2018/11/25 のログ
ロイナ > 「あとは一緒に入ってくれる誰かがいれば最高なんだけどなー……」

そう都合良く誰かが入ってくることもない。ないのだが、と。
つい出入り口の方を期待して見てしまう淫魔。

「ま、独り占めってのもたまにはいいかな」

言って、口元まで湯の中に身を沈ませた。
豊かな双丘はぷかぷかと湯面に浮いており、身動ぎする度ぷるんと揺れる。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアデラさんが現れました。
アデラ > 仕事を終えての帰路、なんとなく身体の臭いが気になった。
清潔さには気を配っているつもりだが、バイト先がバイト先。
店内に漂う酒の香が、髪にまで染みついているような気がした。

故に真っ直ぐは帰らず、入浴施設へ足を伸ばし。
一通り汗を洗い流した後、露天風呂へ足を伸ばした。

「うう、寒い寒い……」

湯に身を沈めるまでの間、夜気から逃れるように自らの身を抱き締めて。
そして当たり前のように、先客のすぐ隣へと肩まで浸かってから。

「隣、失礼するわね」

尋ねる順序が逆ではあろうが、一応の断りを入れた。

ロイナ > ぼんやりと湯に浸かっていた為、すぐ隣に入ってくるまで少女の存在には気づかなかった。
声をかけられて、はっと横を向く。

「あ、はい。どうぞー」

とは言いつつ既に浸かっていた相手の横顔を見、ふーん、と声には出さないものの何かしら興味を惹かれたようで。
距離は肩同士が触れ合いそうな程近いが、離れることなくそのままを保っている…

アデラ > 湯船に身を沈めて、その熱に安堵の息を吐く。
今少しで雪も降ろうという季節に、露天風呂は些か寒すぎる。
一度肩まで沈んでしまえば、もう身体を起こす気力は残っていない。

「寒いわねぇ、このところ」

湯を手で掬い、顔を濡らしながらに言う。

「こんな時に露天風呂を解放してる、物好きの気がしれないわ」

ロイナ > 寒すぎる季節だが、露天があればつい入ってしまうのは性なのか。
お互いに肩までしっかり沈んだまま、湯の中で手足を悠々と伸ばす。

「そうだねぇ。…ま、気持ちいいから許せるけど」

ちゃぷん、と片手を外気に晒してみても、やはり吹き付ける風は中々に冷たい。
また湯の中に沈め、こつ、と頭を後ろに凭せ掛けて空を見上げた。

アデラ > 「これで雪でも降ってみなさい。もう湯船から出られないわ。
 一度浸かったらそれまでの罠の出来上がりよ……おお、こわいこわい」

冗談めかして告げてから、一度横を見て。
相手の視線が空へ向いているのを知り、同じ空を見上げながら。

「……もしかして、お邪魔だったかしら。ごめんなさいね、気が利かなくて」

ロイナ > 「あはは。いざって時は魔法使ってでも温まらなきゃねー。…あ、でも私、基本使えるのって水の魔法なんだよなー」

二人で空を見上げる。
隣から聞こえてきた言葉に、視線を彼女へと戻した。

「邪魔だなんてとんでもない、むしろ一人で寂しかったところだし来てくれて嬉しいなーって」

にこりと笑いながら、残っていた僅かな距離を詰めた。
互いの肩と肩が密着する程の距離。

「折角だから自己紹介でもする?私、ロイナ。よろしくねー」

アデラ > 「そう? 邪魔なら直ぐに避けるわよ?
 何せ広い露天風呂だもの。身体を置く場所はいくらでもあるわ。
 わざわざ隣に座るなんて――下心がないと、できないのだし」

暗に、なんてものではない。明確に自分の意図を告げつつも、詰められる距離には逆らわない。
肩が触れるのならば、それに少し体重を預けながら、

「アデラ。よろしく――と、言うべきなのかしら。平凡過ぎる?」

ロイナ > 「ふふ、下心なら大歓迎。むしろ……隣に座ったのにそうじゃなかったら、ちょっとビックリかな?」

はっきりと意図を告げてくるところも、また惹かれる所だった。
互いに触れ合う肩へ体重を預け合い、距離が縮まっていく中で。

「アデラ。……まずは平凡で。次は……こっち?」

瞳を細め、ゆっくりと顔を近づけた。
唇同士が触れるか触れないかの辺りで止め、間近に瞳を覗き込む。焦らし。

アデラ > 顔が、唇が近付いて来る。
触れる寸前で留まるその意図を、分からない程にウブではない。
覗き込む目を受け止める瞳は、すうっと瞼に狭められて――

「こっちって、どっち? ……ああ、揚げ足取りみたいでごめんなさい」

二つの唇の間に、人差し指を立てて割り込ませた。
のんびりしているからだと言わんばかりに、唇が行く筈の道のりを封じて。

「でも、この寒さで焦らそうとするあなたが悪いのよ」

ざぶっ……と湯面を揺らして、脚を上げる。
相手の脚を跨ぎ越して、向かい合うように腰を下ろしてしまえば、あたかも対面座位のような形となる。
それから改めて、彼女が留めたのと同じ距離まで顔を近づけ直した。

ロイナ > 近づけた唇が、一本の指に阻まれる。
驚いたように目を丸くしたが、不満というわけでもない。

「……ふーん?じゃあ寒くなければ……焦らすのもいいの?」

相手の脚が、自分の脚を跨ぐ。
ほんの少し上になった相手の瞳を見上げ、視線を絡ませた。
再び、先程と同じくらいの距離まで縮まった距離に笑って、両腕を伸ばす。

「じゃ、お互いの体を温める目的で……優しくした方がいいかな?」

首に腕を絡め、僅かな距離が埋められる。
頰、口端と啄むように触れ、やがて避けられなければ正面から唇が重ねられる。

アデラ > 「焦らされるのは嫌。……けれども、優しいのも嫌」

我が儘に少女は答えつつ、首へ回る腕を受け入れた。
引き寄せられるまま身体を傾け、頬へ、口の端へと触れられる唇。
応じて自らも相手の首を抱こうとして――腕の位置でそれは無理だと、気付いたのは直ぐ。
はにかむように笑いながら、豊満な胸を自らの小振りなそれへ寄せるように、背へと手を回した。

「痛いくらい激しいのが、一番好きなの」

正面からの唇を、少し首を傾けて受けた。
目は閉じないまま、相手の瞳へ向けられている。
その目に灯る感情は、次は何をしてくれるのかという期待だった。

ロイナ > 「……えー、わがままだなぁ」

揶揄うように声を上げつつ、引き寄せるまま体を触れ合わせる。
背を抱かれれば、自身の豊かな胸と相手のやや小振りなそれが押し付け合う。
既に尖っている先端同士を擦り合わせるように身動ぎした。

「痛いくらいかぁ。……激しいのは、私も好きだけどね!」

互いの閉じない瞳が間近に視線を絡ませる。
そこに期待の色を見つければ、微笑むように此方の目が細まった。
そろりと伸びてくる尻尾の先端が、彼女の肌を刺し貫き…そこに媚薬を注ぎこまんとする。
同時に目の前の唇を舌先で抉じ開け、貪るように舌を絡め、擦り付け合う卑猥な口づけを始めて。

アデラ > 軽い身動ぎに擦り合わされる先端同士。鼻にかかった声が零れる。
既にそこは寒さの為と、恐らくは興奮が為に尖り始めていた。
刺激が加えられれば尚固く、相手の柔肉を押し返す程に張り詰めていく。

その一方で――目は閉じない。微笑み弧を描く瞼の奥を、期待を込めて見つめていた。
すると、肌のいずこかへと走る鋭い痛み。待ち望んでいたものだった。

「んぁあぅっ……!」

背が跳ねるように撓み、重ねられた唇を引き剥がしてしまう。
だが直ぐにも、遠ざかる距離を惜しむように、再び唇を重ね合わせる。

「ふっ、ぅ、ん……っ、ん、っふ、んん……!」

貫かれた皮膚の下、血管へと媚薬が注ぎ込まれて体内を駆け巡る。
脳も心臓も肺も全て、血に混ざる媚毒に犯されて、湯に暖められた身体が更に体温を増す。
口内へ押し込まれた舌に舌を合わせ、唾液ごとその舌を吸い上げながら、腰を前後に揺らすのは、相手の太股へ秘所を擦り付けて快楽を得んが為。
既に少女の無毛の秘所は、湯とは違う粘度の体液を滴らせていた。

ロイナ > 固く張り詰める相手のそれに、すっかり尖り切った自身の先端を執拗に擦り付け、絡ませる。
豊かさこそ違えど互いの豊かな乳房を押し付け合い、ぐにぐにと拉ぎ合う感覚を楽しむ。

尻尾の先端が傷をつければ、背を跳ねさせ、唇が離れる様に小さく笑った。
すぐに再び重なる唇は、やがて互いの口腔を犯し合うかのような濃厚な舌同士の愛撫に変わる。

「んっ……ちゅ、ふ……んぅ…!」

媚薬をたっぷりと注ぎ込んだ尻尾は、そのままゆっくりと相手の後ろに回る。
腰から尻にかけて撫でるように降りてゆき……狙いを定めるのは後孔。

「んん……ちゅ、んっ……はぁ…!」

太股に擦り付く秘部の濡れた感触に気づけば、此方も片脚を跨いで互い違いにする。
そのまま腰を進め、互いの秘所を重ね合った。
すぐに腰の動きは激しさを増し、粘度のある愛液を混じり合わせるかのように秘部を擦り合わせる。
同時に、後孔に尻尾の先端を挿入し、中を掻き回して前後二孔で快楽を与えていこうとする。

アデラ > 舌と舌が互いを追って絡み合う様は、二頭の蛇がまぐわうようだ。
水音を立て、唇の端に唾液の線を引きながら、飽くことも無く続けられる口唇愛撫。
だがそれは淫魔の尾が腰骨を過ぎて進み、切っ先をその孔へ宛がった瞬間に断ち切られる。

「んうっ!? ちょ、いきなりそっちなんて――っ、ふふ……変態なのね、あなた」

一瞬前まで舌に嬲られていた唇を、つんと尖らせて少女は言う。
しかし言葉とは裏腹、その孔は僅かな刺激にも容易く解れて口を開き、身体を逃がすこともない。
そればかりか、脚が違い違いに交えられて秘所が重なれば、寧ろ自ら相手の腰に片足を引っかけて、互いの腰をぎゅっと近づけた。
両手は湯船の中で後ろへ置き、身体を支える支点として。
腰を揺らしながら秘部を――小さく尖る肉芽同士を擦り合わせるように押しつける。
固い芽が弾かれ歪む感覚に、高い鳴き声を上げた。

「はっ、ぁあ、あっ、はあぁっ、ふああぁあぁっ……! これ、いいわ……どっちも、なんてっ……!」

生娘ならば指も入らぬのが後孔だが、少女の腸壁は尾の先端を易々と飲み込みながら、肉壁全てで絡みつくようだった。
敏感な壁と肉輪を掻き回される度、熱い蜜を秘所から零す。
するとそれが潤滑剤となって、陰唇同士のキスをより情熱的なものへ。
湯面に波紋どころか波の飛沫を立て、少女は快楽を貪っている。

ロイナ > 二頭の蛇、あるいは軟体動物はただ延々と互いを求め合い、激しくまぐわう。
尻尾の切っ先を後孔に当てがった瞬間、離れた相手の唇に笑って。

「そう?でも、アデラだってこっち…好きなんじゃない?」

当てがった感触。あっさりと口を開き、中へ招き入れようとするかのようで。
そんな揶揄いの言を投げかけつつ、尖らせた唇にちゅ、ちゅっと軽く吸いついた。
互いの腰に片脚を絡め、引き寄せ合う。
腰を揺らせば秘部が、固く張り出た肉芽が擦れ合い、その度走る快楽に甘い声を上げて善がる。

「んっ、……はぁ、あぁっ…! ふふ、いいでしょ……もっと、もっと…!」

全てが絡みついてくるような後孔、肉壁の感触。
尻尾でも快感を得られるのか、表情を殊更蕩けさせながら奥へ奥へと捻じ込んでいく。
敏感な壁を、尖った尾が引っ掻き、突き、時には痛みさえも生じながら激しく搔き回す。
同時に溢れる蜜をもとに、陰唇同士の濃厚な口づけ。
激しさを増す腰の動きに合わせて、やがて秘所同士をぶつけ合う程の情熱的なキスを交わしていく。

アデラ > 媚薬により発情した身体と、運動量と湯の熱と。
少女の白肌は赤く染まり、流れる汗は雌の匂いを拡散させる媚香と化す。
肩を激しく上下させての呼吸は、疲労からの苦しみをも滲ませるが、しかしそれ以上に声は甘い。

「く、んんっ、んうっ……! ふ、ふーっ、うーっ……!」

腹の中を掻き回す尾は、決して快楽だけを与えてはくれない。
甘く撫でひっかいて快感を呼んだかと思いきや、先端を肉壁に突き刺し、掻き回して痛みをも呼ぶ。
だがその痛みこそ少女の求めるもの。食いしばった歯の隙間から濡れた息が零れる。
腰の動きは、押しつけ合い揺らす優しいものから、まるでピストン運動を模すような激しいものへ。
接触の度に押し潰される肉芽が、腰が砕ける程の快楽を産み、次第に少女の動きが拙く変わっていく。

「あ、あぁ、ああ、あ、あっあ――っくぁ、ああああぁぁぁっ! や、あ、イっ、たの、も、やあぁっ……!」

その衝突の幾度目か、少女の身体がガクガクと痙攣し、四肢をぴんと突っ張らせた。
自分からの動きは全て止まって、身体を走り抜ける快楽を堪能しようとするも――
だが、二孔への異なる刺激が止んだ訳ではないのだ。少女はただ、湯船に沈まぬように腕を突っ張りながら、止まぬ快楽に耐える他は無い。

ロイナ > 投入した媚薬は、扱うのが淫魔ゆえに非常に濃度の高いもの。
一度や二度上り詰めたくらいでは満足することはない代物である。
疲労の苦しみを垣間見せつつ、しかし甘ったるい声を上げ続ける彼女に此方の興奮も否応なく高まっていく。

「んんっ……ん、ふぅ……はぁ、あぁっ…!」

呼んだ痛みに対する反応を見るに、此方も求めているのだと気づけば。
尾の動きは一層激しさを増し、中の柔らかな肉壁を突き、刺し貫き、また奥へと蠢き掻き分け進んでいく。
挿入物は何も無いにも関わらず、ピストンのような激しさを以て陰唇同士を打ち合わせる腰の激しさ。
やがて目の前の相手は一度絶頂を迎え、ピン、と手足が突っ張るのが目に見えた。

「…っ、はぁ、あ、あっ、んん…! ……ふふ、イった?……でも、まだまだ離さないんだから…!」

二孔への刺激は止めない。
しかし激しさは一旦鳴りを潜めて、後孔を引っ掻き回す尾は動きを緩める。
合わせた秘所はぶつけ合うそれから、隙間も無い程に密着し、ぐちゅ、ぐちゅと濃厚に擦り合わせる動きへと。
相手の腰に両腕を巻きつけ、抱き寄せ――その唇に吸い付き、彼女の全身を貪っていく。

アデラ > 絶頂に押し上げられた身体が、かろうじて言葉を取り戻すまでには回復する。
だがその間も、愛撫が止まった訳ではなかった。
緩やかに続けられていた後孔への攪拌と、円を描くような動きに転じた貝合わせと。
激しく追い上げるのではなく、じわじわと、だが降りて来る暇も無い快楽の螺旋階段。
そこへ投じられた少女は、どこまでも際限無く昂ぶらされていく。

その合間、腰に腕を回されて引き寄せられたのならば、少女は今度こそ、淫魔の首へ両腕を回すだろう。
腕を回し、力無く傾く首を預けて、荒い呼吸の隙間に発する言葉は――

「――いい、わ……けど、っふ、ふふっ……まだ、優しすぎる、わね……」

息も絶え絶えに発した言葉は、更なる痛みを、苦しみを求めるもの。
倒れて溺れぬようにと腕を淫魔の首へ巻き付けたが、実のところ、少女は溺れる事も厭わぬのだ。
死なぬなら、良い。呼吸も出来ず悶え苦しむ時間はきっと、甘美なものであろうから。
そういう、歪んだ欲望に染まった少女は、再び近付く唇に舌を奪われる前、言い残した。

「もっと、苦しめて……もっと、もっと、もっと……っ、ぅ、んっ」

先に限界が来るのは――この少女の方であるのは、間違い無いことだろうが。
それと、淫魔が満足するかどうかは別の問題だ。
疲れ果て、手足も動かせなくなった少女を、どのように陵辱したところで、咎める者も無い。
いずれにせよ少女は、最後まで何も拒まぬまま、イき続けて、イき狂い続けるだろう。

ロイナ > じわじわと、回復途中の相手を攻め立てる程ではなく、しかし快楽から逃れることを許さない。
敏感な肉芽同士を密着させて執拗に擦り合わせ、陰唇同士で濃厚に口づけを交わす貝合わせ。
時折、微量の媚薬を肉壁に塗りつけるようにして緩やかに、しかし時に激しく搔き回す尾。

引き寄せると同時、首に回された両腕によって顔が間近に迫る。
そこで囁かれた言葉に目を丸くするが、淫魔は直ぐに合点した。

「……ん、ふふ……いいよ……お望みなら、もっと激しくしてあげる…!」

その言葉を最後に唇を塞ぎ、舌を奪い、あとは言葉も無い蹂躙。
露天風呂で人目も憚らず絡み合う二人の少女の睦事が終わるのはいつになるのか。
相手が疲れ果ててダウンしても、淫魔は自分が満足するまでその身を暴き続ける。
互いにイき狂い、イき果てる時間が来るのは――もう少し先のこととなるだろう。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアデラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からロイナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
カイン > 「ふぅ。生き返る、仕事で遠出した後はなお身に染みるな」

宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
血糊や垢を落とし終わった直後のふろとなれば格別だ。

「護衛は楽でいいんだが、変なところで襲われると処理がな。
 いつでも温泉に入れるような場所ならいいんだが」

そんな場所はこの湯の線源である山脈の方でもそうそうあるものではない。
小さくないものねだりをぼやきながら、
大きく吐息を吐きつつ湯船に浮かべた盆にのせた酒のコップを一口煽る。

「あー…温泉で酒は格別だなあ」

上機嫌に声を漏らしながらゆっくりと目を細め。

カイン > 「あんまり体には良くないという話なんだが、
 だあからと言ってやめられるもんでもないからな。
 …ま、こう言うときばかりは体が頑丈なことに感謝しないとな」

くつくつと喉を鳴らしがてらコップの中の酒を全て空にし、
次の酒を注ぎこむ。なみなみと琥珀色の液体がコップの8割ほどを占めたのを横目に、
空を見上げて肩を揺らしながら目を細める。

「単純に温泉って話なら九頭龍山脈にもあるが、
 わざわざそこまで酒を持って行けるかっていうと別だから困ったもんだ」

流石に襲われる危険のある場所でほろ酔いになる気はあまりない。
だからこそ安全な状況でのめるこの場所に感謝しながら一口酒を煽り。

カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
 また明日、目が覚めた後に入るとするか」

体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。