2018/04/25 のログ
ボブ > (軽く酒場で酒を入れた後、ふらりと立ち寄った温泉宿。
入浴料だけ支払い、腰タオル一枚だけの姿になればどっか空いている浴場はないかと捜し歩き、
たまたま4人くらいが一度には入れるくらいのサイズのジャグジー風呂が空いているのを見つければ男はそこに浸かっていって)

「はああぁぁぁ~~~、肌に当たる泡の感触が気持ちいいな……、気持ちいいのはいいがこのままうっかり寝ちまいそうでヤバいや」

(アルコールが入っている分、風呂に使ったままの寝落ちの危険性を内心で感じながらも体に当たる泡の感触に酔っていて)

ボブ > (ジャグジーの気持ち酔い刺激から湧き起こる眠気と戦いながらゆっくりと風呂を楽しんだ
褐色の肌をした男は気分良く風呂場を後にしていった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からボブさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 旅館から少し離れた、人気のない温泉
人が少なく、温泉にしては結構ぬるめの温泉は、この天使のお気に入り
プールのようにすいーっと泳いで、岩にタッチすると、また、次の岩まで潜って滑るように湯の中を泳ぐ。

ぷはーと顔を出して、人懐っこそうな顔をざばざばと洗いつつ
気持ちよさげに四肢を伸ばし、瞳をとろーんととろかして

シャルティア > 「すいすいすーい、おんせんうなぎー♪」

四肢を伸ばしてるのも飽きたのでまた、イルカのように足を使って器用に温泉を泳ぐ。バタ足でバシャバシャするのもいいが、一度たしなめられたので、温泉の中で暴れたりはしない。

「おーんせーんうーなぎーはすーい、すーい♪」

謎の歌を歌いながら器用に温泉を泳ぐ。もちろんこの温泉にウナギなぞいない

シャルティア > 「……むぅー、飽きた―」

ぬるい温泉は長時間入ってても湯あたりはしない。が、一人は退屈
もともと人好きで甘えん坊な少年は、きょろきょろと周囲を見渡す
誰か来ないかな、来ないかなと岩場をさぐったり、広い温泉の裏手に回ってみたりして

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 「誰か来ないかなー、お話してー、一緒に泳いでーあそんでー」

と、まだ来ぬ人を待ちつつ、しかし人気はない
仕方なく温泉から出て旅館へ向かう。夜ご飯は何を食べようか

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にレナーテさんが現れました。
レナーテ > 陵辱の夜が明けて、後の処理は他の方に任せながら派出所で静かに過ごしていた。
集落に戻るにも、同世代の娘達とにこやかに会話できるほど心穏やかではない。
日も沈むと、怪しい噂のある温泉へと足を伸ばしたのも、知り合いと顔を合わせることもないだろうという、予測と気分転換から。

「……」

脱衣所で体を隠すようなケープを外し、腰に巻いた装備品のベルトを外していく。
武具類は近くのロッカーへと押し込んでいき、腕輪代わりのゴムが付いた鍵を引き抜いた。
それからブラウスのボタンを一つ一つ外していき、スカートの金具を小気味いい音を響かせながら解く。
バサッと床に広がる緑色の布地を足から引き抜くと、綺麗に畳んで籠の中へ。
ブラウスも同様に脱いでから綺麗に畳み、靴下と一緒に籠へとしまう。
少しだけ前かがみになりながらホックが外されると、小振りの綺麗な房がふるりと小さく揺れ、少し褐色に染まった先端があらわとなる。
ショーツを脱ぎ、一糸まとわぬ姿になればボディタオルを片手に、浴室へと踏み込んでいく。

「……」

誰もいない、静かな世界。
湯の流れる音だけが埋め尽くす空間に、薄っすらと微笑みを浮かべながら、ペタペタと足音が響く。
かけ湯の後、湯船の中へと沈んでいけば、湿ったタオルを小さく畳んで焦げ茶色の髪の上へと重ねた。
丁度猫耳の合間へと位置し、左右にずれても多少は耳が支えてくれる。

「……」

何も言わず、緩やかに背中を縁に寄りかからせていき、水滴に包まれる天井を見上げた。
乳白色の湯の温度も、肌触りも心地よく、思わず目を細めて感じ入る。
あの夜の嫌な気分を全て、洗い流していくように。

レナーテ > 恐らく……そう思いながら、暖かな湯の中で頭の中が整理されていく。
陵辱を受けた後、その現場からほど近いところで休めたのも、こうして風呂に入りにこれたのも。
あの男が望むだけの精神的傷を負わなかった、ということなのだと。
陵辱をされて、苦しくないわけはない。
ただ、あの夜以上に酷い目にあった娘は、自分たちの集落にはたくさんいるのだ。
どれだけ体を汚されようと、心は穢れない。
聖人じみた言葉かもしれないが、それだけ心の殻が厚くなってしまったということ。
そして、それだけ穢れすぎた……。
だからと脳裏で言葉を繋げながら、湯の中から掌を窓の方へと突き出していく。
広がる指の合間から、乳白色の雫が伝い落ちていった。

「……この先ずっと、綺麗にはなれませんね」

陵辱に汚されすぎた体。
犯され、踏みにじられ、傷口を塞ぐカサブタが折り重なるようにして、心の殻は厚くなっていく。
その上から獣と、奴隷と、牝と罵られても、心へ刃が届かないほど、美しさを欠いていた。
だから、可愛くありたい。
その擦れと穢れの全てを包むように、戦装束は憧れの人に惹かれて可愛らしくなり、指先のマニキュアや、甘い香水をさり気なく染み込ませたり……甘いものを控えて、日々の体型維持に務めたり。
殻の上に重ねた虚構の愛らしさであっても、それが自分だと言えるなら心は壊れない。
そう、あの日の彼は……自分が何者を見なかったからこそ、望む結果を得られなかったのだろう。

「……大丈夫」

また明日から、何時ものように笑って皆の前に出れる。
記憶を掘り返すのも、自身の古傷に触れていくのも、それを覆うための外套を思い出すための儀式。
手を伸ばしたままだったそれをゆっくりと下ろしていくと、ゆらゆらと踊る白い水面には、微笑みを浮かべながら改めて縁により掛かる自身が映り込む。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアイラさんが現れました。
アイラ > (本日の仕事は、この水浴び場に幾つかの品を納品した事で終了と相成った雑貨商。納品物の8割方が性的な代物であるのだがそこはそれとしたもので、用いる事で愉しんでくれる者が出るのならば喜ばしいものなのだ。そして、仕事納めの場所が休養施設だったのを口実に向かった先は、そのまま浴室へと相成った。脱衣所でするすると全ての衣服を脱ぎ落した一糸纏わぬ裸体は何に覆われる事も無く、ひた、ひた、と、床面を素足が踏んでいた)
……ピークとは、少しずれたかしら、それならラッキーね。
(ぽつりと零れた独り言、広々とした湯殿に見える先客は一人きり……先客が思い悩む様は、後ろ側からの接近で気づく事が無いまま、湯舟の淵まで辿り着くと、ちゃぷりと細いつま先を湯面に触れさせて)
―――貸し切りのお邪魔になっちゃうかしら、となり、いい?
(湯舟は広く、離れた位置を選ぶ事も容易いだろう程だと言うのに先客のすぐ近くを選んだ己は、口元に淡く笑みを浮かべながら首を傾げていた)

レナーテ > 普段ならすぐに気づく様な足音、それに意識を向けられないほど思い耽ってしまったらしい。
声をかけられた瞬間、ぴくぴくっと耳が驚いたように震え、そちらへと振り返る。
そこにいたのは、自分よりも少し背の低い、似たような発育具合をした少女。
緑色の瞳と視線を重ねながら、問いかける言葉に少しだけ間が空いたのは、そんな自身の気付かなさに驚いていたからで。

「……大丈夫です、偶然そんな感じだったところなので……どうぞ?」

淡く笑みを見せる彼女から、特に危険な雰囲気は今は感じられない。
それに同性というのもあり、昨日のようなことはないだろうと思えばすんなりと、彼女のお願いに頷く。

アイラ > (頭頂部で揺れる猫耳に視線を向けたのは、外見に現れる種族的な特徴に対しての興味と言った程度のもの。そもそもからして人ならざる身にとってはミレー族だから、といって区別するような性質でもなくて、問いかけながら湯面に滑り込みゆく生足はおろか、表情を覗くような視線を向けている癖に裸身前面を隠す素振りも無い。その気になれば乳房や乳首はおろか、その気になれば湯舟に入るために上げた足間から恥丘を眺める事もそう難しい事では無かっただろう。何せ彼女は入浴済み、こちらは床面の下がる浴槽へと滑り込む真っ最中なのだから)
ふふ、それじゃあお言葉に甘えて……っと……
(そのまま、滑らかな挙動で湯の中へ裸体を沈み込ませ、浴槽の底に腰掛けた所で横目に見やる彼女の姿。やや濁った湯面越しとはいえ、簡単に手が触れそうな程の近さに陣取る事で先客の胸元を密やかに覗く魂胆だった)
これも何かの縁……っていうのも妙な言い方ねぇ……私の名前は、アイラ、っていうの。この町で雑貨屋をやってるの、あなたの名前も聞いていい?
(どころか、生粋の同性愛者は広々とした湯殿に二人きりを良い事に、元々近くに陣取った位置をじわじわと詰めて行き、ちゃぷりと沈めた湯の中では細く長い指が彼女の脚の位置を探るかのようで)

レナーテ > 「……」

誰もいなければ、自分も隠すようなことはしないものの、こうして誰かの視線にさらされるとなれば同性でも少しばかり恥ずかしい。
だからか、隠すこと無く堂々と晒す彼女の姿は、ここらでは珍しいとは思う。
女の体を晒せば、直ぐに犯されてしまいそうな国だからで。

「ふふっ、背も体付きも似た感じですし……何かの縁かも知れませんね? 私はレナーテです、九頭竜山脈の麓の集落で、秘書をしてます」

彼女の言葉にクスッと微笑みながらも、湯船に浸かる前に見えた体躯は、内側の筋の有り様は別として、育ち方は似ていた。
未発達な少女の体つき、そして微笑むと小さな乳房が乳白色の水面の真下で顔を何度か覗かせ、うっすらと透けるお湯の中では、サーモンピンクの掛かった先端が温まって少し明るい色合いへ変わっていくのが見えるだろう。

「……えっと」

何だか先程よりも距離が詰まったような。
じりじりと迫ってくる感じを覚えている中、彼女の足先の指がこちらの足の甲や指に重なるだろう。
しっとりとした肌の感触と共に、戦う仕事の割に綺麗に整え、手入れされた爪はつるりとした触り心地と爪先の丸みを感じさせる筈。
ただ、重なるほどに近づけば、言葉に困りながら視線をさまよわせ、直視できなくなっていた。

アイラ > ……うん?どうかしたかしら?
(いっそ堂々と裸体を晒す理由も単純、隠してしまえば隠される事への言及が危ういから、おまけに広々とした湯殿に同性二人きり。己の基準では恥じらいはあれども隠す理由にはならない彼女の視線に、ちょうど腰下が濁り湯に隠れた程度の位置で悪戯げに笑みつつ首を傾げてみせて)
集落の秘書さん……事務仕事とか、あとは交易品の管理とか、そんな感じかしら?
―――“体つき”も似た感じだなんて、私の目だと、レナーテのバストサイズはまだちょっと判りづらいのに
(すっかり間近に至った所で告げるそんな意地悪げな言葉の端。ちらりと己が来た脱衣所の方を振り返って相変わらずの貸し切り状態を確認するなり、寄り添うにも似た間合いとなった己は、右手が湯の中をちゃぷりと泳ぐように、時折見え隠れする彼女の胸の先端を突くような悪戯ひとつ)
……何か、落ち込むか、考え込んでるか……もやもやしてる事でもありそうな顔してたけれど……このぐらい近いと、同性でもドキドキしちゃう?
(そんな言葉を紡ぐ頃には己の顔は彼女の顔のほど近い位置、傍目には肩を隣り合わせるような気やすい間合いと見えるだろうが、濁り湯の中での悪戯指はそのまま彼女の胸を時折かすめていて)

レナーテ > 「いえ……」

なんでもないというように緩く被りを振る。
そんなにじっと見てしまっただろうかと思うと、寧ろ少し恥ずかしくなってきてしまう。
視線を反らしながらも、晒される頬には朱色が薄っすらと滲み出す。

「はい……後は、軍事関連があるので、私も指揮や補充に戦地に出ることもあります。ぇ……ぁ、ごめんな――…っ!?」

彼女のほうが確かに乳房はハッキリと育ってきているのがわかるが、凡そにといった感覚に答えていた。
彼女の意地悪な言葉に取り乱しながら、苦笑いを浮かべたのもつかの間。
先端が突っつかれると、不意の刺激に強い快楽は流れなかったものの、唐突なじゃれ合いに声は詰まっていく。
眼鏡がない分、金色の丸く大きめの瞳が、驚きに見開かれるのも、金色の部分が困惑に震えたのもよく見えるだろう。

「ぇ、ぃや……その、ちょっと嫌なが事があったので……なれてないわけではないですが……普段とは、ちょっと違うから……でしょうか」

しどろもどろに問いかけられる言葉に答えていくが、遠慮なく肩を重ねられ、更に胸元を掠める指の感触がこそばゆい。
びくんと背筋が震え、湯船の縁と背中に挟まれた尻尾が窮屈そうに飛び出すと、緊張にピンと伸び切ってしまう。
集落でも大浴場はあり、友人達と湯浴みをすることはあれど……ここまで擦り寄られて、胸元を触られたりなんてことは基本ない。
あっても、じゃれつかれる程度で、こんな雰囲気でもない。
困惑は更に強まり、視線を反らしながらも答えに困っていく。
特に悪さをしたわけでもないので突っぱねづらく、体を離すのも失礼な感じを覚え、動けずにいた。

アイラ > ……普段と、調子が狂っちゃうぐらいの嫌な事なら……お湯でのんびりするか……―――こんな風に、裸のスキンシップで、解すのがいいかもしれないわねぇ
(恥じらい顔を覗き込んでいただけに己の行為への戸惑いを見出す事は難しくは無かった。……無かったのだが、湯の只中とは言え素裸の可愛らしい裸身が真横に居るとなっては悪戯な手指に、じっとしていろ、と言うのは難しい代物だったのだ。スキンシップ、などと言いつつさらに身を寄せてしまうと、彼女の二の腕には己の胸がむにゅりと押しつぶされる程に押し当てられて……反れた視線に、くす、と、吐息と共に笑み零すと悪戯指はそのまま、下方から胸の曲線を柔らかく包み込み……そのまま甘く押し上げるように登頂を湯面から浮き上がらせ、互いの視界に彼女の乳首が晒されるようにと仕向けてしまった)
……女に、手を出されるなんて、思ってなかった?
(そこで零すは少しばかり嗜虐的な笑みとなってしまったか。残る手指も湯の中で這い寄ると、今度の矛先は恥丘部分。腿の合間にするりと指を侵入させるなり、開脚を促すかのように内腿をなぞっていて)

レナーテ > 「えぇ……なのでここに。――いや、あのっ!? スキンシップって……」

ただでさえ恥ずかしい状態になってきた中で、彼女の方から更に体を押し当ててくる。
乳房が腕に押し付けられ、自分のよりも確りと感じる女らしい柔らかさの正体は言わずもがなに気付く。
思わず声も大きくなり、何を考えているのやらと困惑に芽が回りそうな心地。
腕と彼女の顔へ何度か視線が往復していくと、乳房に迫る指に気付けなかった。

「ひぁっ!? ……それは……ないとは、思いませんけども…」

自身に戦い方を教えてくれた人は、後天的とは言え同性愛者になってしまった。
その幸せそうな顔も、声もすべて、本物だと知っているからこそ、数は少なからずとも、女性を愛す女性が居るのは理解している。
けれど、こんな混浴の場所で大胆に迫ってくるというのは、想像外のことだったため、房に触れる掌に甘めの悲鳴がこぼれていた。
晒された先端は、まだ充血した様子はないものの、意識を向けられてしまうと、それだけでも少しずつ血流がとどまり始めていくだろう。

「……嫌なことって…強姦、されたんですよ……お城の人に。ただ乱暴なだけで……心を傷つけられることは、なかったですけど……嫌なものは、嫌です」

脳裏に過るのは昨日の一方的な交わり。
快楽もなければ、ただ嬲るだけでも体だけが穢される夜。
その爪痕を洗い流そうとしていた今、強引に迫られるのは傷に障るようなもの。
嗜虐的な笑みに、苦笑いで答えながら体は強張り、恥丘からその先の侵入を阻むように、股座を閉ざす力にが篭ってしまう。
こそばゆい指先に、鼻にかかった吐息を溢しながらぎゅっと瞳を閉ざすと、開かないというように力をどうにか振り絞って抑え込もうとする。

アイラ > ……強姦直後、ねぇ……確かにレナーテって、無防備だったら“食べちゃいたい”ぐらい可愛いもの、体を好きに出来るんなら、しちゃいたくなるかも。……それでのんびりしてたら女に襲われそうになってじゃあ……んー……それこそ、気持ちよくなるには遠そうねぇ
(しばし内腿部分を指先が戯れていたものの無理に割り開かせる事まではしないまま、ただ湯の中で手触りのよい腿を撫でて……時折、恥丘表面を突くような悪戯が混ざりはしても、そちらはそこどまり。むしろ、と、標的となってしまうは露出せしめた乳房の方で、下方から掬うようにした手指でやわやわと揉み弄りつつ……湯面から覗かせた乳首を、じぃ、と、それこそ半ば湯に隠された裸体を視姦でもするかのように細めた視線が注がれて)
……―――ちなみに、私が女の子にえっちな事をするのなら、たーっぷり気持ちよくなって貰いたい派なの。それか、ものすごく恥ずかしがって貰うかのどっちかね。欲求不満だったら、襲う事もあるけれど……レナーテに今、それをやったら喘ぐどころか、泣かれちゃいそうね
(胸への指も、股座への指も、その位置を変える事が無いままに告げるにしては不可思議な言葉となりかねないのだが己の中では矛盾するものではないらしい。己の胸をわざと押し当てるように仕向けつつ、閉ざされた瞼に、ちゅっ、と、淡く口づけて)

レナーテ > 気分を切り替えるためにやって来た理由、それを告げれば彼女の言葉は、する側の気持ちを代弁するようなもの。
きゅっと唇を噛みしめながら思うのは、恐らく彼にそんな意識はなかっただろうという実感。
耳と尻尾があったから、八つ当たりに犯した。
そんな短絡的理由で凶行に及べる相手は、それよりももっと酷いものだと思うばかり。
ただ、する側と言えども、こちらの気持ちを察したような言葉には閉ざされていた瞳を思わず開き、彼女の方をちらりと見やる。
股座を無理やり開こうとせず、ただ戯れるような手付きに変わるなら、僅かに心地よさを覚える体を恨めしく思う。
顔には出てこないのは幸いだが、代りにというように房を揉み込む指の感触に、押し殺したような声が溢れていき、口元に手の甲を押し当てて消そうとした。

「んっ……! そんな、みないでください……」

視線が徐々に情欲に天へ向かう先端に集まっていくのがわかると、かぁっと頬を真っ赤にして再びギュッと瞳を閉ざしていく。
鼓膜を震わせる声は、快楽と羞恥を求める甘くも嗜虐的な欲望の断片。
事実、その欲は両手の動きに現れており、逃したくないと言うように感じさせられる。
戸惑う中、目元に重なるキスに、びくんと体が跳ね上がった。
恐る恐る瞳をそらすと、濡れた金色が彼女の翡翠を見つめ、ゆっくりと視線を斜め下へとずらしていく。
――太腿同士を重ねる力が緩み、滑り込もうと思えば入れるだろう隙間を開けたのは、それならまだ、この一夜で塗りつぶした方がよいかもと、思ったからだ。

アイラ > あら、湯舟から引っ張り上げて―――レナーテの裸、乳首も、あそこも、恥ずかしがる格好も、全部、見たいぐらいなのに。……ダメ?
(瞼へのキスはそのまま、ちょん、ちょん、と、目元から頬へ、頬から鼻先へと啄むようにと落とされて……そこでようやく、掬い上げた乳房へ這わせていた指が湯面から曝け出させた乳首へと触れた。それでも押しつぶすようなものでは無く……湯に濡れた中指で、ころり、ころりと、愛撫とも、戯れともつかぬ微妙な手つきで刺激を落とすような代物だった。―――そして、腿を愛でる指がするりと恥丘を撫で下ろし、淫唇スリットを捉えるだけの隙間が空くと、さも当然とでもいうかの如く滑り込み、軽く曲げた中指でスリット部分を撫で解すような、こちらも自慰とじゃれ合いの中間程のもどかしさで刺激してしまっていた)
……―――このままだと、それこそ私も襲いたくなっちゃいそうねぇ……のぼせちゃうかしら

レナーテ > 「っ……だめ、です…」

戯れるような淡いキスを繰り返す唇が目元から頬を伝い、鼻先まで下っていく。
こそばゆい刺激に再び瞳が閉ざされていくと、少し固くなりかかった先端が優しく転がされてしまう。
小粒状の先端は、軟質のゴムの様な心地よい弾力を指先に返しつつ、腰がひくりと引けるように震える。
転がす角度によって快楽の度合いも異なるようで、はふっ…と鼻にかかった吐息を零す時もあれば、声を抑え込める程度もあったりと様々。

「ふぁ……っ!? んぁっ、ひ……ぅぅ…っ」

弛緩していく体、そして開かれた内股へとうとう掌が入り込む。
クレパスが指で割り開かれ、奥で熱を蓄えた粘膜が指先に重なる。
ぬるりと、僅かながら蜜の様な愛液を滴らせているのがわかるだろう。
控えめな喘ぎ声が溢れ、口元に手の甲を押し当てたまま、一層潤む瞳と真っ赤に染まった頬。
恥じらいに瞳を伏せながら、ただ耐えるだけだが、振り払おうとはしない。

「……場所、変えます……か?」

自分も大分長湯したことで、白い肌は全体的にほんのりと桜色を帯びる。
吐き出す吐息は欲で熱っぽくなり、腰が小さく震える。
口元から手の甲を卸すと、河岸を変えようと自ら口走り、俯いたまま唇を閉ざした。