2021/11/15 のログ
■メイラ・ダンタリオ > メイラの肉をまるで血肉にただ変えていくような行為
腹を満たすのではなく体を満たす
血が通い、傷を埋め、肉を造り、総てを塞ぐ
それをまるでネズミの細かいサイクルのように、人間丈のメイラが行っている
気力 体力 衰えることなく、傷のみに充てている辺り
これは戦場から帰ったことで得られる生肉を焼いたものを頬張るという所業
食べても太るどころか、傷つけた身体を撚り強く変えていくかのようなそれ
最中、その光景を見てもまるで見慣れていると
自分はそんなメイラを知っていると言わんばかりに、小さな談笑を交えて見つめられ
そんな相手が対面で陣取っていようとも、メイラはお肉にしてあげましょうか視線はない
肉をひたすら摂取する傍にいても問題ない人物その1である
途中、注文したものが揃い、今だ食事が続く最中でセレスは
メイラの魔力を感じたと そう言ってきたこと それに否定もなにもない
魔族という交配結果で得られた、鎧相手の動力にしかならないものの
混血であるセレスからしてみれば、メイラは慣れ親しんだ感触で見つけやすかったと言われれば
メイラも食事を続けるだけの表情から クスリ と笑みを浮かべた。
そして、店主を前にして次の皿をどうするか、という前のタイミングで
セレスはポーションを一つ示した
回復 火属性 副作用への責任は採る 火属性という言葉は、ホットポーションの一つだ
時期も含め、酒とは別の効能で体を冷やすことなく、剣を握る指先を鈍らせず
身体の無自覚な重さ 鈍さを無くすメリットの大きい代物
しいて言えば、効果が切れた後の反動だろう
しかし火属性付をあえて差し出す素振りを、メイラは理解したらしい
身体が火照り、それが副作用付きで責任をとるというのならば、と店主に告げた
「これで結構ですわ。 馳走になりましたわ、店主。」
そう言って、椀子ステーキ いや、ステーキリレーは終わりを告げた。
店主が下がった頃合いを見計らい、ホットポーションの小瓶を
黒鉄で覆われた手指が拾い上げ、しげしげと見つめ。
まだ体をすぐに動かさないのは、体の中の肉を消費しているらしい
そして、目の前のホットポーションを指先で弄ぶのならば。
「ええ、食後の運動にはいいですわね。」
そう言って目の前で、クッとこぼさず飲み切る
通り過ぎる際、酒のような熱はない 胃の中へと落したあとで
既に消化 転換 を激しく行っているだろう身体の中では効き目も早かった
身体の中へ浸透する具合 節々の痛みの薄さは消えていき、そして火照り
下腹部の疼きによる、自身の意思とは無関係な肉竿の起立が認められていくだろう
「後で何度も抱きかかえてあげますわ、セレス」
そう言って、傷を癒したうえで、体力も充実したメイラをわざと火照らせたのならば
それは 何度も何度も 気の澄むまでしてくれていいという セレスへの隠し言葉を用いた
メイラの後の展開はこうしてあげるというそれだった。
■セレス・アーティ > このからだのどこにあの質量が入るのかと考え、ふと自分も似たようなことができる事に思い至る。
お互いに色々な血が混ざった身、こちらは魔力やポーションでの再生が効率が良いのだが。
メイラは自分の血肉にする方法があっているのだと思い出す。
昔から大きな傷や疲労などから回復する度に、店の在庫がなくなるほどの食事を続けているのを何度か見守っている。
そして彼女といるのは心地が良いのだ、こちらは四分の一とはいえ魔族の血が入っているどうしだからか、魔力も見つけやすいし、話していても楽しい、そして。
差し出したポーション、自分が最も得意な火の属性、体が火照り、再生と体力の回復が増幅されるそれに付与すれば、当然彼女の体に火を点ける。
自分と同じ体質をした彼女は、そういう点でも一緒にいるのが楽しいのだ。
「えぇ、抱いて下さいな、食後の運動に…ふふ、貴女なら判ってくれると思ってました」
嫣然と微笑、メイラに向かい手を伸ばす。
その瞳はこの後の楽しみになのか、少し潤んでいるようにも見える。
■メイラ・ダンタリオ > 食事が終わり、片付く頃には、互いに少し遠回しな言葉 近しい言葉で受け取り合うと
手を差し出し、期待と潤みを備えた表情にギザ歯を見せる三日月笑み
ガントレットに包まれた手を差し出し、互いに手を取り合ってから親指が甲を撫でる
立ち上がったメイラにエスコートされて立ち上がったセレスは実に10㎝以上の差がある
少し見上げる形ながら、男性服をサラシも巻かずに来ているせいで、胸元のゆとりがない
激しい凹凸が一層目立って見せているだろう
出会って腰を下ろし、小さな時間の後ですぐに閨へと赴こうとする
狩猟者らは、充てられて娼館にでもいくかと凍え相談もある中で近場の
互いにどこかの娼館でも使いましょうか などと小話を交えて黒革のムラ染コートを羽織った
「それにしても」
手を取り、少し見上げる形の、メイラに負けぬウルトラロングと正反対な色合いの体躯を見つめ
セレスが何か反応を返すのならば、小さく肩を竦め
「いえ、最近はわたくし、大きい体に縁が在るほうが続いているものだから。」
クスッと、長年の知己故に明け透けに最近の事触れを交えては
黒と銀の触れ合わせるほどに互いに寄ったまま歩き出し、夜の街の中へと消えていく
外気の冷たさが、火照る身体に心地よい
けれど、それが温くなることはない 戦場で狂人 イカれと謂われるメイラに
敢えて一服差し出してそうさせているのだ
メイラよりも大きな体がどうなってしまうのか
それはセレスだけが知ることになるだろうか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 狩猟肉亭」からセレス・アーティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 狩猟肉亭」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。