2018/05/07 のログ
■スナ > 「そう、堂々と……つーか、平然としとればええ。『チンポ?見せてますがなにか?』って具合にの。
引け目がなくなれば、それだけ湯も楽しくなるっつーもんじゃ。さあ、見せてみぃ」
脚と脚が重なる程度でも、身を重ねてしまえばその分相手は心理的に逃げにくくなるもの。
そうやって相手を正対に見据えたまま、スナは相手の下腹部に無遠慮な視線を投げる。
やがて、おずおずとナナカマドの手が股間から取り払われ。
かつて見たふたなりペニスが、今度は湯面の波に隔てられた状態なれど、再びスナの眼前に顕になる。
その様子にスナは笑みを絶やさず、かといって下品な文句も吐かず、まずはコクコクと頷いてみせる。
「そうじゃ、それでいい。よくできたの、ナナカマド。
……どうじゃ、気持ちいいもんじゃろ、広い湯にチンポ投げ出すっつーのは………うわわわっ!っと!!」
ひとつ大人の階段を登ったナナカマドの顔を、細目の隙間からまじまじと見つめようとするスナだったが。
何があったのか、突然悲鳴を上げ立ち上がるナナカマドに、さしものスナも驚き、のけぞってしまう。
蹲踞の姿勢でしゃがんでいた脚がすべり、湯の中で転んでしまった。
「……ぷはっ! な、なんじゃ! やっぱりダメかぇ!? ったく、とんだオボコじゃな!!
そんな体たらくじゃいつまでたってもツガイはできんぞ、まったく!」
去っていくエルフの後ろ姿を忌々しく睨みながら、スナは湯の中でしゃがみ直し、口惜しげな文句を吐きかける。
「……やれやれ。ウブな娘息子をいじるのも楽しいが、どうもあ奴は放っておけんの。
しかし……何じゃ、半陰陽の長耳にもいろいろ居るもんじゃな。ああもウブな奴もいれば、ド淫乱もおる。
なんとも面白い連中じゃのう……ククッ」
一息つくと、スナは湯船の縁に背をもたれさせ、脚を伸ばし、改めて湯を楽しむ姿勢を取り直した。
大きく開いた脚の間で、ほんのり膨らんだ男性器が楽しげに揺れる。これはこれではしたない。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からスナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
■カイン > 「…調子に乗って飲み過ぎた。
酒気が完全に抜けた分、不調をダイレクトに感じられるのが辛いな」
宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
大きな湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
ここ数日野宿の仕事をしていただけに、体が温まっていく感覚が心地よい。
とりわけ、浴びるように酒を飲んで酒場で朝を迎えた身の上には格別だ。
「ま、湯に浸かっているだけで大分楽になってる辺り俺も相当単純だな」
一先ずは、と温かな感触を楽しみながら大きく湯の中で腕を伸ばす。
■カイン > 「しっかし、街中で温泉が入れるっていうのは本当に素晴らしいな。
混む時は入れなかったりするが、平日ならば大体は大丈夫だし。
山道まで行かなくていいってのが一番楽でいい」
上機嫌に肩を鳴らしながら、九頭龍山脈のある方を見る。
流石に見えはしないが、あの山脈に沸く温泉は街道を行く者たちにとっては憩いの一つだ。
「ま、わざわざ危険を冒してまで何て酔狂もあんまりいないんだが。
いたら俺達みたいなのにお声がかかるわけだし」
■カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
また明日、目が覚めた後に入るとするか」
体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。