2017/09/02 のログ
オデット > 「……んあ、あっ……――――っは、ぁ…
 い、嫌ですわ。お食事はこういうことから離れて…栄養を摂って頂きませんと…」

相手が飲み終わった後も、唾液で濡れた乳首からは母乳が垂れていた。
乱れた息で呼吸をつきながら女の頬はますます赤くなっていく。
その赤ら顔のまま、取り出されたアクセサリーを見上げた。
赤茶の瞳だが明かりが灯っていないせいでほとんど黒目と変わらぬその双眸に、眩く光る宝石の光が映る。
ぽーっと眺めていた仲居は、唐突に強いられる言葉に眉を顰めて客へと視線を移した。

「何…を…?」

相手への好感が薄れたのは否めない。
請われれば応じるし、快楽に耽ってしまえばどこまでも
淫蕩に堕ちていく女だが、己を性奴のように扱う男は苦手であった。
戸惑っているうちに耳朶を弄ばれ、かかる吐息に ひくっと肩を竦ませて。

「っ…ん…! 私…お客さまのお心付けを当てになどしておりません…。
 そんな…つもりで抱かれているわけではありません。
 ………カルニーツォさまが私を抱いてくださることで、またここへこようって
 思って頂けるのならいくらでも…ご奉仕致します。
 …けれど…私をその宝石で釣ることが目的でしたら…――――」

瞳が一瞬、潤む。
その宝石のために男に媚びる台詞を言うのだろうと思われたことに失望もしていた。
男の身体の下で女の身体は小さく震え。

カルニーツォ > 「フフ...フフフ...ハハハ...これは失礼。いや、あなたを見損なっていたことをお詫びします」

相手の言葉に細い目が僅かに見開かれるが、言葉を聞き終えるとこれまでにないくらい
楽しげに声を上げて笑い出す。ひとしきり笑うと、呼吸を整え、女に寄り添ったまま
頭を下げる。
そしてアクセサリを箱に戻すと、代わりに小さな香炉をとりだし枕元に置く。
そして呪文を唱えると、中の香に火が入り、薄紫の煙が甘い香りを伴って
立ち上ってくる。

「もし許していただけないようでしたら、私に平手の一つも食らわせて
 ここから立ち去ってください。別にこのことで宿にどうこう言うつもりはありません。
 でも、まだお相手いただけるのでしたらもうしばらくその可愛らしい姿を私に見せてください」

 そう声を掛けると身体をずらし、また乳首を口に含む。
先ほどよりも強く、強弱を付けながら乳首を上下に往復する。
ときに付け値まで下りてくると、歯で乳首を固定し、弾くように舌で舐める。
ときに口を大きく拡げ、乳輪ごと吸い上げ、ゴクゴクと喉を鳴らす。

 同時に反対の手は股間へと伸び、まだ乾いている秘裂を避け、脚の付け根をくすぐるように
撫で回す。ゆっくり、ゆっくりと叢の生え際をなぞり、秘裂へと近づくとまた離れ、
後孔と秘裂の間の薄い皮膚を指の腹でそっと擽る。

オデット > 感情が昂ることで潤んでいた瞳が笑う男を見ていた。
やや驚きを含んだ表情だったが、まるで叱られるのを怯える子供のよう、とも。

「…………」

仲居が抱いたのは怒りではなかっただろう。
もっと静かで、モヤモヤした何か。
それは比較的おとなしい性分である仲居が男を平手打ちするような類いの感情ではなく。
しかしまだそれを解消しきらぬうちに愛撫が再開されると、室内には甘い息遣いと声がこぼれてゆく。

「……あっ、――ん…あぁっ……!」

弄ばれる乳首から収まりかけていた母乳が再び あふれ始める。
とろっと滲んだ母乳は重力に従い垂れようとするのだが、男が吸うことでそれを
妨げられ、その舌に甘ったるい味を広げると次第にぴゅるぴゅると勢いを強くしていく。
幾筋かに分かれて噴き出る母乳は、味だけでなく甘い匂いをも女の胸元に広げていった。
乳首を刺激されると下半身にもそれは伝わり、触れられそうで触れられぬ秘裂がヒクヒクと震えた。

「ぅん…っ…、―――ふ…、ん…ぅ――――…
 あ…っ、カルニーツォさま…っ…こ…こぼれそうです…」

かぁ、と耳まで赤くなった途端。
相手が付近を淡く刺激することで膣内が収縮し、蠢いた様子。
そのせいで数時間前注がれた精液が膣奥より逆流し、こぷっと小さな音をさせてあふれる。
まるで呼吸するように ぱくぱくと震える膣口から。

カルニーツォ > 怯えたような女の表情に、男の眉が困ったように下がる。
怒りや恨み言の一つもと思っていたところに女の表情に困惑する。
掛ける言葉も見つからず、誤魔化すように手を動かしはじめる。

「あなたのような高貴な心の方に対しての非礼は詫びようもありません。
 ただ、不躾を承知で申し上げれば、私の性分をお許し願いたい。
 あなたのように美しい方が羞恥に震える姿。
 それこそが何よりも私を興奮させるのです」

胸から顔を離し、女の目をじっと見ながら話しかける。
しかし、その返事を待つこともなく、身体を起こすと女を跨いで、覆い被さる。
また顔を胸に近づけると、反対の乳首を口に含むと、さらに力を込めて乳首を甘噛みする。
空いた手は先ほどまで口に含みまだ唾液で濡れる乳首を摘まみ、そっと扱き始める。
初めはそっと触れる程度に。徐々に力を込めていき、時折ギュッと押しつぶす。
さらに指の動きを早めてはときに乳頭を爪で引っ掻く。

「おやおや、私の子種まであなたに嫌われてしまったようですね」

股間をいじる指先にぬるりとした自身の白濁の感触が伝わる。
おどけた調子で女に声を掛けると箱の中から、ウズラの卵ほどの大きさの透明な緑色のグミのようなものを取り出す。
それをゆっくりと女の秘裂にあてがい、少しずつ奥へと押し込んでいく。
完全に秘裂の中へと収まると、女の体温を受け少しずつ溶け出していく。
中に押し込んだのは性交後でも子種を殺す効果のある避妊薬。しかし、副作用として身体の
触覚が著しく敏感になると言うおまけ付き。
どちらかというと後者の目的で避妊薬を押し込むと、濡れた指先で少しずつ包皮に包まれた陰核を撫で回しはじめる。

「もしあなたが本当に我慢できなくなるほどの快楽を感じていただけたのならば、
 あなたのその可憐な唇から淫らないやらしいおねだりの言葉を聞かせていただけますでしょうか?」

小さく微笑みながらそう尋ねると陰核をいじる指先の動きを早めていく。

オデット > その言葉に返す時間を与えられたとしても満足に言葉を紡げなかったことだろう。
ほのかな悦楽だけでも理性は蕩け始めるというのに、冷静な会話など望むべくもない。
刺激されて母乳が分泌され、ぱんぱんに張った乳房は痛いほどに。
甘噛みされた乳首から、ようやく解放されたとばかりに母乳がぴゅうっと噴き出る。

「……あっ、はぁっ……ん、…うぐ…っ…!
 濡れ…て…汚してしまいます…っ…―――…ん、ぁ…ああっ……!」

扱かれる乳首もじわじわと母乳が滲んで垂れていたが、押し潰されると噴出する勢いに。
その指も、手の甲も、己のミルクで濡らしてしまう。
そして母乳は飛沫となって乳房に乳白色の粒を幾つも纏わせた。

「はぁ…っ、っは…――――…何…? んぅ…っ…!」

男性器ではない何かが つぷ…と秘裂に入っていく感覚に一瞬息を呑む。
膣内は精液で濡れているので滑るようにゆっくりと、飲み込んでいった。
挿入時ほど圧迫感はないが、膣内が何かで押し広げられる異物感に唇を噛み締めたが、それは次第に失せていく。
それと同時に今度は敏感な陰核を刺激され、ぶるっと腰を震わせ身悶えた。

「ゃあぁっ……んっ、ああっ…――――今っ、は…待ってくださ…っ…!
 考えら、れません、っ―――あぁっ……!」

愛撫されながら問われるというのも酷なことで。
次第に膨れていく陰核は、包皮から抜け出るようにその充血した本体を露わとしてゆく。
その下部、精液の名残を纏った秘裂より、とろりと垂れたのは精液混じりの愛液。
秘芽が膨らむにつれてそれは量が増え、後孔を濡らしてからシーツへと糸を引き垂れた。

カルニーツォ > 指で扱くと母乳が噴出し、顔にかかる。かかった乳を手で拭い、口元まで垂れてくれば、それを舌で舐めとる。

「本当にまるで噴水のようですね?これだけ大量に出るのであれば、
 バターにチーズ、ヨーグルトにアイスクリームも作れそうですね?」

冗談なのか本気なのか、尽きることなく吹き出る乳を見て目を細める。

「今は?ならもっと気持ちよくして差し上げれば紡いでいただけるのでしょうかね?」

女がかろうじて紡いだ言葉に再び問いかけるも、女の耳には届いているであろうか。
股間に伸びた手は精液混じりの愛液で濡らした指でそっと陰核を摘まむ。
初めは包皮ごと、包皮を伸び縮みさせながら敏感な肉芽を扱き始める。

「ドンドン大きく硬くなってきていますね。いったいどこまで大きくなるのでしょう?」
肉芽が膨れていくに従って、その姿が露わになっていく。
むき出しになった肉芽にたっぷりと淫蜜をまぶすと、指の腹で直接摘まんで扱き始める。
初めは触れるか触れぬかという暗いのかすかな刺激。そこから徐々に力を込めていき、指の原を使って敏感な肉芽を扱いていく。
しばらく扱き続けていけば、段々と秘裂へと入れた薬も身体に回ってくる。
最初交わりのときよりもより強い刺激を感じているのであろうか。
それを期待して、陰核や乳首を摘まむ指の動き、乳首を含んだ口の動きを早めていく。

「ご気分はいかがですか?まだまだおねだりをしていただけるほどには満足していただけていないようですね」

女の表情を見ながらそう問いかけると、箱の中から指の爪ほどの大きさのビー玉を取り出す。
そしてそれを後孔まで垂れる淫蜜にまぶし、ゆっくりと後孔へと押し込んでいく。
一つ、二つ、三つ...抵抗を感じるまでゆっくり、ゆっくりと押し込んでいく。
そして、小さく呪文を唱えれば、後孔の中でブルブルと震えてくる。
呪文を唱えるに舌がその震えは強まっていく。

オデット > 母乳を利用しての乳製品など許すはずもないのだが、それを否定する力すら奪われがち。
蜜まみれの秘芽は月光で照るほどに艶々と濡れていた。
相手の力が強まるにつれてあふれる愛液は洪水のように とぷとぷと垂れていき、白濁液が膣内を逆流する手助けをする。

「……あ、あ、―――…熱い…っ…ああっ……!」

膣内が熱いのか、扱かれる肉芽が熱いのか、己でもよく分からぬ熱に浮かされる。
理性が崩れかけている時、ふと無防備だった後孔に何かが押し込まれて腰がビクッと震えた。
力を入れることで窄まるばかりだったアナルだが、蜜のぬめりのおかげで
その程度の大きさなら苦もなく受け入れられる状態になっている。
ただ皺が押し込まれるようにビー玉を入れる瞬間はかすかな抵抗があり―――
それを過ぎると くぷっと丸吞みし、何事もなかったかのように窄まるのを繰り返す。

「ああっ…―――んふっ…! っは…、ん―――あふっ…!」

女の声も同様に。
押し込まれる際には息を吸い込み、堪えるような声だが、呑み込む瞬間はそれが弾ける。
直腸の中でビー玉同士が擦れ合い、窮屈で、苦しげな息を吐くが同時に甘さも含んでいる。
呑み込むだけで精一杯だったのだが、それが震え始めると声も震え。
ビー玉の振動が最大に至るまでもたなかっただろう。

「っあぁっ…!! いやっ…動い、て…っ…っあ、…あっ…あっ…
 嫌ぁっ……――――無理、です…っ…あぁぁっ…出…――っ ああぁあぁっ…!!!」

絶頂し、膣と直腸が同時に収縮すると ぷくっと肛門が広がり、ビー玉が覗いて産卵のようにぷりゅりと放出してしまう。
入れられたうち、出したのは2つだけであったが吐き出したそれは愛液ではなく腸液を纏っていた。

「んはっ…はっ…あ…っ…! かっ…カルニーツォさま…
 もう…もう…お願い…しま…す…、ぉ…―――おまんこ…熱くて…
 ください…挿れて…、奥まで…… みる、く、の出るおっぱいも…っ
 全部味わって…私の身体…朝まで愛でてください…」

ダラダラ、トロトロとだらしなく愛液をあふれさせ、絶頂の名残で収縮に合わせて
節操なくヒクつく女性器を片手で緩く引っ張り、入り口を晒しながら喉を震わせると目尻に涙滲ませ。

カルニーツォ > 「嬉しいですね...あなたのその可憐な唇からそのようないやらしい言葉が紡がれるとは...」

女が自ら秘裂を拡げ、男のものをねだる言葉に嬉しげに笑みを浮かべる。
そして女に大きく脚を拡げさせるとその間に身体を滑り込ませる。すでに硬く屹立し、
先端から透明な液体を滲ませている肉棒。それを女の蜜壺へとゆっくりと沈めていく。

「あなたの柔らかな身体、存分に味あわせてください...」

女の耳元に囁きかけると、背中に手を差し入れ、ゆっくりと身体を起こしていく。
胡座をかいて座ると、女の手足を自らの身体に巻き付かせる。

「ほら、もっと気持ちよくなりたいのでしょう?ご自分でも腰を動かしてください?」

両手で女の尻と背中を支え、細い腕からは思いもよらぬ力で、女の身体を持ち上げては
落とすと同時に腰を突き上げる。
最初はゆっくりと亀頭で膣壁を擦り上げるように、少しずつ角度を変えながら一周していく。
さらに豊かな胸に顔を埋めるようにして、乳首を吸い上げる。あふれ出る乳をたっぷりと口に含むと、そのままギュッと女を抱きしめ、と唇を重ねる。
口の中の乳を口移しに女の口内へ注ぎ込むと、そのまま舌を差し入れ、そのまま舌を絡め、貪るように女の口を吸い上げる。
湿った音を立てて唇を貪れば、同時に秘裂も水音と肉のぶつかり合う音を響かせる。

「ハァハァ...とても、気持ちよいですよ...二度目だというのに、全く萎えることがありませんよ...」

内の震える球を感じると、それとこすりあわせるように腰の動きを早めていく。
動きに合わせて息はドンドン荒くなり、水音も肉のぶつかり合う音も激しくなっていく。
「あ、あぁ...オデットさん、もう、もう...」

限界を感じ、大きな声を上げながら、一際強く腰を突き入れると同時に、今宵何度目かの精を女の胎内へと放つ。しかし、濃さも量も最初のとき以上に国多くなっているかのように感じられる。

そして果てると同時に女を布団へと押し倒す。そのまま胸に顔を押し当てると、赤児のように口に女の乳首を含み、静かに吸い上げていく。

オデット > 膣口を押し広げると間もなく入ってくる肉棒の圧迫感。
精液と蜜にまみれ、媚薬に侵された膣肉が歓迎しながらも締め上げて悦びを表した。

「あ、ああっ……あ、あっ、ああっ……!!」

それだけで連続しての絶頂を味わいつつあるようで、ビクビクと収縮が小刻みになる。
抱き起された仲居の貌はすでに快楽に浸りきり、蕩けていた。
己の重みで落とされるたびに最奥まで突かれ、子宮口が弾む。
母乳のあふれる乳房もまた、ぶるんと大きく揺れて幾度も幾度も弾んだ。

「ひゃうぅぅぅぅっ!あぁっ、また…イッて…―――…!!
 あぁあぁんっ、あっ、あっ、熱い…っ…奥まで…全部っ…あぁあぁっ
 …――――ん、ぐ…!」

胎内を犯されながら己の母乳を与えられ、甘みを一瞬感じるもののそれはすぐに相手の舌に浚われて唾液の音に変わる。
快感からろくに口付けに応じられないにもかかわらず、貪られる唇の端から唾液がこぼれた。
蕩けた膣は下から腰を打ち付けられる際にはすんなりと剛直を迎え入れるのだが、
体を持ち上げられ、それを引き抜かれる際にはまるで離れたくないとばかりに膣肉が肉竿へと抱擁し、吸い付く。
直腸のビー玉も己を苛めてくるのだが、絶頂してばかりで力が入ってしまい、それを吐き出すことが困難だった。
もう達しない間がない、と自覚するほどに昂った時―――

「あぐぅっ――――――…!!! あっ、あっ、…あっあ…!!」

深く突き刺さった肉棒が完全に子宮口を捉え、腰から先が
溶けてなくなるのではないかと思うほどの快感が全身に広がり精液が子宮の内側を撃つ。
痙攣する膣肉が濃厚な精液を貪るも、なかなか絶頂から戻れない女は腰を震わせ続けていた。
母乳あふれる乳首を吸われると尚更快楽の引きが弱くなり、
切羽詰まったままだが胸に顔を埋める客の頭を優しく撫でて応えた。

「んぅぅっ…―――カルニーツォさま…私…ずっと…気持ちよく、て…―――」

膣の収縮が激しく、まだビー玉を自力で出すことは難しそうだ。
仲居は呟くと、意識を手放してしまう。
その後女の身体が解放されたのか、朝まで愛でられたのかは、客の意思次第となろうが、
肉棒を完全に引き抜かれるその瞬間まで女の膣内は浅ましく蠢き続けていたことは間違いなく――――

ご案内:「九頭龍の水浴び場/客室」からオデットさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/客室」からカルニーツォさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジードさんが現れました。
ジード > 「相変わらず良い湯加減だねえ」

どこか惚けたような気が抜けた声が岩風呂に響いく。
商品の仕入れの帰りに立ち寄った宿の湯に魅了されて数日、暫し足止めを食っていた。
あまり人のいない時間を教えてもらって狙い通り、ほとんど独り占めの状況で
湯船に体を浸して弛緩したように息を吐き出し肩を揉む。
全身がほぐれていくような感覚に自然と上機嫌になるのも無理なからぬこと。

「お酒でもあれば最高だけど流石に持ち込むわけにもいかないしね。残念だ」

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「あぁ、忌々しい。まったく。あぁ本当に」

馴染みの宿、馴染みの湯。そこに現れるなり、グヂグヂと文句を言いっぱなしの少女。

「この湯に発情抑制効果があればいいのに。
 あぁそれにしても。いいように手玉に取られるっていうのはこれだけ腹立たしいのね」

やたら攻撃的に言いながら。ざっ、と身体を洗い、さぁ今日はどの湯を堪能しよう。
そう思いながら歩いていれば。どうやら先客がいたようで。
それまでの愚痴の零し方や自身の余裕の無い態度を見られたのではないか? と思い。少女は乾いた笑みを浮かべつつ、頭を下げる。

「……あ。あははははは。その、初めまして。
 イヤだわ私ったら、みっともないところをお見せしてしまって……」

何か言われた訳でも無いのに、そんな言葉が口をついて出た。

ジード > 静かな中を言葉も少なく静かに過ごす一時。
今まで感じた事のない穏やかさを楽しみながら湯の中で手を伸ばすと聞き覚えのない声が聞こえる。
騒々しいと言わば口が悪いが感情を隠そうともしない様子に興味を惹かれ視線を動かすと少女と目が合った。
緩やかに笑いながら手を上げて左右に振って見せて少し忍び笑い。

「いやいや、気にしない気にしない。温泉ってのは多少開放的なくらいの方が楽しいと店主も言ってたしね。
 東方では確か一期一会というんだっけ?これも何かの縁、愚痴位なら聞くけどね」

相手は初対面の何のしがらみもない相手である。
それこそ気が楽だろうと軽い調子で言いながらも少女の様子をざっと眺める。
やはり見覚えは無い。じろじろと見すぎないように早々に視線はさっと外すのだが。

セイン=ディバン > 少女の経験上、この時間はほぼほぼ貸切状態だったはずなのだが。
どうやら、先客もその貸切状態を楽しみに来ていたか。面白い縁であった。

「は、ははは~……。そう言って貰えると、気が楽ですね……。
 ……ん。えっとそれは、確か出会いと縁について語った言葉でしたっけ?
 ……じゃあまぁ、失礼して」

少女側にとっては微妙に気まずい空気の中。ざぶ、と湯に浸かり。少女は相手を見る。どこかで見たような男性だが、思い出せぬまま、少女は再度頭を下げて。

「改めて。私はセイン=ディバンと申します。
 本来は30過ぎのオッサン冒険者なのですが。事情があってこんな姿に。
 お見苦しい部分もあるでしょうけど。ご容赦を」

ぷかり、と。水面に浮かぶ胸を押さえながら自己紹介する。
通りすがりの初対面の相手だから、と。事情を包み隠さず言い。
更に、自身の股間を指差すようにして、『見苦しい部分』と強調する。

「えっと、まぁ。愚痴というか。呪いで日ごとに発情するようになるし。
 オマケに先日タチの悪い人外者に調教されるしで……。
 要するにあれよ。フラストレーションが溜まってるの」

自己紹介してしまえば、後は飾る必要もない、とばかりの地を露にし。
そのまま湯の中でう~ん、と一伸び。

ジード > 「一生に一度の出会いって意味じゃなかったかな。
 大体人生はそのまま分かたれてもう一度は交わらないもんだけどね。
 はい、どうぞ?」

それでも交わったりするのが商人という商売ではある。
良く知っているだけに軽く笑い飛ばすだけに留め、傍らにやってきた少女に視線を向ける。

「それはまた――何というかこの街はそういうの多いね。
 女性の体を作り替える呪いというのはかかった人間を見たことがあるけどその逆とはまた特殊な」

感心したようなその術者に対して呆れたように言いながら顎に手を当てる。
強調している部分には気が尽いてはいたが敢えて何も言わずに流して自己紹介を静かに聞き。

「おやまあ、それは良くないね。折角こういう場所に居るんだから発散しないと。
 何か趣味とか持ってみるのもいいかもしれないけどね?
 あ、そうそう。俺はジードという主に街の平民地区か貧民地区で商売をしている行商人だよ、宜しく。
 取り扱ってるのは媚薬と科麻薬とか怪しげなのもあるけど香辛料と科アクセサリーとかだね。
 何か趣味になりそうな物ってのがあるなら伝手で手に入れる位はできるかもよ?」

フラストレーションがたまってるという言葉に心底大変そうだと同意する物の、
続いた自己紹介から繋がるのは何とも商人らしい言葉である。

セイン=ディバン > 「お詳しいですねぇ。東はまだ仕事や余暇で行ったことないんですよね……。
 ふむ? 随分含蓄のあるお言葉。お若く見えるのに……」

落ち着いた物腰と言葉に、少女は笑い、随分博識なのですね、と呟く。
どうやら敵意害意のあるタイプの男性では無いようなので。そのまま少し距離を詰めるように、湯の中をじりじり、と移動。

「えぇ本当に。因果で業の深い国と街ですよ。まったく」

相手の言葉に同意し、うんうん、と首を縦に振る少女。
呪われて以来、街を歩いていれば色々と事情を抱えた人間に気付けるようになったが。
この国内では本当にそういった存在をよく見る。

「えぇ、そうしたいものです。おおよそ一週間。犯すか犯されるかをしないと発狂しそうなほど辛いんですよ。
 ……ジード……行商人……。あぁ、なるほど。
 道理で。私、アナタをなんどかお見かけしてますわ。ジードさん。
 最近、露天古書商の方の商品を見るのが趣味なので。その際すれ違っていたかもしれません。恐らく、ですけど。
 ……なるほど。何か入用な時は、お伺いいたしますね?
 それと……」

丁寧に自己紹介してくれる相手に好感を持ち、会話を重ねていく。
自身の現状を口にしつつ、さらに距離を縮めていく少女。
思い返せば、なんどかこの男性を路地などで見かけたような、見かけていないような。
だがまぁ、今回こうして知り合えたし、覚えておこう。そう思った少女は……薄く笑いながら距離をどんどん詰めていく。

「もしもよろしければ、ですけれども。ここでこうして出会ったのも何かの縁。
 実は私、今も発情に苛まれていまして……。ここは人助けだと思って。
 私を、犯してくださいませんか?」

この男性の物腰なら。そう思い、少女はダメ元でお願いしてみる。
発情は、かなりピークに近い状態だ。治まるなら、治めておいたほうがいい。
とはいえ、問題はこの男性がふたなりを抱くことに抵抗がないかどうか、なのだが。

ジード > 「若くか、そう見えるかい?こう見えても覚えてる限りで300年くらいは生きてると思うけど。
 前に東に行ったのも100年くらい前だったと思うから多分当時とは大分違うんだろうけどね」

長く行き過ぎると段々と時間の感覚はおろか、感情の起伏すら希薄になっていくように感じる。
実際の年齢などとっくに忘れていたことを思い出して思わず苦笑いした所で寄ってくる少女にきょとんとした表情が浮かぶ。

「そういう所だから俺のようなはぐれ物も商売できているのだから感謝はしているのだけどね。
 おやまあ、それは面白い縁だ。そういうのがあるから商人ってのはやめられんね。
 今後とも是非ご贔屓に頼むよ、って…おお?
 ――何というか、それは幾らなんでも難儀すぎやしないかい」

その呪いを考案した奴は余程趣味が悪いに違いないと勝手に決めつけつつに、
寄ってくる少女の体肩を片手で抱いて見せれば返事の代わりとばかりに唇を軽く重ねようと頭を動かす。
逆の手で少女の竿をなぞる様に指を這わせてそのまま下へと這わせて秘裂の様子を確かめるように入り口を指でなぞり。

「そうお願いされるなら仕方ない、こんな可愛らしいお嬢さんを抱ける役得を放り出す理由もないしね?」

相手の正体を聞きながらもなお外見をほめて笑いながら指を膣の中にすべり込ませようとし。

セイン=ディバン > 「……え、マジに? ……へえぇ~……。ほおぉ~……。
 なるほどね……ふふ、私、どうやら最近本当に人間以外の方と縁が深いみたい」

突然の告白に、少女は目を丸くするが。意識を集中すればなるほど。
どこか人間とは違う気配を、かすかにだが感じた。知人の超越者級とまでは行かないが。
見た目に反して、どうやらこの男性。なかなかの人物のようだぞ、と。

「それはまぁ、確かに。よく言えば、懐が広い国なんでしょうけど。
 ふふ。そうですねぇ。貴方たちのような行商人、露天商の方々のお店の方が、面白い商品があったりしますしね。
 ……ふふふ。えぇ、とても難儀で、とてもクソッタレなんですの。この呪いと、私の現状って」

すすすすす。水を掻き分ける音も微かに相手に寄り添い。
そのまま、抱き寄せられれば、うっとりとした表情を見せる少女。
唇を重ねられれば、見た目どおり、恋に憧れる幼子のような、甘く軽く、しかし情熱的なキスを返す。
口付けたまま肉槍を触れられ、さらにクレパスの入り口までも触れられれば、小さく声と息が漏れてしまった。

「そう言っていただけて幸いですわ。……ふふ。呪いが解けて男に戻る日が来たら、ジード様とお会いしたら気まずいことこの上ないでしょうけども。
 ……あ、あぁぁっ! せ、線の細さのわりに……大胆なのね、アナタ……」

久しく感じていなかった。優しく犯されるという感覚に、どきどきと鼓動が早まる。
そのまま、甘えるように擦りより、相手の首へと舌を這わせ、服従と恭順の意志を示す少女。
瞬間、つぷり、と指を入れられれば。ぶるっ、と身体を震わせ感じてしまう。
相手のしなやかな指を、浅ましい肉壷はすぐに捕らえ、吸い付き。とろとろと、湯の中へと蜜を漏らし始めてしまうことだろう。

「ふふ……お願いしたのは私。受け入れてくれたのはアナタ。
 だもの……好きにしてちょうだい? 犯すのも自由だし、上に乗れというのならアナタの上で腰を振ってあげる。
 奉仕されたいなら、そう言って? 口でも尻でも。当然、胎の中でも。好きに使っていいから……」

すっかり相手に身体を預け、囁く少女。内面は30過ぎのオッサンだが。見た目はまだ若い少女だ。
相手にはそのギャップはどう見えるだろうか。

ジード > 「魔族と言ったt頃でそれほど人間と変わる物じゃないしね、あの街だとそこら辺を歩いてるとよく見かける。
 それでいいのかと思うが――国から逃げてくる輩も多いからねえ。俺もその一人だが」

争ってるせいで訪れて定着する輩が増えるという皮肉なループが発生している。
長い事をそれを眺めてはいるものの、終わる気配がないものは致し方が無い。

「その代り中身に関しては保証しかねる部分が大いにあるのでご利用は計画的に、ね。
 それじゃあそのクソッタレな状況を少しくらいは和らげるお手伝いをしてみようかな。
 もしも戻ったら、それはそれで酒飲みの笑い話位にはなるんじゃないかね?
 ま、その時に恨まれないようにあんまり粗末には扱わないでおくとしよう」

唇と唇を重ねたまま戯れるように舌で唇を舐め、息が漏れる瞬間に舌を口内に捩じ込んで軽く相手の舌を絡め取る。
戯れるように暫し触れ合ってから素早く舌を引き抜いて己の首筋に唇を這わせられるくすぐったさに身じろぎしながらも、
目の前に見えた少女の耳たぶを食みながらわざと音を立てて舐り始める。
膣内に押し込んだ指が抵抗なく吸い込まれたのを感じれば中を中指と人差し指で刺激しがてら親指と小指と掌で肉棒の根元を擦り、絞る。

「年の功ってやつかね。こうやって女を抱いてる時の熱は好きだよ、自分と相手をはっきり認識できる。
 そうかい?それじゃあお言葉に甘えて、目いっぱい可愛い所を見せてもらおうかね。
 本来の姿がどうあれ、今の君の姿はとても魅力的だ」

背徳感すら感じる状況に喉を鳴らして笑い言い放ちながら少女の肉棒の
上部を片手で強く摺り上げて反応を見るのと同時に膣内を強く引っ掻き回し。

セイン=ディバン > 「まぁ、それは確かにね。色々な方を見てきたから。判るんだけど。
 ……そう、なんだ。……哀しい話ね」

隠すことをせず。語ってくれる相手。少女は深くは聞かず。
だが、茶化すこともせず。その言葉を飲み込んでいく。
人間とそれ以外。両方と関わる少女にとって。その話は辛いものであった。

「そこは、中身も安心、って嘘を言えば良いのに。正直なのね。
 ふふ、お願いするわ。……あぁ、それはそうかも。
 怨んだりなんてしないわよ。手荒に扱われるのは、もう最近慣れちゃったもの」

どこまでも優しい相手の言葉に、からからと笑う少女。
口内を踊る舌に、自分からも舌を絡ませていく。
耳たぶを攻められれば、更に一際大きく。一度だけ、身体を震わせた。
本当に恋をしてしまったのではないか、という様な鼓動の高まりの中。
なんとも器用に、中と竿を片手のみで愛撫されれば、目を白黒させ、視線を下へと。

「ちょ……器用ね、アナタ……!! 勉強になるわ……。
 ……えぇ、良いわよ。たっぷり見て、楽しんで頂戴?
 ……くふっ。ジード。あなた、随分口が上手いわ。結構遊んでるタイプなのかしら。そうは見えないのに」

自身の思いつかなかったテクニックを学びながら。実にロマンチック、かつ照れる様な言葉に、少女は顔を紅くしつつ笑う。
肉槍の上を刺激され。同時に、膣内への愛撫も強まれば。
二点攻めの快楽の強さから。少女は相手へと抱きつき、軽くだが絶頂してしまう。
幸い、肉槍から白濁が零れることは無かったものの。膣口は二本の指を締め付け、膣の内部はまるで欲しがるかのように。ちゅうちゅうと、指へと吸い付き続けていた。

ジード > 「そしていたと思ったらすぐに消えてるのもあの街ならでは、だけどね。
 だからこそ一度一度の出会いってのは大事にしておかないとすぐに取り残されてしまうのさ。
 それだけでいい、と思えるようになったら苦にはならなくなるね」

何気ない日常ですら、印象に強く残るものがあれば熱として残る。
種族にもよるが魔族の中には人間と精神性にそこまでの差が無い種族もいる。
そういったものは長く生きれば生きる程膿んでゆく、それを多少なりとも遅らせる男なりの処方箋。
とはいえそんなものを経験しないのが一番幸せではなかろうか、と時折思うのだが。

「商売人だからこそそこらへんの信頼は大事にしておかないと足元をすくわれるんでね。
 何事も笑ってそれがどうした、と言えるようになれば案外気楽に行けるもんだよ。俺が楽天的なだけかもしれないけどね。
 ――それを聞いて乱暴にしよう、ってほどサディストって訳でもないけどね?」

少しだけ笑って返しながらも素直な反応にハッハと声を上げて笑う。
体が震えて刺激を享受していることが少女の反応から理解できれば少女の視線が下に動いたのに合わせて強く根元を締め上げ。

「普通は使わない技だしそりゃあ、ね。両方あるのはそれなりに珍しい。
 別に経験が無い訳じゃあないけどさ、っと。
 そりゃあ俺は女好きだかね?そう見えかったというなら不用意に近づいたことを後悔してみてもいいよ。
 そういうプレイはそういうプレイで嫌いじゃない」

相手がそんな事をしないだろうという事を理解したうえでそんな冗談を投げながら、
少女が絶頂の熱を帯びたことを指先で感じれば明確に締め付け方が変わる膣内からゆっくりと指を引き抜いていく。
名残惜しそうに張り付く壁面を時折引っ掻いて期待を持たせる様に苛めながらも指を抜き去れば少女の肉棒を上に引っ張るような形で姿勢を弄り。

「そろそろ行くよ、っと。こういう場合の姿勢は毎度悩むね」

対面座位の格好で少女の中へといきり立った剛直をじっくりと沈め込みながら、
少女の槍のカリの裏側を輪にした指で持ち上げるように刺激を加え、
体を密着させきらないように手の入るスペースを保持したまま腰を抱え込んで腰を突き上げて子宮を抉り。

セイン=ディバン > 「そうね。冒険者なんてやってると、本当にそう思うわ。
 同業はいつの間にか死んで。贔屓の店も代替わりしてたり。
 となると。今日こうしてアナタと出会えたのはとても素晴らしいことね。
 だって、この縁を大事にしようって強く思えるんですもの」

流石に年長者。重みのある、しかし嫌味では無い言葉であった。
どこか、師匠。あるいは、もはや記憶にも無い自分の親の様な。
そんな信頼を少女は勝手に芽生えさせつつ。相手へと身と心を委ねていく。

「信頼は大事。よね? お互いの仕事柄。
 そう言える様になりたいものだけど。なかなか難しいわね。
 何せ、まだ元のカラダには未練もあるし。……サドではなくても。女の子を苛めるのは好きそうですけど?」

互いの環境や職の違いについても考えるが。今こうして肌を重ねている間は、それらはオマケで良い。
穏やかで、朗らか。相手の警戒を知らず知らずに薄めていく。
そんな魅力ある声に目を細めつつも、ちょん、と。少しだけ意地の悪い言い方を。

「んくっ……!! 珍しいけど、経験はある、って。フフ……。
 んあぁぁっ……。後悔、なんて。私だって女好きだもの。
 ……ふふふ、演技してあげましょうか? レイプ風とか、それか、シチュエーションエッチ? とか? あんまり経験ないけど」

しれっ、というその言葉に。思わず笑い声が強まる。自身もそうだけど。
女好きだけど、乱暴しない。そこまでじゃない。どこかシンパシーを感じてしまう相手だ。
そのまま、絶頂の余韻に浸っていれば、指が引き抜かれ。ぷるっ、と震えてしまう。
水中だから良かった。もしも下腹部が湯に浸っていなければ……。
さぞや下品な、淫らな水音を奏でてしまっていただろうから。

「ん……ぅん……。ごめんなさいね。私のチンコ、おっきくて。
 ジャマでしょ? ……んあぁぁぁっ!! も、うっ! チンコ、イタズラしないの……!!
 あ、あっ、ああっ……来たぁ……太いの、キタぁぁぁ……!!」

相手が対面座位を選択し、二人の肉体の間で自己主張する自分のペニスについて謝罪するが。
それをさらに指で刺激されれば、少しばかりの文句を。なにせ、くすぐったくて気持ちよすぎるのが問題だ。
そこに意識を取られていたからか。不意に侵入されれば、すぐに蕩けきった声と表情を晒してしまう。
もはやすっかり性感帯として開発されてしまった子宮を突かれれば。
少女は、必死に相手にしがみつき。

「……~~っっ」

赤面した顔を見せないように。しがみつき。ぷるぷるぷるぷる。子猫のようにすごく震えている。

「……動いて。ジード。もう、私、ダメ。
 犯して……めちゃくちゃにして、私の中のイライラ、消して……」

か細い声。懇願。めちゃくちゃにしてほしい、と。顔を伏せているものの、照れているのは、首と耳まで赤くなっていることから容易にわかってしまうだろう。

ジード > 「それまで楽しめるようになるのはいささか難儀といえば難儀だけど、ね。…ハッハッハ、確かに。
 俺としてはこうやって抱き合えてる時点で望外の幸せってやつさ」

上機嫌に少女の体を苛め、愛おし気に抱きしめがてらお尻を強く揉む。
相手がこちらを信頼して身を委ねてくれるのが感覚として分かり、それがどうにもくすぐったい。
自分も熱に身を委ねながら少女の意地の悪い言葉のお返しとばかりに強く上下に槍を扱き。

「悪徳商人ってのはあんまり趣味でもないんでね。
 もちろん可愛らしい女の子を抱くためなら嘘の一つもつく程度には悪人だけど。
 未練があるなら損と雨の努力はしないと、ね。勿論さ、女の子ってのは苛めたら苛めただけ可愛らしい所を見せてくれるからな。
 ほら、その証拠に今手の内に居る子がいい声で啼き始めてる」

いけしゃあしゃあと言い放ちながらも少女の謝罪に首を横に振って応じれば、
自分の言った通りの様に可愛らしい声の混ざる様子を嬉しそうに見がてら鼻先にキスを落す。

「生きてきた時間が長い分は、ね。それに魔族の方がこういうのは多いさ。
 シチュエーションねえ。じゃあ今度メイドの服でも来てもらおうかね?
 いや、なに。これはこれで弄りやすいしな。この体位だと体密着させにくいのだけが難点だが――後で別のも試してみるか」

軽い調子で応じるだけ冗談めいた言葉の応酬を続けながらも真っ赤になった少女が己の首筋に顔を宛がい、
懇願する様子に思わず興奮が募る。膣内に入ったままの肉棒が大きく膨れ上がり、少女を内側から押し広げ。

「承りましたよお嬢様――って、ねっ!」

耳元で優しく囁きながら耳たぶを食むなり男の腰が蠢く。
少女の肉棒を弄る手が一気に下まで引き下げられ、細い体躯に似合わず強い力が少女の体をしっかりと下に固定してしまう。
必然的に打ち据える腰による肉棒の衝撃は逃げ場を無くし少女の中に強く響いた。
突き上げる角度を変えて小刻みに刺激を加えていく動きそのものは激しくないが、
下手に乱暴に動くよりもはるかに少女の中を文字通り蹂躙していく一物。
徹底的に子宮口を突き上げて口を開かせるかのように小突きながらカリがこなれた狭い膣を押し広げて行く。
それに合わせて胸元に指を這わせると胸の先端を捻りあげて強く苛め、引き下げたまま根元を
閉め込んだままの肉棒へも時折指を上下させて刺激を加えていく。

セイン=ディバン > 「難儀でも何でも。そろそろそうでもしないと、心のほうが持たなさそうなのよね……。
 ふふ、言ってくれること。それはまぁ、私もおなじだけど。
 この身体になって良かった事は、女の悦びを体感できることね」

抱きしめられ、尻を揉まれれば身体を捩り、反応を返してしまう。
少なくとも、嫌悪するような相手で無いのならば。触れられるのはイヤじゃないし、心地よい。

「趣味じゃない、だけ? 必要なら悪徳商人も辞さない、って?
 ……ふふ。それは私も。女を抱くにはいろいろ手段は用意しなきゃ。
 ……十分にサドだと思うわよ、それ。まったく、アナタも大概、良い趣味だわ」

とんとん、と進む会話。楽しみつつも、相手の言葉についつい突っ込んでしまう。
女になった自分の姿をまじまじと見たことは無いが。自身の様子で相手が昂ぶってくれるなら、少し誇らしくあった。

「あぁ、納得。そりゃそうか……。
 メイド? メイド服が好きなの? まぁ、持ってるけど。
 ……あ~、何か悪巧みしてない? ……でもまぁ、アナタならいいわよ、ジード」

鼻先へのキスに、くすぐったそうに目を細める。意外な一言に、少女はクスクスと笑うが。
いざ挿入されれば、もはや主導権は相手のもの。肉茎の埋まる膣は、早く、早く。犯して、犯して、とばかりに。
ひくひくきゅんきゅん。収縮し、抉ってほしがっていることを如実に伝えてしまうだろうから。

「あ……あああああああっっっっ!!」

声と同時に。一気に行為を開始される。
ずぐっ、という深い衝撃。そのまま身体を揺さぶられる。
不快ではない。だが、それはとても強い快楽に過ぎた。
子宮口を執拗に小突かれ、キツく締まる膣壁を、カリによってごりごりと刺激され続ける。
胸の先端。既に痛いほど張り詰められていた乳首を抓まれば、うっすらと涙が浮かぶ。
更には肉棒も、まるで自慰のように扱き上げられれば、少女は青息吐息といった様子で、口の端から涎を垂らす。
しかして、その体は更に快楽を求め。
少女は、相手にしがみついたまま、自身からも腰を振り始めた。
のみならず、力を加え、更に膣内の収縮をキツいものへと変えていく。

「あっ、はっ、ヒッ……!!
 ねぇ、ジード……っ! どう? 私の、マンコの、中……!!
 気持ち良い……? んあぁっ!! ねぇ、ねぇ……!!」

必死に踊る少女。顔を上げ、相手を真っ直ぐ見つめる。それは、少女の内面に似合わぬ姿。
胸を揺らし、肉打つ音を奏で、犯される内に、ついに子宮が下り切り、その子宮口が、ぱくり、と開く。
さぁ、もっと奥へ来て。抉じ開けて、貫いて、注いで?
そう言うかの様な表情を見せ、少女は、熱烈に相手の唇を奪った。

ジード > 「そこに関してはガンバレ、としか言えないのが心苦しいけどね。
 完全に女になる決心がついたらそれはそれで楽なんだろうが――あ、そう思ったら教えてね。
 確かに男の身の上じゃあ、女の感覚なんてわからんからなあ。俺だってわからない」

現在進行形で相手とは違って単純な男でしかない理解しかねる部分である。
同意しながら頷いて帰して見せる。

「もちろん商人様ですから?自分の財産を守るためだったらたまには非情にだってなるよ。
 そうだねえ、用意する手練手管が多いに越したことは無し。
 今回みたいなラッキーは早々ないだろうし、サドな男としては次にセインと出くわした時に口説く理由を考えておくよ」

いい趣味と言われれば笑い飛ばして返す減らず口。
子宮の入り口を狙い定めるように苛めながらの返答ではあったが、
意外な事に良いと返されたコスプレの事にきょとんとした表情が浮かぶ。

「案外そういうのは嫌がるタイプかと思ったがそうでもないのかい。
 メイド服が好きというか普段とのギャップが好きというかね」

お世辞にも趣味がいいとは到底言えないようなことを笑い言い返す。
確かに相手の言う通り良い趣味、なのは間違いなさそうだ。
責めれば責める程少女の中は男を愉しませるかのように動きを変えていくせいで
肉棒が大きく膨れ上がって脈打ったかと思えば壁面をゴリゴリと音を立てそうな勢いで削ってゆく。
散々に苛めた結果か、それとも少女の資質のせいか己に強請る様な動きに合わせて自分からも唇を重ねれば、
今度は舌を完全に捩じ込んで少女の舌を絡め取る。正に犯すという形容が相応しいほど乱暴に扱きあげながら、
ぱっくりと子宮口が開いたのを感じればそれを逃さず亀頭を押し込み。

「ん…はっ、ああ。いいぞ…?今からその証拠を注いでやる――よっ!」

少女の言葉にそっと囁くように応じると剛直が直後に膨らむ。ミッチリと音を立てる程に子宮を押し広げながら、
大量の精液を子宮の中へと直接流し込み。

セイン=ディバン > 「いや、そう言ってくれるだけで十分よ? 本当に。
 ここぞとばかりに手を出してくるヤツ等の多いこと多いこと……。
 ふふ~ん。だったら、ジードも一回呪われてみれば?」

ガンバレ、という言葉に苦笑いする少女。正直、ガンバレと言ってもらえるだけでもだいぶ精神的に楽だ。
そのままからかうように言うが、まぁ呪われたいと思うような男はそうそう居ないだろう。

「あら怖い。なんてね。まぁそれはそうよね~。
 んふ。気が合うわねぇ、私たち。
 それは楽しみだわ。じゃあその時は、私を素敵に誘ってね?」

商人だからこそ。冒険者よりも、自身の財産に対してシビアなのだろうな、と考えつつ。
饒舌に語る相手に、期待してるわ、とばかりに笑い。鼻の頭をちょん、と指で触れる。

「ん、くっ……え、え? ……ああ、服装、ね?
 メイド服の方が、家事やる時、楽だったのよ……はっ……。
 そういう、こと、ね。……んんっ……。わかるかも……」

次第に呼吸が乱れる中、少女は相手の言葉に同意する。ギャップというものは、時として男の精神に絶大な戦果を挙げるのだ。
なんとか、ここまでは多少余裕もあり言葉を発していたが。
肉槍が更に勢いを増し、胎内を暴かれれば、いよいよ快楽を与えられることに意識を奪われていく。
口内に舌が入り込み、犯される。膣内を隙間無く抉られ、犯される。
頭に靄がかかり、急速に少女自身が高まっていく中。

「あ、ん、うっ……きて、きてぇぇ……!!
 中、中に……。たっぷり、そそい、でっ……!!
 !! ……きゃ……うううううううううっっっ!!」

待ち望んでいたかの様に口を開いていた子宮。そこに、ついにペニスが入り。
そのまま、精液を直接子宮内部へと注がれる。
勢い良く子宮の壁を叩くその精液の感触に、たまらず少女も、大きく声を上げて絶頂へと至った。
相手に縋り付きながら。大きな痙攣を何度も何度も繰り返す少女。
肉体はといえば。注がれた精液を一滴も残さないようにするかのように。強く吸い付き、雄の種を、奥へと導いていく。

ジード > 「それをここぞとばかりに手を出してるやつに言うかい?
 ハッハッハ、そこを突かれると痛いけど遠慮しておくかねえ。
 何せそうなったら別の意味で欲求不満になるのが目に見えてる」

どうにも精神の基本が男によることが目に見えてるので辛いだろうという検討が付いてしまう。
肩をすくめて言いながらも少女の外見をした男が戯れるように返してくる言葉に笑って頷き。

「ま、元が男っていうならさもあらんという部分はあるよねお互い様に。
 もちろん、楽しみにしておくといい」

たわむれあうように言葉を重ねて笑いながらも指の触れる感触に一度だけ目を閉じ。

「なんだ、てっきりそういうのが好みかと思ったのだけどハズレか。
 とはいえまずはセインの普段着を見てみない事には――だけど」

何せお互いの裸しか今は見えてないのだからギャップも何もあったものではない。
雰囲気的にその手の衣装を着る身の上ではなかろうという程度で名前を出したのではあるが。
少女の体を責め立てて絶頂に導いてゆけば自然と男の体から力が抜けて行く。
直後に放った少女の中への精の熱さと少女自身の熱にうなされるように吐息を吐きながら、
少女の肉棒と胸元から指を離して背に手を回せば緩く力を込めて抱き寄せる。
己の一物は少女の中かで未だ硬いままではある物の熱に浮かされたように痙攣じみた動きを繰り返すのみで、
己にすがる少女の体を優しげに抱きしめたまま顔を覗き込み。

「――満足したかい?」

耳元でそう一言だけ囁きかけて笑い。

セイン=ディバン > 「……ジードはいいの。私から頼んだんだし。
 ま、そうなるわよね。全体的に見れば、不利益の方が多いし」

相手を悪くいうつもりは無かったので、そこはハッキリと口にしておく。
呪われるのを遠慮した相手の様子に、くすり、と笑い。
やはり総合的に考えれば、この呪いはマイナスに働く部分が多すぎるのだ。

「そう、ね。それはそう。なんだけど。アナタとは、仲良くなれそうだな、って。同性に戻ってもね。
 うん。楽しみにしてる。あぁでも、あまりにもロマンチックすぎるのはやめてね? 恥ずかしくなっちゃうから」

どこか、心が繋がったような気分になる。
本当はもう今でも十分恥ずかしいのだけれど。それは口にしないことにした。
多分、相手にはとっくにバレてるから。

「好みでは、ないわよ。冒険者なんだから、やっぱり基本は動きやすい格好……。
 それ、男の時の私服? それとも女の時の?」

流石に好んでメイド服は着ない、と主張。続けて、ある程度わかりきっていることをあえて尋ねる。
この相手との会話を楽しみたいという思いがあったから。
そのまま、絶頂させられれば、力無く相手へと身を委ねるのみ。
相手の熱を肌から、そして胎内から感じながら、気づけば抱きしめられていた。
未だ萎えぬ杭が自身の中で猛っているのに気付き、少女はゆっくりと顔を上げ、相手を見た。

「……うん。とても。おかげさまで、発情も収まりそう。
 だけど……ジードはまだ元気でしょ?
 ……続き、しよ?」

優しい声。優しい笑み。それに暖かなものを感じながら。
しかし、少女は再度の交わりを促す。
ここまでは、自身の願いの範疇。ここからは、互いに楽しむ為に、と。

そうして、少女はこの優しい男性に。何度も何度も己の淫らな姿を捧げ……。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ジード > 「そういうものかい?じゃあ、役得と思っておくよ。
 女性っていうのは色々と大変なことがおおそうだからなあ」

体調一つとっても様々な物に左右されるというのは男には想像もつかない苦労だろう。
気を使ってくれた相手の言葉に笑って頷くだけに留めながら、クックと喉が鳴る。

「では嫌われないように良い関係ってやつを築いていく事にしようか。
 ロマンチックすぎるのがダメとなるとそれはそれで困った。
 割と口説く言葉ってのはそういうものだと思ってたし…ふむ。
 女性が男性の服を着てるのもそれはそれでいいよね?」

大変そうだと真面目ぶって考えて見せる辺りあまり良くない方向に筋金入りである。
他愛ない会話をあまり他愛ないとは言えない状況で楽しみながらも、
天邪鬼な返答を返して幾分大人しくなった少女の姿を見下ろすと帰ってきたのは続きを強請る言葉。
ゆっくりと頷いて見せながらそのまま、暫しの間男女の交わりを続けていくことになるだろう。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジードさんが去りました。