2019/04/22 のログ
イチカ > 「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。ってにゃ。別に居心地が悪いのはボクだけの話じゃないしねー。カインもそれを言ったら居心地よくないでしょ」

パシャパシャと温泉の中で泳ぎ始めるイチカ。黒いしっぽがゆらゆらと揺れ、お尻がプルプルと震える。

「にしても、ここの温泉は相変わらずなんというか、勝手に混浴にしないでほしいものだニャー。まあ、いきなりウリやらされる展開にならないだけましか―」

現在混浴させられている理由が、宿のいたずらだろうと思いそうぼやく。そのままばしゃばしゃと、カインの周りを泳ぎ始めた。

カイン > 「お前がそういうセリフをどっから覚えてくるのかが偶に疑問だ。
 ま、そのうちひどい目に合わないことを祈るだけ祈っておいてやるよ」

その分はタダだと笑い飛ばして見せながらも相手の言葉に肩をすくめて返せば、
相手の物言いに苦笑いを浮かべて目を細め。

「どちらかというとこの宿で混浴じゃないほうが珍しいと思うんだがな、っと。
 それで今日は部屋は取ってあるけどどうする?一緒に止まってくか?」

ニンマリ笑って言い放ちながら泳ぐ相手の肩を軽く抱き寄せようと手を伸ばしながら問いかけて見せ。

イチカ > 「ボクはやすいおんなじゃないですよーだ」

ぺチン、と手をたたき落とす。

「どーせカインはだれとでもいーんでしょーだ、ふーん」

ツンツンしながらそんな安い誘いには乗らないと首を振る。
そもそも男に襲われたことしかないイチカにとって、男性と枕を共にするというのは恐怖感がぬぐえない。
そういう軽い感じで性交渉をするのが多いのはわかっているが、どうしてもその文化にはなじめなかった。

すねたふりをして、冗談として断る。あまり表面に恐怖は見えないが、尻尾や耳をよく観察すると不安げに揺れているのが分かる。

カイン > 「全く、其処ですねる辺りが可愛いけどな」

笑って言い返しながら肩を少し強引に抱いて、
そのまま抱きしめてしまおうと手を伸ばす。
優しく背中をなでながらゆっくりと目を閉じて項にキスを落とし。

「イチカが魅力的だから声をかけてるってのは間違いないんだからな?
 其処は自信を持っていい所だな。そのうえで無理強いもする気はないし」

クックと喉を鳴らしながら相手の顔を軽く覗き込み。

イチカ > すぽん、とカインの腕の中に納まると若干安心をして。でも恐怖感もあり、その体は少し震えていた。

「そうですよー、ボクはかわいいのです」

そんなのをおくびも出さないように、ふふーん、とどや顔をしてカインの顔を見返す。

「だからボクは高いのですよー。カインはそんなボクに、代わりに何をくれるっていうのですかー」

この際だから思いっきり値段を釣り上げてやろう、そうすれば向こうも断ってくるだろうと思い、そんな提案をする。

カイン > 「自覚があるのは良いことだな?」

よしよしと、あやすように頭をなでて見せながらクツクツと喉を鳴らし。

「むしろイチカが何が欲しいか、だな。そりゃあ金くらいならいくらでも出せるが」

それで良いのかと楽しげに喉を鳴らすままに問いかけて見せる。

イチカ > 「お金の関係ってなんか嫌でーす」

両手でばってんを出して、金の話を否定する。

「ボクに聞く時点で、マイナス10点ですね。現在50点、100点満点目指して頑張ってください」

そんなじょうだんをいいながら、すいーっとまた温泉を泳ぎ始める。ふわふわと泳ぐ姿はすごく楽しそうで。

「100点取ったらそうですね、何か商品をあげてもいいですよ」

仰向けにのんびりパシャパシャと泳ぎながらそう言う。
胸の突起が水面の外に浮かび、股のあたりも水面下に見えるが特に気にした様子もなく
楽しそうに水と戯れていた。

カイン > 「意外と厳しいなお前さんはおまえさんで」

おや、と意外な採点に目をしばたたかせながらも喉を鳴らす。
楽しそうに泳ぐ相手の顔を軽く覗き込んで見せ。

「じゃあ、そうだな。お前さんに俺の時間をやろう。
 お前の好きな時に俺のことを使っていいぞ?」

どんな願い事でも聞いてやると笑って言い放ってみせて、
相手の反応を楽しむように目を細め。

イチカ > 「へー、なかなかおもしろいですねー、+30点ぐらいあげましょうか。でもボクは、物よりも心が欲しいかなー」

パシャパシャと、カインの周りを再度楽しそうに泳ぎ始める。

「一人って寂しいじゃないですか。きっと恋人になったり、結婚したりってそういうためにするんでしょう? 私も誰かに大事にされたいなーって」

何度他人に裏切られても、愛を求めるイチカの本音なのだろう一言。かなわないだろうという諦観も含んだ、そんな弱音がポロリと口からこぼれる。

カイン > 「……なるほど?」

相手の物言いにクスッとかるく笑って返せば、
体を抱き寄せてみせようと再び手を伸ばし。

「じゃあ、俺がしっかりイチカの事を甘やかしてやれば解決だな」

喉を鳴らして言い返してしゃあしゃあと言い放ってのけながら、背中をポンポンと軽く叩くように撫でて項にキスを落としてみせる。

イチカ > 「甘やかすって、恋人にでもなってくれるんですか?」

わしゃわしゃポンポンされながら、すっぽりとまた腕の中に戻る
期待するような心配するような表情をして、カインを見上げるイチカ。

「猫は七代たたりますからね。裏切ると大変なんですよ」

両手をあげてわしゃーっと大変さをアピールするその動作はコミカルで、冗談で終わらせてあげてもいいですよ、という意味合いも込められていた。

カイン > 「さあな、人間と同じような関係性ってのはどうか知らんがね。
 俺は魔族だし?俺なりのやり方でイチカを愛してやるくらいのことはしてもいいと思ってるぞ」

クックと喉を鳴らしながら返して相手の額にそっと口づけて、
そのまま頭を優しく撫でて見せながら肩を揺らす。

イチカ > 「ムー、仕方ないですね、おまけにお負けして100点にしてあげましょう。それで、何が欲しいですか?」

仕方ないなぁ、という表情で、唇に軽く口づけをしてそう尋ねるイチカ

カイン > 「そうさな、それじゃあ酒の酌でもしてもらおうか?
 ついでにイチカの事をいろいろと教えてもらおうかね」

上機嫌にそう笑って言い返しながら、背中をゆっくりとなぞってどうかと問いかけ。

イチカ > 「お酌ならいくらでも♪」

そういって湯船から上がるイチカ。肢体を惜しげもなくさらす。

「じゃあ部屋に行って待ってますね」

そういってイチカは風呂から上がっていった。

カイン > 「じゃあそうしてもらおうか」

大きく体を伸ばして息を吐きながら、
喉を鳴らしてそのままふらりとその場を後にしていく。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイチカさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイチカさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイチカさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
ジード > 「暖かくなってきたとはいえ、まだまだこの暖かさがが体に染み渡るな」

どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに近くに立ち寄ったので風呂だけでもと入りに来たものの、
一度風呂に入ってすぐに宿泊の手続きを終えたのがつい先程。部屋でくつろいで
従業員にこっそりあまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。

「どうせなら店でも構えるかなあ。貧民地区だと色々危ないんだが。」

露天商などという身の上をやっているのはそれが少なからず関係している。
押し入りなどよくある話で、そういう意味では身一つの方が気楽ではあった。