2020/03/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──チィーッス」

雑な挨拶(?)の声を投げかけながら、ふらりと冒険者ギルドのロビーに足を踏み入れる金髪の男が一人。
暇そうな顔で周囲を軽く見渡してみるが、人影はまばら。
現れた男に幾つか視線が向き、顔見知りは軽く手を振ったりなどの反応を見せるも、
特段こちらに用向きがある者もいないのか、程なく各々の用事に戻ってゆく。
そんな光景にフンス、と小さく鼻を鳴らしながら、とりあえず依頼やパーティ募集等の張り出されている掲示板の方へと足を向けた。

「さーてと……なんかティンとくる依頼とかはあるかねぇ? ──時間的に、
時既にめぼしいところは概ね持ってかれてそうだが……」

顎を指先で軽くうにうにと撫で付けながら独りごち、掲示板の前に突っ立って並んだ張り紙を眺めてゆく。

エレイ > 「ぬぅ……碌なモンがぬぇーな……──ンン?」

眼鏡に適う依頼が見当たらず、思わずしかめっ面になったところでふと後ろから声をかけられる。
振り向けばそこに立っていたのは、書類を携えたギルドの事務員。
どうやら新しい依頼書を持ってきたらしい。

「おお、新しいの来たこれで勝つる……かな? どれ貼る前に少し俺に見せてくれぃ」

そう頼むと快く依頼書を差し出してくれた事務員に礼を述べつつ、パラパラと
書面に目を通してゆき。

「────……ほむ。辺境の村近くでゴブリン大量発生、か……」

目に留まったのはゴブリンの駆除依頼。
大量湧きしたゴブリンはかなり厄介な上、手間に対し報酬が見合わないということで
討伐系の依頼の中でもかなりの不人気を誇るものだった。
男は少し思案した後、ぴ、とその依頼書をつまみ上げ

「よろしい、ならばこいつにしよう。ストレス解消にはちょうどいいべ」

と、依頼の受諾を笑顔で告げるのだった。

エレイ > そして手続きを済ませれば、男はふらりとギルドを後にして──
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 聖バルバロ騎士団の活動は王都の中でも行われる。

「「おい、そこのお前。 ちょっとこっちに来い。」」

突如として通りの一つを閉鎖するように展開される団員達。

賊が街の中に侵入したと理由でつけての言いがかり的な取り締まりである。

男であれば金を渡すことで嫌疑が晴れるが、見目麗しい女が相手の場合は通りにあるごろつき宿へ連れ込まれるか、最悪通りで皆が見ている目の前で凌辱されるだろう。

彼らを率いている副団長のネメシスは奴隷たちの上に座り込んでは退屈そうにお茶を飲んでいる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。