2020/09/20 のログ
■タピオカ > 「ぅ、うぅっ……。この格好恥ずかしいよ……。
は、ぁ、……ぁっ、……僕のナカに入ってた精液が、落ちてくるぅっ……!」
ただ脚を割り開くだけではなく、腰も宙に浮く不安定さと恥辱に視線を反らす。
刹那、とろりと滴った精液が自分の頬を撫でて悔しげに眉根を寄せ。
自分の眼前にて露な陰嚢もアナルをも誇示する様子に目のやり場に困った様子。
「ゃっ、……ゃあああっ……!スリスリするのやめて……っ……!
――ふぇっ!?えっ、えっ、トーカ……。トーカの身体が透明になっちゃった……。
ぁああぅ、トーカ……」
潤んだ淫唇に亀頭が接触するたびに目を剥いて震える。
挑発されてもこの体勢では足首がパタパタとはしたなく持ち上げられた空中で足掻くだけで。
「ぅっ……!ぅ……!はっ!ひ……、トーカ、……ゃ、だぁああっ……!
ぅっ、ぁ!……あ……!ぁぁあっ……!僕のトロトロになっちゃったおまんこに、……あぅ、ぁ……、ぁ、……トーカのおちんぽ入ってきてる……っ、……、見せつけないで、ぁ、ああぁあっ……!うぅぅああっ、……はぁっ、はぁっ……!ぅあぁああっ……!広がっちゃうぅうっ……!」
かろうじて動かせる上半身の手首。抵抗といえば、頭上の白いシーツを強く掴むぐらい。そこにいくら皺を刻んだところで、逆転陵辱から逃れる術もなく。
はしたなく持ち上げられた局部へ深々と肉棒が埋められる様子を無理やり観察させられてしまう。いつもは意識もしていない挿入風景が目の前で行われる恥辱に顔を赤らめ、自分の子宮口まで公開されていっそう真紅に染まる。透明な肉棒で拡張される膣穴を涙の滲む目つきで恐恐と見上げ。
■トーカ > 「やだ、じゃないよな? タピオカは孕みたいんだもんな?
もちろん、ナニをどうやったら孕むのかも知ってるんだよなぁ? ね、『お姉ちゃん』? クククッ…」
まんぐり返しからの挿入という屈辱的で無理のある体位を取らされ、急にまたしおらしくなっていくタピオカ。
その豹変っぷりには若干狼狽を覚えつつも、挑発を繰り返された手前、トーカももう後にはひけない。
タピオカのお尻を挟むように強く抱え、ぐい、ぐい、と揺さぶる。その波長に合わせて己の腰も前後させる。
深く、そしてゆっくりとしたストロークで丹念にタピオカの膣にペニスを出し入れする。
耕すような力強さでピストンすれば、ぐっぱりと割り開かれてはまた閉じる少女自身の膣の惨状も観察しやすいだろう。
「ふぅっ……ふぅっ……み、見えるだろっ? タピオカの一番奥がよ。
グニュグニュの膣がオレのチンポで開かれてよ、『子宮』ってとこの入り口まで届いてるの、分かるだろ?
…………うっわ、自分でやっておきながらこれは……めっちゃスケベだ……一生オナネタに困らねぇわ……」
時折、少女の尻を押しやって、トーカ自身もタピオカの恥ずかしい孔に向けて視線を落とす。
不可視の杭を深々と穿たれて割り開かれ、ひくひくと蠕動する膣や物欲しそうに揺れる子宮口を眺め、率直な感想を漏らす。
だが基本的にはまんぐり返しの姿勢で固め、タピオカに自身の恥部をまざまざと見せつけることに集中する。
「ここのっ……! 奥のさらに奥によ、ザーメン流し込むと、赤ちゃんができるんだってな?
オレは知ってるんだぜ……いやタピオカも知ってたんだろうけどよ……でも実際にその瞬間は見たことないよな?
こういうの見えてたほうがタピオカも興奮するんだろ? なんせビッチでエッチな『お姉ちゃん』だもんな……!
………くっ、ふ…! さすがに3発目は早いや………スパートかけるぜ……!」
やや苦しげなうめきを漏らすと、タピオカの頭上に屈むトーカの全身にぐっと力が籠もる。
揺さぶっていた少女の尻を固定し、自分の腰使いだけを何倍にも早める。
ずぱん、ずぱんっ!と肉のぶつかる音が響き、汗と愛液が飛沫となって散る。ベッドがギシギシときしむ。
透明な掘削棒に膣が勢いよく削られ、ヒダが踊るように揺らめきながら雌孔が開閉する様が見えるだろう。
そして瞬きのように肚の最奥で見え隠れするタピオカの子宮口は今、どんな状態になっているだろうか……?
なんにせよトーカは、今宵3発目、作りたて新鮮な精子を含んだ精液を狙い違わず『奥の奥』に注ぎ込むつもりだ。
「いっ…………ク……ぜっ! ちゃんと見てろっ!!」
■タピオカ > 「ぶっといのっ、ぶっといのがきちゃう、ぁ、ひっ、ひぃいっ、ぃいっ……!
あぎゅっ、あぐぅううっ……!こんなのえっちだよぉっ……!」
彼の特殊な能力あって初めて成り立つ卑猥な光景が鼻先で明らかにされて喘ぐ。
よくぬめった、ひだひだの薄い未成熟な膣肉が見えない肉棒に圧迫される瞬間や、
絶頂迎えたばかりのそこに咥えこまされ、嗚咽のように震える有様もまざまざと見せつけられてひんひんと弱った声を上げる。
まんぐり返しでぱたつく足首が宙をひっかき。
「じゅぶじゅぶしちゃだめ、……ゎあっ、ぁあっ!おまんこしびれちゃう、ィっちゃったとこなのに、さっきィったとこなのに、……っひ、……ひんんっ!
ゃっ、ゃっ、やぁああっ、ナカがめくれちゃう、ゎ、ぁっ、僕のひだひだが動いてるぅっ、恥ずかしい、恥ずかしいからあっ……!
ぁっ!ぁああっ!おちんぽ待って、ぅあ!あぁあああっ!深いぃいいっ、……っ!
はっ、ひ、ひんっ、ひっ!ひぁあっ!ぁっ!ぁっ!ゎぁあああんっ!
ぱんぱん待ってっ、トーカぁっ!ぉちんぽでぱんぱんずぶずぶするのもう許してっ!
赤ちゃんの部屋まで見えちゃう!見られちゃうぅううっ!
んは、ぁああっ!ゃぁあっ!あっ!ぁっ!んぁああああ!も、……もぉっ、……、はぁはぁっ……!僕の……おまんこ溶けちゃう、とろけちゃうぅううっ!
赤ちゃんの部屋ぁっ!ぁっ!あっっ!とんとんされたらもう我慢できないいいっ!
は、ひゃっ、ぁ、……、ぁあああっ!ふにゃあああっ!ぁあああっ!ぁああああんっ!
ィっちゃうぅううううううううっ!」
自分の淫らな接合部を公開されながらの種付プレスに褐色の肌を甘い汗で滑らせ、口も半開きに喘ぐ。嫌がるように瞳細めるが、卑猥な送出が自分の肉粘膜めがけて乱暴に繰り返し突きつけられる様子に被虐煽られ、ちゅぽ、ちゃぷ。肉がぶつかる音に溢れ出る愛液が入り交じる。その源泉である雌の肉ひだの様子まで目にしてしまいながら、赤く茹だる表情。勢いよく腰をぶたれても、ろくにバランスもとれない格好。なすすべもなく身体を揺らされて叫ぶ。蜜壺の奥詰まりにあるぽってりとした肉穴がベロベロ、肉棒の先端舐め回す様子を視界にうつしたままではしたない嬌声響かせ。口端から唾液を流し。
■トーカ > まんぐり返しのタピオカの尻を抱え、頭を跨ぐように中腰となって雌孔を穿つ姿勢のトーカ。
ピストンに合わせてべちべちと玉が振られ、雄のフェロモンをタピオカの鼻先に振りまく。
互いに昂揚極まってくるにつれて、股間の下から響いてくる嬌声もどんどんとやかましくなってくる。
発情期の猫にも負けないほどの狂乱っぷりで喘ぎ散らすタピオカの声を間近に受けて、睾丸の稼働率がさらに高まる。
ギュルギュル、と透明の腹の中で精液が渦を巻きながら煮詰められる錯覚さえ覚えて……。
……トーカももはや、この愛らしくも卑猥な少女を孕ませること以外、頭になかった。
「ふんっ!!ふんっ!!ふんぬっ!!!許さないっ!!許さないからよっ!!!
あんなにっ!挑発しやがって!!このクソビッチ!!淫売っ!!孕みたがりっ!!
今まで誰と何発ヤッて!!何回産んだとか知らねーけどっ!!!オレはっ!!!孕ませるっ!!
我慢せず孕めっ!!子宮口開けっ!!開いたとこよーく見て、ザーメン流し込むとこもっ…………くっ、ううううああ!!」
ばちゅんっ! ……少年の全力をもって、腰を深く打ち付ける。互いの骨盤が砕けそうなほどの勢い。
少女の奥の奥を強引にでも割り開こうという乱暴さ。とにかく、できるかぎり一番奥に、今日一番熱いものを解き放つ。
タピオカの頭上にて、無残なまでにぐっぱりと拡張された女性器、膣孔。
その最奥で、白くねばった粘体がどっぽりと溢れる。
幾ばくかは、不可視の肉棒と伸び切った膣壁の間を伝って外へと流れ出るかもしれない。
幾ばくかは、膣底部の隙間に流れ込み、渦を巻きながら熱を放つだろう。
そして幾ばくかは、子宮口のトンネルを遡り、女の子の大事な大事な部屋を浸食しはじめるだろう。
………それらすべての光景が、トーカの透明の肉体を通し、まざまざと見せつけられる。
本来侵されざるべき純潔の最奥、そこにもたらされた惨状を直視させられてしまえば。
その更に奥で起こりつつある生理現象についての想像も容易いことだろう。
「……ふっ! ふぬっ! ふううっ!! っあ、あああ…………♥
…………あは、はははっ……今までで一番出た……ぜ………これ、めっちゃ気持ちいい………。
見せつけながらの孕ませレイプ………さいこー……♥ ……あ、いや。同意あったからレイプじゃないか」
トーカもまた、眼下で現在進行形にて少女の最奥を犯す精液の渦を眺め、ご満悦の表情を浮かべる。
――まぁ実際、子宮に精子が入り込んだところで妊娠確定なわけでもないのだが。その辺はトーカも勘違いしている。
「…………ふぅ……。タピオカもこれで満足、だよな?
言われたとおり、孕むまで相手してやったぞ。まぁオレは子供なんて養う気はねーけどな……。
つーかタピオカもまだ子供みたいな奴だし、とてもじゃねーが……くく、くふふっ……」
ともあれ、3回も射精して、雌肉も堪能できて、満足した雰囲気のトーカ。
未だ冷めやらぬ感慨に、タピオカに挿入したペニスの勃起を保ったまま呼吸を整えている。
■タピオカ > 「~~~~~ッぁあああああっ!は……ッ……!ぁ、……ぅ、うっ!
……ッぅうぅうううっ……~~~~~~~~~っ!」
目を反らしたいのに、目が離せない二律背反に眼球が震える。
身動きもろくに出来ない体勢で肉欲と言葉責めで浴びせられ、
自分の蜜壺を荒らし猛った肉棒が最奥まで姦通すれば、硬く閉じられているはずの肉の戸に深くめりこんだ。彼の肉棒と膣穴と、その境目が曖昧になるほどきつく結びついて収縮するのは、乱暴な種付けに絶頂を迎えてしまった証拠で。唇の左から唾液を流した赤ら顔がパクパクと空気を求めて喘ぎ、喉を反らして裸体がのたうち回る。
接合部が白く泡立ち、肉竿に沿って吹き出る。そのもう一方の内側では、勢いよく注がれた白濁汁が子宮の天井を穿ち、染め、両側に広がって卵管すら精液で満たしていく。
今まで脳裏で描いていた、男根が雌に子種を放つ様を眼前でお披露目され、
雄に屈服させられゆく心地を胸の奥まで強く刻まれる。舌をはみださせたまま、しばらく痙攣を繰り返していて。
「はぁ……、はぁ……、ぁ、……あぁぁ……。
僕、の……、ぜんぶ、……トーカに犯されちゃった、よぉ……。
きっと……、トーカの赤ちゃんも妊娠、……しちゃったかも……。
ん、……んっ……。はぁっ、……はぁぁ、……はぁ……。
僕のお腹のなか、……トーカの精子がいっぱい元気に、泳いでるの……っ……!」
精液と汗で濡れた前髪をおでこに張り付かせながら、肩で息をしながら身悶えしている。
ふる、ふる……。切なげに乳首を震わせ、相手に注がれ続けて薄く膨らむ下腹部を性器同士を触れ合わせたままで小さく揺らし。熱の息を散らしながら、どこか満足したように目元を蕩けさせる。種付プレスに身体を重ね合わせてはみだしていたほっそりとした脚がようやく落ち着いたように、くたりとシーツのほうへ垂れ下がり。
「……トーカ……、ぁ、……はぁあっ、……トーカのおちんぽ、まだ元気そう……。
ね……、ね……。もう一回、しよ……?
トーカに、……恥ずかしいことされながら、えっちするの……、僕、……くせになっちゃったかも……。
だから、……はぁ、……あぁっ……、僕のこと、もっと孕ませて……?
一晩中、……僕のこと、犯して……?トーカの奴隷みたいに……ひどく、……して……?」
乱れた息も整うけれど、熱も収まらない身体が行き先を求める。
それは身体にも膣にも射精を注いだ彼へと向けられた。
ぎゅ……。ぎゅっ……。せつなそうに、なつくように、そして服従するように。
先までお姉ちゃんぶっていた仕草も声音もかき消えてしまった細い鳴き声でさらなる睦み合いを求め。
――その夜、半妖精との交尾のひとときはどうであったか。次の朝に宿の主人にはどう話をつけたかはまた別の話――。
■トーカ > 「く、くくっ……。オレも気持ちよかったぜ。出したモノが、まんこの更に奥に飲み込まれる感覚ってのはよ…。
………え? もっと? タピオカってほんと……なんか……元気だな!」
双方息も絶え絶えになるほどに激しく交合し、それでもまだ『もっと』とおねだりしてくる少女。
もはやビッチという呼称も似合わないほどの性豪である。そんな彼女を揶揄しようとして……つい、率直な褒め言葉が出る。
「………しょうがねぇな……まぁオレはまだまだ元気だし?
つーか、数日ずっとこの部屋に潜んでて、ヌくことすらできなかったからな……いいぜ。
もうこの宿での仕事も潮時だし、最後はとことんまで遊び抜こうじゃん?」
……その後も、若い力とスタミナが許す限り、そしてスイートのベッドが耐えられる限りに、まぐわい尽くす二人。
もしかしたらまた攻守逆転も発生したかもしれない。もはやトーカにとっては攻めも受けも気にする余地はなかった。
今は純粋に、タピオカとの交流を心から楽しんでいた。
そして、とことんまで孕ませるという本能的な歓楽にも…。
――だが、さすがに朝までは続かない。
最後にチェックインした一人客のタピオカが、男同伴でチェックアウトするのは道理に合わない。
そして、『こいつが霊障の原因でした』と突き出される気も、『オレが部屋に潜んでイタズラしてました』と名乗る気もない。
……夜が更け、そして東の空が明るくなり始める頃。
「………すまねぇな、タピオカ。さすがにそろそろオレ、消えねえと。宿の主に見つかったら、タダじゃすまねぇから。
…………また会おうな」
長く睦み合っただけ、別れは惜しいもの。そしてそういう別れに慣れてないトーカ、かける言葉は実にそっけないままで。
トーカはどこかに隠していた粗末な服を取り出して着直すと、再び透明になる。
ガチャリ、と窓の鍵がひとりでに解除され、窓が開く。次の瞬間、少年の気配は部屋から消え失せていた。
なし崩し的にタピオカとは何発もヤリ合う仲となってしまったが、元は不法侵入者であったトーカ。
ツラは割れてしまったし、それどころか名前も教えてしまった。
もうあの宿では……否、その近所においても『仕事』をするのは難しいだろう。そう判断するのが賢明だ。
ともあれ、無辜の旅籠を襲った謎の怪奇現象もこれにて解決というわけである。めでたしめでたし。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からトーカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルインさんが現れました。
■ルイン > 天気のいいある日の朝の平民地区の大通り。
大勢の行き交う人々に流され、時には逆らうようにして立ち並ぶ店や露店を眺めて歩く。
以前はこうやって仕事で使う道具の補充を行っていたが今は掘り出し物を探すのがメイン。
色々あって出費が重なり少しでも安いものを求めていて。
「んー……物はいいのですけどお値段が……」
一つの露店前で足を止め、欲しいと思うものはあるがやはりお高い。
少し悩んで購入を我慢し、次の店へと移動していき。
■ルイン > そうしてそのまま人ごみの中へと消えていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──チィーッス」
とある日の昼下がり。
雑な挨拶(?)の声を投げかけながら、ふらりと冒険者ギルドのロビーに足を踏み入れる金髪の男が一人。
暇そうな顔で周囲を軽く見渡してみるが、ピークの時間は過ぎて人影はまばら。
現れた男に幾つか視線が向き、顔見知りは軽く手を振ったりなどの反応を見せるも、
男に特段用向きがある者もいないのか、程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景に小さく肩をすくめながら、とりあえず依頼やパーティ募集等の張り出されている掲示板の方へと足を向けた。
「さーてと……なんかティンとくる依頼とかはありますかねぇ……? ──時間的に、
時既にめぼしいところは概ね持ってかれてそうだが……」
顎を指先で軽くうにうにと撫で付けながら眉寄せて独りごち、掲示板の前に突っ立って
並んだ張り紙をゆるりと眺めてゆく。
■エレイ > 特にこれと言ったものも見つからなければフンス、と鼻を鳴らし。掲示板から離れ、ゆるりとギルドを後にした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にイディオさんが現れました。
■イディオ > (冒険者ギルドは、本日も沢山の冒険者が行き来している。依頼を受けて、依頼をこなし、そして、報告し、酒場へ移動し酒を飲む。
多くの冒険者がそうであり、しかし、全員がそうだという訳ではない。
中には、酒を飲みに来ているだけの場合もあるし、仲間を集める為に来る場合もある。
今回、冒険者は依頼を終えて戻って来たので、他の大多数と同じだ。
今、入ってきた男、冒険者イディオはほかの冒険者と大体同じような冒険者だ、特殊な装備は有るが、それも、一流冒険者であれば大体が何かしら持っている。
男の場合は盾と、腰の筒、あと、内部に来ている服だ。本当であれば、全身鎧とか、そっちの方が欲しいと思うが、魔法で強化された全身鎧など高くて手が出せない。
この冒険者は、基本的に薬草採取などの依頼などを中心にしているゆえに、余り報酬の良い依頼を受けていないから。
本当にどうしようもない時は、危険な依頼も受けるが、自分からは受けようとしない。
そして、この冒険者の一番の特徴は、その目ともいえる。濁りきった瞳で、光の無い瞳。
死んだ魚のような目とか、ゾンビのような眼と、冒険者仲間たちからは評判である。性格は悪いわけではなく、不気味なだけなので、慣れてもらえればそれなりに対応はできる男だ。
今回は、イディオは依頼を終えて報告に来た。
薬草を受付に渡してから、報酬をもらい、さて、と視線を酒場のほうに向ける。
今回も、食事と酒を、楽しもう、と言う思考だ。)
■イディオ > 「ぁ、そういえば。」
(食事をする前に、どうせ目の前を通るのだから、依頼のボードでも見ていこうか、と男は考える。もしかしたら、良い依頼などあるかもしれない。
急に出される依頼などは、朝でなくても張り出されることがある、ただ、緊急性が高いなどで受けたらすぐに出かけなければならないとか。
若しくは、人数制限―――一人では受けられない、とかいろいろあるので、その辺りはまあ。という所だ。
とは言え、依頼をチェックしないで行くのは、お宝を放置していくようなものでもある、冒険者的には。
だから、男は掲示板をチェックすることに。)
「―――む。」
(朝見た依頼が残っていたり、常時張り出されている薬草採取などの依頼がまだ残っていたりはするが、目につくような新しい依頼などはなさそうだ。
確認をして、成程、と呟いて、男は視線を外して、併設されている食堂兼酒場へと進む。
酒を飲んで、のんびりするか、と。)
「さて。と」
(他にもたくさんの冒険者がいる、場所はあまり空いてはいないようで、とりあえず隅にあるテーブル席に腰を掛ける。
メニューを眺めて、酒とつまみと、メインの食事を注文して、バックパックなどを置いて、ふぅ、と軽く息を吐き出す。
ようやく、帰って来たという気分だ。)
■イディオ > (注文して暫くすれば、男の元に、酒と、摘まみが届く。先に出てくるのは、調理の手間の都合で、直ぐ後から、メインの料理が届くのだろう。多分きっとメイビ―。
それまでの間を、お酒を飲み飲みしながら待っていればいい。
とは言え、一人で居るのは暇なので、誰か話し相手でもいれば良いのだろうな、と思うのだけれども。
さて、どうした物だろうか、酒場の中を見回してみるが、冒険者たちは基本的にパーティやチームを組んでいる、男のようなボッチは基本居ない。
それに、避けられている系の冒険者だ、素行が悪いとかではなく、薄気味悪い、の方で。
なので、声がかかることもなさそうだ。)
「―――まあ。」
(仕方ないよな、と男は小さく笑って見せて、摘まみを一つつまんでほおばり、酒を呷る。摘まみが、酒を引き立たせて、美味いと思える。
之の為に生きていると言っても過言ではないと思えるのだ。
男は、ぐい、ぐび、と、酒を飲み、摘まみを齧り、何時ものように酒場の中を、ギルドの中を眺めて過ごす。
ただ、少しだけ思う事があった。)
『こんな風にしてるから、気味悪がられてる?』
(ふと、思ってしまった、それが正しいのか違うのかはわからない。言ってくれるような心優しき正義の味方はいない。
言われたら言われ他でへこんでしまうだろうけれど。
とりあえず、気にしない事にして、酒を呷る)