2018/06/16 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にしずくさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からしずくさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/中庭」に紅月さんが現れました。
■紅月 > ーーーから、かららん…
黎明の頃。
白みゆく空を、池の縁の石に腰掛けぼんやりと見ていた。
「何だか…眠れなかった、な……」
力無くぷらりと垂らされた右手の先には酒瓶の数々、左手には黒塗りに螺鈿の盃。
…夜通し飲み倒していたらしい。
■紅月 > 愛してやまない空も、今この時は憎らしい。
それまで灯りとなってくれていた鬼火たちに
「付き合わせてごめんね、戻っていいよ?」
と、苦笑しながら告げ…彼らの気配が全て消え失せたのを感じ取ると、また静寂の中、空を見上げる。
「…今日も、晴れるかしら。
はぁ…何だか、帰る気が起きないわね…」
ご案内:「九頭龍の水浴び場/中庭」に紅月さんが現れました。
■紅月 > 宿の者らが起き始めてからも、のんびりと。
とりあえず、空いた酒瓶だけ下げてもらい…新たな酒瓶の追加と、ついでに何か摘まめる物を頼んでみる。
…出来るのか、そうか。ありがたい。
あまり人の来ない方の庭だからと、咎められる事も無し。
まだ暫くはのんびりできそうである。
「いっそ連泊しちゃおうかな…」
ふわぁぁ…あくびをひとつ。
けれどまた、空を眺める。
■紅月 > 「んー…倦怠期、かな?」
何がって?
治癒仕事の、である。
砦で暫く、否、最近ずっと兵士たちの傷を癒しながら戦況やら将の動きやらを見てきたが…保身の一進一退から、敵が知恵をつけて巻き返して。
おそらく、次にまた何か対策をたて成長するのは、人間。
…魔法に大砲、銃は既にあった。
私は別に戦術家という程じゃあないが、土台に差がある魔族の戦士相手にするのに、策だけで何とかするのは厳しくなってくる時期だろうと推測できる。
今後、兵器が増えるとすれば、それは、ガトリングだとかの…大量殺戮兵器の類い、か。
まさか死の呪いや毒の類いまでは使うまい…それを使い始めたらもう、それは誇り高き戦等ではなく、作業だ。
毒餌で鼠を殺すような、虫に殺虫剤をかけるような、作業。
…それは楽しくない、直接戦闘だからこそ血が滾るんだから。
銃ですら個人的にときめきが少ないのに。
だったら広範囲魔法ブチかます方が好みだ。
「もうちょい様子見て、それ次第かなー?」
楽しいか、楽しくないか…紅月の行動規準の基本はそれである。
やりがいの無いことは、ツマラナイ。
「や、でも…家庭に入って家事に専念するにも、ライバルが執事さんだしなぁ。
…女子力で勝てる気がしないわぁ」
勝てそうなのは母性と和食くらい、な気がする。
…大人しく貴族の婦人然としてろ?無理無理。
「ま、どっちも様子見なんだよなぁ…」
■紅月 > 「とりあえずアレだ、醤油が手に入るのは本当に僥倖…肉じゃがに、澄まし汁に、お魚の煮付け。
黒糖がイケそうなのも、これからの時期には…餡蜜、葛団子、ついでに蒸したてふっくら黒糖饅頭」
夢が広がる、腹が減る。
この国の東洋分化の伝わり具合を考えたら、ほぼ未開拓って事で和菓子処を開いても面白いかもしれない。
「…だめだ、お腹すいた」
伸びをひとつ、笑顔咲く。
丁度きたツマミと酒を部屋に届けて貰いがてら、私も一緒に戻ろうか…身体がすっかり冷えちゃった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/中庭」から紅月さんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/温泉」に月永遠花夕さんが現れました。
■月永遠花夕 > 戸をあけると湯けむりが顔を撫でてその湿気が心地いい。僕は酒の入った徳利の乗った盆を持ったまま温泉へと歩みよっていく。白い尾を緩く振ると盆を置いて木桶を取りに行く。
木桶に湯をとると温泉の湯の色は白く見えるけれど若干、薄く乳白色を帯びた湯という感じだ。木桶で頭から湯を被ると身を震わせて水分をきった。
「うーん、気持ちいい。」
僕はもう一度木桶に湯を組むともう一度頭から湯をかぶってゆっくりと湯へと入っていった。肩まで浸かると湯の温度が身体へと移っていくように感じる。
■月永遠花夕 > さて、お楽しみはこれからっと。
僕はお猪口に酒を注ぐと中の酒を一気に飲み干した。
「ぷはっ」
耳をひくひくと動かす。この透明な液体はなんでこんなにも美味なのだろう。熱を帯びた身体に冷たい酒が染み渡るような感触が心地よい。
■月永遠花夕 > 僕はしばらく温泉で酒を味わいながらのんびりとすごした。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/温泉」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシドさんが現れました。
■シド > 逆上せたようだ。湯気立つ熱い湯から重たい身体を持ち上げて夜風にと当たる。
しかして身体の熱はまだ取れない。体外に排気せんと熱い息吹が出るのに、自然と手団扇を仰いでしまう。
閑散とした露天風呂の数々が並ぶこの場所。どこぞに身体を冷ますものなどないかと汗で張り付く前髪を掻き揚げ見渡して。
「水風呂か…」
露天風呂の中でも一番小さなそれ。細かく砕いた岩の湯船の中には下半身をつけるのがやっとの半身浴のもの。
迷わず浸かれば背筋が凍えるような感覚に肩を震わせて。
「まだ水風呂には早い季節か」
一人苦笑いを浮かべながらも水に慣れた体はそのまま腰を浸したまま夜空を眺む。
ご案内:「」にシドさんが現れました。
ご案内:「」にシドさんが現れました。
■シド > 体を冷ました後は湯船を後に
ご案内:「」からシドさんが去りました。