2020/04/12 のログ
ご案内:「「聖バルバロ騎士団 拠点前」」にネメシスさんが現れました。
■ネメシス > 聖バルバロ騎士団の拠点は王国内各地で設けられている。
街の中でも外でもそれは変わりがない。
街の中でも外でも、最低限立て籠れるような広い建物を中心に部隊が展開されているのが特徴である。
今はそんな建物の前で退屈そうにお茶を楽しんでいるネメシス。
果たして、今日はどのような人物が現れるだろうか?
団員達に連れてこられた哀れな犠牲者。
ネメシスの知り合い。
はては、騎士団に恨みを持つもの。
または義憤に駆られた正義の味方。
はてさて…。
ご案内:「「聖バルバロ騎士団 拠点前」」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > そんな拠点の入り口がにわかに騒がしくなる。
最初の内こそ迷い込んだ闖入者をからかう様な、ガラの悪い団員達のはやし立てる様な声音の目立っていた喧騒が、重い何かが吹き飛ばされて樽だか木椅子だかを破砕する様な物騒な音を境に変化する。
男達の怒声に続いて響くいくつもの悲鳴。困惑と驚愕の声音が加勢を頼む大声を響かせる。
その現場ではむっちりと肉付きの良い小麦肌を朱金のスケイルメイルで包み込み、輝かしい黄金色の短髪を振り乱し、稚気を残した顔立ちの中でやけに強い眼光を放つ真夏の空の様な蒼瞳で周囲を睥睨する戦士娘が、己の体躯と大差の無いサイズの巨剣を振り回し、殺到する団員達を吹き飛ばしながら拠点の奥へと歩み入る姿があった。
「貴方達雑魚に用はありません。怪我をしたくなければ大人しく道を開けなさいっ! ここにあの子がいるのは分かっているんです。ゼナが来たと伝えて連れてきなさい!」
若々しい娘の声音が凛々しく響く。
そんな口上に雑魚呼ばわりされて『ふざけるな!』『調子に乗るなよ小娘が!』なんて怒りの声を上げながら、しかし戦士娘を取り囲むばかりで仕掛ける事も出来なくなった団員達。
その周囲には迂闊に刃圏に踏み入ったせいで吹き飛ばされて、壁やら家具やらに叩きつけられ、弱々しい呻き声を漏らすゴロツキ共の姿が多数。
スラムを牛耳るチンピラの方が余程に可愛げがあるだろうという凶相の男達は、既に数多の罪でその手を汚しているのだろう。普段のゼナであれば、この場は既に血の海となり、臓物臭も生々しい死の臭いを充満させていた事だろう。
しかし、この男達が他でもないネメシスの手下であると考えてしまえば、どうしようもなく手心を加えてしまう。
それ故背後から飛び掛かって来た3人組に対しても
「――――甘すぎ、ですっ!」
括れた腰を捻って振り返り、豊満に肉付いたお尻を突き出すような恰好で薙いだ巨剣の腹で叩きのめして吹き飛ばすに止めてしまう。それとて当たり所が悪ければ死に至るだろうし、そうでなくとも骨の1,2本は当然の如くへし折られてしまうだろうけれど、それはもう自業自得という物だ。
■ネメシス > 「「おい、あれはゼナじゃねえか。」」
団員の一人が突然、大声を上げては周囲を静止する。
彼は以前セナが屋敷から脱出劇を繰り広げた際にその場に居た者の一人。
恐らく、こっぴどくやられたことがあるのだろう。
顔には恐怖の表情が張り付いている。
「「待っててくれ、すぐに副団長を連れてくる。
だから大人しくしてくれ。」」
団員は最早懇願するようにゼナに伝えると、ハヤテのごとく勢いで奥へと消えていく。
周囲の団員達は呆然とした様子でゼナを遠巻きに眺めている。
傍らでは術の心得を持った団員達が負傷者の治療に当たっている。
以前ゼナが遭遇した時よりも女性の団員の比率が上がっており、おまけにミレー族が増えていた。
「はいはい、御用かしら。」
余暇を持て余し、半ば夢うつつになりつつあったネメシス。
寝ぼけた声をあげ、右目を擦りながら団員に手を引かれてやってくる。
「あれ、ゼナじゃない。
どうしたの?
また子供産んでくれるの?」
団員達の様子とは対照的に、まるで知人がやってきたと言わんばかりの間が抜けた表情。
■ゼナ > 「――――ふぅ……。全く、最初から大人しくわたしの言う事を聞いてくれればよかったんです」
散々に大暴れして柱をへし折り、壁に罅を走らせ、テーブルやら椅子やらをいくつも破砕してただの木片に変じさせた暴走戦士が、ようやくにして抵抗をあきらめ、この拠点に潜んでいる―――というには相変わらずやけに堂々と過ごしているのだろう女副団長に渡りをつけるために動き始めた団員たちを尻目に巨剣を収めた。
厳つい男達の怯えを含んだ無数の視線を受け止めつつ、ポーチから取り出したタオルをノースリーブのスケイルメイルの脇穴に潜り込ませて、たわわに実った乳肉の特に汗の溜まりやすい乳下などを拭き清める。
ただでさえ悩ましくも豊かな曲線を浮き上がらせていたドラゴンスケイルの胸元が、潜り込ませた手指によって柔らかく拉げる乳肉を生々しく見せつけて叩き伏せられた男達にさえ生唾を呑み込ませる。
まるで彼らをからかい、誘惑し、煽り立てる様な所作なれど、全ては無自覚。
ネメシスが来るまでの間、とりあえずはかいた汗でも拭っておこう程度の考えの元、特に湿りの強い乳下や腋を中心に拭いているだけという天然気質。
そんな無防備な様を見せつけながら改めて周囲を見回せば、数多の犯罪者面に交じって可愛らしい女団員達の姿がちらほら見受けられた。
ピンッと髪から突き出す三角耳に、気儘に動く長い獣尾。王国内では奴隷めいた扱いをされる事の多いミレー族の娘達は、山賊達に捕えられて肉便器扱いされている哀れな虜囚といった雰囲気でもなく、ゼナに困惑の表情を浮かばせた。
そんな風に小首をかしげる戦士娘に掛けられた何とも気安く緊張感の欠片も無い声音。
「――――う、うううううう産みませんっ! なんなんですか貴女は! わ、わたしは貴女がた無法者を成敗するギルドの戦士なんですよっ! それに対して近所の知り合いみたいな挨拶をしたかと思えば、い、いきなり子供をう、産むとか……そん、な………」
挨拶代わりの軽口に小麦の頬をぼふっと一気に炎熱させて、口答えする間にもかつて彼女との間で行われた淫行の数々を思い出してしまったのかその赤味を広げつつ、最後にはもうごにょごにょと語尾を濁すという情けない有様を見せてしまう。
先程まで多くの団員を吹き飛ばして大怪我させていた竜巻の如き災厄の見せる、見た目相応の小娘めいた反応が『すげぇ……流石はネメシス様だ』『あの狂戦士をああも容易く……』なんて団員達の囁きを生む。
■ネメシス > 以前の野党然とした集団から昇華し、生産能力のある本拠地などを持ち始めた騎士団は、
各地に広い建物を拠点として保有するように。
この建物もその一つであるが、木製の建物故にゼナの剛力には到底対抗できない。
柱や壁についた傷、粉砕された家具などは猛攻の凄まじさを物語る。
団員達は以前よりも強くなったと言えど、相変わらず大多数が雑兵や野党レベル。
足止めすらすることが出来ず。
おまけに動くたびに見えるゼナの魅力的な身体に視線を奪われる者すら出る始末。
今も散々やり込まれたにも関わらず、汗を拭いている褐色の身体に視線が集まる。
ゼナの認識を惑わせたミレー族の団員達は世間が想像するような暮らしぶりよりは遥かに上等で。
それは身なりなどから容易に判断できるだろう。
そして、彼ら彼女らはネメシスの登場に一部笑みを浮かべる者すら。
どうやら、お手付きの団員も一人や二人ではない様子。
「え、違うの?」
最早団員の手を借りて、鎧を脱いでいる途中のネメシス。
当然、武器の類は何も手にしておらず。
鎧を脱ぎ終え、身軽な服装になれば、真っ赤な顔のゼナとの再会を喜ぶように抱きしめんとするだろう。
その際、下腹部の剛直が既に熱くなっていることをその質量から察するか。
「どこのギルドの依頼か知らないけど、もううちを取り潰すのは大変よ?
お城から私掠許可も貰ってるし。
当然、こんな出先の拠点を潰す程度なら簡単でしょうけど、今の本拠地は島だから。」
ゼナと別れてから色々あったネメシスとその騎士団。
急拡大した組織は最早簡単に除去することはできない程、この国に根を張っていた。
「とりあえず、そんなぶっそうな格好はやめてお茶でもしない?」
■ゼナ > 「~~~~ッ! な、なんでそう、貴女の子供を産みに来たなんて考えが当然みたいな反応なんですかぁっ!? お、おかしいですよねっ、明らかにおかしいですよね、その考えっ!!」
戦士娘の襲撃に対して、おっとり刀で駆け付けた―――という訳でさえなく、むしろ中途半端に脱ぎつつあった鎧の脱衣を今なお手下の手を借りて続けているという無防備さ。護身の小剣さえ下げていない部屋着状態の対応に、赤面戦士は地団駄を踏むような感じで憤慨を露わにする。
が、殺気含みの本気の憤怒とは異なるそれは、友人同士の戯れの如き代物に過ぎず、武骨な鎧を脱ぎ捨てて身軽となった彼女の接近を阻害するようなものではない。
そのまま無防備に刃圏に踏み込んで、抱擁の為に両手を広げさえする様子には、むしろゼナの方が狼狽して後退り
「―――――ちょ、ちょっと、何、を………あっ♥」
そのまま抱き締められてしまった。
数打ちの安物剣の斬撃はもちろんの事、モールの一撃がもたらす衝撃の多くも吸収するドラゴンスケイルは、しかし、こうした日常においては薄手のシャツの如き柔らかさを見せる不思議素材。
同性の肢体の密着が横乳も露わに拉げる肉鞠の弾力性たっぷりの柔らかさだけでなく、パフィーニップルのほんのりと芯を宿した硬ささえ彼女に伝え、それと同時に先程の戦闘でかいた汗が、体温の昂ぶりと共にふわりと香らせる柑橘の匂いで女副団長の鼻腔を擽る。
「……ッな!? し、城からの私掠許可……そんな物まで……」
平然と街中に拠点を作っている事からも、遠からぬ内にそういった話が出るかも知れないとは思っていたが、『聖バルバロ騎士団』などという大仰な名を自称する山賊団の政治力は、ゼナが思っていた以上の物だったらしい。
無論、王都の腐敗がそれだけ進んでいるという証左でもあるのだが。
「はぁ……分かりました―――って、ち、違いますからねっ!? 別に貴女と仲良くお茶を飲む事を受け入れたとかではなくて、見覚えの無い子達がいる事とか、今の城からの私掠許可とか、その辺りの話を改めて確認したいから、そ、それで話し合いのついでにお茶くらいは飲んであげてもいいかなって思ってるだけですからっ! さ、山賊と慣れ合うつもりなんてないんですからねっ!!」
色々とあきらめたような溜息と共に彼女の申し出を受け入れたゼナだったが、ハッと何かに気付いたのか、親し気な抱擁がじんわりと染み込ませる体温に緩みそうになる表情を慌てて引き締め、いったい誰に対しての物なのか言い訳めいた言葉の羅列と共に彼女の身体を引き離す。
■ネメシス > 「え、違うの?
あ、二人とも今は屋敷に居るわ。
まだ乳飲み子だから流石に外には連れ出してないけど。」
気に入った女性は抱き、孕ませるのが当たり前となっているネメシス。
二人のやりとりを遠巻きに見守る女性団員の中には、大きなお腹を誇らしげに撫でている者も複数居たりする。
誰の子かなぞ、言わずもがなと言う所だろう。
実際の所、ネメシスは奇跡を引き起こす力を有していると言えど、人間である。
歴戦の勇士であり、特殊な大剣を持つゼナとサシで戦えるかは不明。
まあ、そもそもネメシスの頭にはそんな考えなどまるでないのだが。
「えぇ? 久しぶりに会ったのだし、再開を喜びましょう。」
と言っているネメシスの剛直が一番再開を喜んでいると言えるだろうか。
人の腕ほどの巨大な肉剣は薄い特殊な鎧越しにその固さと熱量を余すことなく伝えることだろう。
柑橘の香りが鼻に届けば、豊満な胸をむにっと、遠慮なく摘まんでしまうだろう。
既に周囲の団員達は現場の片づけを始めている。
「「なんだ、副団長の女かよ。」」
そんな呟き迄聞こえてしまうだろうか。
そして、彼らは今後ゼナと再会した時はまるで身内と出会ったかのような応対になるはずで。
「先日、王城で大きな会議があった時に呼ばれてね。
いつまで続くか知らないけど、今のところは好きにやっていいそうよ。」
困惑するゼナに対し、得意げな表情を見せるネメシス。
政治力においては一介のギルドが対抗できるような組織ではないことは明白だろう。
「だから、うちは騎士団だって。
まあ、そんなことよりお茶にしましょう。
昨日も大きなお花見に行った時にお土産を貰ってきてね。」
引き離されようと、ゼナの手を掴んでは奥の部屋へと向かう二人。
向かった先は来客用の部屋。
女性の団員がゼナに着座を促せば、香りのよい緑茶と、東宝の和菓子を差し出す。
桜の花をもした華やかな和菓子は、口にすれば甘みが広がり。
お茶を飲めば丁度良い口直しになるだろうか。
「あ、ちょっと待ってね。」
ネメシスはゼナから離れ、一瞬席を離れる。
「じゃーーん♪
昨日着てたんだけど、どう?」
戻ってきたときには花柄の赤い着物を纏い
髪はシニヨンヘアに。
団員達数名の手を借りてのお色直しをすますと、わざわざゼナの隣へと腰かける。
「で、話って?」
■ゼナ > 新しい子を身籠りに来た、なんて事は流石に無い物の、それでも彼女がここにいるなら先日の行為の直後に即日出産した双子の様子が見られるかも知れない、なんて考えがあった事は否めない。
案の定この屋敷に居るらしく、早速顔を見てみたい。出来るならば普段以上に張り詰めた乳房に溜め込んだミルクを飲ませてあげたいなんて想いに胸が疼く。そんな考えからそわそわと、我が子の姿を探してあちこち泳ぐ蒼瞳。
無論、ゼナの暴力に倒れ伏した男達の姿の散乱するこの場に乳飲み子の姿があるわけもない。
代わりに目に映るのは、先日のゼナの様にぽっこりと下腹を膨らませ、幸せそのものといった視線をネメシスに向けるミレー少女達の姿。
そこでようやく納得がいった。
彼女たちは山賊団に囚われた哀れな犠牲者でありながら、同時にそうした娘達を手厚く扱うネメシスからのたっぷりの愛情も注がれている側妾の様な存在でもあるのだろう。
変態貴族に買いたたかれ、それこそおもちゃの様に扱われ、この世の地獄を散々に味わわされた後に若い命を散らす哀れなミレーも多い王国にあって、むしろこの場は彼女たちにとっての安息の地となっているのだろう。
そう考えてしまえば、その組織を無下に殲滅する事も躊躇われる。今回の襲撃も、噂話に彼女の居場所を聞きつけて、ギルドからの依頼も受けずに乗り込んだ上での暴挙でもあるのだから、少なくとも城からの私掠許可という話を確認するまでは――――否、とりあえず今日の所は鉾を収めて話を聞くだけに止めてあげよう。なんて思ってしまう。
「…………分かりました。別に再会を喜ぶつもりはありませんけど、とりあえず話が終わるまでは大人しくしておいてあげま……ひゃぁんっ!?♥ ちょ、な、い、いきなり何をしてるんですかっ! だ、誰が副団長の女ですかっ! ち、違いますからっ! そんないかがわしい関係じゃないんですからねっ!?」
密着する下腹に感じる熱帯びた強張りに思わずきゅんっと子宮を収縮させつつも、改めて会話に応じる事を受け入れてその身体を離そうとした所での無遠慮な乳揉み。
思わず漏れた甘声と、周囲から聞こえてきた呟きに、再び頬を赤熱させて彼らの言葉を否定する。
「そ、そんな……上の方は腐ってるとは思ってましたけど、本当にそこまで……」
続いて発せられた言葉にがっくりと肩を落としつつ、それでも多くの人目を向けられるこの場から落ち着いて言葉を交わす事の出来る部屋への移動には大人しくついていく。
ゼナよりも少しだけ高い背丈。ゼナ程ではなくとも、十分に女らしく扇情的な肉付きを有する体躯。明るい髪色とあどけなささ残した愛らしい顔立ち。
しかし、その瞳は初めて会った時と変わらぬ狂信者の如き妖しい光を宿していて、彼女が見た目相応の少女とは異なる事を示している。
そんな少女と共に静かな客室へと辿り着けば、ゼナはもう女性団員に促されるまま黙ってソファに腰を下ろし、出された和菓子や品よく香り立つ見慣れぬ色の紅茶にも遠慮なく手を伸ばし「――――わ、なんですかこれ、美味しい、です……」なんて呟きさえ思わず口にしてしまう。
そうしてしばしの時を経て、明るい声音と共に再び現れた彼女の姿に蒼瞳を丸くして
「…………ま、まぁ、似合っているとは思います」
その髪型と共に可愛らしさを強める様は、着物姿というよりは縁日の浴衣姿といった風情。同じ館で寝起きする義妹がそうした東方風の衣装にも精通しているからこそ抱いたそんな印象までは口にせず、『わたしたちは本来敵対関係にあるんですからねっ!』と言わんばかりの仏頂面をぷいっと背けて言い放つ。
隣に腰かけた彼女の、薄絹一枚隔てた柔らかな体温に一瞬ドキッとしてしまったりもしながらも、襟元に覗く豊乳の谷間などについつい向けられてしまいそうな蒼瞳を無理矢理逸らして
「――――と、とりあえず、その………………わ、わた……わたし、たちの子供は、その………ど、どうしてますか……?」
理由も判然としない照れくささに小麦の頬を赤らめつつ、そわそわと蒼瞳を泳がせながら主目的とは外れた、しかして今最も気になる話題を彼女に投げる。
■ネメシス > 「実際に会ってみて分かったんだけど。
腐ってるかどうかはともかく…一部の勢力は今後を憂いている様子なのは確かね。
で、彼ら彼女らは広い視野でこの国の今後をどうにかしようとしていて…。
その一環としてうちの勢力を上手く利用しようとしているみたい。
だから、個人とは視野が違うのよね。
まあ、私は私で別の思惑があるんだけど。」
着物へと着替えている間、落胆するゼナに向かって声を掛ける。
私掠許可をくれた勢力は彼らなりの思惑があること、
それとは別に騎士団自体の考えもあることなどを告げる。
但し、真の思惑については今は口にしない。
ゼナに好感を抱いていても、その辺りの線引きはきちんと持っているのであった。
ゼナが和菓子やお茶を堪能すれば、団員達もにっこりと笑みを浮かべる。
彼女たちはゼナのことを大事な来客と認識しているようで。
ひょっとすれば、二人のエピソードを聞かされている者もいるのだろう。
「えへへ、でしょう?」
くるりと一回りして、後姿迄見てもらう。
隣に座っては、腕を組んで抱き着き、視線が動くことに気づけば、ゼナの反応にもよるだろうが…。
片手をむんずと掴み、以前二人の子を産ませた剛直を着物の上から触らせようとするだろう。
「二人とも元気にしてるわよ。
と言うか私ね、今すんごい数の子供がいるのよ。
だからこんな出先じゃなくて、富裕地区にある屋敷に子供たちの面倒を見る為だけの区画を設けてるのよね。
今は世話役の子たちが交代でミルクを上げたりしてるわ。
どう? ちょっと歩くけど、今から向かう?」
腕にしな垂れたり、耳元に息を吹きかけたりとスキンシップと言うには聊かセクハラめいた行動を繰り返しつつ、首を傾げる。
「あ、ミルクあげるなら私にも半分頂戴ね。」
この大きな子供は、自分が孕ませた相手からミルクを貰うことを日課のように行っていた。
今も当然のように口にしては、ゼナの胸元を眺め、笑みを浮かべる。
■ゼナ > 「そう……なんだ……。ん……そういう事なら、まぁ、思った程最悪な状態という訳でもないのかも、知れないですね……うん」
仕事柄、時に貴族からの依頼なども受ける事のある上級冒険者は、腐敗しきった彼らの有様を数多く見て来たが為にこの国の未来はあまり明るい物にはならないだろうという諦念を抱いていた。
しかし、中にはネメシスの属する組織の様な"毒"さえ利用し、この国を立て直そうとしている者もいるのだという彼女の言葉は、政治などまるで分からぬゼナの心にもわずかな希望を抱かせた。
とはいえ、多少はこの国の利になるのだとしても、互いの柔肌を直接重ね、その子さえ産んでしまったゼナにとって、彼女が今のままの歪んだモラルを持ち続け、山賊紛いのこんな組織に属し続けているという状況はやはり受け入れがたい。
立場さえ変われば友人にだってなれる気がするからこそ、ここから彼女を抜けさせたいと思ってしまうのだ。それが彼女の理念を無視した傲慢な考えであると知りつつも、そうでなければ本当の意味で仲良くする事は出来ないからこその想い。
こちらの素っ気ない切り返しにさえはにかんだ照れ笑いを浮かべて一回りする幼げな所作の愛らしさに、そうした想いを強めつつ
「それはそうでしょうね。貴女は見るからに節操がありませんし……どうせちょっとでも気に入った子が居たらすぐにおちん……んんっ、そ、その、えぇと……お、男の人の物を入れたり出したりして、子供を作っているんでしょうし。………でも、そうですか。そんな施設を作ったりもしてるんですね。少しだけ見直しましたよ、ネメシスちゃん」
彼女の事を憎からず思っているからこそ、一般的な道義から見て素直に褒める事の出来る行いもしていると聞けば、『ネメシスちゃん』なんて愛情さえ籠った呼び名と共にごく自然に綻んだ表情が柔らかな微笑みを浮かばせた。
とはいえ、手繋ぎでもしたいのかなと思った彼女の手が、半ば強引に着物の下腹を膨らませる剛直にゼナの手指を触れさせたなら
「――――あ……っ♥」
再びきゅんっと下腹を収縮させて頬を赤らめ、真っすぐ彼女に向けていた蒼瞳もまた逃がしてしまう。すぐにその手を振り払い、彼女の淫猥な熱源を拒絶するべき。それは分かっているのだけれど、少し前に散々ゼナを泣き狂わせた逸物の、硬く、熱い感触は、吸いついた様に手の平をその場に押しとどめて
「あ…っ♥ は、ぁ……ん♥ や、やだ……何、して……♥ も、もうっ、何を言ってるんですか……バカ……♥」
たわわな乳房を二の腕に押し付けながら首を伸ばした愛らしい顔が耳朶に吹き付けてくる吐息にゾクリと背筋を震わせて甘声を漏らし、『私にもミルクを飲ませてね』なんて言葉には羞恥の赤を灯した言葉を返す。
そんな、山賊団の副団長と、それを討伐すべく拠点に足を踏み入れた女戦士という関係性にはまるでそぐわぬ、仲の良すぎる女友達との戯れめいたやり取りの中、さり気なさを装ってちらりと室内を見回した蒼瞳が、気を利かせて室内から辞去してくれたのだろう女団員達の気配さえ消えた二人きりの状態を確認した後
「――――さ、流石に、赤ちゃん達の前では、その……よくありませんし……、す、少しくらいならここで………、の……飲んでみます、か……?」
じわじわと炎熱を広げていく童顔が、散々に泳がせた後にちらりと向けた蒼瞳にて投げる問い。自分はなんでこんな馬鹿な事を口にしているのだろうと呆れ返りつつ、未だに触れたままの怒張の逞しさと、それとは裏腹な柔らかで甘い香りにはどうにも抗う事が出来ず、不貞の淫行のきっかけとなるだろう言葉を自ら彼女に向けてしまっていた。
■ネメシス > 「最悪かどうかは立場によるかもね。
現に今の状況がこのまま落ち着いた所でミレー族にとってはどちらも最悪でしょうから。」
ゼナとの遭遇から先、様々な人物や勢力と出会っていったネメシス。
彼らの考えや境遇を見聞きし、多少の変化を生じさせていた。
但し、それはゼナが望む様な変化ではなく。
それら困窮していった勢力を取り込むと言う変化。
根本は変わらず、強大化していっただけであった。
「あら、よく分かったわね。
実はそうなのよね。 おまけにあれから私も力が付いたと言うか…
なんだかんだで今は100人前後子供がいるのよね。
みーーんな赤子だからお世話が大変よ。
…えへへ、そう?」
ネメシスちゃんと呼ばれ、舌を見せて喜ぶが、流石に3ケタの赤子と聞けば普通の人なら驚くことだろう。
その中には当然、ゼナに産ませた二人の赤子も含まれている。
「わかる? 久しぶりの再会を味わいたくてドクンドクン言ってるでしょ。」
ゼナの腕をしっかりとつかみ、自らの剛直を握らせている。
野太い血管は収縮と拡大を繰り返し、火傷しそうなほどに体温が高くなっていた。
気づけば二人きりの空間となっていたことにも気づかず、ネメシスはソファの上にゼナを押し倒そうとする。
既にこちらは足元が開けており、下着を着用していなかったことから。
剛直は外気に晒され、真っ赤な亀頭が目に付くだろう。
「別に赤子の前でも普通に孕ませたりしてるけど…。
まあ、ゼナがそういうならね。」
抵抗しなければ、ゼナの上に伸し掛かり、鎧をはぎ取ろうとすることだろう。
両足を広げれば、腹部のあたりまで届く巨大な肉剣をゼナの胎へと押しつける。
どうみてもミルクだけでなく、新たに孕ませようとしていることは明白で。
あの時よりも力を増したネメシスの胤をまともに浴びれば、またもや多重妊娠となってしまうが。
■ゼナ > 「ふふ、そうですね。ネメシスちゃん、少し変わりましたね」
先程見たミレーの娘達の幸せそうな表情と、愛おし気に膨らんだ下腹を撫でる所作が思い浮かぶ。それはこの王都において搾取され、弄ばれるばかりであるミレー族を救おうとした結果の様に思えて、大仰な騎士団の名にも恥じる事のない正しい行いについに目覚めてくれたのかと喜ばしい思いが豊乳の内から湧き上がる。
その実が、彼女たち行き場を持たない弱者を取り込んで損耗率の高い騎士団の戦力増強を図るという狙いを持っての物だとは気付かないお人好しは、そんな風にいい方向へと変わりつつある彼女にならば今日はいろいろ許してあげてもいいかも知れない、なんて能天気な考えさえ抱いていた。
「ひゃ、百人……いくらなんでも節操無さ過ぎですっ。全くもう、褒めて損した気分です」
それでも世話が大変だとかいいつつ嬉しそうにしている様子は、蹂躙された村人の屍の中で見た彼女の禍々しさとはまるで異なる物に思える。だからこそ、今日の所は山賊の女副団長に対する敵愾心も一旦は脇に追いやり、友人になれるといいなぁと思える少し年下の少女への素直な反応を見せてもいいと感じられた。
「はい……♥ ネメシスちゃんの、これ……すごく大きくなって熱くて……あっ♥」
ゆえに、問いかけに対しても少しばかり恥ずかしい率直な返事を返し、押し付けられた体重にも抵抗せず、こうした状況においては薄絹めいて柔らかなドラゴンスケイルを纏った肢体をソファに倒れ込ませた。
丈の短い鎧裾がその弾みに捲れ上がり、小麦の色彩も健康的なむちむちの太腿と、その付け根に食い込みうっすらと恥丘の形を浮き上がらせる白下着―――鎧の下に着用するにはまるでふさわしくない、レースとリボンで飾られた横紐ショーツを覗かせる。
「あ、あぁ……っ♥ や、やだ……なんで、下着もつけてないんですか……♥ あっ、あ、あぁ……っ♥」
こちらの鎧と同様に、そうした動きによってはだけられた着物裾が覗かせたのは、一糸まとわぬ剛直先端の色濃い赤。雄の香りさえ感じられそうな生々しい色彩にきゅんっと収縮した膣口が、じゅわりと白下着のクロッチにシミを広げた。
こうなってしまえばもう、彼女に抗う事なんてとても出来ない。むしろ自ら腰を浮かせたり両腕を持ち上げたりして、鎧の脱着を助け、程なく編み上げの黒タイツと、左の薬指にて輝く白金の指輪だけを残して小麦色の肢体を曝け出した。
結婚して以来、一日に二度も三度もハードな交わりを繰り返す淫蕩な人妻は、急速に開発の進められる現状とは異なるぴっちりと肉丘の閉じ合わさった処女めいた秘所をとろとろの愛蜜でぐっしょりと濡らして黄金の恥毛を張り付かせる様を、匂い立つ雌の発情フェロモンと共に見せつける。
「はぁ…っ、はぁ…っ、はぁ、ぁ…っ♥ ネメシスちゃん、おっぱい飲むだけじゃなかったんですか……?♥」
咎める様な物言いなれど、重力に拉げた豊乳を乳輪もろとも興奮でぷっくりと膨らませ、発情に潤んだ蒼瞳で見上げながらの言葉は『どうぞ召し上がれ♥』とでも言っているかの様。
それを示すかの様にそっと広げた脚線が、にちゃりと雌蜜の糸引く秘裂で挿入を誘う。
■ネメシス > 「そうかもね。」
ゼナの嬉しそうな笑顔がどういった考えから浮かんだ物か、実はネメシスの頭の中ではなんとなく分かっていた。
それは彼女が団員として迎え入れたミレー族と同じく、優しい庇護者に向ける様な表情とよく似ていたから。
実際の所は、好みの女の子に子を産ませたいと言った欲望や、自らの子を増やして戦力として補強したいと言った打算も含み。
しかし、それだけでなく、本当に彼女たちを導いていこうと言う”神に選ばれし存在”らしい自愛も含み。
ネメシスの中で複雑な感情が入り混じり、いつになく困った顔を見せてしまうだろう。
「凄いでしょ? みーんな私の子供なのよ。
まあ、折角入れ物が出来たんだし、最近は団員の子供達も出入りさせているけどね。」
巨大な託児所を設けてしまった騎士団。
一種の運命共同体となることで以前よりも纏まりが強くなっていく。
そして、今のネメシスはゼナの呆れた表情にも嬉しそうな顔を見せている。
「ん…そうでしょ?
ゼナの顔を見た時からずっとこうしてたのよ。」
薄いショーツで覆われた下腹部に、グリグリと剛直の先を突き立てるようにして擦り付ける。
鈴口から溢れ出た雄汁がショーツの上に染みを作り、緑茶の香りが漂う空間は
いつしかネメシスの精臭とゼナの雌の体臭が混じり始めて。
「こういう服ってそういうのもでしょ?
それに、今日絶対ゼナを孕ませようって思ってたから♥」
膣口が収縮を始めると、クロッチごしに亀頭が押しつけられていく。
互いの肉の感触に、生暖かい吐息を吐くネメシス。
いつしか自発的に脱衣を行うゼナ。
彼女がタイツと指輪だけを残し、その健康的で筋肉のついた裸体を曝け出すと、ネメシスの剛直は
鈴口から涎と言うにはあまりにも粘ついた先走りの塊をポタポタと溢れさせて。
「もちろん、ミルクも飲むわよ。
でも、せっかくあなたと会ったのよ?
当然私の子を産んで貰うにきまってるじゃない。」
潤んだ瞳のゼナと愛情たっぷりの口づけを交わせば、メロン大の爆乳に食らいつく。
ぎゅっと指が力強く握りしめ、蕾から滲みだすミルクを喉を鳴らして飲み干していく。
同時に、下腹部だけを動かし、湿り気のある蜜壺に亀頭を宛がえば、
真っすぐ腰と両足を突き出して、ゼナの膣内へと挿入を果たす。
「どぉぉ? 気持ちいい?」
腰を突き出し、子宮口へと容易く到達すれば、ズコズコと腰を前後させ、子宮内への侵入を果たそうとする。
もともと同等程度のサイズのモノを日常的に咥え込んでいるであろうゼナの膣はネメシスの剛直にぴったりフィットし、
久しぶりの交合であることを忘れてしまう程の快楽が互いに伝わってくる。
■ゼナ > こちらの称賛含みの笑顔に彼女が返す、何とも言えぬ表情。それを見たゼナは不思議そうに小首を傾げて蒼瞳を瞬かせるばかり。とはいえ、3桁にも及ぶ己の子だけでなく、団員の子供達も受け入れているという託児所の存在を誇らしげに語る様子は、ゼナの望む変化を感じさせてくれて、衝動的にぎゅっと彼女を抱きしめてあげたいなんて想いさえ覚えてしまう。
が、そんなほんわかした空気に終始しないのが、淫蕩な若妻とその貞淑を狙うふたなり娘の関係性。こちらの顔を見た時からずっと膨らみっぱなしだったという逸物は、愛らしい彼女が豊乳の内に孕んだ淫猥なリビドーと、力強い雄の獣欲を感じさせて、ゼナの雌を嫌という程に刺激してくる。
そんな肉欲の熱塊を新たに溢れた蜜シミを広げるクロッチに押し付けられれば、甘酸っぱい香りを放つ濡れ布が、布地本来のすべらかな感触にねちゃりと粘つく淫らな生温かさを滲ませながら亀頭を舐める。
『絶対に孕ませようと思っていた』という言葉には、雌としての本能的な悦びと、彼女に対する愛おしさを感じてしまいつつも
「もうっ、こう見えてもわたしはリスっていう大事な人がいる人妻なんですよ? そんな簡単に孕んであげたりはしませんから」
浮き上がりそうになるはにかみを、ぷいっと背けた横顔に隠しつつ、素っ気ない拒絶の言葉を返す。それは単なる戯れのやり取りではなく、最愛の恋人との間に作った子が二人なのだから、それ以上に他者との子を作るつもりはないという妙な線引きからもたらされた本音であった。
安全日でも強制的に排卵させて、後々に騎士団の戦力となるだろう双子や三つ子を孕ませ、即座に出産させる少女の魔根が相手だろうと、その気のない淫魔精吸収は望まぬ妊娠からゼナの子宮を完全に守り抜く。
とはいえ、己の血が色濃い淫魔の力を宿していると未だに気付いていないゼナに分かるのは、何となく今日は大丈夫そうといった根拠のない頼りない感覚ばかり。
そんな状態で、何の避妊措置も施さないだろう生ちんぽをとろっとろに蕩け切った膣内に挿入させて、多量に注ぎ込まれるだろう中出しザーメンを受け入れるのは普通であれば決して許す事の出来ない危険な行為。
しかし、そんなスリルにさえ爛れた背徳を感じてゾクゾクとしてしまう辺りが、ゼナの淫乱な気質をしてしていた。
「ぁ、ん♥ ふ、ちゅ…、ちぅぅっ♥ んちゅる、れ、るぅ……んちゅ、ちぅ、ちゅるるぅう…っ♥」
たっぷりの唾液で濡れ光る口腔をぱっくりと開いた唇の合間に晒し、恋人の物で無い、それどころか本来は敵対関係にあるはずの少女からのディープキスを受け入れる。彼女の舌に自らの味わいを塗り付けるかの様に濡舌を蠢かせ、にち、にちゃあ…と口腔内に響き渡る水音のいやらしさに小麦の裸身を震わせる。
「はぁ…、はぁ…、ん、ぁ…っ♥ は、ぁ…っ♥ んっ、く、ぅ…っ♥ ふぅうう…っ♥♥」
そんな濃厚なレズキスを終えた少女が、茶色髪も艶やかな頭部を下げてただでさえ豊満な乳房をワンサイズ以上大きく膨らませた乳房へとその唇を向かわせる様子をじぃ…と見つめる蕩けた蒼。
ぷっくらと乳輪を膨らませたパフィーニップルに彼女がしゃぶりついたなら、薄く汗を滲ませて柑橘の香りを強める小麦乳は、食い込む指先に弾力性に富んだ感触を返しつつ、その口腔にぶびゅぅうううっと射精めいた勢いでとろみのある濃厚ミルクを注ぎ込む。
同性の乳しゃぶりに母乳を溢れさせるのは、おっぱいからおもらしでもしているような背徳の喜悦を生じさせる。
彼女の頭部を豊乳に押し付けるように抱き締めて、搾乳の肉悦に耐えた後、ふたなり娘の巨根をあてがわれた桃華は白濁の色彩さえ溢れさせていた。
「――――んふぁっ♥ ふわぁぁあぁああ……っ♥♥」
常人離れした巨根を日常的に咥え込む淫穴は、しかし、戦士として欠かすことなく続けられる苛烈な鍛錬とむっちりとした肉付きで侵入者を締め上げる。それでいて熱帯びた泥濘といった有様になっている発情しきった蕩膣は、にゅるんにゅるんの愛液にまみれたぷりぷりの肉襞で剛直を舐め回し、ふたなり娘に腰砕けの肉悦を生じさせる。
「んぁっ♥ はっ♥ あっ、ふあぁぁあっ♥ 気持ちいいっ♥ 気持ちいい、ですぅ♥ あっ、しゅごっ、ネメシスちゃんのおちんぽっ、あっ♥ そこっ、しきゅぅ…っ、あっ、んあっ、んぁんんぅうッ♥♥」
挿入前から入り口近くにまで下降していた貪欲な子宮口が、野太い圧迫で元の場所まで押し戻されたうえでどちゅんっ、どちゅんっと小突き回される。生娘であれば痛みばかりを感じるだろう肉の破城鎚による乱暴なノックも、子宮姦さえ悦びを持って受け入れる程に開発された淫らな人妻にとっては強烈なポルチオ快楽を生み出す大好きな攻めに他ならない。
彼女の腰付きに合わせてばるんばるんっとダイナミックに揺れ弾む爆乳の先っぽがピンク色の軌跡を描き、汗濡れた両腋を見せつける様な形で持ち上げた双手がソファの手摺をぎぅうっと鷲掴んで複雑な皴を形成する。
■ネメシス > 小首を傾げられるが、胸の内を明かすわけにもいかず。
とは言え、ゼナのこちらを褒めようとしている表情は痛い程伝わってくるために。
そっと頬を撫でるに留めるのであった。
「そんなこと言って、私との子供欲しくないの?
ゼナに良く似て可愛いわよ。
ちゃんと大事に育てるから。」
顔を背けたゼナを屈服させようと、鉄のように固い肉剣でクロッチをなぞっていた。
実際の所、奇跡を宿すネメシスの剛直と、その種であれども毎回確実に孕むわけではない。
ゼナの中に宿る力が激しく抵抗するのであれば、孕まないことも可能かもしれない。
只、ゼナと言う人間がネメシスの懇願を冷たくあしらうだろうか?などと言った打算も多少あり。
「ね、ゼナ…久しぶりのキスを楽しみましょう?」
真っ赤な舌が柔軟に蠢き、ゼナと口での交合を楽しんでいる。
互いの唾液を交換し合い、唇を重ね、唾液音を楽しむ。
「ふふ、ゼナのミルクもとってもおいしいわ。
毎日飲みたいくらい。」
これまで孕ませた数多の女のミルクをこうして直で飲んでいるネメシス。
普段味わうことのできない味を堪能するように、勢いよく注がれるミルクを飲み干していく。
喉が大きく動くほどにミルクを飲み干せば、口周りを白く染め。
ミルクの甘い香りが呼気に含まれて。
かと思えば、突然乳を搾り、中空にミルクを空打ちさせる。
こうして、部屋中を白く染め上げ、また自らの身体もミルク塗れになった所で更にもう片方の乳房からミルクを補給し。
ズブ…ズブブブ……。
巨大な肉剣が飲み込まれていけば、結合部からトロトロの愛液が溢れ、ソファを塗らす。
ゼナの膣の感触を確かめるかのようにじわじわと進む肉剣は、生々しい感触を膣内全体に広げて。
「私もよ♥ ゼナ、大好き♥」
まるで意思を持った生き物のように蠢く性器は名器と呼べるレベルを超えた品。
ミルクをしゃぶっている途中でありながら、口を広げて思わず悶えてしまうネメシス。
体中を快楽で震わせながら、肉剣が子宮口をきっちりノックし、やがて子宮口を亀頭が突き刺し、更に奥へと。
目的の孕み袋に直接入り込めば、ゼナの意思を蕩けさせようと、腰を上下させての荒々しいピストンを始める。
ソファが軋み、肉のぶつかる音を部屋中に響かせての貪るようなセックス。
「あらゼナ、こっちも可愛がって欲しいの?」
上体を支える為に腕を伸ばせば、露になった脇。
ネメシスは悪戯な笑みを浮かべ、ゼナの脇に顔を突っ込むと、蒸気を浴びながら、彼女の脇を舌で愛撫して。
ご案内:「「聖バルバロ騎士団 拠点前」」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「「聖バルバロ騎士団 拠点前」」からゼナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──~♪」
雨がしとしとと降り注ぎ、普段に輪をかけて人気のない住宅街の路地を、
ピーヒョロロと下手クソな口笛を奏でながら、傘布の部分に赤いラインが入っている以外は全てが銀色の蛇の目傘という
奇妙な物体を担いでのんびり歩く、金髪の男が一人。
そんな奇っ怪な傘を差している代わり、普段羽織っているジャケットの姿はなく。
昼食を終えた後、暇つぶしを求めてブラブラと大通り、路地裏と歩いてきたが、特に何か特筆するものと遭遇するでもなく、
気がつけばこの場所まで辿り着いていた。
先の二箇所に比べると、余計に事件性の少なさそうなロケーションではあるが──
「……まああ人生ドコでナニが起こるか判らんもんだからな」
なんて、眉下げて笑いながら独りごち。
適当に視線を彷徨わせて住宅街の景色を眺めがてら、なにか面白いモノでも出現しないか、などと
雑な期待をしながら、ぱしゃ、ぱしゃとマイペースに歩を進め続け。
■エレイ > そのまま男の姿は、雨に烟る景色に溶け込むように遠ざかり──
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 市場」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 日中は多くの市民で賑わう平民地区の市場。
とはいえ、日も暮れ始めた夕刻となっては、人通りも疎らで開いている出店も多くは無い。
そんな閑散とした市場を、鼻歌交じりに歩く少年の姿があった。
「偶にはこうして街に出るのも良いものだな。散策ついでではあったが、良い買い物が出来た」
冒険者ギルドで行われた会合の帰り道。
普段であれば馬車で屋敷迄直帰するところであったが、昨日の祭りで味わった甘味が忘れられずふらりと市場を散策してみた。
残念ながら東方の菓子に出会う事は無かったが、それでも様々な甘味を味わう事が出来た有意義な散策であった。
普段の礼服ではないせいか、市民からの反応も概ね友好的であったことが、上機嫌に輪をかけているのかも知れない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 市場」にゼロさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 市場」からゼロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 市場」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > そっと城を抜け出して、貧民地区での炊き出しや平民地区での迷子の世話をした後
夕刻の鐘が鳴る頃に帰ろうと城までの道のりを歩いている途中。
平民地区の菓子屋にて東方の珍しい菓子を見つけたので、いつも世話になっている侍従たちの分を買っていった。
なんでも今時分の季節に咲く桜の花のような色合いの餅、という菓子だそうだ。
菓子の入った袋を手に、市場の賑わいを眺めながらとある人物に視線を向ける。
ふと、どこかで会ったような気がするのだ……。確か、城のどこかで。
少女めいた容貌、どこかキツめの視線。(今日はこころなしか浮かれているようにも見える)
「ギュンター……、ギュンター・ホーレルヴァッハ……?
確か、ホーレルヴァッハ家のご子息? でもどうしてこんなところへ……」
自分のことは棚に上げてそんなことを呟く。果たして往来の彼の耳に届くだろうか。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 此の地区を歩く貴族は、多くはなくとも珍しい事では無い。
それ故に、好奇や興味。或いは負の感情の籠った視線を向けられる事は良くある事である。
しかし、己の家名まで言葉にする者は早々いない。それ故に、道行く人々をすり抜ける様にして、少年の呟きは己の耳に届くのだろう。
「…はて。よもやこんな場所で我が家名を知る者と会うとは思わなんだが………?」
屋敷へ向かっていた爪先を声の主へと向け、何時もの様に高慢と傲慢さが交じり合った口調で声をかける。
尤も、その言葉は途中で疑問符と共に途切れる事となる。己の方も、相手に見覚えがある故に。
直接の面識は未だ無いものの、王位継承者候補として擁立された少年。
まさかこんな場所で出会うとはな、と僅かに細められた瞳が彼に向けられるだろう。
■ツァリエル > ほとんど無意識に、相手の名前を思い出すために呟いた言葉が相手の耳に届く。
ハッとして、慌てて口を手でつぐんだがもう遅い。
自分へと視線を向けた彼に、どう言葉をかけたらいいか、考えあぐねた末に
まずは自分が城から無断で抜け出してしまったことの口止めが先かもしれないと思いつく。
「あ、あの! ごめんなさい……、お城の人たちには僕のこと、内緒にしていてくださいっ!」
慌てて、相手にお願いをするついでに頭を下げる。
それから手に持っていた、菓子の袋を思い出して、そっとギュンターを窺うように見つめた。
「あ、あの……桜餅、一緒に食べますか?」
何故か一緒に菓子を食べることを提案するのだった。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 此方を見て何やら考え込んでいた相手が最初に告げたのは、口止めを依頼する言葉。
流石に予想外、というよりも、己自身は割と一人で各地を移動する性質なので気にした事がなかったという方が正しいだろうか。
「…ふむ?事情は分からぬが、外出に許可が必要であったのなら、それを破るのは得策とは言えぬだろうな。まあ、此度の件をどうするかは保留に――」
事情はともあれ、継承者候補の弱みは些細なものでも握っておきたい。さてどうしようかと思考を走らせかけた矢先、投げかけられた言葉に動きが止まる。
改めて相手が抱える袋に視線を向けた後、袋と相手に交互に視線を向ける。
そうして、暫し悩んだ様な素振りを見せた後、ゆっくりと口を開き――
「……そうだな。頂こうか」
東方の菓子の前に、取り合えず諸々は棚上げする事にした。
■ツァリエル > 何故かとっさに出た、お菓子を一緒に食べようという提案。
もちろん一笑に付されて断られると思ったが、意外や意外、受け入れられてしまった。
今度はちょっとこちらが驚く番であるのだが、
とはいえ友人とは違う、かといってほとんど他人というわけでもない関係性。
「えっと、それじゃあこっちに、ベンチがありますから一緒に座って食べましょう」
ぎくしゃくとした感じで、ぎこちなくさり気なく相手を誘導していく。
市場の橋の樹の下に、円形のベンチが設置されていた。
どうやらここが市民の憩いの場になっているらしい。
そこへ二人座ると早速袋から桜餅を取り出し「どうぞ」と差し出した。
ギュンターが受け取ったなら、自分の分を出し「いただきます」と丁寧にお祈りをして頬張る。
もちもちとした不思議な触感に甘い豆のジャム、塩気のある桜の花の香り。とても美味しい。
思わず自然と笑みが溢れた。
「あの、ギュンター様は今日どうしてここへ? お買い物、でしょうか?」
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 此方の返事が余程意外だったのか、今度は相手の方が少し驚いた様な素振りを見せる。
王城や貴族間で己のイメージとはどうなっているのだろうかと内心溜息を吐き出しつつ、妙に畏まった様子の相手に小さく苦笑い。
「…うむ。しかし、其処まで固くなる必要もあるまいに。同じ王侯貴族の身。そう身分が違う訳ではなかろう」
と言いながらも相変わらず偉そうな口振りなのはご愛敬というものだろうか。
兎も角、相手に導かれるままに案内されたベンチに腰掛ければ、差し出された桜餅を素直に受け取るのだろう。
昨日味わった東方の菓子。まさか二日続けて堪能できるとは、と此方も幾分頬を緩ませながらちびちびと齧り始める。
「買い物、と言う程のものでも無いがな。ギルドの会合の帰りに散策していただけに過ぎぬ。そういうツァラトゥストラは、無断で外出するに相応しい理由が……ある様には見えんな」
記憶の引き出しを漁るまでも無く、正式な候補者ともなれば本名くらいは容易に知り得る事。家名で呼んだ方が良かったのかな、と迷いはしたのだが。
そんな事を思いながらツァリエルの言葉に応えつつ、その言葉は少し意地悪そうな、それでいて愉快そうな響きを含んでいるのだろう。
■ツァリエル > 「そ、そうかな……。あ、いえ、そうでしょうか……?
ぼく、じゃない、私と貴方様とでは、実力も格の違いもありますから」
実際、ホーレルヴァッハ家の嫡男といえば若く美しい容貌にしてやり手。
国内外での各地のコネクションを築いているのは当主ではなく彼の方だと言われている。
また、もちろん魔族や腐敗貴族にまつわる暗い噂も密かに囁かれてはいるが……。
自分のような、どこの馬の骨ともわからない、ぽっと出の王位継承者とはやはり立場が、品格が違う。
生まれながらの貴族というのは、こうして堂々とし、自然と畏怖を与えるのだと思う。
「散策、ですか……? ギュンター様でも市井の散策をされたりするんですね。
あ、えっと……私は……、その、野暮用です。
貧民地区での炊き出しや、迷子の子の手伝いなどをしていました」
正直に自分が何をしていたのか告白する。
きっと他のものが見ていたら容易に弱みを見せるな、と叱られる行いではあるが、
人が良いツァリエルは包み隠さず相手に自分を見せる。
「ツァリエルで構いません。ギュンター様。
皆、ツァリエルと愛称で呼んでくださいます。お嫌でなければそう呼んでください」
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…そんなものさ。第一、正式な候補者になったのだから寧ろ其方にもっと堂々として貰わねば困るというものなのだがな。
少なくとも、慣れない口調で喋るよりは、普通に喋った方がボロが出ないと思うがね」
一生懸命、という言葉が形を成した様に言葉を選ぶ相手の姿に、浮かべていた苦笑いは困った様な笑みへと変化するだろう。実際、歳の近い相手に早々畏まられては、何だか此方が悪者になった様な気がしないでもない。
それ故に、無理に敬語を使わなくても良いのだ、と幾分遠回しに相手に告げるだろう。
尤も、此方は相手に対しての情報がそう多くは無い事も踏まえての事。彼の両親は政争に負けて殺された事。少年も敵対勢力の手に掛かった筈だったが、神聖都市の孤児院から王都へと舞い戻った事、程度だろうか。
他の貴族でも耳の早い者であれば知り得る事程度の事しか、相手の事を知らない。であれば、先ずは友好的に接するべきだろうという思惑もあっての態度。
「市井に疎くては、国家の運営等出来はせぬ。とはいえ、余り平民の声に耳を傾け過ぎては、良き指導者にもなれぬ。それでも、こうして街に出れば得られるものもあるというものさ。
……野暮用にしては、また何とも王族らしからぬというか何というか…。根が善人なのだろうな、お前は」
少年の性格では、魑魅魍魎渦巻く王城は過ごしにくいのでは無いのだろうかと少し心配しつつ、呆れた様な、それでいて愉快そうな声色と笑みを向ける。
流石に、此の事を告げ口したり利用したりしようという気は既に無くしていた。
「ふむ。であればツァリエル、と呼ばせて貰おう。私の事も、特段様付けなどせず呼んでも構わんのだがな?」
そんな事をいう己の表情は、人の良いツァリエルを揶揄う様な色が含まれていただろうか。
■ツァリエル > 自分の口調を相手に指摘されて、恥ずかしそうに口をつぐむ。
お言葉に甘えて、ここは普通の話し方のほうがいいのかな、などと考えて
「では、普段どおりに。ギュンター様。いえ、ギュンター……くん」
どうしても敬称をつけたがるのは自分の弱気な姿勢ゆえ。
なんだかこそばゆいような、むず痒いような、気恥ずかしさがあるのだが。
相手のしっかりした思想を聞かされて、こちらは感心したように目を丸くした。
「ギュンターくん、やっぱりすごくしっかりしているね。
お城で見かけたときもすごくかっこよかったけれど、今もハキハキ堂々としていて流石って思いました。
僕は……ううん、善人なんじゃなくて、きっとまだ自分が何が出来るかわからないから
自分のできることを探して、やっているだけに過ぎないんだと思います。
だから、君みたいにしっかりした思想も、それをあらわす力もないし……」
最後は言いよどんで、少し自分を恥じるように苦笑してしまう。
話の合間に、すっかり桜餅を食べてしまった。指先を行儀悪くぺろりと舐めてから
「その、……良かったら友達になってくださいませんか?
お城では、声をかけづらかったから……、出来たらお茶の時間や話し相手になってほしいんです」
恐る恐る、不躾なお願いを切り出して。
とはいえ、相手はいろんな用事や職務があるだろう。
きっと自分のように暇があるわけではないだろうし、もしかしたら迷惑かもしれない、などと思いつつ。