スナは、シェンヤン出身の男性の妖狐である。 自らを『牙の抜けた獣』と呼ぶ。
画像は自作。眠いのではなくこれが素面。
【容姿】 身長145cm、体重38kg。 体格的にはやや痩せ気味、11〜2歳程度の少年。しかし声は低い。 寝癖めいたボサボサのくすんだ銀髪。頭頂部には立派な狐耳が立つ。 瞳も銀色。常に薄く目を閉じ、目つきが悪く見える。度の強い丸眼鏡を常用。 実は総入れ歯。舌も若干弱ってるゆえに、自然と老人口調になりがち。 腰からは長くてフサフサの尻尾が伸びる。が、たまに本数が増えてたりする。 男性器は体格相応より少し大きい程度。 後穴はなかなかの名器(曖昧な表現)。
【背景】 長い時を生き、ただの狐から妖怪へ、そして大妖と呼ばれる存在まで成り上がったモノ。 とはいえ実力は妖怪や低級魔族より少しだけ勝る程度で、力比べや覇権争いにも興味がない。 世俗に染まり、俗の中で生きることを善しとし、より住みやすいと判断したマグメールに帰化するように紛れ込んでいる。 生きる事に飽きが来ないように、しかしながら困り事に悩まされない程度に、自由気ままな暮らしを営んでいる。
500年余の時を生きているが、明確な記憶はここ30年程に限る。 それ以前の記憶もあるにはあるが、「3日前に見た夢」くらいに曖昧模糊になっている。
【性格】 全てを悟りきったかのような、達観した物腰。細いキレ目にいつでも薄ら笑みを貼り付けている。 何が起きても心が揺らぐことはない……はずだったが、怪異や事件に富むマグメールにおいては驚きや躊躇を覚えることも多い。格上の妖怪や道士に対しては媚びへつらうことも。 態度は柔らかいが、どこか人を食ったような言動が多い。 色事は大好き。男女問わずセクハラを行うことに躊躇なく、たまに男娼として働いたりもする。己が快楽を貪るよりも、他者が快感や羞恥心に弄ばれる様子を観察するほうが好み。性格的には攻め寄りだが、誘い受けに回ることも多い(曰く「尻を貸す」)。 多趣味であり、絵画や彫刻、陶芸、冶金や金属細工などを嗜む。ちょっとした魔法道具なども作れる。
容姿からミレーや魔族に勘違いされることも多いが、本人はどこ吹く風。 しかし王都で街に出るときなどは、面倒事を避けるために幻術で耳と尻尾を隠している事が多い。
【能力】 ・妖怪:妖狐 元々はただの狐(チベットスナギツネ)だったものが、偶然か必然か、範疇外の力と知性を持ち人の姿を真似た存在。 不老だが不死ではない。刺せば赤い血を流し、死にうる。 ある程度の抗魔力を持ち、後天的に学んだ魔術や仙術、それに近いものであれば抵抗できる。毒や病気にも掛かりづらいが、無効ではない。幻術を得意とするが、他者の幻術にかからないわけでもない。 人間と同様に食事や水を摂り、排泄し、休み、眠る必要がある。
・四尾 妖狐らしく複数の尾を持つ。スナは計4本の銀毛の尻尾を持つ。 4本のうち3本の尻尾は体から切り離し自由自在に操ることができる。 似た形の別のモノ(腕、陰茎、触手、鞭、蟲、縄、鎖、剣、etc)に変化させることができ、損壊しても苦痛はなく、すぐに修復する。 残る1本は尾骨から直接生えており、変化などもできず、ごく普通の尻尾でしかない。
・幻術 高度な幻術を操り、人心を惑わす。 幻視や幻聴をはじめとして、同時に複数人の五感を欺瞞することができる。 誰にでも100%有効であるわけではないが、抵抗難易度は高め。 暇な時は《いざないの小路》の術をよく使う(後述)。 魔術めいているが、妖怪としての生来の能力のため、いわゆる《魔力》は伴わない。 またあくまでもスナ自身の想像力の拡張であり、感覚の欺瞞のため、あまりに非現実的なことはできない。例えば皮膚に掻痒感を与えることはできるが、感度3000倍にはできない。自身や他人を不可視にすることはできるが、「対象が最も好きな人物の姿をとる」ような相手の知識に依存する幻像は作れない。
・初級魔術 幻術とは別に、冒険者の間で一般的に用いられるいわゆる魔術も少しは使える。 火をおこす、澄んだ水を生む、傷を止血する、といったごく初歩のレベル。
・狐変化 大型犬程度の体格の狐に姿を変えられる。やはり体毛はくすんだ銀で、尻尾の数も1〜4。 身体能力や視力が上昇するが、それ以外に大きな能力変化はない。 やはり牙はすべて抜け落ちているため、必要な時は狐用の入れ歯を嵌める。
・使い魔 切り離せる3本の尻尾をそれぞれ、普通の体格の狐に変えられる。 どんなに遠く離れても制御でき、またこの狐の目や耳を通して遠視することができる。 制御していない時は普通の狐と同じように活動する。 この形で野に放っていることが多いため、尻尾を4本生やしているスナを見ることは稀である。
・戦闘能力/体術 武器を用いて一通りに戦闘をこなすことができる。 ショートソード程度の小ぶりの刃物や小弓の扱いに長ける。 また体術にすぐれ、跳躍力は3mに届き、脚も速い。 決して超人的でも達人的でもないが、幻術との合わせ技により戦闘では脅威となる。 たまに賞金目的で闘技場に現れることがあるが、対人戦の成績は芳しくない。遭遇戦では逃走や回避に徹する事が多い。
・木工 工芸方面に多趣味だが、特に木工を愛する。雑嚢には常に彫刻刀と木片数個が入っている。 口に嵌めている入れ歯も自作。シェンヤン産の硬くて抗菌作用のある香木を材料とし、3ヶ月に1回は作り替えている。
【特別な関係】 →フォーコ(1185):幻術による詐欺+セクハラを仕掛けるも看破され、完全敗北。以後はイタズラを仕掛けることはないだろう……多分。 →レナーテ(756):アケローン闘技場にて刃を交えるが、セクハラ幻術にブチ切れられた結果完全敗北。以後は(略) →タマモ(271):九尾の時点で格上確定であり、遭った瞬間から心中で敗北を認めている。勝手に先輩呼ばわりしたりする
【ロール】 返信は10〜20分程度。余程のことが無い限り15分以内は心がけたい。 記号はけっこう使う方。 レス投稿後に、文意が大きく変わらない程度に加筆修正する可能性があります。 囁きによる挨拶や相談はご自由に、気兼ねなくどうぞ。 既知関係等も歓迎ですが、できれば相談のうえでお願いします。
恋愛は(ないと思うけど)片思いされる分には可、こちらから強い特別な感情を抱くことはまずありません。 グロは概ねOKですが、当PCは刺されれば普通に死ぬ子なので、相談なしに大怪我を負わせるのはご勘弁願います。ガチ戦闘では負傷を負う・負わせる可能性もありますが、致命傷は基本的に幻術で回避します。
幻術を表現するために、ロール中に確定的になった事象を「幻術だった!」として覆すことがあります。 多用はしないつもりですが(まだやったことないです)、このような描写を嫌う方は遠慮なく申してください。 たとえ事後であっても修正対応します。
【Appendix】
◆剣 4尾のうち3尾は自在に変化させることができるが、剣の形態を取る場合のみ必ず決まった形状になる。 1尾は、刃渡り50cm程度の鋭い両刃の剣。鍔が細く、グラディウスに近い。 1尾は、刃渡り70cm程度の重厚な片刃の剣。逆手に持ち防御に使うことが多い。 この2振りはともに、ツヤのない鉛めいた灰色の金属でできている。しかし鋭さは鋼鉄にも勝る。
残る1尾を剣の形に取ることは基本的にない。
◆《いざないの小路》 幻術の応用。ゆえに、ある程度以上の幻術を操れる者であれば誰でも似たような術式を展開できる(=断り無く流用可)。《いざないの小路》とはスナが命名したもので、他の者は別の名で呼ぶかもしれない。
入り組んだ裏路地、古代の迷宮、大きい屋敷の廊下、鬱蒼とした森など「迷いやすい」地形に展開することで、そこに入った他者がその地形から脱出することを妨害する。 術に掛かった者は方向感覚を失い、自分で「方向転換した」つもりでいてもしていなかったり、その逆になったりする。また地形の特徴を覚えようとしても記憶が曖昧になったりする。基本的に、術式が解かれるか看破されるまで、その領域から脱出することは不可能となる。
以下のように効果やロケーションが限定的である分、力量に比して広範囲・長時間にわたり術を展開することができ、また感知や看破の難易度を上げることができる。 ・入り込む者を限定できない ・術者は領域内にいなければならない ・すでにある地形を使う必要がある ・あくまでも閉じ込めるのみで、それまでは待ち構える必要がある
スナの場合は「最初に入った者が術者の元へと来るように促す」「最初に入った者以外は己の元にたどりつけないような幻覚に掛かる」「別途《餌》の幻覚を展開することで、犠牲者のタイプを絞り、積極的に誘引する」ように幻術を展開する。 他の者であればもっと異なった質の小路を展開できるかもしれない。ただ、特定個人を狙って籠絡するのであればもっと効率のいい術式があるだろう。
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