2019/01/20 のログ
■ピング > さて写真の選定を終えるのは何時になることやら。
じっくり眺めている時間がそのまま、過ぎていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨店」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にボブさんが現れました。
■ボブ > (夕暮れ迫る通りを一人歩いている褐色肌の男。
日が暮れる前に家に帰ろうと駆け足で走っている子供にぶつかりそうになり、斜め後ろに下がり、子供を避けて)
「危ねぇぞ、ちゃんと前見て走れよ」
(『悪りぃ、おっちゃん』と謝りの言葉を投げ掛けてくる子供に注意の一言を与えつつ、内心では…
「おっちゃん……おっちゃんかぁ~~」と軽くショックを受け、その場に立ち止まっていく男)
■ボブ > 「……あの年頃の子供からしたら俺はもうおっちゃんなのかなぁ~。 結構心にダメージが来るなぁ~」
(正直受け流しきれない衝撃を何とか緩和しようと素直な気持ちを言葉として洩らしていけば、
この何とも言えない気持ちを忘れる為にも飲もうと決め、行きつけの酒場へと向かう道を歩き、
その酒場に辿り着けば、埋まっているテーブル席を横目にカウンター席のスツールに腰掛けて)
「マスター、ウィスキーのストレート。 チェイサーは無しで」
(いつもならチェイサーを付ける主義の男だったが、今日ばっかりは直前の事を忘れる為にも強い酒精を求めているようで…)
■ボブ > (小さからぬ心の傷を強い酒精によって忘れようとした男は見事に悪酔いをしてみせていって)
「はあぁぁぁ~~~あ、やべぇ…視界が左右にぶれやがる……
こりゃあ、明日は二日酔いだな……。
その方がいいか、二日酔いの頭痛に悩まされた方が『おっちゃん』呼ばわりされた事を忘れられるからな」
(額に手のひらを当てながら、我ながら普段ではしない量の飲酒をしたと自覚をしつつ、
完全に酔い潰れてしまう前に酒場を後にしようと、カウンターの上に代金を支払えば、足取り怪しいままに酒場を後にしていった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にソウレンさんが現れました。
■ソウレン > ことこと。くつくつ。
炉の上にかかった鍋から小さな沸く音が店内に響いている。
ふんわりと優しい味噌の香りが漂っているが、今日はまだそれを味わう人はおらず。
からり、と入口の引き戸を開ければひゅうと少し冷たい空気が流れ込んできた。
「…王都もずいぶんと冷えてきたものだ。」
ぽつりと呟く姿はそれほど寒そうにはしていない。
種族柄、冷気に対する耐性だけはある。
半纏も本来なら要らないくらいなのだがそこはそれ、この季節着流しだけだと怪しい事この上ない。
目立つ衣服ではあるが、冬の装いとしては溶け込んでいるだろう。
なーん。
小さな声に目線を下に向ければ、野良の黒猫が寄ってきていた。
小さなお客さんだな、と苦笑してかがみ込めば、よしよし、と撫でてやる。
閑古鳥が鳴いているのだからこれくらいはいいだろう、と野良を可愛がってやっていた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にバルジリスさんが現れました。
■バルジリス > 平民地区を行くのは、執事服を着たチンピラとは誰が言ったか、とある老貴族の執事のバルジリス。
蛇とドラゴンの血を引くこの男、寒いのが大の苦手で……厚着をしているが、がくがく、ぶるぶると震えながらも、
とある店を探して……
「えぇと……此処かぁ?」
そう、探している店とは東方の料理を提供してくれるという居酒屋、幽世と言う店。
その店の戸を開けば…
「邪魔するぜ、幽世って言う居酒屋はここかぁ?」
何て言って、入店しようか…
「あー、寒かった……あんたが店主さんかぁ?いい匂いだが……なんか作ってんのかい?」
■ソウレン > しばし野良をかいぐっていれば、足音が聞こえる。
視線を向ければ、着ぶくれた男性がやってきていた。
もうお行き、と優しく野良を放してやれば、さて、と立ち上がる。
「いらっしゃい。確かに、幽世はここだよ。」
やってきた男を店内へと招き入れると、自身は調理場へ。
半纏ごと、たすきで括り上げつつ視線を少し向ける。
…どうも人ではないようだが、まぁ、似たような者なら何人でもいる。
と、龍の目はそのように見るものの、特に気に掛ける事もなく。
「あぁ。冬季用のメニューだよ。…さて、注文はあるかな。」
一見、初めての客にも気負う事なく微笑を浮かべて尋ねる。
どういう話を聞いているかはわからないが、任せても大丈夫、という話は商人や冒険者には伝わっているだろう。
逆に。驕って洋風メニューにこだわりすぎて叩き出された客の話も。
■バルジリス > 足元を野良猫が過ぎていけば、バルジリスは歩みを進める。ここが幽世だと聞けば、ほっと一息。
「あぁよかった。店の噂は聞いてたんだけどよ、なっかなか来る機会が無くてな…カウンター席いいかい?」
何て言いながら、了承が取れればカウンター席に座ろうか。
薄青の瞳が自分を人外だと見抜いているとは気が付いていないが、珍しい雰囲気の店だなと思いつつ…
少し店内を見まわそうか。
「ああ、外で体が冷えきっちまったからなぁ…えっと、確か……」
そこで、東方の料理について書かれた本の知識を思い出しつつ…
「まずは、ミソのスープと、握ったライス…ってのが東方の定番料理って聞いたからな。この二つと、暖かい東方の酒をくれよ」
なんて、味噌汁とおにぎりを注文しつつ、厚着を脱いで執事服に……
■ソウレン > 清水で手をすすぎながら、男の言葉に頷く。
店内は豪華さの欠片もなく、広くもない。
小ぢんまりとしているが、落ち着いた雰囲気ではある。
「構わないよ。好きなところにかけてもらえるかな。」
綺麗な手拭で手を拭きつつ、注文を聞いていく。
男性なのに控えめな注文だな、と考えながら手を動かして。
黒い陶器の小瓶…お銚子に瓶に入った酒を注ぎ、炉の脇で温めておいた小鍋と湯にお銚子を入れる。
「出来上がるまで少し待ってもらえるかな。」
気さくな様子で話しかけつつ、食材庫とにらめっこ。
一つ頷けば、小皿にいくつかの食材をとっていく。
そこまで終われば、温まったお銚子を男の前に置くだろう。
「純米酒…米の酒の熱燗だ。これで飲んでくれ。それと、つまみだ。」
と、横にお猪口を添え、一緒にカブの酢漬けをだしてやる。
■バルジリス > 出来上がるまで少し待てと言われれば、軽く頷いて…
「ああ、分かったぜぇ」
なんて返しつつ、懐から取り出したのは……メモ帳のようなものとペン。
それを脇に置きつつ、熱燗とつまみのカブの酢漬けが出されれば…
「ああ、ライスを使った酒だろ?なっかなか、ここらへんじゃじゃ入手しづらくてよ…
あの方や妻に味わってもらいたいんだがねぇ…って、このつまみは注文して無いんだが?」
そう言いつつも、これが東方流のサービスかと思い直し…一齧り。
カブの歯ごたえと、酢の酸味が心地よい。
「へぇ、東方風の居酒屋ってのはサービスが良いな。なかなか美味いつまみじゃねぇか」
そう言いつつ、熱燗を御猪口で一口。これもまた、純米のうまみと高いアルコールが美味しい。
正直、この純米酒の入手ルートを教えてほしいが……まあ、そこはもう少し店主と仲好くなってからだろう。
「これなら、注文した二品も期待できそうだなぁ……」
何て言いつつ、酒やつまみについてメモを取っていく。後で試しに作ってみようかという魂胆で……
■ソウレン > 小皿にとった食材の横に、湯気を上げる白米を。
手を一度濡らして塩をまぶすと、熱々の米を手に取る。
中央をくぼませ、箸で小皿の上の食材をとって乗せると、手際よく握り飯の形に。
「酒が強いのでね。空きっ腹に入れて潰れてもらっても困るだろう?
米の酒の入手は確かに苦労するね。こちらにはあまり入ってこない。
…酒問屋に根気よく通うしかないだろう。」
苦笑しつつ、酒の入手には苦労するよ、と笑いかける。
正直いくつかの酒は入手ルートがあるにはあるのだが。
ま、それは向こうとの折り合いもある事だし、と考える。
握り飯を三つ、握り終えれば緩く海苔を巻いて皿に盛りつける。
手を洗ってから、炉で匂いを出していたみそ汁を丼に注ぎ…。
「はい、注文の握り飯と味噌汁。」
男の前に並べて出してやる。
「握り飯は右から、浅利の佃煮、梅の塩漬け、焼いた味噌が中に入ってる。
味噌汁は今日は豚汁。空きっ腹にはボリュームがあると思うよ。」
と軽く説明を。
■バルジリス > 酒の入手に苦労すると言われれば、
「そうだよなぁ…店主さんも苦労して手に入れてるんだし、俺も頑張らなくちゃぁな」
なんて、しみじみと呟いて……そして、おにぎりと味噌汁が出されれば…
「お、待ってました……へぇ、握り飯ってのは、中々聞かねぇのを中に入れてるんだな」
と、おにぎりについての素直な感想を言いつつ、味噌汁も、ボリュームのある味噌汁の様だ。
おにぎりを齧り、味噌汁を飲む……
「ふむ、ふむ……アサリってのは貝だろ?それをショーユとか言う調味料で甘辛く煮たんだなぁ…
ライスによく合う味だ。このトンジル?っていうのも、ボリュームがあってうまいな」
そう感想を言いつつ、食べ進める。
「こ、この梅の塩漬けは滅茶苦茶酸っぱいな…でも、それがライスに合うのか…勉強になるぜ」
なんて、食べてる最中は難しい顔をしていたが、食べ終えれば満足げな表情に。
「いや、美味しかったぜぇ。何て言うか、普段は食べ慣れねぇ味だが…不思議と美味かった」
そう、味の感想を言って…
■ソウレン > 「あぁ、いつ入るかはわからない。
入ったとしても嗜好品好きの貴族に先に買われていたり…。
こればっかりはタイミングと運だろうね。」
と、苦笑を浮かべる。
正直、本気で商売をしようとするならルートの確保が必須だろう。
こちらは半分以上、道楽が入っているからやっていけるのだ。
「…さっきメモをとっていたし、君は料理人か、料理番なのかな?
いや、それを咎めるつもりはないよ。
気に入ったのなら好きなだけ参考にしてくれてかまわない。」
東の料理の勉強に来たのかな?という雰囲気。
感想を言う姿もどことなく、料理の内容について触っているような印象だった。
食べ慣れないのは当然だろう。
ここの料理は王都の主流ではないのだから…。
「ん、まだ酒がいけるなら一杯おすすめの飲み方を紹介するが。」
そう言いながら、お湯を沸かし始める。
沸かしながら、急須と茶葉を構えはじめた。
■バルジリス > 料理人かと聞かれれば、ふっと笑いつつ……
「いやぁ、違うって言えば違うんだがよ…、ま、執事だけど料理もするからな。
主に珍しい料理を食べていただきたくてなぁ…」
そう言おうか。そして、最後のおにぎりを頬張った後、まだ酒はいけるかと問われれば…
「ああ、おすすめの酒の飲み方かぁ……気になるな。お願いするぜぇ」
そこまで大食漢ではないが、酒については結構いける男。おすすめの飲み方と聞けば興味が沸いて…
そして、ふと気になったことを…
「そういや、店主さんは東方の出なのかぁ?いや、ここらへんでこう言う料理を出すのって珍しいからよ。
少なくとも、東方で修業したってことだからなぁ…
ま、言いたくない事情があるんなら深くは聞かないけどよ」
何て聞いてみようか…
■ソウレン > 執事と聞けばなるほどと頷く。
料理を作っているなら、または料理人に指示をしているかもしれない。
どちらにせよ勉強をする理由にはなるわけだ。
「そうだな。まずは調味料の入手から、だろうね。
東の料理は発酵した調味料が多く使われる。
保存はそれなりに利くがね。…問屋よりは旅商人を当たる方がいいかもしれないよ。」
たまに運んでくる商人がいる。
そういう味を知っている者はこの店に立ち寄る事も多い。
そういうわけで、そういう商人を当たるといいと教える。
「これは東方のお茶なのだが。」
熱いお湯を急須に注ぐ。
茶葉が開いて、しっかりと出した緑茶を大き目のぐい吞みに注いで…。
「これに、焼酎を入れる。焼酎というのも東の酒だ。
強く、麦や芋で作られる。」
とっとっと、と焼酎を緑茶で割る。
湯気を上げるぐい呑みを男の前に差し出した。
「緑茶割りと言ってな。帰る前には温まっていくといい。」
ちなみに冷やしてもいける、と笑って自分の分も作り始めた。
■バルジリス > 店主さんから東方の調味料の入手法王を聞けばなるほどと思いつつ。軽くメモをして…
そして、東方の茶を出されれば…
「ああ、知ってるぜぇ。グリーンティーだろ?」
そう言っていれば、そこの焼酎を入れられ、焼酎の緑茶割りとなって…
「へぇ、茶で酒を割るのか。確かにそりゃ珍しいなぁ…頂くぜぇ」
そう言って、焼酎の緑茶割りを飲めば、体が温まっていって……
これなら、寒い外でもなんとか我慢して屋敷に帰れそうだ。
そして、代金を机において……
「東方の料理、堪能させていただいたぜ。代金だ」
そして、厚着を再び着れば……
「じゃあ、また来させていただくぜ。またうまい東方料理と酒を頼むわな」
そう言って、扉を開け、店を出ようか…
■ソウレン > 自分の分の緑茶割りも作れば、一口。
男と一緒に酒を堪能しつつ、ほ、と息を吐き出した。
「あぁ。米の酒が手に入らなくても、こういう楽しみ方もあるという所かな。
焼酎自体は湯割り、水割り、ロックなどでもいただくけれどね。」
再び厚着をしていく男を和やかな視線で見つめる。
ずいぶんと寒さに弱い種族なんだろうなぁ、と思いつつたすきを外す。
代金を受け取れば、男と一緒に引き戸の傍へ。
「あぁ、そうだな、また来るといい。
次は違う調理をお目にかけるとするよ。」
それが男にとってはよさそうだ。
そのうち、和洋折衷の料理案など聞ければいいな、と思いながら。
「ありがとう。またのお越しを。」
そう言いながら、一礼して見送る。
ひゅう、と冷えた風がわずかに吹いているが…酒を入れれば少しは温かいな、と思いつつ。
男が店を出た後、脇で待っていた野良猫を再び可愛がっていたとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からバルジリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からソウレンさんが去りました。