胸板を労る様に撫で上げようとするだろうか。彼の名を幾度か呟きつつ。休暇の時故に、偽名を紡いでは生業を遠慮がちに口にして。)
■カイン > 「酒飲みながらの話し相手が居るのが飲ん兵衛にとっては重要さ。
相手が飲めるかどうかは実のところそこまで大した問題じゃなくてね」
酒の味について語れればそれこそ話題が一つ二つ増える。
そんな程度の話であると喉を鳴らして返しながら、
啄まれた唇に舌を滑り込ませて相手の舌を絡め取れば、
しばし相手の口内を蹂躙するように堪能した後にゆっくりと舌を引き抜き。
「宜しく、ミネコ。…道理で男の扱いがわかってるわけだよ」
相手の言葉に納得言った様子でうなずき笑いながら、
身を這う指先に擽ったげに身じろぎしながら臀部をなで上げ項にキスを落とし。
「さて、今日は部屋をとってるんだけど一緒にどうだい?
勿論先にこっちが良いと言うならそれでもいいけど」
にんまり笑ってどこで虐めるかと問うように告げながら戯れるように背を撫で。
■春芳院 > 「……ようするに、兎に角おたくはんの仰る“良い女“が居れば其れで良し、という事やろか。」
(取り敢えず彼には好みの女人を当てておけば良いのだろう、と。雑な結論に至るも嫌味の意味合い等毛頭無く、寧ろ戯れの一環。戯れは言葉遊びだけで無く、唇の隙間から入り込む舌に絡み取られた自分の其れは、彼の舌裏を擽る様につついたりして。暫し口内を侵された後に、ゆっくりと離れる唇同士から伝う銀色の架け橋。)
「そう仰ってもろて、光栄どす。どうか、今は御客様としてでは無く、一人の殿方として……カイン様が欲しい……。」
(這う掌、指先が胸板に小さく実を成す突起に触れようとして。優越感に似た感情を覚えるも、臀部が撫で上げられびくん、と身体が跳ねる。項に落とされる接吻に、あ……っ、小さく甘い声音溢せば、彼の物だてな言われている様に感じ興奮が煽られ。)
「出来れば……、カイン様の、お部屋で……。二人きりで……。」
(此所だと邪魔者が入るかもしれない。熱っぽい吐息で囁けば、彼に誘われる侭に部屋へと向かう事だろうか。甘い一晩が、きっと続くのだろう────。)
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」から春芳院さんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヒュージさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヒュージさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヒュージさんが現れました。
■ヒュージ > 王都にたどり着いて目が見えなくても働ける場所はありませんかと聞いてみたら手を引かれ九頭竜の水浴び場に連れてこられた。
「えっと、マッサージですか? はい。頑張ります!」
外見だけで連れてこられ仕事の内容も良く分からないが大丈夫大丈夫と浴場の中に放り込まれる。
「温泉の中に浸かってればいいなんて変なお仕事…」
などと呟きながら、少年は舌を時々出しながら周囲を観察し注意をしながら手近な湯にてさぐりで入っていく。
「ぅぅ… こんな広いお湯初めて…」
広さにどうしたらいいのかと落ち着かない。
■ヒュージ > 「でも本当に、温泉に入ってあったまってるだけでお客さんが声をかけてくれるのかな…」
不思議そうに呟きながら初めて入る広いお風呂大きく手を広げたり足を広げたり、今日はよくよく見ずに縁がある。
そんなことを考えながらちゃぷちゃぷと湯で遊び始める。
■ヒュージ > 長い舌をちらりと出したりしながら、色の違いで浴槽を見分けると湯の中チャプチャプと進んでいき半身浴の様に腰を下ろす。
湯につかり暖まったせいで肌にはうっすらと魔法陣が浮かび上がり不思議と人の目を引く。
■ヒュージ > ただ待っているのも退屈で、少年の背中にある翼がぱたぱたと動き風邪を作りながら尻尾は蛇の様にうねうねと湯の表面で海蛇の様に揺らめかせていく
■ヒュージ > 桜色に染まる少年の肌。
うっすらと浮かぶ幾何学的な魔法陣を浮かび上がらせる少年。
湯面を泳ぐ少年の尻尾。そして火照った体を冷やす小さな翼。
薄い肉筋でなだらかな曲線を描き、魔法陣が浮かぶところは白く、肌はどちらもしっとりとしている。
「ぅふぅ… だれか… 一緒にいて欲しいな…」
そんな小さな呟きを漏らしながら、手のひらで湯を掬い、自分の体にかけていく。
■ヒュージ > そして、少年はぽつんと湯の中で過ごしながらちょっとお散歩と、施設の中壁に手をつきつつ足を踏み出すのであった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヒュージさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にマリサ・ブラックバーンさんが現れました。
■マリサ・ブラックバーン > 家に戻る前に仕事の汗を流そうと九頭竜の露天風呂を楽しんでいるマリサ。
鼻歌を歌っては、浴槽の縁に頬杖を突き夜空を見上げて。
今日はほとんど月が見えず、星の輝きだけが空を僅かに照らしている。
「今日の風呂はなんだかいつもよりぽかぽかするな。」
桃色の湯に肩まで使っているマリサ。
湯から上がった蒸気まで桃色で、まるで桃源郷を思わせる怪しい雰囲気。
場の空気に煽られたか、はたまたそういう薬効か。
なんだかその気になりそうで苦笑する。
はてさて、どうするべきか。