2021/09/17 のログ
■シンディ・オーネ > 「冒険者ギルドが男子禁制じゃ――… ん? アリかも?」
(立ち行かないでしょう、と軽く言ってしまうが、
自分が厄介事に巻き込まれたのを考えると需要あるのではと思わず悩んだ。
とはいえ、ここはそういう主旨ではないはずで、ちらほら入っているお客を眺めて肩をすくめる。)
「…うん、ありがとう。
ギルドの事務がどんな風か、見られるのはためになってると思うし、
冒険者稼業と掛け持ちさせてもらえるのは、ほんとに助かってる。甘え過ぎじゃないかってくらい。
…色々あるけど私はこの辺、運がいいのかもしれない。
ここの他にも――… まあ、うん。」
(リルアール家という、奇跡的に良心ある貴族にも護衛として雇われているのだと、
そんな話をしようとして口ごもるのは、つい先日酔った勢いで性技の手ほどきなどを受ける約束をしてしまったから。
いいのか? 本当にいいのか? と日々悶々としており。
酒に酔わないと言うノウブルに、それが良いわと深く頷いた。)
「それは、お酒に強いという事? 自制心?
大事よね、ふわふわは気持ちいいけど、理性を進んで手放すなんてダメ。」
(…見張りが必要と言うノウブルを見る顔は複雑だ。
それがノウブルの生き方なのだと了解しているつもりだけど、
好ましく思う人物の自己犠牲など、見ていられないタチである。)
「…この前は―― いえもう、ごめんなさいまた繰り返しになるけど言いかけちゃったから、
不覚をとって、その、お手数を…」
(大変な所に補給に行ったは良いが、面倒を増やした感。
お友達でいましょうと言ったノウブルとまたあんな事になってしまい、気まずいったらありゃしない。
その後別れる時にさんざん謝っていそうだし、もう止めようと思うのだが言いかけてしまったので言っておく。)
■ノウブル > 「……不都合は色々在るだろうが、需要は有るだろうな。」
(其の方が安心だ、と言う層も一定は居るだろう
パーティを組む際も、女性だけで組みやすく安心だ、と言う事も在りうる。
まぁ、其の場合は、己は利用出来なくなるのだが。)
「食い扶持が稼げるのは良い事だ。 冒険者を名乗って居ても、依頼にありつく余裕すらない連中もいる。
……だが、此処がそう、と言う心算は無いが。 ……気を付ける事だ。」
(少なくとも己が見た感じでは、此処は大丈夫な店、なのだろう
けれど、其れは其れとして、矢張り何処にでも悪意は存在する
――最近は、己が言える立場でも無くなり始めている、が。
他にも仕事をしているのか、と、問いかけるのは、別段他意は無い
相手がこの街で上手くやって行けて居るのなら、其れに越した事は無いのだ。)
「両方だ。 ……多少の毒なら受け付けない。 酒精なら、強い酒を飲んで人並み以下だ。
……随分と、実感の籠って居そうな物言いだな。」
(酒で何か失敗でもしたのか、と、問う言葉は――男なりの冗句なのだが
表情が憮然として居るから、真面目に聞いて居る様に見えなくも無い。
――自らの生き方に、迷う様子も、悩む様子も無い。
出された酒を、くい、と咽頭に流しながら――ほんの少し、吐息を零し。)
「――――……糾弾されるのは、俺でも可笑しくなかったがな。
……体調は、戻ったか?」
(――相手が謝る様な事では無い、筈だ。
件の直後、此方も言っては居るだろう。 待てと指示したのも、見回りをしたのも己で
見逃し、気付かなかったのも己だ、と。
ゆるりとまた首を横に振り、それから、「毒」の影響は大丈夫かと
大分時間は経過したが、改めて問うてみよう)。
■シンディ・オーネ > 「…無事に引退出来たら考えてみようかしら。」
(需要はあると思うが、ニッチなところで商売として成り立つかは別。
冗談半分に引退と口にして、無事に老いる事が出来るのだろうかと遠い目になる。)
「――ああ、ええ、貴族の良心みたいな人のところで、護衛をね。
私の魔術を面白がってくれて、もう定職にしたくなる好待遇だけど、ガマンしてる。」
(我慢は冗談だ。問うノウブルに、トラブルの貴族とは当然別よと安心させるように念を押し。
…性技の手ほどきなんて、そんな事してしまって関係が崩れないだろうかと、
ポーカーフェイスを維持できずに眉根が寄った。
子爵夫人のお抱え冒険者の件などは話せないし、
やっぱり冒険者ギルドの女性専用窓口は一つの商機なんじゃないかと思う。)
「ああいや、私はお酒飲まないわ。
ご相伴で少し飲ませてもらったら口が軽くなって、失礼を働いたかなと、その程度。
いくら良くしてくれるからって、節度は守らないといけないはずよね。」
(ノウブルは恥ずかしい失敗とかあるのだろうかと、憮然としてくれる表情をまじまじ見つめて。
糾弾と言うのには、いやいやと首を振る。)
「なんで糾弾。あれでやられてたらノウブルの所に辿り着いてなくたっておかしくないって話よ。
ええ平気。これで済んだんだから、勉強ね。」
(スライムに丸呑みされて体内に余すところなく侵入されて。
それを思えばピンピンしている現状は望外だろうと項垂れる。不覚、とにかく不覚と。)
■ノウブル > 「しぶとく生き延びろ。 引退の頃には、肝も据わって居るだろう。」
(一応は――応援、のような物言い。
引退、と言う物が、何を持って言うのかは何とも言えないが
冒険者稼業から、と言う意味合いでならば、頑張るしかあるまい
――貴族、と言う言葉其の物に余り良い印象を持たぬ。
だが、相手が在る程度信用している様な物言いなら、其処は言わずに。)
「――――そうか、なら良い。 人の縁…そう言った物が不必要だとは思わん。
だが、何か在れば言え。 ……俺でなくとも。 頼れる人間にな。」
(いつかの貴族の事もそうだが、抱え込んだとて、解決はせぬ。
無論、話して解決するかと言われれば、其れはまた別だが
荷物なぞ、分け合った方が軽いに決まって居るのだ
酒を置き、シチューを口へと運ぶ。
――――美味い、と、そう思う。 普段の食料が野性的だからと言うのも在るが
良く味が染みた、良いスープだと、そう評した。)
「なら、存外弱いのか。 ザルそうだと勝手に思って居たが。
……兎に角…俺から御前に言う事は、何もない。 御前が無事なら、其れで良い。
……あの手の魔物は、早々に産卵して居てもおかしくなかったからな。」
(――事前の、仕込みの為の毒の分泌。 其れ以上となって居たなら其の時は
もう少し、厄介な状況になって居たかも知れないのは、確かだが。
……片掌を伸ばし、項垂れた相手の、其の目元に指を触れさせれば
気を取り直せとばかり、柔く撫ぜ)。
■シンディ・オーネ > 「この前の後じゃ頼りないでしょうけど、がんばる。」
(スライムにやられかけたところだが、せいぜいがんばろうと頷いて。)
「…ノウブルもね? いつか自分が狩られる時まで狩人だなんて言わないでしょうね。」
(ふと、この男はいつか引退するのかな?と首を傾げた。
頼れと言ってくれると、そこは素直に礼をする。
俺でなくても、という言葉に一抹の寂しさを覚えたのが意外で、
彼と一定以上繋がれない私なのだから、そこは甘えるなよと自分に言い聞かせる。)
「…少し味濃いけどね。まあそれが美味しい。」
(こちらはシチューの具をパンに挟んで頂きながら。
ザルと言われると、どういう意味かと怪訝な顔になる。)
「――ザル… って酒豪の事だっけ?
酒飲みに見えたの? 強い弱いは分からないけど、
ちょっと気持ち良くなって眠くなるにはワイン一杯で十分。
それ以上欲しいとは思わない。」
(あまり身近ではないが酔っ払いの醜態は知っているし。
別に酒飲みと思われても嫌ではないが、弱さアピールとかでなくとにかく意外で、
一杯目の感触としては安上がりな自分だが、あるいはノウブルにそう見える何かがあったなら、
飲んでみれば案外イケるんじゃないの?などとも思ってしまう。)
「――泣いてない。
虫に刺されたようなものだって。」
(はるかに深刻だが、ノウブルが目元に触れて来ると、何を思ってそれをした?と
強がるように努めて可笑しそうに、あんなものは性体験未満のノーカウントだと。
そういう意味で落ち込むわけじゃないと、首を振る。)
■ノウブル > 「―――変異したスライムを蒸発させたのは、御前だろう?」
(少々相性が悪い相手であったのは否めないが
相手が実力に乏しい、とは思わない。 そうで無くば、己から頼る事も無かったろう。
王都の近くとは言え、異変の起きている自然地帯に、ずぶの素人を通わせる筈も無く
そう言う意味では――実力は在るのだ、と。 そう、己は評するのだ。)
「………最近は、御前位としか話さん。
……如何だろうな、先や、終わりなど考えた事も無い。
俺に在るのは、今の在り方だけだ。 ……狩人を、真っ当出来れば其れで良い。」
(自分の事に関しては、無頓着。
他人を、相手を、心配するくせに、その心配に、自分は一切含まれて居ない。
破滅的、とは違う。 ただ、純粋に――其れが当然だと、思って居るかに。
相手の食べ方をふと見れば、シチューをパンに挟んでいる。
自分の皿を見下ろし、成程、と呟いて真似する様に、パンへ具を挟み。)
「甘味好きは、酒好きとも聞くからな。
悪酔いするなら飲まない方が良いが。 ……一度、試してみるか?」
(一度、酔う迄飲んでみるのも、自分の酒強さを知る上ではアリだ。
勿論、身体を害するまで飲む必要は無いが、試すにしても、相手は選んだ方が良いだろう
一人飲みを勧めないのは、時折、酩酊した自覚が無くて、強いと思い込む連中が居るからだ
――相手が顔を上げるなら、指を一度引く。
そうやって前向きに、明るく振舞うのは相手の美徳でも在る
そうか、と、相手の言葉を受け入れる様に、一度頷けば
――けれど、矢張り。 其の頬を、また、掌で包む様に撫ぜる。
涙をぬぐう仕草では、無く。)
「――――……俺は、蚊のような物か?」
(告げて――そして、ほんの僅か。
不愛想、無表情が常の男の口元が、弧を描いた。 ――戯言めいて)。
■シンディ・オーネ > 「…ま、まあ不意をつかれたりしなければ。」
(得意になるにはあまりにもしてやられた後だったが、
そう、一矢報いるどころではない反撃は成功させたのだと、少し気を取り直して胸を張った。)
「そりゃ、考えるより今を乗り越えられなきゃどうしようもない稼業だけど……」
(自分としか話さないと言われて、気の利いた事の一つも言えれば良いが、
こちらも恋人がおらず仕事が定まらなければ、特に人付き合いを大事にする人格でない自覚はあって。
そんな寂しい事を言ってくれるなと言いたくなるが、
あまり簡単に考えてしまうには価値観の大事な話で、つい黙ってしまう。)
「――え、お酒飲む人って、甘いものは嫌うんじゃなかった?
肴は塩辛い方が合うとかそういう話?」
(イメージが違う、と首を傾げるが、なるほどそれなら私はアルコールで前後不覚に陥ったりはしないのかも。
試してみるとかと言われると、酔わないであろう人の前で醜態を晒せと言うのかと、
スパッと拒否しそうになるが、酔わないからこそ見守り役には最適かもしれない。
…一度試しておければ目安になるに違いないと、お願いしそうになるが、それこそ先日無様を晒したばかりである。)
「こ、今度ね。
そんな連続で迷惑かけるのはさすがにちょっと気まずいし。」
(そのうちほとぼりが冷めたと勝手に思い込めればお願い出来る事もあるかもしれないが。
また黒歴史というか失敗談になりそうな話で、頻度の問題でもないはずだが、まだマズイでしょうと首を横に振った。)
「違うスライムの話!」
(頬を包む掌に濡れていないでしょうと見つめ返して。
続く言葉には、身を引いてしまいつつそんな事は言っていないと。
少し大きな声が出て、えへんおほんと咳払い。)
「ああっと、そろそろ、仕事に戻らないと。」
(蚊のようなものでは決してないが、過ちであるその行為の相手を何と評すればいい?
悪く思っていないにしても受け入れるような事を言ってはいけないわけで、
咄嗟に言葉を続けられず、休憩おしまい!と席を立った。
お土産ありがとうと補給品の清算を済ませて、ここでの飲食は私のおごりな立場だが、
まかないを一緒したようなものなら出しても酒代くらいだろうか。
…頬に触れているのを他人に見咎められやしなかっただろうかと今更気にしながら、そそくさと仕事に戻っていった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 輝く白狼亭」からシンディ・オーネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 輝く白狼亭」からノウブルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 とある武器防具店」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > ここは とある武器防具店 名前以外を述べれば長い煙突が特徴とされた武器と防具
そして工房や研ぎ場所もある 製作と売買が同じく行われている場所
メイラはその日、戦場での鎧姿とは違う、外に出るときの出で立ちで入店した
黒の一張羅と白のネクタイ 腰には出かけの際に用いている愛刀が一つ
中に入ったメイラは、目新しい武器 新作の物から売れ残りのものまで
何度か店に通っているかのように 間違い探し のような眼遊びでもしながら、目的の場所までいくだろう
「ごきげんよう 研ぎの依頼と手入れの油を買い足しにまいりましたわ。まだ在庫はおあり?」
武器の手入れ用に、鋼をむき出しにした繊細なものへ塗る油を買い足しに来たと述べるメイラ
令嬢口調とは違うギザ歯と赤い瞳 貴族のごったな服飾とは違う姿
とある植物から精製した油は刀や、準ずる鋼を用いた武器に丁度よく手入れに用いられる
店員が瓶詰で持ってきた油を蓋を開け、匂いを嗅いでは古くなっていないそれを確かめる
きちんと管理されているものと改めれば、改めてゴルドを支払いつつ刀を預けた
鞘袋などで包まれていないのは、またすぐに腰に差し直す故の現れだろうか
「終わるまで店内でも眺めていますわ。」
茶でも出しときましょうとか言われては、店内の武器を眺めている
そういうメイラに、待つ時間も苦ではなさそうだと職人に研ぎに行かせただろう
「ふふっ」
メイラのような武器を扱い振るう者らは、現実的に人斬り庖丁としてしか見ない者から
自身の最も合った武器類以外興味もない者 そして 武器の全てが魅力的に見えるものまで
武器とは かっこよくて 握ってみたくなり 初めて刀剣を握る子供のようになる
「好いものが入っていますわね。」
冒険用に使えそうな、溝に細かな山形凹凸を刻み込んだ大ぶりのナイフを眺める
冒険者にナイフは必需品 雑用 殺し 食事まで
刃と鋼の具合を見ながらも、手の中で弄び。