2018/03/29 のログ
■リン > 「んー、まあ、そうだね。今は。……くぅぅ……」
含みのある言葉を口にしながら、もどかしい刺激に震える。
今更実際の齢をどうこう言うつもりなどないが、
スナが口から取り出したものを見ればさすがにぎょっと目を見開いてしまう。
「うひっ、なにこ、れっ……んひぃぃ」
しかし口淫が始まれば、先程の慄きはどうでもよくなってしまう。
湯の熱さとはまったく異なる、濡れた粘膜の熱さがリン自身を包む。
舌がねっとりと絡みつけば、ぞくぞくとした快楽が湧き上がる。
力の加わり方から噛まれているはずなのに、歯の硬さが存在しない奇妙さ。
その新鮮な快感がリンを混乱させる。
「あっ、あぅぅ、スナ、スナぁ……」
耐えきれず下肢や手が動いてしまい、ぱしゃぱしゃと水音を立てる。
腰がくねり、ぬちぬちとスナの頬裏や歯茎に熱い穂先が押し付けられ、
淫らな露がなすりつけられる。
■スナ > 「んむ、ん、ぐ……ぢゅっ……ぷっ、ふぅ……ククッ、あまり暴れるでないぞ。周りの客に怪しまれるぞ」
ひとしきり竿や雁首を歯茎で甘噛みした後、スナは唇が突端に触れる程度まで肉棒を抜き、低く抑えた声で咎めた。
まぁ、片方が片方の脚の間に頭を埋めているような体勢である、見られればすぐに情事と気付かれるだろうが。
「妙な感覚じゃろ。ククッ。
扱いの悪い不遇な奴隷は、あえて全ての歯を抜かれることもあるらしいのぅ。口淫させるためだけにな。
俺はそういうのじゃねぇが……どうじゃ、なかなか面白い刺激じゃろ? ……んふっ」
言いながら、スナは歯茎を甘く閉じ、その表面でコリコリとリンの穂先を振れさせ、削るように擦り立てる。
健常者の歯茎と違い、歯の土台となる骨も深く失われているため、全体が弾力とヌメリを帯びて柔らかい。
それはまるで硬いグミキャンディのような、あるいは勃起しきったクリトリスのような感触に近い。
そんな特異な歯茎を用いてリンの弱点を的確に擦り、噛みしだき、あるいは揉んでいく。
先端から噴出する雄の先走りをスナは躊躇なく舌で受け止め、先程飲んだ酒と同じように舌先でじっくりと味わい、喉に運ぶ。
愛おしいリンの味である。
「はふっ……うむ、うむ、美味いぞ、リンよ。やはりお主は可愛らしい童じゃ。
若い雄の肉棒の味、汁の味……ククッ、久々じゃが……リンの味は格別じゃよ。
さて、そろそろ念を入れて清めようかの。出したければいつでも出してええぞ………ふっ、んぐっ!」
言いつつ、スナはひとつ大きく息を吸うと、一気にリンのペニスを根本まで飲み込んだ。
陰嚢に顎が触れるほどに深く食いつき、咽頭蓋に亀頭が触れる違和感に顔をしかめつつも、なおも楽しげに喉を鳴らす。
そして、竿を挟み込むように柔らかな歯茎を押し当てながら、勢いよく頭を上下させ始めた。
ぶじゅ、じゅぷ、ぐぷっ、と生々しい水音が接合部から響く。それに負けない音量で、湯面も波立つ。
舌もべったりと肉棒に這わせ、歯茎の圧が抜けた海綿体をやさしくくすぐっていく。
歯を失った者にしかできない、力強くも優しく、そして容赦ないフェラである。
■リン > 「だって……っ、気持ちよすぎて、……っ」
素直に快楽を感じていることを口に出しながら、身体を捩って水面を波打たせる。
喉の動きで、自分のものを飲まれていることが伝わり、さらにそれを言葉にされれば、恥ずかしさに思わず首を振る。
まるで男性器を気持ちよくするためだけに誂えられたかのように思える
口での責めに倒錯を感じ、どんどんリンの中の熱が昂ぶっていく。
「あ、ぐ、ぅ~~~~っ、いいっ、いい……」
しゃぶる口の動きが一気呵成に勢いづく。
深く激しいストロークの口淫と、舌の擽りの緩急ある責め。
暴れるなと忠告されたことも忘れて、リンの体が立てる水音は激しくなる。
「ぅ、くるっ、くるぅぅぅ……っ」
身体が跳ねる。
伸ばしていた膝を折り曲げて自分の下腹部を締め付けるとともに、
スナの頭を挟んで固定し――
びゅう、とスナの喉奥や口蓋へ、若い精の珠を勢いよく叩きつける。
そのまま、断続的に、暫くの間、何度も何度も吐き出し続ける。
「あ、あぁ……」
口をぽかんと開いて呼吸をする。
やがて脚から力が抜け、射精の勢いもなくなる。
スナがもしリンを余裕を持って観察するなら、
スナより一回り大きかったリンの身体がスナと同程度にまで縮んでいることに
気づけるかもしれない。
■スナ > 「くふっ……おなごみたいに喘ぎおって、ういやつめ……ふふ。ん、じゅ、ぷっ……!」
柔い歯茎でカリを噛み締め、舌の腹で鈴口をくすぐりながら、スナはひとりごとを漏らす。
さすがに息が続かないのでそうやって休みを挟みつつも、すぐにまた熱烈なフェラを再開し、容赦なくリンを攻め立てる。
もはやこの少年とは初対面ではない。のっけから快感を貪り合っても損はするまい。
「……んっ、ぐ、ふ、んんんっ!! んむ、ん、んんんーーーーー………っ、ぐ、ぷ、ぷぅ」
くる、という言葉と、水面を掻くリンの切羽詰まった様子から、射精が近いことを感じれば。
スナはよりストロークを速め、リンの絶頂を激しいものにせんと刺激を強める。
ときには抽送の軸をずらし、奥歯のほうへと導く。柔らかな歯茎が縦横無尽に噛み締められ、ペニスの血管をコリコリと鳴らす。
リンの脚が締められて頭が固定されてもなおも顎と舌の動きは止まらない。
そして……べっとりと舌を添えた鈴口から熱い濁流がほとばしれば、同時に胸をへこませ、勢いよく吸い立てる。
尿道を遡る粘液の脈動に合わせて、海綿体を噛む歯茎の力加減を調節し、リズム良く持続する射精を促す。
喉に溜まっていく濃密な雄汁はすぐには飲み込まず、芳香を口中のみならず鼻へも通し、リンの味を余すこと無く味わおうとする。
「……はふ、はふっ……く、くふふっ。目一杯出したのぅ、リン。どっぷり濃いのを、こんなにの。
俺が持ってきた酒よりも何倍もキツいぞ、これは……ククッ、くらくらするのぅ……ん、くっ」
射精が止まれば、竿から口を抜き放ち、感想を述べる。一言語るごとに、歯の無い歯茎の間から白い泡がこぽりと膨れる。
そして、頬袋にためていた大量の精液を一気に飲み込んで見せる。雄々しく膨れた喉仏が生々しく脈打つ。
「……ん? どうしたリン。どうも……さっきより身体が小さくなったような気がするが。
俺の気のせいかね。やっぱり酔っちまったかな……酒に酔ったか、ざーめんに酔ったか……ククッ」
お尻を抱えながらのフェラである。射精の前後で、リンの身体がひとまわり小さくなったことも鋭く気付く。
……が、それははじめて目にする現象。にわかに信じられない様子で、どこか不安げな視線で少年を見下ろす。
■リン > 「あぐっ、うっ! うう――っっ」
果てると同時に食まれながら強く吸引されるという刺激を受け、
たまらずがくんがくんと身体を前後に揺らして裏返った声であえぐ。
あらかた出し尽くしてからも、薄まった精液を余韻のようにとろとろと溢れさせる。
幼い身体に不釣合いな喉仏が動く様が、妙にドキッとするようないやらしさがあって、注視してしまう。
「……あ、いやその、……気の所為、じゃないよ」
ぼそぼそ、と己の身体について簡潔に説明する。
恥ずかしかったり気持ちよかったりするとこうして縮んでしまう呪いを身に受けているのだ、と。
「口でされたのははじめてじゃないけど……
こんなふうに堂々と堪能されて感想を言われるのって……恥ずかしくて」
少女のように弱々しく瞳を潤ませ、はぁはぁと荒く息をついて、見下ろす視線から目をそらす。
不安定な姿勢のまま、出したばかりの肉茎をひくつかせながら。
■スナ > 「ふぅむ……? 気のせいじゃないとな」
訝しむように渋い面を作りつつ、時折手に持った器から酒を啜りながら、スナはリンの語る独白を聴く。
「恥ずかしいと小さくなる、のぅ。そいつはまた不便な呪いじゃの。
知らずにやりすぎておったら、いずれこの風呂から出れないくらいに縮んでしまうのかね。だとしたら怖いの」
言いつつ、スナはおもむろにまたリンの陰茎へと顔を寄せ、ちゅっと吸引音を響かせながら肉棒を舐め上げた。
とはいえ今回は、精液や唾液で汚れた部位を清めるための口淫。歯茎は使わず、ひとしきり舐めたら口を離す。
「んぷっ……ふぅ。皆の使う風呂場じゃからの。リンの汁は綺麗で美味じゃが、きちんと取り去ってから湯に戻さねばな…」
などと言い訳をしつつ、抱えていたリンの尻を離し、元の湯船に座り込む体勢に戻すよう促そうとするが。
他方で、スナの細まった瞳はなおもリンの体躯全体を注意深く眺めている。さっきの口淫でまた縮むのか、と。
「ククッ、まぁでも、さっきのフェラは同意の上でやったことじゃし、身体が縮んじまっても俺の知ったことじゃねーの。
だが……ふふっ、なるほどなぁ。リンにも色々と秘密があったのじゃな。抱えてるものというか。
面白い少年じゃよ、まことにの。クク、ふふふふっ……」
呪い持つ少年。
それゆえに(不謹慎ではあるけれど)以前にも増して興味をそそられてしまうのは、スナ自身が呪いの産物であるがゆえもあったり。
もっと深く踏み込んでみたい欲求が湧いてくるが、徐々に解きほぐしていこうという理性も働き、スナの中で勝手に拮抗する。
「まぁでも、湯の中で小さくなりきっちまったら危ないのは確かじゃな。じゃあイタズラはこの辺にしとこうかの。
うまいこと、チンポもその中身も綺麗になったしの。ククッ……湯と酒を堪能する準備は万端ってこった!」
言いつつ、スナはリンの隣に座り直し、慣れた手付きで入れ歯を嵌め直すと。
手にした盃から一気に紹興酒を煽り、大口をあけて大きく息を吐いた。
アルコール臭さと濃密な性臭が混ざった、なんとも言えない香りが漂う。
■リン > 「ん……」
再びの接触にぴくり、と身を震わせるが、それはただ掃除するだけのもの。
最初の宣言通り清められてしまったらしい。
「も~、いちいち味の事言わないでくれよ……。
そう、小さくなりきってたらスナに助けてもらわないといけなくなってたから……」
元の姿勢に戻って、近い背丈になったスナの隣に座る。パッと見は子供同士だ。
彼の口から放たれる複雑なにおいは不思議と不快には感じない。
「……まあ、僕はもっと悪戯されてあげてもいいかなー、とか、
思ってるけど……」
小さくつぶやいて、甘えるように身体を寄せ、杯の酒をねだる。
そうやって暫くの間二人で、湯浴みを楽しむことだろう……
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からスナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカインさんが現れました。
■カイン > 「ああ……こいつは生き返るな…」
宿の一つにあるに設えられた露天風呂、
岩作りの湯船の中に1人身を浸して心底しみじみと言った調子の声を出す男。
つい先ごろまで外で駆けずり回っていただけに、
湯の温かさが文字通り身に染みて手足がピリピリとしびれるような感覚を心地よく受け入れ。
「久しぶりに酒を飲みすぎてひどい目にあった。
何事もほどほどに、とは言うけどなあ」
色々と加減の利きにくいものではある。
酒を完全に抜くのに温泉がいいと常宿の店主に勧められ、
やってきたのがこの宿だった。
勧めに従って正解だったと大きく体を伸ばし。
■カイン > 「かといって酒をやめる気になるかというと、ならないんだが。
しばらくは多少控えたほうがいいかもなあ」
天上に浮かぶ月を見上げてほうと息を吐き。
パシャリと水音を響かせながら体をほぐすと、
節々が固くなっていることが実感できる。
それを自覚しがてら、首を鳴らした所で。
「…いかんな、酒が欲しくなってくる」
ぼそっとつぶやいて、思わずかぶりを振って自重する。
さすがにその程度の自制はまだ聞く範疇だ。
おそらく現物があったらあっという間に決壊する程度の理性だが。
■カイン > 「それにしても街中で温泉は入れるってのは素晴らしいが、
あんまりあの街道を使わなくなるのが難点だな。
依頼で仕事に行くことはままあれど、温泉目当てに通うことはなくなったな」
随分と昔はそんなこともやっていた気がする。
それこそ数十年単位で昔のことを思い返しながら、
軽く顔を湯で流い流して目を細め。
「…酒はやめとくにしてもなんかこう、つまみくらいはあってもよかったな」
若干未練がましく小さくぼやく。
■カイン > 「…これ以上はさすがにやめておいたほうがいいな。
また明日、目が覚めた後に入るとするか」
体がずいぶんと温まったことを確かめるように体をほぐし、
立ち上がった後にその場を後にしていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。