2017/11/26 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にマーラ・パーピーヤスさんが現れました。
マーラ・パーピーヤス > ここ最近はある高級娼館の下働きな魔王様。
そんな彼女の楽しみの一つは、広い湯船でゆったりと寛げるこの温泉だった。
お風呂セットを片手にタオルで体を隠しながら脱衣所からひょっこりと顔を出す。
左を見て、右を見て、左を見て、ちょこちょこと人目を避けて露天風呂へとやって来る。
そうして到着した露店風呂、誰もいない安心感を感じながらちゃぷりと湯船に浸かった。
隅の縁に居る存在には気付いていないようだ。

「はふぅ~…この微温湯に浸かる一時が幸せの瞬間なのですぅ」

座るのに手頃な石の上に腰を下ろし、腰辺りまで湯に浸かる。
呟きと共に、その表情は気持ち良さそうに緩んでいた。

ティネ > 「うひゃー」

すぐ近くで湯に身体を沈めるだけでも、掌サイズの妖精にはちょっとした波となる。
意識は覚醒し、湯を泳いで油断した様子の少女のもとへと泳ぐ。

「ちょっとー、ボクがここに浸かってたんですけどー。
 気をつけてよねー!」

ぺたっと腰にへばりつき、ぺちぺちと掌で叩いて唇を尖らせ抗議をする。

マーラ・パーピーヤス > 湯の流れる音のせいか、側で起こった波にさらわれかけた小さな存在に気付いていない。
しかし、そんな小さな存在もすぐ近くまで泳いでこれば気付けるもので。
ただ、本当に近くにまで来るまでは、まさかそれが妖精だとは気付いてなかった。
最初の内は虫か何かかと思っていたようで、身を屈めてまじまじとそれを見て…

「はわっ!? ご、ごごご、ごめんなさいなのですぅっ…!?」

そこからいきなりかかる声に、びくっと肩を跳ねて驚いた様子を見せる。
よく見ればそれは妖精、それが分かった途端に言葉の意味を察し、腰にへばりつき叩く妖精にぺこぺこと頭を下げた。
妖精に頭を下げる魔王、普通ではなかなかにお目にかかれない光景だ。

ティネ > 妖精の少女は、ティネ、と名乗る。

「まったくー。上に座られてたら大変なことになってたよ?
 ま、許してあげるよー。ボクは寛大だからね!」

怒る様子は見せたものの、この程度は妖精にとって日常茶飯事だった。
まじまじと覗き込んでくる琥珀色の髪の少女を、へらっと笑ってあっさりと許す。
まさか彼女が魔王と呼ばれる存在であるなどとは夢にも思っていない。

「でも罰として、その柔肌を堪能させてもらおうかなー、えいえい」

浸かった腰の周囲を泳ぎながら、ぷにぷにとお腹を両手で押す。
小さなティネの腕力では、くすぐったい程度かもしれない。

マーラ・パーピーヤス > 小さな妖精はティネと名乗った、名乗られたら名乗り返すのが礼儀、なのだけれども…
この瞬間だけはいつも慣れない為か、少しだけ間が開く。

「え、えとえと…わ、私は、マーラと申しますのですっ…
あわわっ…その、あの、ありがとう、ございま、す…?」

いまだにぺこぺこと頭を下げたまま名乗り返し、おずおずと妖精を見る。
怒ってる、だけど、怒っていた表情がすぐに崩れて許してくれた。
ほっと胸を撫で下ろすように安心すれば、今度はお礼を言いながら頭を下げた。

「わ、分かったのです、それで許して貰えるならば…どうぞ、なのですぅ」

罰と言えば言葉にも出来ないような事が頭に浮かぶのだが、この妖精の罰は違ったようで。
それならばと妖精のしたように大人しくお腹を押された。
妖精からすれば白い柔肌が柔らかくて気持ち良いかもしれない。
こちらとしては、少しくすぐったいのだけど。

ティネ > 「ヘンな名前ー。じゃあマーちゃんって呼ぶねー」

許されたことに、気をよくして遠慮なくぷにぷにと押す。
手で押すだけにはとどまらず、身体全身を押し付け、気持ちよさそうに頬ずりし、埋まる。

「やっぱ足りないかなー。こっちも触っちゃおうかなー?」

調子に乗って、腕を伸ばし、頭上にあるであろう
マーラの胸の膨らみにぺちぺちと触れる。

マーラ・パーピーヤス > 「へ、変…はうぅ…わ、分かりましたのですぅ…」

容赦無く名前を変とか言われてちょっとショックを受けたのか、かくんと頭が垂れる。
でも、それがあんまり目立たなくなるような呼び名で呼ばれれば少しは安心した感じで頷いた。

妖精は言葉だけじゃなく行動も遠慮が無いようだ。
押していたお腹に頬擦りしたり埋まったり、何か色々と遊んでいる。
のだが、何が足りないのか、それを聞く前に小さな手が乳房に触れる。

「ひゃわっ!? あ、あのあの、そ、そこも触るのですぅ…?」

そうされるのが分かれば大丈夫だが、いきなりの事でまたびっくりさせられる。
素っ頓狂な声をあげるも、その妖精を払ったりはしない。

ティネ > 自身も相当弱いのだが、それだけに自分よりも弱そうな相手には
どんどん調子に乗っていくのがティネという妖精だった。

「だってこんな立派なもの見せつけられて、触るなって言う方がね~。
 それともどこか別の場所を触ってほしいの?」

小さな体で丘の片方によじよじと上り、さっきお腹にしたように容赦なく
身体全体でぐにぐにと触れていく。
その刺激はこそばゆくもあり、もどかしくも感じられるだろう。

マーラ・パーピーヤス > こんなのでも魔王、決して妖精よりも弱い訳がない筈である。
なのに調子に乗られるのは、間違いなく性格が災いしたものなのは誰が見てもきっと理解が出来るだろう。

「べ、べ、別に見せ付けては…その…いない、のです、よ…?
は、はうぅ…んっ…」

妖精の言う通りに身丈の割りには立派なものだ。
そしてこちらの言葉の通りに見せ付けていた訳でもない。
ここは露天風呂で、しかも湯に浸かってるんだから仕方ない。
湯船にタオルは浸してはいけません。
文句を言うに言えないまま片方の膨らみに、妖精は体全体を使い触れてきた。
両手は太腿の上に置かれたまま、くすぐったいような、どこか焦らされるような、そんな感じに耐えて。

ティネ > 「見せつけてるわけじゃないし、触られたいわけでもないの?
 本当に?
 じゃあボクのことをつまんでどっかやっちゃったら?」

ティネの言うとおりにすることは簡単だろう。
しかし今のところそうはされていないのも事実だった。
膨らみの上に乗り上げて、顔を埋め、ちろちろと舌で舐め始める。

「ふふ、ちょっと汗の味する。
 えっちな声出てるし、ボクちょっと変な気分になってきちゃったよ……?」

指のように細い太腿で、胸の蕾をきゅっと挟む。
肌が紅潮しているのは、温泉の熱のせいだけではないだろう。

マーラ・パーピーヤス > 「そ、そう…です、けどぉ…
んひゃっ!? ティ、ティネ様…!?」

そうではないのは間違いないのにどうしても強くは出れない、何とも難な性格だ。
そんな妖精の発言に困った表情を浮かべるも、更に調子に乗る妖精は顔を埋め舌を這わせ出した。
いつもされている普通の大きさの舌とは全然違う感触、また声が、そしてさすがに焦った様に名前を呼ぶ。

「そ、そそ、それは、その、あの、ここはお風呂ですしっ…
ち、違っ…あっ…ま、待って下さいなのですぅっ…」

妖精の悪戯は止まらない、胸の頂を小さな足で挟まれると、まるで指に挟まれたような感じに。
ぎゅっと太腿の手が握られ、目を閉じ、必死に堪えようとしている。
それでも、どうしても白い肌に差す赤味を止められる訳もなく。

ティネ > 「そうだね、お風呂でしてたら誰か別の人が入ってきちゃうかもしれないね……。
 ボクがそのへんに隠れたら、一人でコーフンしちゃってるマーちゃんが
 残されちゃうことになるよね……。
 どこか別の場所で続きする……?」

ねっとりとした言葉遣いでマーラを責める。
待て、と言われたからか、それ以上性急な愛撫はしない。
すりすりと、緩く肌をこすりつける。
妖精の微かな吐息が、肌の上を滑るだろう。

「なーんて。ボクみたいなのとしても、面白くないかもね……。
 ちっちゃくて、物足りないよね……」

少し演技がかった様子で、顔を伏せて、そんな自虐を言う。

マーラ・パーピーヤス > 妖精の言う通りだった。
もし妖精が隠れてしまい、ここに他の誰かが来てしまったら…
その先はきっと頭に浮かんでしまった通りになるのだろう。
無意識にぞくっと身を震わせるのが妖精には伝わるかもしれない。

「あ…あの…え、えと…」

言葉に興奮し、つい制止の声を上げてしまったからか緩やかな愛撫が続けられてしまう。
そうした中での妖精の提案に、言葉を詰まらせて。

「っ…い…い、移動…その…ど、どこ、に…?」

戸惑っていると妖精の続く言葉が耳に入る。
演技がかっているようだが、それを見抜く余裕がある訳もない。
おずおずと、その移動の提案に乗った言葉が妖精へと向けられる。

ティネ > 「ここ旅館だし、マーちゃんがお部屋取ってるなら
 そこがちょうどいいんだけどねー」

また、周囲を見渡せば、旅館の主が意図したものかそうでないのか
都合よく身を隠せそうな大きい岩や仕切りがあり、
そこの物陰ならそう簡単には見つからないだろう。

「ま、メンドーならここで続けちゃっても一向にかまわないけど。
 それより、続きしたいんだよね?
 マーちゃんはえっちだねー!」

嬉しそうに、胸の膨らみを全身で抱きしめる。
さっきまでの落ち込んでみせた表情はない。

マーラ・パーピーヤス > 「あ、きょ、今日は…その…お、お部屋…あります、けど…」

今日はオフの日だったから、こうしてお風呂を楽しみに来ていた。
部屋を取り、のんびりと湯船に浸かって…こんな事になってしまっているけど。
なので、部屋を取っている事を簡潔に答えて。
でも、どうやって部屋に戻ればと思って視線を周囲に向けると、お誂え向きに逃げ道はあるようだ。

「あ、あぅ…てぃ、ティネ様は…あのぅ…ど、どちらが…ですぅ…?」

逃げ道はあるのに、妖精の言葉に振り回される哀れな魔王。
ちらちらと胸元に目を向けながら聞いてしまう。
しっかりと見る事が出来ないから妖精のしてやったりな様子は見られないだろう。

ティネ > 「あ、取ってるんだー。じゃあ一旦お風呂上がって、お部屋でゆっくり
 仲良くしようよー。二人っきりで、ね!」

そうと決まれば、ここでの遊びはひとたび中断。
胸からぱっと身体を離し、
湯の上に浮かび、恥ずかしげもなく裸体を晒す。
このまま持って部屋まで運べ、ということらしい。
この小さな身体なら、如何様にも隠して持ち込めるだろう。

マーラ・パーピーヤス > 「はぅ…わ、分かりましたですぅ…」

取ってある部屋に二人で行く事が決定してしまった。
しかも、そこで何が待ち受けているのか考えるのも難しくない。
折角持って来たお風呂セットだけど使わず終い、そこへとお湯に浮かぶ妖精をそっと乗せて。
側に置いてあったタオルで体を隠しながら、来た時の様にちょこちょこと物陰に隠れて出て行くのであった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からマーラ・パーピーヤスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からティネさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
ジード > どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに立ち寄った宿の湯に魅了されて数日、暫し足止めを食っていた。
あまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。

「良い湯加減ではあるんだけどこうも居心地がいいと罠みたいに思えるね。
 上がらせずに長期滞在させようっていう気すらする」

完全に被害妄想そのものの言葉を漏らしながら大きく息を吐き出し心地よさを堪能する。

ジード > 「タマの休みくらいはこうやってのんびりしてもよいもんだと思うけど――
 一日程度にしとかないと居つきかねないよこれは」

今日の宿として泊まる気で部屋を取ったのが先ごろの話。
貧乏暇なしとまではいわないがかといって常宿にするには立地が悪すぎた。
惜しそうな表情で湯を救い上げて指の間から湯をこぼして嘆息を漏らす。

ジード > 「倒れる前に風呂からあがろうか。このまま体調崩したら笑い話だよ」

眠り込んだが最後目が覚めないまであり得そうな心地に体に鞭打って立ち上がる。
のぼせないうちにと脱衣所の方向へと足を向けるのだった。
最後に一つ強めに吹いた風にくしゃみが漏れたとか。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にチュチュさんが現れました。